信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】シベナチ・ノンシンガvs矢吹正道は、期待以上の最高パフォーマンス!

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13:00に試合開始だったので、試合数を考えると遅くとも16:00頃に葉メインが始まるはず。

まあ、この興行に限ってそんなことはないだろうと思うので、一応17時頃にABEMAをつけてみたら、お歌を歌っておりました。メインは18:30頃とのことで、仮に20:00終わりとなれば第一試合から見ているお客さんは実に9時間もの間拘束されることになります。

これだと、もはや「少し早めに行ってアンダーカードも見てみよう」にならないのではないか、と思ってしまいます。そもそもこの考え方が老害なのでしょう。

まあ、そんなわけで私は満を持して19:00から追いかけ再生で視聴スタート。

今回のブログは、シベナチ・ノンシンガvs矢吹正道、第注目のIBF世界ライトフライ級タイトルマッチの観戦記です。

 

 

 

10/12(土)3150×LUSH BOMU

IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ

シベナチ・ノンシンガ(南アフリカ)14勝(11KO)1敗

vs

矢吹正道(LUSH緑)16勝(15KO)4敗

直前のオッズは、ノンシンガが-138、矢吹が+138と超僅差でノンシンガが優位でした。これは優位というよりも50-50の戦いに他なりません。

日本を出て戦ったことのない矢吹ですが、その評価は高い。これは嬉しいことです。

白いロングコートガウン、背中に日の丸を背負って矢吹が入場。やっぱりこのボクサーは非常に絵になります。

さて、いよいよ初回のゴング。

まずはリング中央、探り合い。矢吹はややクラウチングからジャブで踏み込みます。ここにノンシンガが早々にカウンター。

矢吹のジャブにもしっかり反応できていりうノンシンガ、矢吹もノンシンガのジャブに対して良い反応、ジャブカウンターを合わせようとしています。

 

 

 

ヒリヒリする展開の中で、矢吹がワンツーで攻め込む場面を作ります。ノンシンガはしっかりブロッキング、この矢吹のパワーに気圧されることももちろんありません。

2R、ジリジリと互いに攻め時、そしてカウンターを狙っているようです。矢吹のジャブがヒット。ノンシンガのジャブに対して矢吹が右クロスカウンター!クリーンヒットではないですが、その後も左をまっすぐヒットするとノンシンガは後退!

ノンシンガも左フックカウンターを浅くヒット、これは一撃でケリがついてもおかしくありません。瞬き厳禁。

後半、ノンシンガが強く出てくる場面を作ります。

3R、お互いにハンドスピードが非常に速い。ただ、ノンシンガは若干打ち始めが速いタイプの速さで、矢吹のジャブはモーションがなく、一定して速い、というイメージです。

中盤、矢吹がボディからラッシュ。これをノンシンガはブロッキングとステップワークでエスケープ。見栄えはあまり良くありません。

 

 

 

距離感は矢吹の方が良いか、遠くからのジャブは浅くも当たっているように見え、ノンシンガのジャブは届いていないように見えます。更に、少し余裕を持ってどっしりと構えているのは矢吹のように見え、ノンシンガはちょっと忙しく動いているように見えます。

4R、矢吹が変則的な右オーバーハンド。ちょっと矢吹のジャブに翻弄されているように見えるノンシンガ、踏み込みが浅く、手があまり出ません。

プレスをかける矢吹、長いジャブでノンシンガの顔を跳ね上げます。

ノンシンガの右も非常に危険なスイング、ただ、ノンシンガの距離感はあまり良くありません。

5R、ノンシンガがあまり下がらなくなりました。前で戦うつもりかもしれません。

しかし当然、ノンシンガが前に出ようとしても矢吹は下がることはなく、サイドにまわっていきます。

終盤、ノンシンガの右に対して矢吹の右カウンター!ちょっと当たりは浅かったか、その後の矢吹のチャージはノンシンガに躱され手当たらずですが、タイミングはバッチリでした。

 

 

 

6R、ノンシンガは力強い右を打ってきますが、これを矢吹は距離で外すかブロッキング。逆に矢吹のシャープな右がノンシンガにヒット、素晴らしいジャブもノンシンガの顔面を跳ね上げています。

7R、ノンシンガのジャブに右クロスの矢吹。ここまで完璧なボクシングを展開している矢吹、後半にかけてプレスをかけるとノンシンガが下がります。ちょっと弱気になっているかもしれません。

8R、じわじわと上回れるノンシンガにとっては、もう自ら強い攻撃を仕掛けないといけないのではないでしょうか。

矢吹の挙動はあくまでも冷静で、そのほとんどがジャブであり、常にカウンターを狙っているため、ノンシンガとしても非常に攻めづらいのでしょう。

そして自らコンビネーションで攻めた矢吹、後半、ワンツーフックの左フックがノンシンガの顎を掠めます。この後、ノンシンガは若干足元が怪しくなり、それを見逃さない矢吹はここからラッシュ!強いワンツーをヒットするとノンシンガは背中を向けてダウン!!

ノンシンガが立ち上がったところでゴング。

 

 

 

9R、ここでガードを固めて前進してくるのはノンシンガ。さすがは世界王者、勝負所がわかっています。

しかし矢吹は左フックカウンターからまたもラッシュ!!この嗅覚たるや素晴らしい!ノンシンガ箱の試合2度目のダウン!!

矢吹はジリジリとプレスをかけてしっかりとワンツーを打ち込むと、ノンシンガは3度目のダウン!!!レフェリーはストップ!!!

矢吹正道、9RTKO勝利で王座返り咲き!!!

素晴らしいパフォーマンスでした、矢吹正道!同じような距離を得意とし、同様にハードパンチを持つノンシンガとは非常に噛み合い、一体どっちが上回るのか?という意味合いを込めて50-50だったと思いますが、ほとんど圧勝という内容でした。「全てにおいて上回っていた」というのが現実でしょう。

 

 

 

素晴らしいジャブでダメージを与え、とにかく倒しどころに一気に出られるというそのKOパンチャーとしての嗅覚、元々持っているポテンシャルを余すところなく発揮した、過去最強の矢吹正道だったかもしれません。

勝利者インタビューでは「階級をあげてオラスクアガとやりたい」と語った矢吹。ライトフライ級では減量がきつい、というのは以前からずっと言われていたことですが、かつて対戦予定として名前の上がった岩田翔吉戦も見てみたい。

岩田戦としてもオラスクアガ戦としても、いずれにしろアマプラ興行でお願いしたいものです。

ともあれ、3連休初日は多くの日本のボクシングファンが望む最高の結果で幕を開けました。あと2日、楽しみましょう。

 

 

 

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