【2024年11月分を更新】
間違い、足りていない興行等があればコメントで教えて下さい。よろしくおねがいします。
【スケジュール】
【国内戦注目】
10月はとにかくとんでもない1ヶ月で、日本で多くの世界タイトルマッチが行われました。その余波で11月は日本開催の世界タイトルマッチはありませんが、現在はほとんどの場合、単独では世界戦を開催できない状況にあるから仕方がありませんね。
まず11月初旬の注目は、11/2(土)、ダイナミックグローブで増田陸の日本バンタム級王座の防衛戦、そして翌日の東日本新人王決勝と2日連続でU-NEXTでボクシングが放映されることでしょうか。
増田陸の防衛戦の相手は宇津見は40歳にして初のタイトル挑戦。最初で最後、ということが濃厚、集大成を見せられるか。そして王者増田はその意地ごとたたき伏せることが出来るか。また、今年の新人王は全くと言って良いほど追いかけてなかったので、11/3にある東日本新人王戦は非常に楽しみです。
11/12(火)と11/21(木)はフェニックスバトル。12日の方はFODプレミアム、21日の方がLeminoでの中継です。
12日はフェニックスバトル常連の日本フライ級王者、高山涼深の防衛戦。これまではLeminoの方で中継でしたが、前戦でキャンセルした影響なのか今回はFODです。おそらく、FODよりもLeminoの方が注目度の高い試合をやる方向性だと思いますし、ファイトマネーも違うかもしれません。自業自得とも言えますが、高山は良いパフォーマンスを見せてLemino放映に復帰となるか。
代わりにLemino放映となったのは、いつもFOD放映のフェニックスバトルに登場しているWBOアジアパシフィック・ライト級王者の保田克也です。
正直、王者になった時の期待値はさほどでもなかったのですが、王者となって自信をつけたのか良いパフォーマンスで防衛を続けています。
そして今回はOPBF王者となった宇津木秀とのアジア王座統一戦。これは非常に楽しみな一戦ですね。
アンダーカードにも大橋ジムが仕掛けたライト級アジア最強トーナメントの決勝(今永虎雅vs齊藤陽二)、日本スーパーウェルター級挑戦者決定戦(左右田泰臣vs豊嶋亮太)、日本ウェルター級挑戦者決定戦(湯場海樹vsシーサー皆川)、仲里周磨vsアオキ・クリスチャーノといった注目ファイトが固めます。やっぱりLeminoのフェニックスバトルはすごい。
他にも11/3(日)の富山市の興行、そして11/17(日)の刈谷市の興行はボクシング選手名鑑のYoutubeで生配信。
【海外戦注目】
11月の海外興行、最大の注目は11/16(日本時間11/17)に開催されるリヤドシーズンの「ラティーノ・ナイト」。
ラテン系のボクサーを呼び、サウジアラビアで開催されるこの興行は、メインイベントにクリス・ビラム-スミスvsヒルベルト・ラミレスによりWBA・WBOの世界クルーザー級王座統一戦がメインイベントです。
アンダーカードにはオスカー・コラーゾvsノックアウト・CPフレッシュマート、こちらもWBA・WBOの世界ミニマム級の王座統一戦です。いよいよミニマム級にも統一戦の流れがきた、というところで重岡兄弟がいないのは本当に物悲しく、このミニマム級の王座統一戦の中心が日本でない、という現実は本当に不思議なものです。現在、ミニマム級の主役は間違いなくオスカー・コラーゾです。
このリヤドシーズンは非常に豪華な興行で、その他にもホセ・カルロス・ラミレスvsアーノルド・バルボサJr、ウィリアム・セペダvsテビン・ファーマー、オスカー・ドゥアルテvsケネス・シムスJr.といった素晴らしいマッチアップが展開されています。
上記はDAZNで中継ですが、そのほかでもDAZNでは11/2(日本時間11/3)にフロイド・スコフィールドvsレネ・テレス・ギロンをメインに据えた興行を放映。このアンダーカードにはベクテミル・メリクジエフが登場したり、ガブリエラ・アラニスvsガブリエラ・フンドラという世界女子スーパーミドル級の4団体統一戦など、非常に見どころが多い興行です。
日本で見る術がない可能性が高いですが、ESPNでも非常に興味深い戦いがいくつもありますね。
まずは11/2(日本時間11/3)、ロブソン・コンセイサンvsオシャーキー・フォスター2、これはWBC世界スーパフェザー級タイトルマッチ、前戦で物議を醸した判定結果が出た試合のダイレクトリマッチです。アンダーカードにはレイモンド・ムラタヤ、エイブラハム・ノバといったボクサーが登場です。
翌週の11/7(日本時間11/8)のESPNファイトではスーパーミドル級のNo.1プロスペクト、オスレイス・イグレシアスがIBOタイトルの防衛戦に臨みます。相手は無敗のペトロ・イワノフ。これはカナダの興行で、アンダーカードにはスティーブン・バトラーが登場しますね。
その翌日の11/8(日本時間11/9)のESPNファイトではキーショーン・デービスvsグスタボ・レモス。この戦いが終わればいよいよ世界タイトルショットか、というプロスペクトたちが連日登場です。こちらの興行のアンダーカードはトロイ・アイズリー、アブドゥラ・メイソンといった超注目のプロスペクトのほか、ライース・アリームも登場ですね。あとキーショーンたちの弟たちも登場です。
その翌日の11/9(日本時間11/10)、今度はDAZNです。
ジャロン・エニスvsカレン・チュハジャン2という、絶妙に興味が湧かないリマッチをメインとして、セミファイナルにジェシー・ロドリゲスvsペドロ・ゲバラのWBC世界スーパーフライ級の団体内統一戦。アンダーカードにはレイモンド・フォードも出場予定です。
メインについてはすでに決着のついている試合であり、IBFの指名戦なので仕方がない、というイメージですが、IBFの厳密すぎる指名戦の流れは、ここ最近多くの識者が反発していますね。挑戦者決定戦にピックアップされるボクサーの質、すでに決着のついた戦いでも起こさなければならないこと、等々。いずれにしろ、IBFについては「挑戦者決定戦に出るボクサー」が納得性のあるボクサーではない可能性がある、ということが問題ぽい。
ちなみに同日にプエルトリコであるサブリエル・マティアスの復帰戦があります。vsロベルト・ラミレス、この試合はPPV.comというプラットフォームで放映予定です。これはPPVを購入すれば日本でも見られそうですね。ただし、6,000円もします。本当なこの興行でエマニュエル・ロドリゲスが全勝プロスペクト、ホセ・サラス・レイジェスとIBFの挑戦者決定戦だったわけですが、ロドリゲスが辞退したことで開催地ごと保留となったようですね。レイジェスの対戦相手はチャーリー・エドワーズとのことで、イギリスでの開催の可能性もあるとか。
11/30にサニー・エドワーズvsガラル・ヤファイの注目ファイトがあるので、もしかするとそこに組み込まれる可能性もあるのかしら。この戦いは日本時間で12/1となるので、また次回。
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個人的には、ABEMAプレミアムに入っておいて損はない、と思います。
U-NEXT
基本的には日テレG+で放映されていたダイナミックグローブ、全日本新人王決定戦なんかを中継してくれるようで、TBプロモーションの試合も流すことが多い。
他には米国のスポーツ配信サービス、FIGHT SPORTSと契約。これにより、海外ボクシング競技のライブ配信が始まりました。これはいよいよ入らない理由がなくなってきました。
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ボクシングファンになくてはならないWOWOW。他の予算は削れても、これだけは削ってはいけません。毎週月曜日21:00〜レギュラー放送、その他ビッグマッチは生中継してくれます。
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DAZNもほぼ毎週、興行を生配信してくれます。フルでアーカイブが残るのは1週間(ハイライトは1ヶ月)、見逃し配信もついているので生配信を見逃しても問題ありません
Lemino
すでにボクシング配信実績十分のLemino。NTTドコモが仕掛ける映像配信サービスは、ボクシングでは井上尚弥の試合、そして月1回程度のフェニックスバトルを中継してくれています。
FODでもフェニックスバトルを見ることができますが、こちらはFODで放映されるものとは別興行ですね。Leminoのフェニックスバトルの方が力が入っているマッチアップが多い。
現状、無料で見られますが、アーカイブ配信を見るにはLeminoプレミアムに入っておくと良いようです。
FODプレミアム
フジボクシング(ダイヤモンドグローブ、フェニックスバトル)の生配信をしてくれます。
2022年1月から、毎月第二火曜日はフジボクシング生配信!
アンダーカードも全て見られるのがありがたい!しかもライブ配信に遅れても、追っかけ再生、見逃し配信があるので安心です。
BoxingRaise
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DANGAN興行のほか、地方の興行の放映権も買い取って配信してくれます。
国内のボクサーたちを調べるのには非常に重宝しますね。