信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】12/15、ムロジョン「MJ」アフマダリエフとアラン「ダビ」ピカソ。対・井上尚弥に相応しいのはどっちのスーパーバンタム?

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日本時間で12/15(日)、モンテカルロとアメリカでそれぞれスーパーバンタム級の戦いがありました。

一つはWBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦と銘打たれた戦いで、すでに指名挑戦権を持っているムロジョン・アフマダリエフが出場。

そしてもう一つはWBCのトップコンテンダーにランクされるアラン「デビッド」ピカソが出場する戦いです。

このアフマダリエフ、ピカソは井上尚弥の次々戦(4月か5月、ラスベガス)の対戦相手候補と言われています。

井上尚弥、大橋陣営、トップランクは一体どちらを選ぶのか。はたまた、どちらでもないのか。ファン目線で選ぶとすれば、どちらが相応しいのか。

今回のブログはこのスーパーバンタム級の2戦についての観戦記。

 

 

 

12/14(日本時間12/15)モンテカルロ

WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦

ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)12勝(9KO)1敗

vs

リカルド・エスピノサ(メキシコ)30勝(25KO)4敗

タパレスに負けてるから。。。という理由はMJと戦わない理由にはならない、と思います。井上陣営が逃げているなんて思いませんが、井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフは当初から見たい戦いでしたし、アフマダリエフはたとえばドヘニーやタパレスのようなカウンター狙いのボクシングはせず、堂々と戦ってくれるはず。つまりは、好試合になる可能性が高いボクサーだと思うので、見たい。

もちろん、マッチルームと契約するMJとトップランク契約の井上では、アメリカでやるには大きな障害があります。エディ・ハーンが吠えているのは、井上に「マッチルームのリングに上がれ」と言っていることかも知れず、そうであればラスベガスではなくサウジアラビアの方が良いかも知れません。トップランクの影響力がアメリカ国内だけにとどまるのならば、モンテカルロでもイギリスでも良いと思います。

 

 

 

結局のところ私としては、モンスターを除くスーパーバンタム級最強はムロジョン・アフマダリエフを推したいのです。

初回のゴングがなると、攻撃的に攻めるのはエスピノサ。ジャブから右ボディストレートを伸ばしますが、MJはバックステップでこの攻撃を無効化。

序盤、しっかりと距離を取って見るMJ。非常にディフェンシブな立ち上がりで、サークリングしながらのブロッキング。終盤、左のストレートと下がりながらの右フックをヒットしたMJ、このラウンドは完全な様子見です。

2R、踏み込んでの攻撃を始めたMJ。左ストレートから入って後ろに逃げながらの右フック、突っ込んでくるエスピノサには非常に有効に見えます。

手数は多くないもののジャブもしっかりと当て始めたMJ、エスピノサはなかなか体幹が強く、MJのストッピングジャブにもバランスを崩すことがありません。

エスピノサはバランスが良く非常に良いボクサーです。

 

 

 

後半、鋭くインサイドに入ったエスピノサにMJはカウンターの左フック。ここでバランスを崩したエスピノサですが、すぐさま手数を出して反撃、このボクサーは削るのになかなか苦労しそうなボクサーです。

3R、エスピノサの入り際に左のボディショットを決めたMJ、その後右フックをフォロー。ちょっとバタついたエスピノサ、その後MJの左ストレートを浴びて若干足元がおぼつかないか。

なんとか立て直したエスピノサですが、その前に比べてちょっとバランスが崩れる場面が多くなっているのはダメージがあるのでしょう。

中盤、MJのワンツーがクリーンヒット!これでエスピノサはダウン!!

立ち上がったエスピノサに対して右フックを決め、左フックを決め、左アッパーを決めるMJ、単発のヒットのたびにバックステップを踏み、その場に止まらないヒットアンドアウェイ!

パワーパンチを何度も喰らい、ダメージを溜めてしまったエスピノサはMJに寄りかかりますがMJに躱され、グローブをマットにタッチ。これがダウン判定。

 

 

 

立ち上がったエスピノサ、残り時間は40秒!ここでエスピノサはエスケープを選ばず、打ち合いに身を投じます!しかしここはMJがパンチの的確性、パワーに優れ、エスピノサがこのラウンド3度目のダウンを喫したところでレフェリーがストップ!!

これは素晴らしい勝利!

エスピノサはこれまでダニエル・ローマンと10R、カシメロを相手にも互角の戦いを演じていた強豪です。

非常にバランスが良く、回転力もありましたし何よりも非常にアグレッシブで気持ちが強かったですが、それを物ともしない圧勝のムロジョン・アフマダリエフ。

やっぱりこのボクサーは強い。世界王者となって然るべきだと思います。

やっぱり井上vs MJが見たい。

 

 

 

12/14(日本時間12/15)メキシコ・ティファナ

アラン・ピカソ(メキシコ)30勝(16KO)無敗1分

vs

ジェイソン・クエリョ(コロンビア)13勝(11KO)2敗1分

こちらはハイメ・ムンギアvsブルーノ・スレイスのアンダーカード。WBCのランキングでトップコンテンダーであるアラン・ピカソの登場です。

このピカソはトップランクの所属ではないですが、トップランクと良好な関係を築いているサンファー・プロモーションの選手。サンファーのボス、フェルナンド・ベルトランが「井上尚弥と交渉中」と明かしていますが、果たしてこれは誰と交渉中なのか。大橋プロモーションではなく、トップランク社(もちろん井上陣営には伝わっているのでしょうが)のような気がしますが、どうなんでしょう。

ともあれ、このアラン・ピカソ、ニックネームは「レイ・ダビ」、英語読みでは「デビッド」なので「デビッド」・ピカソとも表記されます。「カネロ」・アルバレスみたいなもん。

なぜ「デビッド」(というか「ダビ」)なのかはもし彼が井上に挑戦する時がくれば書きたいと思いますが、今回は観戦記です。

 

 

 

メキシコシティ出身のピカソ、ヘキサグラムの彩られたガウンで入場です。ルックスも含めて非常に華のあるボクサーですね。

ちなみにリングアナウンサーはジミー・レノンJr。ESPNで放送のファイトでジミー・レノンJrは珍しいのでは?と思いましたが、違った、ESPN放送の日本興行は全部ジミー・レノンJrでした。

さて、初回、かなりヒョロながい体型のピカソ、クエリョはガッチリ系のサウスポー。

リング中央に居座り長く鋭いジャブのピカソ、徐々にプレスをかけていきます。ピカソは前足の位置がよく、この前足でクエリョがインサイドに入るのを阻み、遠い距離から長いワンツー、そして前手のボディも遠くから打てます。

自分の距離に入るのに苦労しているように見えるクエリョをよそにピカソは自分だけの射程範囲の中で力強いワンツー、時折入ってアッパー、フックを繰り出します。さすがメキシカン、というアグレッシブネス。

 

 

 

クエリョは自分の射程範囲まで行くのがちょっと大変ですが、そのパンチはなかなかパワフル。

2R、クエリョの左オーバーハンドのうち終わりにピカソのワンツー。パンチのアングルもよく、一発一発をしっかりと打っています。メキシカンとしてはかなり几帳面な部類に見え、きっと規律の正しいボクサーなのでしょう。よく自分のストロングポイントを理解しているボクサーのように見受けられます。

途中、クエリョの靴紐が解けているというアクシデントののち、ピカソはインサイドにクエリョを誘い込んだのち長いストレートでクエリョを下がらせます。そうして接近戦、ここでもピカソのブロッキングが固いのと、強弱、ダブルと織り交ぜたコンビネーション。回転力もなかなかあります。

3R、プレスをかけて、クエリョが攻めるとすぐさまバックステップ、そこからまた一気に攻め入るというハイペースなボクシングのピカソ。完全にピカソのペースを脱することができないクエリョ、ロープに詰まることが多くなっています。

ピカソは前手のアッパー、フックのアングルがよく、奥手のダブルも非常にスムーズです。

 

 

 

このランダムなコンビネーションに対応しきれないクエリョは、どんどんと下がっていき、もうピカソのパンチがどこからどの角度で、どのように飛んでくるのかわかっていないかも知れません。

コーナーに詰まったクエリョに対してピカソは左ボディを強振、これでクエリョはダウン!!

これでクエリョは立てず、レフェリーがストップ!!

なんともあっけなく見えた終わり方ですが、左ボディが完全に入ったのでしょう。サウスポーを相手にして左のボディを打てるのは、この左ボディが素晴らしいからです。

アラン「ダビ」ピカソ、さすがトップコンテンダーの強さです。

 

 

 

「MJ」か「ダビ」か

日本時間で言えば12/15、どちらも3RTKOで勝利したムロジョン・アフマダリエフとアラン・ピカソ。

ピカソはこれまでにアザト・ホバニシャン、ダミアン・バスケスを降しており、当然世界の上位ランカーであることは事実であっても、やはりレジュメの面ではMJに敵いません。

井上尚弥vs MJ、井上尚弥vsピカソ、どちらがより魅力的なカードか、といえば間違いなくMJです。

しかし、もしラスベガスで戦うとするならば、vsピカソの方が盛り上がることは確実でしょう。

メキシコシティ出身のピカソは、ティファナでも非常に大きな歓声が上がっており、人気の高いボクサーなのだと思います。とすれば、ラスベガスにファンを呼ぶことは問題にはならないでしょう。

ベガスでやる場合、日本のファンも駆けつけるでしょうから、これは大きな戦いにすることが可能でしょう。

 

 

 

ただ、MJの場合はおそらくファンの集客という意味においては難しい。

個人的には井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフをメインに据えて、そのほかにアメリカ大陸にファンベースを持つ注目ファイターたちの試合をco-mainとしてフィーチャーしてもらえるのがありがたい。

興行的に成功しやすいのは間違いなくvsピカソですが、これはビッグマッチとは言えないような気がします。このvsピカソは興行的に成功しやすいだけでなく、マッチアップも非常にしやすいのも特徴として挙げられるでしょう。何せピカソはサンファー・プロモーションの所属であり、このサンファーとトップランクの間には何の障害もありません。

vs MJともなると、ファイトマネーの配分が「9-1」とのこと(井上が90%、MJが10%)なので、この戦いをトップランクが仕切るというのは非常に無理があります。この場合、トゥルキ・アラルシクに取り持ってもらって(カネ出してもらって)マッチルームとの共同開催というのが良いと思うのですが、ここがすんなりいかないのではないでしょうか。

希望はMJ、実際はピカソ、みたいな感じかもしれません。

いずれにしろ、トップランクが仕切るならば、トップランクと契約しているそのほかの日本人ボクサーたち、つまりは中谷潤人や平岡アンディ(村田昴は契約はしてなかったっけ?)らも一緒に出場してほしいですね。

いずれにしろ、この戦いは来年の2月か3月頃には決まるのでしょう。

グッドマン戦の前でまだ気が早いですが、色々なことにワクワクできる2025年になりそうですね。

 

 

 

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