他のプラットフォームに押されて、なかなか苦戦している感じの強いFOD。
そういえば今話題のフジテレビのオンデマンドサービスですね。
上納システムだとかなんとか言ってるみたいですが、そんなことは全然興味がなく、搾取は良くないよと思う程度です。芸能人になりたいとか有名になりたいとか思う人の気持ちは全くわからないので、完全に他人事です。
私にとってフジテレビがなくなって困ることは、三迫ジム興行であるダイヤモンドグローブがプラットフォームをなくすことだけですが、ABEMAなりU-NEXTなりが救ってくれれば、そのしがらみから開放されたほうが良いマッチメイクを組めそうな気がするのも思うところですね。
なんだかガラパゴスのようなFODのFUJIボクシング。
今回のブログは、ダイヤモンドグローブの観戦記です。

2/11(火)ダイヤモンドグローブ
宝珠山晃(三迫)vs長嶺竜久(平仲)
復帰戦同士の試合、オーソドックスの長嶺はサウスポーにスイッチしてスタートです。まずはジャブの差し合いから、宝珠山が左を浅くヒットしたところで長嶺が右フックをカウンター。
ややクラウチング気味に構える宝珠山はアグレッシブ、鋭い踏み込みのワンツーを狙いますが長嶺はこの左の打ち終わりに明らかに右フックを狙っていますのでこれは危険。
2Rに宝珠山が入ったところに長嶺が左アッパーカウンター!!これで宝珠山がダウン!!ここで三迫陣営がタオルを持って棄権の意思表示、長嶺の2RTKO勝利!
なんと。。。これはびっくり、この試合にKO決着の芽は少ないと思っていました。
スローが流れますが、宝珠山の右フックに合わせた見事な左アッパーでしたね。
WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ
川浦龍生(三迫)12勝(8KO)2敗
vs
田井宜広(RST)8勝(8KO)1敗
田井はデビュー2戦目から注目しています。4戦目でのちの日本王者、富施郁哉(ワタナベ)に敗れて初黒星。その後は外国人相手の試合なので、全てKO勝利とはいえどもまだ未知の部分も多いボクサーです。自由自在なボクシングをするスイッチヒッター、見ていて楽しいボクシング。
ハードパンチを持っていますが、序盤のKOが多い分、長丁場には不安が残ります。川浦龍生といえばかつてはアンタッチャブル2世と呼ばれたボクサーで、流石に序盤決着はキツいでしょう。
ゴング。
この試合もサウスポー同士でスタートですね。どっしりと構える川浦、田井がサークリングというスタートですが、早々に田井が一気に仕掛けます。
この攻撃をカウンターも含めてしのぐ川浦、田井は自信満々でリングの上を飛び跳ねるようにして攻めていきます。素晴らしい、華やかなボクシングです。
中盤、オーソドックスにスイッチした田井は引き続き攻めますが、川浦もショートアッパーのカウンターを決めます。
初回から激しい、後半には近い距離での打ち合い。川浦はさすがのディフェンス力を発揮し、この距離では川浦が良いか。
2R、オーソドックスの方が戦いやすいと判断したか、田井は右構え。その後もガンガン攻めていく姿は、まるでインファイターのようです。
中盤、少し距離をとって仕切り直した田井、後半にはまた接近戦を仕掛けます。しかしこの距離ではやはり川浦のカウンターが巧い!コンパクトで、モーションなく出るこの川浦の近距離でのカウンターは田井にとってかなり厳しい。ただ、田井はもらいながらも攻め続けられるところは素晴らしいところです。
3R、引き続き田井がプレス。スイッチを織り交ぜて攻める田井、良いプレスをかけられていましたが、中盤、スイッチ途中に川浦のカウンター。
後半、ダブルの左をヒットシた川浦はそこからプレスをかけ始め、ステップワークからステップインワンツーもヒット。
4R、川浦が良いリズム、田井の打ち終わりにパンチをコネクト、接近戦でもショートアッパーカウンター。田井は低い姿勢で攻めますが、余裕があるのは川浦の方か。
後半、川浦がアッパーをヒットしてラッシュ、田井は大きく下がってエスケープ。
5R、ここも攻める田井ですが中盤に川浦はカウンターをヒット。その後も非常に丁寧なジャブをコネクト、絶妙な距離感をキープして田井野パンチをもらわず、自らのパンチをヒットしています。
徐々に封じられていく田井、何か策はあるのか。
終盤にも田井の右ストレートの打ち終わりに左ストレートをカウンターショット。非常に冷静、巧いですね。
6R、ガードを固めて前進の田井、逆転を狙って強打を放ちます。川浦はそれにブロッキング、ステップワークで冷静に対処、そして中盤、カウンターから猛烈なラッシュ!!!
田井は大きく足を使った後、コーナーに釘付け!ここでレフェリーが割って入り、試合終了かと思いきやスタンディングダウンを宣告!(スタンディングダウンってルール上まだあるんか??)
再開後も連打で攻め入る川浦、レフェリーは今度こそストップ!
川浦龍生、6RTKO勝利!
冷静な試合運びと、川島郭志ばりの連打でレフェリーストップを呼び込んだ川浦。素晴らしい勝利でした。
OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ
永田大士(三迫)20勝(6KO)3敗2分
vs
星大翔(DANGAN)7勝(3KO)3敗4分
2024年、アジア王座を統一し、さらにその統一王座を挑戦者の地元韓国に乗り込んで防衛した永田。35歳というものの泥臭いボクシングは、超分厚いキャリアを積んだ今がプライムタイムかもしれません。
比べると、どうしても時期尚早というかキャリアの厚みが足りないように思える挑戦者、星大翔。1年半ぶり、2度目のアジアタイトル挑戦です。
初回のゴング、まず早々に攻めるのは永田。星はジャブ、長いストレート。
まだまだここから、というところでしたが、相打ちでダメージを受けたのは永田の方!そこから星が長いストレートをヒットすると、永田はダウン!!!
ダメージがありそうな永田、またも相打ちで若干ぐらつきます。しかしここをエスケープする方法を知らないか、永田は前に!後半に入ろうかというところでも星の左アッパーがヒット、またもグラつく永田!!!星も思い切ってはいけない中ですが、後半に入ると強気に攻め出し、永田も反撃!!!
星はもっといきたかったですが、永田はかなりのダメージを被っています。
2R、たった1分の休憩である程度ダメージから回復してきたのか、永田が攻めます。ただ、カウンターには気をつけたいところでしょう。
永田がグイグイとしつこい攻め、星は突き放すように左手を伸ばして右ストレート。細かなパンチも含めて突き放しにかかります。
ガードを固めて前に出る永田、右のボディは印象的。永田が調子を取り戻してきたか。
3R、いよいよエンジンのかかってきた永田、とまらない左右を繰り出していきます。ロープに詰まった星はエスケープを試みますが、それを捕まえてロープに押し戻す永田。なかなか脱出できない星、これは一気に永田の泥沼にハマってしまいました。やはり初回のあの後にもっと一気にいけていれば。。。と思う星ですが、この永田ペースの挽回はかなり難しい。
唯一、星に逆転の芽があるとするならば、頭を下げて攻めてくる永田に対してのショートアッパーでしょうか。
4R、星は永田の突進を止めようと左をプッシング気味に伸ばします。ただ、これでは永田は止まりません。もっとサイドに逃げて詰められないようにしないと厳しい。
泥臭く、深海に引きずり込むような永田のボクシングは、このラウンドもやはり星を蝕み、乱打戦へ引きずり込んでいきます。
5R、このラウンドもダッシュで距離を詰める永田。早々にロープを背負う星、攻め続ける永田にたいしてなかなか手が出ません。
しかし星も中盤からしっかりと打ち返し、リング中央で戦う場面が出てきています。
6R、星もブロッキングからのカウンターを狙うか、手数こそ少ないものの狙いはあるようです。
しかしボリュームパンチャーである永田の手数に押され気味、スリッピングアウェーも顔を背けているようにしか見えません。
中盤、星のアッパーがヒット、ここからアッパーを連打する星。真ん中が空いているガード位置、そして頭を下げて入ってくる永田にはやはりこのパンチは非常に有効です。
これ以降、少し距離が空くようになると星は戦いやすそうです。できればこの距離をキープしたいところでしょう。
7R、永田が入ってきたところへのカウンターを狙う星。しかしこのカウンターショットを打つと星は止まってしまいますが、永田は手を出し続けているのでどうしても押していくのは永田の方です。
永田は星をコーナーに詰めて連打をお見舞いする場面を作り、その後も執拗なボディ攻撃を続けていきます。
8R、とにかく歩いて距離を詰めていく永田、星は足を使いたいところですが足は動きません。このラウンドは全く手が出ない星、スタミナが切れたのかそれとも心が折れたのか。
ここでレフェリーはストップ、永田大士、8RTKO勝利!!!
初回のダウンはびっくりしましたが、その回復力は素晴らしかったですね。そしてその後は永田節とも言えるボクシングで星を圧倒、星もカウンターをヒットしていましたが永田はほとんど動じることはありませんでした。
星は本当によく頑張りましたが、永田のプレッシャーは想像以上だったのでしょうか。特にアッパーを主体として、機能しているパンチはいくつもありましたから、もっと足が速ければ、とか、サイドに動ければ、また結果は違ったのかもしれません。
ともあれ見事な勝利、永田。湖池屋のポテトチップス1年分、ボクサーにあげてもなぁ。。。と思いつつも、永田は素晴らしい勝利。国内にこのラッシャーを止められるスーパーライトはいるのか、いないのか。
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