ルイス・ネリvs亀田京之介は、ネリの7RTKO勝ちらしい。
色々あるので情報遮断をしようとしていましたが、googleを開いてしまいその結果だけが目に飛び込んできてしまいました。
これがリヤドの興行でなかったことは幸いでしたが、逆に言えば日本のボクシングファンにとっては「ネリvs亀田」>「ベテルビエフvsビボル」だったのは少々残念なことです。ルイス・ネリというボクサーはやっぱり日本では人気者で、調整試合でも対戦相手次第でその注目度はマシマシ。今後、彼は日本人ボクサーと日本で戦うことこそが稼ぐ道ではなかろうか。ネリの試合は日本だけPPVにすればある程度売れるかもしれません。
まあいいや、この試合を見るほど暇ではないので、本日のブログはベテルビエフvsビボル2、その観戦記。

2/22(日本時間2/23)サウジアラビア・リヤド
世界ライトヘビー級4団体統一タイトルマッチ
アルツール・ベテルビエフ(カナダ)21勝(20KO)無敗
vs
ドミトリー・ビボル(ロシア)23勝(12KO)1敗
リングアナウンサーはマイケル・バッファ。そして会場はやっぱりこの試合の格に比べて小さく感じ、リング周りは派手ではあるけれども歓声や会場の見え方にはどうしても物足りなさを感じるのです。
この小さな会場はもちろん満員、もしこれで満員でなければさすがにリヤドでやる意味はないでしょう。
さて、初回。
ジャブを突いてプレスをかけていくのはベテルビエフ。ビボルは広いスタンスで迎え撃つ構え、ジャブからボディへ右ストレートを伸ばし、危険を伴うものの前で戦おうという気概が見えます。
前手の争いはジャブからボディジャブ、ほぼ互角に見えます。
ビボルは得意のコンビネーションを出していく場面もありますが、前戦では前半を巧く戦ったビボルでしたが、今回はそのようなペースではありません。
2R、低い姿勢で攻め入るベテルビエフ。ベテルビエフが右を振ったタイミングでカウターのコンビネーションを狙うビボル。
ベテルビエフは早々に踏み込みを強くしていますが、右を打った時にまだビボルが遠く、弱冠バランスを崩す場面があるのは少々気になるところ。ただ、ビボルも効果的なリターンを返せているとは言えません。
後半、ビボルはコンビネーションで攻め入り、これをベテルビエフはブロック。このように手数の多いコンビネーションを出していくのがビボルの戦い方としては良いのでしょうが、前戦ほどベテルビエフの上体が上がらず、ダメージを与えられているようには見えません。
3R、ベテルビエフが右を強く叩き込んでいきます。ビボルは大きく動くようになっており、これはやはりベテルビエフのプレッシャーを感じているか。
しかしビボルもさすがのもので、ベテルビエフの攻撃の後にワンツーwおリターンして之をヒット、終盤にも左フックを良いタイミングで返しています。ビボルはバックステップからの左フックが素晴らしいですね。
4R、少々流れの悪いベテルビエフは一気にギアアップ。強いプレスで直線的にビボルを攻め立てます。ビボルはこの攻めをバックステップと、かねてより高く掲げるブロックでエスケープ。そして狙うはリターンです。ただ、たとえガードの上からでもバランスを崩されるというのはあまり見栄えが良くありません。
5R、強いプレスをかけ続けるベテルビエフ、中盤には右から左のボディ。ビボルはかなりリングを大きく使う戦い方のまま、どうしてもこの戦い方は押されている用に見えます。
後半、ベテルビエフが攻め込んだところにビボルが右をあわせる、これはタイミングがよく、当たったように見えましたが会場の騒ぎ方的に当たっていなかったのでしょうか。(スローが流れ、ちゃんと当たっていましたね。)
逆に終盤にはベテルビエフがオーバーハンド気味の右をヒット、ここからすぐさまディフェンスポジションを強固にしたビボル、これは効いたのかもしれません。
6R、ベテルビエフが細かなパンチを出し始めます。これによりビボルのビッグカウンターパンチを封じることができる良い作戦です。
ビボルは周り、待ってしまい、なかなか強いコンビネーションで攻め入ることができませんでしたが、危機感を感じているか、このラウンドは自ら攻め込む場面も作ります。
終盤、右の相打ちタイミング、これは両者ともに危うい。しかしヒットしたのはベテルビエフの右のようです。個人的にはここまで4-2くらいでベテルビエフのような気がします。
7R、良いテンポで攻め続けるベテルビエフに対して、ビボルはなかなか手が出ません。ディフェンスから組み立てるのもビボルのボクシングではあるものの、ベテルビエフは打たなければ止まりません。
そしてビボルのコンビネーションはベテルビエフを下げることができるほどのパワーをもっていますが、やはりベテルビエフのプレスは凄まじいのか、その攻撃を仕掛けることがなかなかできなおのが事実。
8R、ガードを固めてサークリングのビボル、ベテルビエフは攻めやすいでしょう。その中で時にビボルが出てくればベテルビエフもしっかりブロッキング、ビボルがここから勝つならばこの場面をもっともっと多く作っていかなければいけません。
ビボルはベテルビエフのパンチはしっかり見えているのでしょう、そのブロッキングはベテルビエフの攻撃をしっかりとガードできています。しかし攻撃の時間はベテルビエフの方が圧倒的に長く、ディフェンスに徹しているからここまで被弾を避けられているということだと思います。
その中でのクリーンヒットはもしかするとビボルの方が多いのか、ベテルビエフは顔面全体にダメージを感じますね。
9R、ここも同じ展開ですが、序盤、そして中盤にビボルの力強いコンビネーション。ベテルビエフはビボルへの警戒なのか、それとも少々休む時間なのか、ちょっとプレッシャーが落ちているイメージです。
大きく動くビボルは元気になり、ブロッキングとステップワークで大きなエスケープ、ベテルビエフの攻撃をしのいでいます。
10R、変わらずビボルが良いディフェンス。ダメージを最小限に抑えた状態でコンビネーションをリターン。これもベテルビエフのブロッキングの上ですが、ベテルビエフは押されてバランスを崩しています。ビボルとしてはこういう場面がもっとほしいですね。
11R、ビボルは自信を取り戻したかのようなジャブ、そしてコンビネーション。ガードポジションもややオープンになり攻撃シやすいポジションをキープしています。
いつの間にやらビボルがチャンスを、ベテルビエフは苦しい展開になっていそうで、どちらが勝つにせよ、また物議を醸す判定になりそうです。
ラストラウンド、細かいパンチで攻めるベテルビエフ、ビボルはコンビネーションでのリターン。このリターンは力強いものですが、前戦、これでポイントが取れたかというとまた微妙です。
強いプレスのベテルビエフ、ステップを駆使するビボル。ビボルはまたリードをしっかりと折り畳んだガードポジションとなっており、虎視眈々とリターンコンビネーションを決める合間を狙っています。
終盤、ビボルの左フックカウンターがヒット、それでもベテルビエフは止まらず、激闘はフィニッシュ。
ビボルはいつの間にか左目付近をカット、バッティングほど近づいたタイミングはなかったので、これはパンチでしょう。こう見ると、被ダメージはビボル、終始アグレッシブだったのはベテルビエフ、ということでベテルビエフ勝利が妥当かと思えますが如何に。
判定は、114-114、116-112、115-113、2-0の判定でドミトリー・ビボル。
今回は前半、ベテルビエフでしたが、中盤から終盤にかけてドミトリー・ビボルだったか。ビボルは折り返したところで被弾が減り、そのことが結果的に奏功したのかもしれません。まあ、初戦に続いてこの戦いもどっちが勝ってもおかしくはなかった試合です。
1勝1敗、ラバーマッチが行われるならば、この戦いをサイド完遂しようとするビボル、そしてベテルビエフはもう戦い方を変えることができないのだから、ビボルが勝つ確率の方が高くなってしまうのでしょう。
このラバーマッチ、表面上は盛り上がりますが、本当に興味深い戦いにはならないかもしれません。ベテルビエフにタイトルを取り戻してもらいたいですが。。。
メインイベントを見ただけで大変ショックを受け、他の試合はまた後日。
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