Fatal Furyという言葉の意味を調べると、直訳では致命的な憤怒、となるらしい。
ただ、今回ボクシングイベントで使われている「Fatal Fury」は餓狼伝説というゲームの英語タイトルだそうで、リング・マガジンはこのゲームとのコラボイベントを実施るとのこと。ああ、昔そんなゲームがあったかな、とドラクエぐらしかゲームをやったことのない私は思うわけですが。
ともあれ、このFatal Futyという言葉は
非常に強い怒りや感情が命に関わるような極端な結果を引き起こす可能性がある状況を指す表現として使われることがあります。日常会話ではあまり一般的ではないですが、文学や映画、その他の創作物でドラマチックな効果を高めるために用いられることがあります。このフレーズは、非常に強い感情の表現や、激しい怒りがもたらす可能性のある破壊的な影響を暗示しています。
とのことです。これはChatGPTさんに聞いたことです。
さて、そんなドラマチックな、激情がほとばしるような興行になるかはわかりませんが、アメリカで行われるシンコ・デ・マヨ興行にかかわる3日間にこの名前が冠されています。
ということで今回のブログは、SNKとのコラボ興行、「Fatal Fury」について。

FATAL FURY
この名称を冠する興行は、4月のロンドンから開催されるようです。
SNKとRingのコラボレーションだそうで、このFatal Furyのボクシングマッチはクリス・ユーバンクr.vsコナー・ベンを皮切りとするようです。コナー「PED」ベンには興味をなくしてしまいましたが、英国でこのファイトが盛り上がってしまうのは理解できますね。コナー・ベン、昔は好きだったのになー。。。
ともあれ、この4/26(日本時間4/27)にイギリスで開催されるこの試合は、「Ring」が興行主を務める試合だそうです。
4/26(日本時間4/27)イギリス
クリス・ユーバンクJr.(イギリス)34勝(25KO)3敗
vs
コナー・ベン(イギリス)23勝(14KO)無敗
ともあれ、この試合は話題性は十分すぎるほどで、何せ1990年と1993年に両者の父親同士が戦い、ユーバンクSr.の1勝1分です。
35年前に父親同士が戦い、その息子たちがまた戦う、なんてことはそうそうないことでしょう。過去に例があるのかどうかはわかりません。
この二人のボクサーは英国ボクシング界では当然エリートであり、また人気があるボクサーなのだから、当然これは盛り上がる戦いです。親父たちのファイトがそれぞれの試合に世界タイトルがかかっていたことを考えると、試合の「格」としては落ちるし、世界的な知名度も父親ほど上り詰めていない二人ですが、英国ではトッテナム・ホットスパー・スタジアムをあっという間に埋められる程の人気がある、ということなのでしょう。(68000人収容、チケットは発売後即完売)
35歳のユーバンクJr.に対して28歳のコナー・ベン。当然ながらユーバンクJr.の方がレジュメは圧倒的に上ですが、オッズは非常に競っており、現時点でユーバンクJr.が-150ほど、ベンが+115ほどということでほとんど差がありません。
これは英国のボクシングファンにとって非常に楽しみな戦いのようですね。
5/2(日本時間5/3)ニューヨーク
ライアン・ガルシア(アメリカ)24勝(20KO)1敗
vs
ロランド・ロメロ(アメリカ)16勝(13KO)2敗
WBA世界ウェルター級タイトルマッチとして行われるらしい。ドーピング検査で陽性反応が出たことで、前戦のデビン・ヘイニー戦がノーコンテストとなったライアン・ガルシアの復帰戦。。。ということですが、やはりたった1年間のサスペンドはまったくサスペンドになりませんね。そもそもガルシアはヘイニー戦ではウェイトオーバーもしていますし、ウェルター級戦とはいえ今回オーバーしない保証はどこにもありません。
せめてもっと期間を延ばしてほしいものです。
ウェルター級として何の実績もない二人が戦うのはやっぱりというかさすがというかのWBAのタイトルショット。こんな試合がメインイベントにならないような世の中になってもらいたいものです。
ところでこのFatal Fury NYCの開催場所は、ニューヨークの「タイムズスクエア」。そもそも興行をする会場ではない、ただのスペースなので、一体どんなふうに行われるのでしょうか。試合よりもそっちの方が話題性がありますね。
デビン・ヘイニー(アメリカ)31勝(15KO)無敗
vs
ホセ・カルロス・ラミレス(アメリカ)29勝(18KO)2敗
前戦でライアン・ガルシアと戦い、判定で敗れるも、のちにノーコンテストとなったヘイニー。そして前戦で惜しくもアーノルド・バルボサJr.に敗れたホセ・カルロス・ラミレス。
なのでともに「再起戦」という意味合いとなります。
この勝敗は単純で、おそらくヘイニーが本調子であれば、ラミレスの攻撃は通用しないでしょう。ヘイニーが色気を出すのならばまた別ですが、はっきりいってここは勝利こそが至上と捉えて良いでしょうから、ヘイニーも無理をしないはずです。
ただ、ヘイニーが前の試合で強化されたガルシアに壊されていないか、というのは焦点となるところ。ヘイニー自体、好きなボクサーではありませんが、禁止薬物を接種したボクサーに壊されてしまったのでは不憫でなりません。
当然、ラミレスとしても負けられない試合でしょうから、気持ちを見せるでしょうね。
テオフィモ・ロペス(アメリカ)21勝(13KO)1敗
vs
アーノルド・バルボサJr.(アメリカ)32勝(11KO)無敗
このニューヨークの興行の中で、最も勝敗に興味が出る試合は間違いなくこのロペスvsバルボサでしょう。
本来はもっと以前にWBOの指名戦としてバルボサ戦を受けなければならなかったロペスですが、統一戦の交渉を理由として先延ばし、そのためにバルボサはジャック・カテラルとのWBO世界スーパーライト級暫定王座決定戦に臨むことになりました。
まるでトーナメントをするかのようにトップボクサーをやぶって上がってきたカテラルとの勝負は、想像通り互角の戦いで、2-1のスプリット判定で勝利したバルボサは暫定王者に。
その戦いからたった2ヶ月半という準備期間でロペスに挑む、というのはなかなかのディスアドバンテージなのかもしれません。
ただ、ロペスが前もってしっかり準備をしていたか、というと、当然彼はそんなボクサーではありません。
基本的に気分で仕事をしていそうなロペスは、2023年6月のジョシュ・テイラー戦以降、あまり良いパフォーマンスを見せることができていません。しかも今回は、統一戦を模索、さらにはウェルター級への転級を健闘という中で、結局もっているタイトルを防衛する、という話になったのだから、モチベーションがどうなのかが非常に疑わしい。
もともと気分で大きくパフォーマンスが変わるテオフィモ・ロペス、今回はこれまでの状況や、バルボサJr.の地味ながらも実力があるスタイルということから、正直かなり危ないのではないかと思っています。
テオフィモ・ロペスの応援、というのがきっと世界中で多いとは思いますし、いいときのロペスが魅力的なカウンターパンチャーだということはわかっていますから、やっぱりテオフィモ・ロペスを応援したい。ただバルボサJr.が勝利することで日本に呼びやすくなるという利点がある、ということは考えておいても良いかもしれませんね。
5/3(日本時間5/4)サウジアラビア
サウル「カネロ」アルバレス(メキシコ)62勝(39KO)2敗2分
vs
ウィリアム・スカル(キューバ)23勝(9KO)無敗
2025年初となる、「4団体統一戦」です。
一度は4団体統一を果たしたカネロは、IBFの指名戦を消化することができず、王座を返上。たしか返上だったと思いますが、剥奪だったかな?カネロのことだからフラれる前にフる、という形式だったと思いますが。
ともあれ、カネロの返上により空いた王座を、昨年10月、ウラディミール・シシュキンと争い、勝利することで獲得したウィリアム・スカル。まさかこんなにも早く、カネロとの対戦が巡ってくるとは思っていませんでしたね。
IBFの王座決定戦となったスカルvsシシュキンは、お互いがお互いの良さを消す、みたいな展開で、互いに決定的な場面は作れず。最終ラウンドだけ互いにちゃんと攻めて盛り上がった、というパターンでしたね。スカルが支配したラウンドが若干多いのかな?という感じだったので、スカルの判定勝利は違和感なし。ただ、「無敗のキューバ人」というパワーワードほどのインパクトがなかったというのも事実です。
もちろんカネロとしてはこのテクニカルなボクサーを舐めてはいけませんが、カネロが大きく衰えていない限りはカネロが勝ってしかるべき試合。
個人的にはこの試合をクリアした後、クロフォードとの試合を楽しみにしているので、ほどほどに(今日のカネロならクロフォードいけるんじゃない?ぐらいのパフォーマンスで)勝利してもらいたいものです。
5/4(日本時間5/5)ラスベガス
井上尚弥(大橋)29勝(26KO)無敗
vs
ラモン・カルデナス(アメリカ)26勝(14KO)1敗
まもなく正式発表されるというこの興行も組み込まれるのかな、と思っています。
タイミング的には完璧で、そしてこのロンドン→NY→サウジ→ベガスという流れも悪くないんじゃないかと思います。
さらに、現在のトップランクに井上尚弥のファイトマネーを出せるか、というとPPVファイトでない限りは難しく、PPVにしたとしてもアメリカで井上のPPVを売るのは難しい。なので十中八九、この興行にはサウジマネーがかかってくるはずです。
ラモン・カルデナスは前戦でブライアン・アコスタとの世界ランカー対決を制したボクサーで、無敗ということもありまだ底を見せていないボクサーの一人ですね。ちなみにアコスタは井上尚弥のスパーリングパートナーとして来日経験のあるボクサーですから、井上陣営としてもカルデナスがどの程度のボクサーなのか、そしてアコスタを知っている分、このアコスタに対してこのパフォーマンスができるボクサーだと考えると対策も練りやすい気がします。
予想としては当然、井上尚弥の圧倒的優位で、これはアラン「ダビ」ピカソであってもカルデナスでもあっても等しく圧倒的優位なのだから、これは顔見世興行という域を出ません。
その後、井上尚弥は9/14(日)に日本でムロジョン・アフマダリエフ戦です。どちらかというとこの日程の方が重要で、井上としては比較的珍しく日曜日開催です。しかも、9/15(月)は祝日で、日本全国どこからでも行きやすい日程ですね。もうチケット買いたいレベル。
ということで報道通りであれば良いな、と願いますが、まずはおそらく来週早々の発表となる井上尚弥vsラモン・カルデナスの正式発表を待ちましょう。
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