信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

セバスチャン・フンドラの次戦は?王座統一は進むのか、スーパーウェルター級のリングランキングをCheck!

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階級最強は一体誰なのか。

このことは、17階級に及ぶボクシング競技についてずっと至上命題です。異なる階級のボクサーを無理やりランク付けするPound for Poundというリストよりももちろん実現可能であり、そして政治的な問題により実現しない戦いも含めて、これを追い求めることは「妄想」ではありません。

全ては現実的に起こり得ることです。

さて、先週末、数あるボクシングの試合の中で、最もインパクトを残す勝利を挙げたのはセバスチャン・フンドラだったでしょう。

身長2m、スーパーウェルター級で飛び抜けて長身であり、かつ、現在では「全階級を通じて最も高身長の世界王者」であるようです。(ちなみに2番目はヘビー級のダニエル・デュボア)

このスーパーウェルター級のタイトル戦線も非常に面白いですね。

ということで、今回のブログではスーパーウェルター級のトップ戦線を見ていきましょう。

 

 

 

「#1」はクロフォード→オルティス?

リングマガジンランキングを見ると、王者は空位、そして1位はテレンス・クロフォードとなっています。

クロフォードは9月にカネロ戦を予定しており、おそらくそれまでに戦わないでしょうから、もうこのランキングに相応しくありません。彼はもう、スーパーミドル級のボクサーのはずです。

そうなるとこのランキングでトップとなるのはバージル・オルティスJr.です。

とはいえ、バージル・オルティスJrはWBC世界スーパーウェルター級「暫定」王者という肩書で、タイトルショットとなったセルヒー・ボハチュク戦ではダウンを奪われて2-0の辛勝。初防衛戦となったイズライル・マドリモフ戦は3-0の判定勝利ながらも、この2戦については見方によっては負けでもおかしくはなかった戦いだったと思います。

それ以前、スーパーウェルター級以前、ウェルター級で戦っていた頃に横紋筋融解症という病気を発症、その病気の影響なのか、それとも階級アップの影響なのか、対戦相手の質なのか、いずれにしろここ2戦はノックアウトから遠ざかっています。

3位のイズライル・マドリモフ、このボクサーはテレンス・クロフォードに善戦したことで大きく名を挙げたボクサーで、前戦でバージル・オルティスJrに惜敗。ウズベキスタン出身のこのボクサーは、デビュー戦でウラディミール・エルナンデスを6RTKOで撃破、ミシェル・ソロに勝利。(ただしこれはゴング後の加撃が問題となり、再戦が組まれましたが、アクシデンタルヘッドバットでドロー。)その後ラファエル・イグボクゥエ、マゴメド・クルバノフを撃破してWBA世界スーパーウェルター級王者となりました。

 

 

 

その後クロフォード、オルティスに連敗も、やはりその強さをしっかりと見せつけていますね。ただ、連敗のボクサーがこの位置、というのはどうなのか。

ムルタザリエフ、フンドラ、ボハチュク

このスーパーウェルター級の中で、最も底を見せていないボクサーといえば4位にランクされているバフラム・ムルタザリエフです。

2014年にプロデビューしたムルタザリエフは、2024年がビッグイヤー。4月にジャック・クルカイとのIBF王座決定戦を制して初の世界タイトルを獲得すると、初防衛戦でティム・チューを木っ端微塵に打ち砕きました。 

バフラム・ムルタザリエフvsジャック・クルカイの観戦記

バフラム・ムルタザリエフvsティム・チューの観戦記

 

 

 

ジャック・クルカイとの大激闘と、チュー戦ではまるでハグラーvsハーンズのようなファイトを経験したムルタザリエフ。去年の今頃はまだ誰も知らなかったであろうこのバフラム・ムルタザリエフは、とてつもないファイターです。

次の試合が非常に楽しみなボクサーの一人。

そして続くはセバスチャン・フンドラ、今回の勝利でランクの変動があるかもしれません。(念の為、このランキングは3/23現在のものです)

こちらのティム・チューとの大流血戦を制したボクサーで、過去、ブライアン・メンドサに不覚を取りましたが、自身の打たれ脆さを自覚した上でボクシングを変えられるあたり非常に素晴らしい。おそらく一度の敗北を経験し、ウィークポイントとストロングポイントを練り直し、現在は過去最強のセバスチャン・フンドラを作り出しているのだから今後が非常に楽しみなボクサーです。

オルティスからダウンを奪う健闘を見せたセルヒー・ボハチュクが次点で、このオルティス戦から昨年12月に復帰、イシュマエル・デイビスを6RRTDで破っています。

 

 

 

「王者」と「コンテンダー」

世界王座を経験しているものの、このボハチュクよりも評価が低くなってしまったのがティム・チュー。これはムルタザリエフ戦(3RTKO負け)、その前のフンドラ戦(判定負け)が影響しているのでしょう。

復活を期すティムは、次戦でジョセフ「ジョーイ」スペンサーとの復帰戦に臨みます。ティムにとっては崖っぷちの戦いですね。どうにかクリアしてほしい。

このジョーイ・スペンサーに初黒星をつけたのがこちらも先日良い勝ち方をしたヘスス「モノ」ラモスJr.で、リングマガジンランキングでは9位につけていますね。

チューとラモスJr.も間にはチャールズ・コンウェル、このあたりは人気面、プロモーターの力も含めて、いつ世界挑戦が実現してもおかしくはないでしょう。

ラモスは(今回の勝利でまた上がるかもしれませんが)WBAとWBCで4位、IBFとWBOで8位。そしてコンウェルはWBCで3位、WBOで2位、IBFは14位と下位で、WBAは圏外です。

そして10位には、WBOでトップコンテンダー、WBCでも2位、IBFで5位につけているザンダー・ザヤス。(WBAは圏外、というのはもはやWBAにはさすがのひとこと。)

 

 

 

ラモスJrは24歳と非常に若いボクサーですが、ザヤスは更に若く、まだ22歳です。やはり10代の頃から比べて線の細さは消え失せ、もう十分なフィジカルを持ち、もともと高かった能力を試合の度にしっかりと披露してきています。トップランクの期待どおりに育ってきた感のあるザヤス、こちらも世界挑戦は目前なのでしょう。

このリングマガジンのランクに入っているボクサーたちは、すでに世界タイトル戦のウェイティングサークルに入っている状態。ただし、世界王者たちが統一路線に向かうのならば、少々待たされる可能性もありますね。

その他のコンテンダー

やはりこの階級はタレント揃いです。

このトップ10(実質トップ9)のほかにもいくらでも名前を出すことができそうですね。

その中でも注目なのは、やっぱりカラム・ウォルシュ。アイルランドの倒し屋は、まだ世界レベルの相手とやっていませんが、前戦ではディーン・サザーランドを初回KOで破るなど非常に派手な試合を見せているサウスポーです。

今年から来年あたりには大きな試合があるのではないでしょうか。

 

 

 

そして(なぜか)オーストラリアで3年ぶりにリング復帰を果たしたキース・サーマンもまだまだ注目二値するボクサーです。

2019年にマニー・パッキャオにまさかの敗戦を喫した後、2022年に現王者マリオ・バリオスに勝利。そして2025年にブロック・ジャービスを素晴らしいノックアウトで破った彼は、次のリング登場は2028年になってしまう可能性すらあります。36歳、まだまだ力のあることを見せてくれたので、早々に戦ってほしいところ。

2024年に一度しか戦っていないのが気になるのはジョシュ・ケリー、前戦ではイシュマエル・デイビスに初黒星をつけています。そのデイビスはその後ボハチュクと戦い、4月にはライアン・ケリーと戦うようですから、全くもってキャリアが停滞してしまっていますね。

個人的な期待はサドリディン・アフメドフ。15勝13KO無敗というこの倒し屋は、ガードを高く掲げて左右を強振するカザフスタンボクサーで、ニックネームが「ソルジャーオブQ」(※Qというのはカザフスタンのこと)。前戦でイグボクウェを7Rでノックアウト、次戦は4月にエリアス・エスパダス(ザヤスに5RTKO負けしたボクサー)と戦う予定です。こういう無骨なボクサーに早く上がってきてほしいですね。

試合が終わったばかりですが、「フンドラは次に誰とやるのか」がおそらく話題になる数日。この階級での王座統一戦はなかなかにハードルが高そう(フンドラがPBCファイターであり、オルティスはムルタザリエフと流行らないんじゃないかと思っている)なのですが、世界を狙う若者たちも多いので、やっぱり今後の戦いも非常に楽しみです。

ともかく、ムルタザリエフの次が早く決まりますように。

 

 

 

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