信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】国内フェザー級、極上のサバイバルマッチ!阿部麗也vs清水聡、フェニックスバトル on Lemino!

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3/24(月)、松本圭佑が減量に失敗して病院へ搬送され、もちろん翌日に控えていた日本王座の防衛戦は中止。

そしてその日の夜、BoxingRaiseでライブ配信された一力ジム主催興行では、OPBF東洋太平洋バンタム級王者、栗原慶太が暫定王者のケネス・ラバーにショッキングな初回KO負け。

なんともやりきれないニュースが立て続けに起こるという週のスタートとなってしまいました。

これは本当にどちらもショック。

松本圭佑はフェザー級として非常にデカいので、減量はキツいとは思っていましたが、真面目過ぎるゆえなのか、事前に階級変更という選択肢はなかったのか、これが悔やまれるところ。昔に比べれば階級を変更することのハードルは低くなっているのだから、それぞれのボクサーたちはあまり無理をしないようにしてもらいたいですね。

 

 

 

そして栗原慶太。若く、勢いのあるケネス・ラバーは本当に恐れを知らないボクサーで、これは怖い。栗原に這い上がってもらいたかったですが、これは仕方ない敗戦だと思います。

あの勢いは止められません。願わくば、ラバーがこのままぐんぐんと成長して、強さを発揮していってもらいたいですね。

フィリピンのボクサーたちは、若く勢いのある時は良くても、一定のお金を手に入れたところで手を抜いてしまうことがあります。もう何度目かの「パッキャオの再来」、是非とも歴史に名を残すボクサーになってもらいたいものです。きっとこれはアメリカでも人気が出ますね。

まあ、そんなに落ち込んでいても仕方がないので、気を取り直し、今回のブログは3/25に行われたフェニックスバトルの観戦記。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

3/25(火)フェニックスバトル

第一試合は田中将吾(大橋)vs田中佳斗(帝拳)という田中対決、なんとレフェリーがシャープ田中氏。帝拳コーナーに田中繊大氏までいる(笑)。

二人とも非常によくまとまった良いボクサー、というのはわかっていたことですが、これは好試合。中盤にかけて将吾が若干ずつ上回っていく、というような内容ですが、佳斗の方も右で将吾の顔を跳ね上げるなどしっかり見せ場を作っています。

非常に気持の強い田中佳斗、劣勢を意識してなのかグイグイと体で押して前に出始めます。そこにパンチを巧くコネクトしていく将吾、ふたりとも非常に小気味よいテンポで手を出し続けています。

そして迎えた7R、コンビネーションを打ってはサイドにまわる田中将吾にあまりついていけなくなってきた田中佳斗、ちょっと打たれすぎたか、ここで帝拳陣営がタオルをもって駆け上がり、棄権の意思表示。田中将吾、7RTKO勝利。

続いて登場の坂井優太(大橋)、長いジャブでタイ人ボクサーとの距離をキープ、そこから左のボディストレートで一発KO。いやー、これはさすがの強さ。10代でこれは本当に末恐ろしい。

 

 

 

その次、田中空(大橋)はいつもどおり田中空のボクシング。とにかく強気にグイグイと前に出て、軽打を交えたコンビネーションからビッグパンチ。

4R、コーナーに詰めて左のボディで一瞬動きの止まったアドール・トーレス、この一瞬を見逃さない田中はそこから一気にラッシュ。ここでも強弱が素晴らしく、その後にトーレスの顔を跳ね上げた右ストレート、リングから吹っ飛びそうな勢いでした。

最後は左フックでフィニッシュ、レフェリーはもっと早くに止めてもよかったかもしれません。

セミファイナルとなった今永虎雅(大橋)は判定勝利。ロメル・ビニリ、これは相当タフなボクサーですね。こういうボクサーをどうにかして倒してほしかった、とは思いますが、このビニリは頭の位置もよく、ただただタフなだけではなく良い位置でもらわないボクサー、良いボクサーですね。

 

 

 

阿部麗也(KG大和)26勝(10KO)4敗1分

vs

清水聡(大橋)11勝(10KO)2敗

メインに繰り上がった阿部麗也vs清水聡。このフェザー級のサバイバルマッチは、タイトルこそかけられてはいないものの、十分メインイベントを張れるマッチアップです。

清水はブランクがありすぎますが、果たしてそのブランク明けの具合はどうか。

注目のゴングです。

まずリング中央で静かな立ち上がり、ベテラン同士、正しい立ち上がりです。清水が長いジャブ、そこに阿部が左のクロスをあわせていくという展開。これは両者ともに動きが良く、良い仕上がりですね。

阿部は今回、ステップとリズムだけでなくよく頭の振っています。そこから一気にステップイン、それに対して清水はコンビネーション。

2R、中間距離でのフェイントのかけあいから、一気にステップインの阿部。しっかりとボディを見せて顔面に返すは定石ですが、やっぱり速い。

序盤から中盤にかけては清水がプレスを欠ける展開、後半に阿部が低い姿勢からステップインしてラッシュを仕掛けます。

3R、清水のジャブに対して非常に巧く対応している阿部、このジャブの打ち終わりに左のオーバーハンド。このパンチはきっと今日のために練習してきたパンチでしょうか。タイミングが非常に良い。

 

 

 

しかし清水の左ボディも良い、これは長く、距離で外すのが難しい分もっと使っていっても良いかもしれません。

4R、阿部がステップインする時にちょっと頭が前に行くのが気になります。オーソドックス相手ほどバッティングの危険性はなさそうですが、清水はちょっとこれでやりづらくなっているでしょう。

阿部がプレス、清水は下がりながらもリードの多彩さを見せます。清水は上体が立っているようにみえて、意外と頭の位置を変えており、高身長のぶん少しずらすと極端に当てづらくなりますね。両者ともにやはり自分のストロングポイントをわかっている、というのはベテランだからこそなのでしょう。

5R、この試合、清水は結構空振りしていますが、これは阿部のボディムーブが由来。前半、阿部は清水のミスブローを誘い、その後距離を一気に詰めてラッシュ!

どちらかというと待ちのボクサーだと思っていましたが、良い攻撃スタイルを見せています。

6R、清水がパンチのアングルを変えてきたか、こうなると阿部もかわしづらい。阿部がプレスをかけてフェイント、速い動きからの左クロス。

相変わらず中間距離から一気に距離が詰まるという展開で、距離が詰まれば阿部の回転力が活きます。遠い距離で清水のパンチが一発でも阿部の体のどこかに当たると怖い。

7R、清水が忙しくリードを突きます。こうなると阿部はなかなかインサイドに入るタイミングが難しくなります。

 

 

 

チャンスは清水が左を振ってきた時、中盤にはこのタイミングでインサイドに入り、回転力のある連打で見せ場を作っています。

後半は良い距離で清水の左がヒット、その後は接近戦で阿部が連打。これは互いの持ち味がしっかりと出る素晴らしい試合です。

8R、ちょっと清水のワンツーが阿部に当たるようになってきています。これは清水のジャブが連続でで始めたことに起因しているのでしょう。ジャブがしっかりでることで狙いを定めやすくなっているのでしょう。

この距離は危険な阿部、しっかりと中に入ってから手を出していくスタイルです。

9R、阿部が清水のジャブを外し、インサイドから左のアッパー!清水のジャブ、ストレートは素晴らしいですが、やっぱり阿部の近い距離でのパフォーマンスが良いような気がします。

ラストラウンド、互いに落ちません。プレスをかけていくのは阿部、頭を大きく動かしながら、的を絞らせない戦い方です。

清水はちょっと疲労もあるのかやや弱気にも見えます。中盤、阿部の左ストレートがヒット!清水の顔面が弾かれます!

 

 

 

後半にも近い距離で良い左ストレートをねじ込む阿部、今日の阿部は素晴らしいアグレッシブネス。清水はやはり疲れが見えるか、手数が減った状態でゴング。

判定は、97-73清水、95-95✕2、ドロー。

これはなんと。。。

阿部の方が良かったように思いましたが、清水の勝ちのジャッジが1人ですか。。。ドローは残念な気持ちがありますが、両者の状況を考えると良かった、と思えるものなのかもしれません。

フェザー級、松本圭佑が去り、清水と阿部は崖っぷちながらも残りました。今後のフェザー級国内戦線、いったいどうなるのか。

 

 

 

 

 

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