4/5(土)ダイナミックグローブを何とか視聴。
何といっても今回はメインイベントが大注目です。波田大和、タフなベテラン渡邉卓也を倒せるかどうか、が焦点です。もしかしたら渡邉の老獪さに空回りする可能性もあり、ここで負ければここ数戦でぐっと評価を上げてきたにも関わらず、それを全てなかったことにされてしまいます。
そしてその注目のメインイベントの前には尾川堅一が出場。ここは快勝しなければ次のチャンスは巡ってきません。
ということで今回のブログは、4/5(土)に行われたダイナミックグローブの観戦記。

4/5(土)ダイナミックグローブ
セミファイナルの前、OPBF東洋太平洋フライ級王者の飯村樹輝弥(角海老宝石)がリングイン。次戦5/3(土)の防衛戦の相手が、かつて初黒星を味わわされたエスネス・ドミンゴ(フィリピン)。リベンジマッチをクリアしてから世界戦線へ殴り込みをかけたい、その意気や良し、ですね。
ドミンゴは現在IBF4位のようです。OPBFのランキングに入っていないのは御愛嬌、試合までには入るのでしょう。盛り上がるフライ級、これは非常に楽しみです。
尾川堅一(帝拳)vsメルチョール・ロダ(フィリピン)
元世界王者、尾川の相手は9勝(6KO)4敗のフィリピン人ボクサー。当然ここで足踏みはシていられません。
初回から尾川がジャブを突いてプレス。日本拳法仕込み、強く速い踏み込みが武器の尾川、早々に強い右をロダのボディに突き刺します。
尾川は良いジャブを打ちますね。調子は良さそうです。
2Rに入っても速いジャブから右のボディストレートの尾川。ジャブだけでなくステップワークも良いですね。若干、滑るようなフットワークに変わっているような気もします。
ロダも力強い踏み込みを見せて右のオーバーハンドを放っていきますが、尾川はブロッキング、ステップワーク、そしてクリンチで被弾を回避しています。
3R、尾川は距離も良いですね。ジャブをヒットしてロダのパンチは空振りさせ、非常に上手く戦っています。
4Rに入るとロダが勝負をかけてきます。強いジャブ、何段階にもわたる踏み込み、グイグイとプレスをかけてフルスイング。こういうパンチは丁寧にボクシングを組み立てている尾川にとって怖いパンチですね。
尾川は非常に冷静に対応。
5R、今度は尾川がチャージ、インターバル中にロダがボディを気にしていたからでしょう、ショートのボディを連打。
その後も右ボディにプラスして強い左ボディをヒットした尾川。ロダも負けじとチャージ、それに対しても尾川は下がりながらのジャブカウンター、ロダの攻撃は通じず。
このラウンド終了後のインターバル、早々にロダがセコンドに棄権の意思表示、尾川の5R終了TKO勝利。
幕切れはあっけなかったですが、尾川のパフォーマンスは良かったですね。実力差のある相手ですが、少なくとも尾川に37歳という年齢的な衰えは全く見えませんでした。
世界再挑戦はいつ叶うか。ここは帝拳パワーの使い所でしょう。
OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ
波田大和(帝拳)16勝(15KO)2敗
vs
渡邉卓也(DANGAN)41勝(21KO)13敗2分
やっぱり華のあるボクサー、波田大和。真逆ともいえるいぶし銀、56戦ものキャリアを誇る渡邉。
初回、まずは波田が軽く右リードを伸ばしながらプレス。渡邉はサークリングしながらしっかりと距離を取ります。序盤、ハードパンチャー波田のパンチは非常に危険です。
探り探り、お互いに警戒しあっているのか非常に静かな初回、後半に入る頃に波田が強い左を打ち始めます。
ほとんどパンチを打たない渡邉に対して、終盤、波田は誘ってパンチを出させ、よく見ている用に見えます。
2R、波田がリードを軽く使い、左のストレートを届かせます。強振はしていないまでも、距離はあってきているようです。
渡邉はこのジャブに右をあわせようとします。渡邉の方もようやく手を出し始めたか。
後半に入ったところで波田の左ストレートがヒット!渡邉は大きくぐらつきます!
ここは波田は攻めず、プレスをかけて様子見。途中、波田が右フックをひっかけて渡邉が膝を着きましたが、これはスリップ裁定。ただ、渡邉はもう先ほどの左が効いているのではないか、と思わされるスリップですね。
そうこうしているうちに波田がhぢありをヒットするとまた渡邉は大きくぐらつきます。
ここで波田はジャブからこの試合であまり打っていなかった左ボディストレート、そして右フック!渡邉は今度はダウン!!!
ダメージはかなり深そうで、残り時間は20秒ほど!
波田はじっくりと攻め入りながらも冷静で、ジャブで距離を測っての左!その後渡邉はスリップ、しかしこれは明らかにダメージがあります。
3R、渡邉は勝負のラウンドか、ガードを固めてプレス。ブロッキングからのリターン狙い、でしょうか。もしくは、近づくことで波田のパンチを無効化しようというところか。
しかし早々に波田の左が入り、大きくバランスを崩す渡邉。それでもこの闘争心に両腕が生えたようなボクサーはここで前進、おそらくこの距離でやりたいのでしょう、近接戦闘に巻き込みます。
それは長くは続かず、中間距離でのボクシングではほとんど波田に軍配が上がり、冷静な波田はボディを交えたコンビネーション。
4R、渡邉が前に出てきたところで波田の狙いすました、押し込むような左ストレート。渡邉はなんとか密着しようとガードを固めて前進、その渡邉に対して自ら距離をつくりながらの右フック。
中盤、渡邉は左ボディから左フック、良い攻撃を見せる場面もありますが、全体的には波田。ただ、波田もこの優勢の状況において、渡邉の激しい反抗に思うように攻められないのか、それともビッグパンチを狙ってしまっているのか。
いずれにしろ、波田の左はガードの上から渡邉を強く強く削っており、渡邉はかなりきつそうです。
5R、渡邉は特攻か!とにかく強振しながら前に!やはりこれほどまでに追い詰められている状況は、やはり2Rのビッグパンチのダメージを引きずっているのでしょう。しかしここでがむしゃらに行けるのも渡邉ならではのことです。
これに波田は怯まずに打ち合い、強い左をヒット!渡邉がガードで固まると、レフェリーはストップ!!!
波田大和、5RTKO勝利!!!
これは素晴らしいパフォーマンスでした、波田大和。自分の距離、自分のペースでしっかりと戦い、ベテランを全く寄せ付けなかった、と言えるでしょう。
パワー頼みではないボクシング、王者らしいボクシングを見せた波田大和。今後もどのように進化していくのか楽しみですね。
敗れた渡邉、これはショックな敗北でしょう。やはり年齢、これまでのキャリア、ちょっと打たれもろくなってきているのかもしれません。
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