恥ずかしながらWOWOWの決済をしていたクレジットカードの有効期限が切れておりました。慌ててカードを更新しましたが、決済はすぐには行えないらしく、次回決済日が4/7(月)とでてしまいました。
幸いにも見たい試合はトップランク興行で、ESPN放映。
なので今回はESPNで視聴です。ということで今回のブログは、リチャード・トーレスJr.vsグイド・ヴィアネッロ、アメリカのヘビー級を担う興行の観戦記。
↓プレビュー記事

4/5(日本時間4/6)アメリカ・ラスベガス
リンドルフォ・デルガド(メキシコ)22勝(16KO)無敗
vs
エルビス・ロドリゲス(ドミニカ共和国)17勝(13KO)1敗1分
ESPNのメインカードは、この試合からです。今回もアーカイブ視聴で、英語版のアーカイブは少し時間がかかるので私が視聴開始したときはまだ準備が整っていない状況でした。言ってることが少しは分かる英語版の方が好みですが、今回はスペイン語版で視聴です。
初回、ロドリゲスの大きさが目を引きます。プレスをかけ智恵くのはデルガドで、サウスポー、ロドリゲスはサークリングしながら様子見。ロドリゲスがジャブで、デルガドが右で、それぞれボディへのヒット。
細かなジャブを突いて攻めていくデルガドと、速い右ジャブを突き刺すロドリゲス。
2R、じっくりとプレスをかけながらスロー&クイック、フェイントをかけつつジャブを放つデルガドに対し、ロドリゲスは少々素直すぎるか。
ロドリゲスは強いワンツーを放ちますが、デルガドは距離で外しています。
ロドリゲスもビッグパンチこそもらっていませんが、ややロープを背にする場面が多いか。
3R、引き続きデルガドがプレス、ちょっとペースを上げたか。強い右を打ち込む場面が増えてきています。
ロドリゲスは出てくるデルガドに対して右フックカウンター、左ストレートを放ちますがミスブローも多い。ただ、前2ラウンドよりもパンチのつなぎ目はスムーズになっており、パワーも乗っています。
4R、ロドリゲスの手数が若干増えてきたか、ジャブもスムーズに出始めています。デルガドは引き続きプレスをかけていますが、ロドリゲスの前手はかなり邪魔に感じていそう。
お互いに攻撃のターンが入れ替わる、というような展開の中、後半にロドリゲスのジャブの打ち終わりにデルガドが右ボディアッパー!これは効いていないアピールをするロドリゲスですが、これは効いてるってことかもしれません。タイミングは良かった、実際にヒットしているかどうかは画角的に微妙。
その後強いジャブを放つロドリゲス、デルガドも強めに入ってラウンドが終了。
5R、ラウンドを重ねる毎にパンチのつなぎが良くなっているロドリゲス、距離で外されていた左も届くようになってきています。コンビネーションも出てきたエルビス・ロドリゲス、デルガドの入り際にあわせる右フックもよく、これは序盤の失点を取り返したイメージです。
デルガドは前に行くもちょっと手数が少なくなってきたでしょうか。
6R、攻めづらそうなデルガド、ロドリゲスはタイミングを見切っており、やはり右フックカウンターが冴えています。
ここで一発狙いになってはいけないデルガドですが、この試合何度目かの右ボディが低い、という注意を受け、よりやりづらいか。
ロドリゲスはコンビネーションで攻め入る場面をつくる等快調で、下がったあとも押し返す場面も増えてきています。対してデルガドはミスブローが増え、それでなくともロドリゲスのガードの上を叩いている状態。
7R、序盤にデルガドの技あり左アッパーがヒット。クリーンヒットが多くないこの試合では、軽めでもヒットを生むことも重要だと思いますが、その後も両者ディフェンスが良くあまりヒットは生まれていません。
中盤、デルガドが良い攻撃を見せると後半にロドリゲスも反撃、左をクリーンヒットしています。終盤、バランスを崩してロープに挟まれたデルガドに対してロドリゲスは強いコンビネーション。こういうのも重要でしょう。
8R、開始早々にデルガドがチャージ。劣勢を意識してのことでしょう。ジャブから右ボディ、左フック。これまでも見せていたこのコンビネーションで強く踏み込み、ロドリゲスを下がらせます。
両者に共通して言えることですが、攻防は分離しているだけにここからは攻めたもん勝ちのような気がします。
このラウンドは両者が精力的に攻め、それぞれにクリーンヒットを奪い合うという展開。
9R、ここまでのESPN Knockoutの非公式採点では76-76のドローです。残り2Rで勝負がつく、というのは大いに納得。
ただ、両者ともに決定打を持たず、今ひとつエキサイティングな場面が訪れません。お互いにあまり削れていない、という状態ながら、やっぱりロドリゲスの右フックカウンターが活きる。
そして後半、デルガドが詰め寄ったところで体を入れ替えたロドリゲス、左のバナナストレートをヒット!大きく体が揺らぐデルガド!!
リングを端から端まで走りきり、ロープに詰まります!これはロープダウンとっても良いレベル、ロドリゲスはもちろんここがチャンスと攻め入ります!
少し動きが緩慢になったデルガド、プレスをかけつつも回復に努めているように見えます。
ロドリゲスのビッグラウンド!
ラストラウンド、デルガドは強い右を押し込みます。これをガードで防ぐロドリゲスですが、その顔面は結構腫れています。プレスをかけるも攻めきれないデルガド、ロドリゲスは良いタイミングで勢いのあるワンツーをリターン、ビッグヒットにはならないまでも見た目は非常に効果的に思います。
トータルパンチスタッツは、デルガドが89/300、ロドリゲスが94/408。互角ですね。より上手く戦っていたのはロドリゲスの方が多いような気がしましたが、パワーパンチはデルガドの方が上。これは判定がどうなるか見ものです。
判定は、95-95、96-94✗2、リンドルフォ・デルガド!デルガドのパワーパンチが評価された、というイメージでしょうか。リング全体を俯瞰で見渡すとロドリゲスだったように思うのですが、ジャッジ席から見るとデルガド、というのは理解できます。インパクトは違ったのでしょう。
リチャード・トーレスJr.(アメリカ)12勝(11KO)無敗
vs
グイド・ヴィアネッロ(イタリア)13勝(11KO)2敗1分
リンドルフォ・デルガドにとって、エルビス・ロドリゲスは厳しい相手でした。それは戦う前からわかっていたことで、このリチャード・トーレスJr.にとってもグイド・ヴィアネッロは厳しい相手です。
注目のメインイベント、ゴング。
初回、細かな動きでプレスをかけていくのはトーレス。ヴィアネッロはジャブを突いてサークリング、まずは様子見というところなのでしょう。ヴィアネッロとしては体格を活かしてストレートの距離で戦いたい、というのはあるのでしょうが、このトーレスを突き放すことは容易なことではありません。
インサイドに入られるとすぐさま抱え込むヴィアネッロですが、この状態でもトーレスはパンチを出してくるので気が抜けません。
トーレスが踏み込むとき、右に頭を倒しながら左ストレートを打っており、これに対してヴィアネッロも左に頭を倒してエスケープしようとしているので、バッティングが怖いですね。
2R、とにかく近づいて乱打戦に巻き込もうとするトーレス。それを嫌がり、抱え込むヴィアネッロ。ヴィアネッロにホールディングの注意、これはしかたありませんね。
どうして揉み合いの多くなる展開、レフェリーは度重なるヴィアネッロのホールディングに対して減点を課します。
こうなるとヴィアネッロとしてはかなりやりづらくなります。
トーレスは密着距離から左右のフックでヴィアネッロを打ち据え、この距離でヴィアネッロはクリンチ以外に立ち振舞を知りません。
3R、トーレスは強い踏み込みでヴィアネッロの懐に入ることができていますが、ヴィアネッロの長い距離のストレートはことごとく外されています。ヴィアネッロはこの右をボディアッパーに切り替えますが、きっとこの方が良い。クリーンヒットはなくとも、トーレスを止める事ができるのはきっとこのパンチです。
全然噛み合うことのないこの試合はレフェリーが超大変です。
4R、思いっきり左を狙うトーレス、中盤にやっぱりバッティング。クリンチ、ホールドにより何度も何度も中断するこの試合、このままフルラウンドいくとフラストレーションの溜まる試合になりそうですね。
終盤にはトーレスが何度も狙っていた、右フックカウンターがヒットしています。
5R、ペースを落とすことなくプレスをかけ、細かなジャブで距離を測ってから一気に左を放つトーレス。ヴィアネッロの右のリターンにも頭をずらしてはずし、右フックカウンターを狙っています。
しかしこの中盤、ヴィアネッロも右ストレート、ジャブをヒット、トーレスも右フックを返すなど、若干両者ともに少しずつ距離があってきたイメージ。
6R、ちょっと中間距離のボクシングになったか、と思いましたが中盤以降はまた揉み合いが増えます。中間距離のボクシングになる、というのはおそらくヴィアネッロが上手くトーレスを入らせない、ということかもしれません。
ちょっとトーレスは疲れてきているのか、ステップインに若干力感がなくなってきているのは気のせいでしょうか。
7R、前半、細かな動きをふんだんに使って飛ばし気味だったトーレス、今は一発狙いみたいなイメージです。
こうなるとヴィアネッロも注意点を絞れるので若干戦いやすくなったかもしれません。このラウンドはヴィアネッロからプレスをかけることもしばしば。
8R、密着距離でフックを振り回し、それでヒットを奪うことが上手いトーレス。ヴィアネッロはやはりトーレスの突進を止めることができません。近い距離ではトーレスの頭の位置は素晴らしく、小さな体を存分に活かした戦い方ですね。
後半、トーレスは頭を右に倒した状態で左のオーバーハンド!その後クリンチになりましたが、このパンチでヴィアネッロが大きなダメージを受けたことはありありとわかります。
ちょっと足元が定まらないヴィアネッロ、クリンチを駆使してサバイブのあと、グラディエイターらしく強く攻め込んでこのラウンドを終えています。
9R、すでに回復したかのようなヴィアネッロの動き。やっぱりこのボクサーは伊達ではありません。逆に疲れているように見えるトーレスは、一発打ってクリンチ、右フックカウンター狙いというやや消極的に見える戦法、ここまくれば勝ちは固いでしょう。
ラストラウンド、これまでよりも大きな動きで攻めるのはヴィアネッロ。近い距離でも強引にパンチを振るいます。一か八かのこの戦い方は疲れの見えるトーレスにも有効かもしれませんが、ここまででヴィアネッロはダメージを溜めすぎているような気がします。
中盤、トーレスのカウンターを浴びたヴィアネッロ、一瞬動きが止まります。しかしこのボクサーは非常にタフ、倒れてもおかしくないパンチをもらってもまだまだ動きます。
それでももう限界は近いか、終盤には自らパンチを振るってスリップ。しかし本当によく戦いました。
判定は、97-92、98-91✗2、リチャード・トーレスJr.。
ノックアウトこそ逃しましたが、完勝という試合内容だったリチャード・トーレスJr.。噛み合わない場面も非常に多かった印象ですが、もう2ラウンドあれば倒せていた可能性もあり、アメリカの期待を背負うに相応しいボクサーだと思います。
いずれにそろ、おそらくこれまでの相手の中で最強の相手、グイド・ヴィアネッロをしっかりと退けたトーレス。世界タイトルショットは近いのでしょうか。
一方で敗れたヴィアネッロ、常にBサイドでリングに上がるボクサーですが、トーレスを相手にフルラウンド持ちこたえたのは大きいことでしょう。今後もヘビー級のプロスペクトたちを相手にし、そして時にそれを喰い、良い戦いを見せてほしいですね。
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