今月は忙しい、忙しいと言っていれば色々と舞い込んでくるもので、10年以上前に一緒に仕事をしていた当時の同僚から「新たに事業を始めるから手伝ってほしい」との連絡。
何足わらじを履いているのかわからない状態ですが、目の前に困っている人がいたら助けたいと思うのは人情でしょう。
あくまでもボクシングを最優先で生きたいものです。
さて、今回のブログはいくつかのニュースをピックアップです。

アントニオ・バルガスvs比嘉大吾、続報。
WBAは堤聖也を休養王者に認定し、代わって暫定王者だったアントニオ・バルガスが正規王者に昇格。これをもって「日本人によるバンタム級王座独占」は瓦解しました。
とはいえ、堤はハードなトレーニングを続けているようですから、戻ってくればまた王者になってくれるでしょう。
問題は、その相手が誰になるか、です。
リングマガジンは、アントニオ・バルガスが帝拳プロモーションと交渉中、と明かしており、その対戦相手候補は那須川天心、比嘉大吾、そして井上拓真。
窓口が帝拳プロモーションなのは通常通りですが、誰に決まってもきっと日本にタイトルをとどめてくれるはずです。
この試合は7月に予定されている、とのことなので、那須川天心の線はありません。
ただ、もしこのような話があるのであれば、キャンセル料を払ってでも世界挑戦を早めても良いのではないか、とは思いますね。
井上拓真も怪我、とのことなので、残るは比嘉大吾。墨田区のボクシングイベントではノーコメント、ですが、アマプラ主催のLIVE BOXINGに人気ボクサーである比嘉大吾が出場する、ということはやはりそれ相応のファイトマネーが見込めるわけで、おそらく武居戦、堤戦よりは下がるのでしょうけれど、その次を考えればやるべき試合であると考えておかしくないですね。
堤戦、とても楽しそうだった比嘉大吾。当然その勇姿をまた見たい、という気持ちはありますが、比嘉がまた気持ちをつくれるかどうか、でしょうか。本人の決断を待ちましょう。
亀田和毅は2階級制覇を目指し、負けても引退しないと語る
亀田和毅はバンタム級で正規王座を獲得し、スーパーバンタム級は暫定王座の獲得にとどまります。ただ、この暫定王座決定戦は正規王者のレイ・バルガスの怪我による暫定王座設置であり、一応は理にかなったものであるから、通常は2階級制覇とも言えなくはありません。
ただし、この暫定王座決定戦の相手が明らかに実力不足のボクサーだったこと、そして正規王者との統一戦では良いところなく敗れてしまったことから、もしかするとこの戦いこそが本当に2階級制覇をかけた戦いなのかもしれません。
ということで、これはリングマガジンが間違えているのか、それとも意図したものなのか、亀田和毅が2階級制覇を目指す、という記事。
亀田興毅、亀田大毅はこの試合に負けたら引退と掲げていますが、亀田和毅本人にはそのつもりはないようで、「どんな結果になっても引退するつもりはない」と語っています。
亀田和毅がレオに負けて、引退しなかったとするならば、国内フェザー級戦線はより面白くなってくるのではないか、と思います。
この戦いに負ければ、亀田としては世界戦線から後退セざるを得なく、さすがに国内でのサバイバルマッチに手を出すことも考えなければならないからです。
結局日本人との対戦経験がほとんどない亀田は、このフェザー級では実力が未知数です。
そしてこの亀田が日本の中でトップのボクサーたちと戦うとなるならば、外国人相手よりもずっと盛り上がる、興行の目玉ともなり得ます。彼のボクシングの献身はそのスタイルを見ていれば十分にわかるものですから、よくわからない相手ではなく、国内での盛り上がるファイトを期待したいものです。
今回はアンジェロ・レオを全力応援ですが、この試合のあと、亀田がどのようやキャリアをたどるかも注目したい。
2025年、P4P予想
現在のボクシング界でのP4P、そのトップを取れるボクサーは3名です。
オレクサンドル・ウシク、井上尚弥、テレンス・クロフォード。この選定について、多くのファンは異論はあまりないでしょう。
ウシクは2度にわたりタイソン・フューリーを退け、そのBig WinによってP4Pのトップに居座り続けています。
方や井上尚弥は小さな勝利を積み重ね、このレベルのボクサーとしては非常に珍しく、それはそれはアクティブな活動をしつつ、そのどれもを印象的なノックアウト勝利を連続しています。
そしてそれとは真逆と言って良い、年に1度のリング登場が関の山というテレンス・クロフォード。2020年以降は年に1度しか戦わず、それでもこの評価というのは本当に畏れ入るものですね。
3者3様、だからこそこの評価は非常に難しい。
では、今年ももうあと一ヶ月で半分を迎える次期にいたり、一体誰が今年のP4Pなのか、という記事がESPNから出ています。
オレクサンドル・ウシクは今年まだリングに上がっていませんが、2024年はフューリーに2連勝。この貯金はまだまだ大きく、今年は7月にダニエル・デュボアと戦い、それに勝利しさえすればまだこの地位をキープできるような気がします。
ただし、このP4Pという評価は相対的なものなので、井上、クロフォードの結果如何にもよりますし、さらにはデュボア戦のパフォーマンスにもよります。
ウシクvsデュボア1はデュボアのボディブローがローブローと判断され、いっときの休憩が選択されたこともあり、人によっては「物議を醸す勝利」だったと認識しているファンもいるようです。
個人的にはデュボアは好きなボクサーなので頑張ってもらいたいとは思いますが、ウシクの方がもっと好きなのでここはウシクに勝ってほしい。
井上尚弥はラモン・カルデナス戦でまさかのダウンを喫するも、その後はパーフェクトなボクシング。見ている方はハラハラしてしまったけれど、ピンチを乗り切ってみせた姿はさすがに稀代のボクサーです。
9月にムロジョン・アフマダリエフ戦、そして12月にニック・ボール戦。これがこの予定のまま進むとするならば、そのパフォーマンス如何によってはP4P奪還は夢ではありません。何せ1年で4試合というハイペースであり、さらにフェザー級まで制しての5階級制覇という話になろうものなら、世界一のボクサーの実績として非常に大きいでしょう。
ただ、このハイペースで試合をしても良いのか、というのは、すでに32歳となった井上にとっては悩ましいところ。
そしてテレンス・クロフォード、このボクサーもまた、P4Pとなり得るボクサーです。
今年はおそらくたった1試合、そしてその相手はまさかの2階級上、カネロ・アルバレス。
ウィリアム・スカルを明らかに持て余していたカネロに対し、クロフォードがどのように戦うのか。スカルほど逃げないにしても、クロフォードはスカル以上のボクシングスキルを持っているはずで、「カネロのパンチをもらわない」ことに徹すればフルラウンドをわたりあうことができるはずです。
その中で、あとはどれほどポイントをピックアップできるか。
もしクロフォードがカネロに勝利したとするならば、アップセット勝利といえ、それは世界中に与えるインパクトはウシクがデュボアに勝つよりも、井上がMJとボールをノックアウトするよりも上のように思います。そしてそのことは、このP4Pの評価に直結するのではないかと思います。
これはあくまでも相対的な印象の話であり、そしてその評価を降すのも人間です。
戦う時期も関係あるでしょうし、その場でのパフォーマンスも関係のあることでしょう。
果たして半年と少しの後、どのような構図になっているのか。これもまた、今年の楽しみの一つですね。
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