5月ももうすぐ終わり、先週末にはダブル世界戦、そして週中の水曜日には武居由樹vsユッタポン・トンディ、そしてエドゥアルド・ヌニェスvs力石政法のダブル世界戦です。
土日を仕事で過ごし、ABEMAの中継も試合しか見ておらず、さらにひと息つけないまま平日になってしまったので、重岡銀次朗が搬送されたことすら知りませんでした。とにかく無事を祈るばかりです。
5/27(火)にはJBCから何かしらの発表がある模様、本当に本当に、どうにか容態が回復しますように。

アンジェロ・レオは次戦、アメリカで選択防衛戦
重岡銀次朗のことは祈ることしかできません。明日以降の発表を待ちましょう。
ということで、同じ興行に出場したアンジェロ・レオの話。
レオは日本での人気を獲得し、井上尚弥戦をアピール。しかしそれはすぐに、というのは難しく、次戦はアメリカでの選択防衛戦を計画している、とのことです。
これは今年後半とのことなので、4〜6ヶ月後の予定でしょう。
そして海外記事を見る限りでは、「亀田和毅を圧倒できなかった」ことにより、多くの挑戦者たちが名乗りを上げるだろう、とのこと。
それでももちろん選ぶのはレオ側ですから、簡単な挑戦者を選ぶのか、それともラファエル・エスピノサとの王座統一戦に臨むのか、といったところのようです。
アンジェロ・レオの2度目の防衛戦は、トップランクがオプションをもっているようです。なのでエスピノサ、という話が出ています。
ただ、前述の通り「亀田和毅を圧倒できなかった」という事実があり、それは「亀田和毅を称えなければならない」という意見もあるわけですが、ともかくコンテンダーたちにはチャンスがあると思われた試合であることは事実。
トップランクの現在の状況-7月にESPNとの契約が切れる-を鑑みると、すんなり決まらないのかもしれません。そうするとレオはどこで、誰と戦うのか。もしかしたら「チャンスあり」と捉える日本人ボクサーの挑戦を受ける可能性もあるわけで。そうなると今年もう一度、レオを日本で見るチャンスがあるのかもしれませんね。中野幹士とか、ダメですかね。
試合より盛り上がるフェイスオフ
なぜか話題になっているのは、リチャードソン・ヒッチンズvsジョージ・カンボソスのマッチアップ。
この興行はセミファイナルにアンディ・クルスvs三代大訓を要する興行であり、日本のボクシングファンにとってはこのメインイベントなんかよりもセミファイナルの方が圧倒的に注目です。
三代の勝ち筋というのは目をつぶった状態で針の穴に糸を通すほどだと思ってしまうのですが、ボクシングはやってみなければわかりません、奇跡を期待したいと思います。
さて、翻ってヒッチンズvsカンボソス、IBF世界スーパーライト級タイトルマッチです。
ヒッチンズはオーストラリアのリアム・パロを破ってIBF王座を戴冠、初防衛園を迎えます。結局のところ、このヒッチンズの評価を下げた試合といえばパロ戦前にグスタボ・レモスに大苦戦した試合であり、そのレモスがライト級でキーショーン・デービスに圧倒的なKO負けを喫したからです。
この状況だから、リアム・パロはサブリエル・マティアス戦の勝利はフロックだったと言われても仕方がない。
ただ、ヒッチンズはかなりやりづらいボクサーなので、あの試合はレモスが頑張った試合でもありますし、ヒッチンズにとっては苦手なボクサーだった、ということなのでしょう。
さて、ではジョージ・カンボソスJr.に勝ち筋が見えるか、というとなかなか難しい。
おそらく多くの人が感じているように、この試合はノー・アクションファイトとなり得る試合で、ヘイニーvsカンボソスのような展開になるのではないでしょうか。
カンボソスといえば評価を高めた試合といえばテオフィモ・ロペス戦くらいのもので、その他はヘイニーとの連戦、マキシ・ヒューズ戦、そしてワシル・ロマチェンコ戦とどれもひどいもの。
強いボクサーたちとの対戦経験こそ多いですが、そのほとんどで勝利を手にすることができておらず、勝った試合のどれもこれも良いパフォーマンスとは言い難い戦い。
未だロペス戦の貯金で食いつないでいる風ですから、これはカンボソスにとって難しい試合になるでしょうし、相性的にも(ヘイニー戦を見る限りは)かなり厳しい戦いになるでしょう。
それでも、カンボソスはよく口がまわり、また、ヒッチンズもそれに負けていないので、ふたりの対談動画は非常に話題となっているそうです。
ヒッチンズは自分がロマチェンコより優れている、と語り、カンボソスはヒッチンズがパロに勝つことができたのは、自分(カンボソス)との対戦に気を取られていたからだと語ります。
そしてヒッチンズはカネロのモノマネを披露したりしたそうですが、どこかはよくわからんかった。
しかしこうやって試合前の選手二人が向かい合い、テーマをもって話す、という試みは良いですね。
エディ・ハーン来日!井上尚弥vsMJが合意!
エドゥアルド・ヌニェスvs力石政法のIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に際し、マッチルームのエディ・ハーンが来日。タイソン・フューリーをはじめとした大型ヘビー級と身長がそう変わらないハーンは、平均的な日本人と比べれば(比べなくても)異常なまでにデカい。
日本ではヘビー級トーナメントが始まりますが、本当のヘビー級というのはこのデカさのボクサーに勝たなければなりません。
ともあれ、日本人のバンタム級くらいのボクサーと並んでも明らかに強そうはハーンは、この興行の会見で井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフの対戦契約締結を明言。
これについてはもはや驚くニュースではありませんが、ともかく楽しみですね。
井上尚弥がここ最近、左を喰らってダウンを喫することが出てきたからこそ、左を様々なアングルで使えるサウスポー、アフマダリエフは超がつくほど危険な存在となっており、さらにMJの持つスキル、スタミナ、インテリジェンス、そしてパワーを考えると、過去最高に危険な相手と言えるのではないでしょうか。
マーロン・タパレスに負けている、というのは全くもって判断材料にならないほど。
ともあれ、まずは5/28の横浜BUNTAI。武居は勝ってくれるとして、頑張れ力石!!
ときに、マッチルームの日本進出はどうなったんでしょうね。
後楽園ホールの興行にマッチルームが進出し、もしDAZNで日本人同士の試合が流れるようになるのならば、日本はもっと他国のボクシングファンからリスペクトを受けるのではないでしょうか。
各国の小規模〜中規模興行の中でいえば、おそらくホールでの試合が最もアツく、未来のスター候補もたくさん出ているのではないかと思います。
一度は詐欺にあって日本進出を妨げられたマッチルーム、この機会を機に再度日本進出を企ててほしいものです。
試されるプロスペクト、フロイド・スコフィールド
一旦はシャクール・スティーブンソン戦が決まり、侠気を見せたプロスペクト、フロイド・スコフィールドJr。しかし直前で病気だったか?ドクターストップで欠場、この対戦は代役をたててシャクールの防衛戦が行われています。
まだキャリアを積みきれていないうちのシャクール挑戦というのはある種無謀ではありましたが、やはりこのチャンスを時期尚早として掴まないのもボクサーとしてはどうなのか、というところなので、個人的にはニュースター誕生を期待していた試合でもありました。
そんなスコフィールドが雌伏のときを経て、試練の一戦に臨みます。
その試合は6/28(日本時間6/29)、ジェイク・ポールvsフリオ・セサールJrというセレブ同士の茶番劇のアンダーカードにセット、相手はあのテビン・ファーマー。
これはかなり興味深い戦いで、ファーマーはレイモンド・ムラタラ、そしてウィリアム・セペダとの2連戦を経ても若手を大きくステップアップさせるアンダードッグにならず、しっかりと食らいついてムラタラ、セペダの評価を下げることに成功しています。
ただし、結局のところ負けているのだから、この老獪で厄介ではぐらかされて負けてしまう危険性のあるテビン・ファーマーを相手に選ぶというのはこれもまたなかなかの侠気です。
スコフィールド、良い。
このポールvsチャベスJrというクソみたいな見世物はDAZNのPPVです。
PPVを購入してメインを見ない、そんな日があっても良いのかもしれませんね。
週末の結果と今後の展開は?
先週末、日本で行われた試合のほかは、ジョシュ・テイラーがエコウ・エスマンに判定負けを喫したというのが一番のビッグニュースです。
これはアップセットに数えられるものですが、予想の範疇ではあります。
試合を見ていないのでテイラーの出来はわかりませんが、ウェルター級で初戦であったこと、エスマンが意外と強かったということ、リング登場の頻度、そしてモチベーションの欠如。おそらく数え上げればキリがないほど、テイラーには負けそうな理由が次々と見つかります。
これで3連敗、かつてのスーパーライト級4団体統一王者の実績は見る影もありません。
そしてそのアンダーカードでは、ナサニエル・コリンズがリー・マクレガーを4RTKO。もっと激戦になるかと思っていましたが、圧勝のようです。
イギリス国内のライバル対決を制したコリンズ、この階級のナンバーワンプロスペクトとして、もしかすると来年あたりには世界タイトルショットを実現できるのかもしれません。こちらもフェザー級、要注目ですね。
最後に、メキシコで行われたウィリバルド・ガルシアvsレネ・カリスト2。初戦は日本で行われ、再戦がメキシコというのは珍しいパターンですが、メキシコ人同士の世界戦だからメキシコでやるのが筋でしょう。
この戦いを無理やり日本に持ってきたのは亀田ファウンダーでしたが、この試合は明らかにメキシコでやったほうが盛り上がるし有意義なはず。
果たして試合は、初戦と同じく激闘となったらしく、結果的にはウィリバルド・ガルシアが勝利。初戦もガルシア勝利で間違いありませんでしたが、なにの忖度か日本人ジャッジがあり得ないポイント差でカリストを支持したことでスプリットドローに終わっています。なんという迷惑な話でしょうか。
ともあれ、ウィリバルド・ガルシアは35歳という年齢も含めて、世界トップレベルのボクサーではありません。スーパーフライ級、ジェシー・ロドリゲス蹂躙前の今はもうラストチャンス。
次にガルシアに挑戦する権利を、一体誰が射止めるのか。
通常、王座決定戦で戴冠したボクサーには、初防衛戦で指名挑戦者がアタックできます。しかしIBFは現在指名挑戦者が決まっておらず、このファイナルエリミネーターはアルジ・コルテスvsアンドリュー・モロニーとのこと。この試合はまだ最終決定しておらず、夏だとか秋だとか言われていますから、ガルシアも選択防衛戦を挟む余地がありそうです。
初防衛戦がコルテスvsモロニーの勝者になるのか、それとも横からかっさらうボクサーが出てくるのか。
ここも大チャンス、日本からは井岡一翔、田中恒成は現実的ではないのか?だったら横山葵海は?川浦龍生は?ちょっとプロモーターの能力が足りないか?
ということは、総合的に考えると坪井智也、はどうでしょうか。スーパーフライ級で戦ってないけど。だとすれば、すぐに動きがあるのかもしれません。いずれにしろ、このガルシアの王座を狙うならリミットは今年いっぱいです。
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