6/8(日)はどんどん楽しみになってきますね。
もし丸一日、ボクシングを見れるという人がいるならば、アマプラ興行はもとよりキーショーンvsデ・ロス・サントスもメイソンvsナカティラもみてほしいですが、今回紹介するDAZN放映の2試合も見逃せません。
なんとか時間をつくってメインだけでも見たい。
ということで今回のブログは、アマプラ興行の影にかくれて日本では一切話題には上がっていない、無敗対決✕2のプレビュー。

6/7(日本時間6/8)イギリス・サフォーク
ファビオ・ウォードリー(イギリス)18勝(17KO)無敗1分
vs
ジャスティス・フニ(オーストラリア)12勝(7KO)無敗
さて、1つ目はファビオ・ウォードリーvsジャスティス・フニです。
フレイジャー・クラーク(イギリス)との無敗ライバル対決を初戦でドロー、再戦ではまさかの初回TKO勝利でクリアしたファビオ・ウォードリー、8ヶ月ぶりのリング復帰となります。
戦績だけ見れば速攻型のパンチャーというウォードリーですが、いつもしっかりとジャブから入るボクサーで、ボクシングをしよう、という心意気が見られます。
昔のヘビー級にはなかったこのスタイルから、ときに緻密に、ときに荒々しくパワーパンチをコネクトしていきます。
そして早々にパンチをヒットすると、それで相手はグロッギーに陥り、一気に試合を決めてしまうラッシングパワー。
大きく外側を回るパンチも得意で、クラーク第2戦ではタイミングがバチッとあった右のクロスカウンターでクラークをぐらつかせ、とんでもない左右のロングフックを打ち込んでノックアウト。
この巨躯(とはいってもクラークの方が30lbsも重かった)から繰り出されるパンチは、本当に見ていて怖いものです。
しかし、対戦相手のジャスティス・フニも、スキルにおいてはまったく引けをとっていません。ジャスティス・フニはオージー・ボクサーらしく、非常に基本に忠実なボクサーで、ステップワーク、そしてジャブが非常に良い。
ヘビー級?241lbs(約109.32kg)??という身体の軽さで、しかも彼はヘビー級としては珍しくコンビネーションパンチャーと呼ばれる類のボクサーだと思います。
オセアニアのヘビー級というのは、ジョセフ・パーカーしかり、フニしかり、スキルで魅せてくれるのかもしれません。
この二人の身長はさほど変わらず(BoxRecではウォードリーが196cm、フニが193cm)、ここ最近の試合体重も同じくらい(240lbs程度)。
ともにボクシングスキルを持っていますが、スキルではフニ>ウォードリー、パワーではウォードリー>フニという感じです。
この興行はウォードリーの地元、イギリスのサフォークで行われます。当然ウォードリーはAサイドになるわけですが、もし地元で良いところを見せようといきり立っていけば結果はわかりません。
ジャスティス・フニはこれまでメキシコ、リヤドで戦っていることから、敵地での試合も他のオーストラリアボクサーと同じく苦にしないでしょう。
ウォードリーはBBBofC、コモンウェルスのタイトルを持っており、フニはIBFパンパシフィック、WBOグローバルのタイトルを持っているという地域タイトルコレクター。この戦いの勝者は、間違いなく今後の世界タイトル戦線に絡んでくるはずです。見逃し厳禁ですね。
配信情報
この興行は、フランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー・プロモーションの興行です。クイーンズベリー・プロモーションはそれまで興行を放映してきたTNTスポーツとの契約終了を受けて先々月からDAZNと契約。
これは本当にありがたい話で、それまで日本ではなかなか放送がなかった(最近になってU-NEXTで放映されだした)クイーンズベリー興行が月額1,000円程度で見れるようになっています。
ということでこの興行はDAZNでライブ配信、配信時間は日本時間で6/8(日)AM2:30から。メインイベントはおそらくAM6:00頃。早起きしてみましょう。
↓DAZNはこちらから
6/8(日)オーストラリア・クイーンズランド
IBF世界クルーザー級タイトルマッチ
ジャイ・オペタイア(オーストラリア)27勝(21KO)無敗
vs
クラウディオ・スクエオ(イタリア)17勝(9KO)無敗
さて、もう一つの無敗対決はオセアニアで行われます。剣闘士の国、イタリアからの刺客を迎えてジャイ・オペタイアの防衛戦。
ジャイ・オペタイアはクルーザー級最強(信太調べ)のボクサーで、それを証明するためのたった一つのピースはWBAスーパー・WBO世界クルーザー級統一王者、ヒルベルト「スルド」ラミレスです。
スルドもオペタイアを意識した発言をしており、オペタイアはスクエオとの防衛戦の前の記者会見でスルドに対して言及する、もはや相思相愛としか言いようのない関係性です。
遅かれ早かれこの試合はきっと決まってくれると思いますが、そのタイミングの決定権はおそらくヒルベルト・ラミレスが持っており、ジャイ・オペタイアではありません。そして、その金銭的な決定権はトゥルキ・アラルシクが持っており、これもまたジャイ・オペタイアではないのです。
なのでコツコツと防衛戦をこなし、その時を待つしかないのが最強王者、ジャイ・オペタイア。
とにかくこちらもオージーボクサーらしく基本に忠実なスタイルで、更にハードパンチを持ち、今のところ穴らしいものもは見えません。
長くオーストラリアで戦ってきたオペタイアは、当時クルーザー級最強と謳われたマイリス・ブリエディス(ラトビア)を降して世界初戴冠、その後すったもんだはあったもののイギリスやリヤドで戦い、その名を轟かせています。
さて、そんなオペタイアに対すると、無敗とはいえども物足りない戦歴のクラウディオ・スクエオ。身長178cmとこの階級では小さなスクエオは、これまでの戦いのすべてをイタリアで戦っており、初の海外遠征というのも不安要素の一つ。
そしてそのレジュメを見てみても強豪との対戦経験は少なく、昨年IBFヨーロピアン・クルーザー級タイトルを獲得した試合というのがこれまでで最も大きな勝利でしょう。
映像を見てみると、頭をつけて大きなパンチを振るう猛烈なファイタースタイル。
まるでイタリアの種馬、ロッキー・バルボアのような戦い方です。左右のフックを打つ時にガードがほぼなくなるのも似ています。映画の演出のようですね。
ここはさすがにオペタイアはイージーだろう、と思うのですが、逆に言えばオペタイアとしてはファイトマネーも大したことないでしょうし、次を見据えてしまうのは致し方のないこと。ここで足元をすくわれないようにだけしてほしいところですが、こういう場合、アップセットは起こり得ます。更にこの試合は一度オペタイアの怪我で延期しており、その延期期間は1ヶ月程度だったということもなかなかに心配なことですね。
何事もなく、オペタイアのノックアウトでこの日が済みますように。
配信情報
この興行もDAZN放映です。これはマッチルームが全世界(ボクシング大国であるニッポンを除き)に仕掛ける戦略で、地元の興行主と組んで各地で行っている興行ですね。
イベント名(こういうのがあったほうが良いと思う)はReturn 2 Paradise、これはクイーンズランド、ゴールドコーストをレジデンスとして活動するジャイ・オペタイアのための興行です。いいなあ、ゴールドコーストはいつか行きたい。
この興行は日本時間で6/8(日)18:00のスタート、メインイベントのリングウォークは21:00を予定しているとのこと。まあ、日本のアマプラとはどん被りでしょうね。
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