信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】中谷潤人vs西田凌佑!無敗日本人同士のバンタム級世界統一戦!!!FOTY候補の試合がまたひとつ!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

観戦疲れしないように、朝イチの英国興行、昼にメインのあったトップランク興行、そして同時刻で見れないオーストラリア興行はとりあえずスルー。

この興行のあと、余力があったら視聴できるように情報遮断は抜かりなく。

ということで今回のブログは、6/8(日)に行われたアマプラ興行の観戦記です。

↓プレビュー①

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

↓プレビュー②

boxingcafe.hatenablog.com

 

6/8(日)有明コロシアム

増田陸(帝拳)7勝(7KO)1敗

vs

ミシェル・バンケス(ベネズエラ)23勝(15KO)5敗

もうすぐ、確か7月でESPNのトップランク興行が終わるので、私とESPNの関係性もそこで終わりを告げる予定。なので契約しているうちはESPNで見ようと思います。

ESPNでも思いっきり日本語の煽りVTRが流れます。英語版の字幕は無し、まあ、仕方ありません。

DAZNの放映を日本で見ている、みたいな雰囲気なのでしょうが、朝早くに起きて見ているアメリカのボクシングファンを思うとスキップしまくりたいでしょうね。

ともあれ、ジミー・レノンJrのコールから始まる、Prime Video Boxing。戦績等の紹介は、いつものフォーマットで出てきていますね。

初回、広めのスタンスでジリジリとプレスをかけるサウスポー増田。バンケスも広めのスタンス、高めのガードのオーソドックスです。

バンケスのジャブはリーチに反してなかなか長い。それを前手とバックステップで防ぐ増田、踏み込んでの左!!!

バンケスはダウン!!!立ち上がったバンケスですが、足に力が入らず、またもダウン!レフェリーはストップ!!!

なんとも見事なワンパンチノックアウト!!

完璧な左ストレート。。。倒れた拍子にロープ最下段に頭を打ち付けたバンケス、これは仕方ありません。

増田陸、初回TKO勝利!

ちょっと引くほど早く終わりました。さすがとしか言いようがありません。これはバンケス、切ないですね。多少の邪魔を排除して、左を打ち込む力。自らの左に絶対的な自信を持っているのがありありとわかる真っすぐのストレート。増田陸✕REYESはやばいでしょう。

これは次戦で世界タイトル戦、期待しましょう。

 

 

 

WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦

坪井智也(帝拳)1勝(1KO)無敗

vs

バン・タオ・トラン(ベトナム)18勝(10KO)1敗

バン・タオ・トラン、気合の入った顔つきをしています。坪井はいつもどおり、デビュー2戦目で地域タイトルに挑みます。

初回、滑らかなフットワークからジャブ、ワンツー、様子見もほとんどなくすぐにコンビネーションを放っていく坪井。この辺はアマチュアらしいというか何というか。

トランが攻めるとすぐさまリターン、トランはパンチを続ける暇がありません。

坪井のジャブは上に来るのか下に来るのか全くわからないらしく、、トランは対応ができていません。これは右のストレートに関しても同じ。実況も「ビューティフル・フットワーク」と称賛しています。

2R、右のオーバーハンドで入り、そこから高速コンビネーション。トランのジャブですら距離でしっかりと外す坪井、その後の坪井のジャブは的中率が高い。

トランは坪井が攻めてきたところを狙う、くらいしかできていませんが、中盤に坪井が前にでてきたところに引っ掛けるような左アッパーをヒット。この試合で始めてのヒットかもしれません。良いタイミングでしたが、坪井はノーダメージか。

坪井はその後連打でトランを詰めますが、トランがガードを固めると早々にバックステップ。強いリターンを警戒、後半には右オーバーハンドを強くヒット。

自らボクシングを完全に組み立てている坪井智也、よほどのことがない限りはもう大丈夫そう。あとは集中力のキープだけです。

 

 

 

3R、坪井が攻めると大きく振り回すトラン。ある種、これは正解なのでしょう。このタイミングのほかのパンチは届くことすらありません。

リターンを警戒しつつ遠い距離から削る坪井、自分のパンチは当ててリターンをもらわない、なんとも見事なボクシングは流石です。

後半に入るところで4パンチコンビネーション、トランが1発打てば2発3発とリターン、これはトランはやれることがどんどん少なくなっていきます。

4R、ほぼ全てのタイミングで先手を取られてしまうトラン、坪井は強振セずにコツコツとパンチを当て、手を止めることが全くありません。

こんな時、セコンドからのアドバイスとしてはもうラフに行く、ぐらいしかないかもしれません。

5R、リング中央を陣取る坪井、サイドを使い始めます。ここでESPNの実況がたぶん95年組に言及。コウセイ・タナカ、ダイゴ・ヒガ、タクマ・イノウエ、ショウキチ・イワタ、セオン・オカザワ、と言ってますね。

そうこうしているうちに坪井はジャブを躱してインサイドに入り、ショートの距離で前手のストレートをヒット。いやあ、巧い。

ちょっと異次元クラス、このコントロール能力というのはこれまでにみた本当の世界トップアマそのものです。まあ、事実そうなのですが。

6R、同時打ち、リターン、カウンター、様々なところで強振するトラン。気持ちはわかります。

ブロッキングさせることすらもできないトランがもはや不憫になってきましたが、あくまでも坪井はマイペース。強いボディを叩き、そして高速のコンビネーション。

絶望的なトラン、左右を強振。鋭い左右のフックですが、触れることも出来ません。

7R、並のボクサーならもう気持ちが折れていてもおかしくありませんが、トランは国を背負ってきているのでしょう。奇跡を起こす一発を探し求めるジャーニーマン。

中盤、坪井はラッシュ。16パンチコンビネーション、だそうです。(実況曰く)これ、数えたのかしら。

一発の重さはないのでしょうが、兎角このペースでこれだけ連続のコンビネーションが出せることが脅威です。坪井はワンツーからちょっとしたスウェーでトランの反撃をかわし、ワンツー。これはやばい。もう条件マスみたいな動き。

 

 

 

8R、坪井は力を込めたブロッキングスタイル、試合を決めに行くスタンスか。バックステップをせずほとんど前で受けてリターン。

中盤、連打で攻め立てる場面も見せつつ、トランがガードに徹すると無理はしません。この連打の中でも上下の打ち分けは見事ですね。

9R、開始早々は足を使った坪井ですが、すぐさま前にプレス。ガードでトランの攻撃を無効化したあと、速いコンビネーションでチャージ。トランは大きく後退も心折れることなく反撃。

しかしそれもヒットを生むことはありません。

ラストラウンド、なんだかんだトランはよく戦っています。ここは近い距離での打撃戦、トランにとっては願ったり叶ったりでしょう。

しかしこの距離でも高速のコンビネーションで打ち負けない坪井、後半に入ろうかというところでラッシュ。その後もこの距離で戦い続け、終了ゴング。

判定は、98-92、100-90✕2、3-0で坪井。2ラウンド、トランにつけているジャッジがいるのはちょっと驚きですが、坪井の完勝です。

バン・タオ・トラン、ハートもタフネスもあって良いボクサーでしたね。それでも恪が違いました。

無理にプロ仕様にせず、アマボクをそのままプロのリングに持ってきたようなボクシング。世界にはこのまま行くのか、それともよりプロに寄せて世界を取りに行くのか。今後の坪井智也に期待しましょう。

 

 

 

那須川天心(帝拳)6勝(2KO)無敗

vs

ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)14勝(5KO)1敗

テンシン・ナスカワの紹介(ESPN)テロップは、WBC#1と紹介されています。これはまあ、次戦でWBCタイトルに挑戦、ということなのでしょうか。

ともあれ、ゴング。

サンティリャンは結構大きく動きます。那須川はプレスをかけ、早々に強いワンツー。あまり大きく動かないまでもバックステップの準備はしていますね。

サンティリャンは那須川を警戒か、まずは見るというスタンスなのか、攻める姿勢を見せつつもあまり攻めては来ず、その特徴である上体の柔らかさを最大限に活かして頭を振って的を絞らせない、というスタートです。

2R、やっぱりこのサンティリャンというボクサーは非常に当てにくいボクサー。那須川の当て勘をもってしてもヒットを奪うことは容易ではないようです。ということは前半は丁寧にボディを叩く、が定石。

ことレバーに入るはずの左ボディはキーポイントになりそうですが、それもしっかりと打てていますね。

3R、引かば押せ、押さば引け、絶妙なレンジコントロールを見せる那須川。サンティリャンのパンチは届きますがクリーンヒットを生むことは難しい。サンティリャンも上体の動きに加えてガードポジションもよく、那須川のパンチもクリーンヒットは少ないですが、サンティリャンはしっかりとガードをスルがためにパンチが出にくい状況です。

 

 

 

4R、サイドへの動きを混ぜ始めた那須川。サンティリャンはまだ那須川の動きに慣れないか、リードは打てますが左になかなか繋げられません。

那須川は、というとオーバーハンド気味の左を使い始め、これをサンティリャンは上体をひねってはいますが受けています。

5R、やや外側を回る那須川の左。これはサンティリャン相手には有効なのでしょう。そしてその後には左のボディをヒット、これで大きく後退したサンティリャン、これはちょっと効いたか。

かなりコンパクトな構えになったサンティリャン、近い距離で那須川はアッパーを巧打。那須川は左目尻をカットしていますかね。バッティングでしょうか。

6R、サンティリャンがプレス。ここも近い距離での戦いとなり、那須川にとってもリスクのある距離です。しかしこの距離で左右にポジションを変えて連打を叩き込む那須川、この目まぐるしい動きにサンティリャンはついてこれません。

後半、飛びながらのアッパーカットをヒットした那須川。とんでもないパンチは彼の格闘センスの表れですね。

7R、サンティリャンがちょっとステップを使います。サンティリャンからすると近い距離の方が良いと思いますが、那須川に攻めさせてカウンター、リターン狙いでしょうか。

でも結局は近い距離、この距離では那須川のアッパーが良い。サンティリャンも力強いパンチで応戦しますが、これを那須川はブロッキングやポジショニングでもらいません。

8R、那須川の左にサンティリャンも左をあわせようとしています。しかしこれも頭をずらしてかわす那須川、中盤にはサンティリャンが右を打とうとしたところに外側から左をあわせます。

サンティリャンの強打に対してはブレない那須川、非常にバランスが良い。

 

 

 

9R、足手フェイント、からタイミングをずらしての右ジャブ。ボクサーらしいテクニックを使う那須川。

サンティリャンのジャブが当たり始めましたが、早々にこれに対応、このジャブにリターンをあわせます。左のアッパー、オーバーハンド、ストレート。この左が非常に多彩なアングルから出せる那須川、後半にはサンティリャンはかなり効いてきたイメージ。

ラストラウンド、ちょっと疲労もダメージもありそうなサンティリャン、那須川は倒しきれるか。

サイドに動いて左をヒット、中盤にも左ボディ!サンティリャンもがんばります、バランスを崩しながらも強打!那須川はここでカウンターを繰り出しますが、それがヒットしてもサンティリャンは倒れません!

サンティリャン、タフネスも大したものです。かなりふらふらになりながらも戦い抜いたサンティリャン、なんとも素晴らしいハートをもったボクサーでした。

判定は、99-91✕2、100-90で那須川。

これはまあ、驚異的な粘りを見せたサンティリャンを褒めるべきでしょう。那須川はハードな相手でしたが、ほとんどフルマークで判定をものにしました。

那須川にとっても素晴らしい経験となったはずです。次戦、11月に世界戦、これもまた楽しみですね。

 

 

 

WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦

中谷潤人(M.T)30勝(23KO)無敗

vs

西田凌佑(六島)10勝(2KO)無敗

さあそしていよいよ、バンタム級の王座統一戦です。

リングサイドで対抗王者たちが席を並べて見守る中、リングマガジンベルトもかかったバンタム級最強王者の決定戦の色も濃い。

さて注目の初回。

まずいきなりグイグイと距離を詰めていくのが中谷!重心をしっかりと落とし、様子見もなくいきなりのスリーパンチコンビネーション!

いつもより完全に前傾に構え、強く、大きく攻め込みます。西田はちょっと面食らったか、距離をとることもできずブロッキング!

西田もショートの左ボディを打ち返し、このサンデーパンチを喰らって中谷は一瞬後退!

これは。。。!!いきなり何と言う試合でしょうか、中谷はこちらもサンデーパンチである左右のアッパーを惜しげもなく使います!

西田は固いブロッキングから左のボディを執拗に狙い、これがまたパワフル!中谷はアングルの良い左右のフック、これはしっかり西田にヒットしていますが、西田は引く素振りを見せません!!!

なんという第1ラウンド!!

 

 

 

2R、ジャブの差し合い、から中谷が強い左。非常に力を込めた左、それでも西田は下がらず。西田は非常にフィジカルが強く、中谷のプッシュにも押し返し、先に動くのは中谷ですがしっかりと耐え忍んで左ボディを狙っています。

西田のガードは明らかに中谷のアッパーを意識したものであり、このアッパー対策はほぼ完璧に機能しているものの、連続のアッパーではガードの間隙を縫ってヒットしています。

3R、このラウンドも近い距離でスタート!西田ももともと近い距離で戦う作戦だったのか、コンパクトなブロッキングから左ボディ、右フックから左ボディアッパー、非常に堂に入っています。

西田の右フックのタイミングが良い。しかし中谷も右のアッパー、左のショートフック。西田は中谷の頭を抑えてのパン地を繰り出し、ここでも巧さを見せますが、その後中谷の左フックを被弾。西田の右目付近は結構腫れてきたか。

4R、中谷の左アッパーに対して西田の左フックがカウンター気味にヒット。こういうのもきっと練習してきたのでしょう。

頭をつけての打ち合いも、西田の手数が出ます。西田が接近戦もできることはわかっていたものの、まさかここまでとは思いませんでした。

かなりのリスクをとって勝てる道筋を組み立ててきたであろう西田凌佑、接近戦は相当上手く戦っていますが、中谷はケロリとしているように見えます。この削りあいの展開は、やはり西田にとってきついか、顔面の腫れは大きくなっています。

5R、ここも身体を寄せてのスタート。どちらも引きませんから、この距離で勝負する、勝てると踏んでいるのでしょう。

中谷はその中でややポジションを変えながら左を打ち込み、ボディムーブを使って西田のパンチを外します。

後半に入ったところで中谷が踏み込んでのワンツー!一瞬動きが止まる西田!そこから一気にいく中谷!それでも西田はそのダメージを隠すかのように強気に打ち返します!

ここで西田に一度ドクターチェック、再開後、中谷は左のオーバーハンド!ちょっと西田はもうこのオーバーハンドは見えづらいかもしれません。

終盤には中谷は本当に気持ちの良いぐらいの空振り!

 

 

 

6R、中谷がワンツーフック。その後も左を連打をしていく中谷、西田の右目はほとんど塞がっているように見えます。力強い左右のフックを繰り出す中谷、それでも西田も強打を返します!!

前の目が見えないであろう西田はくっつくのが吉でしょう。しかし中谷は接近戦、だけでなくてクリンチも非常に上手い。クリンチして相手を振り回し、消耗を誘っています。

ようやく半分、なんという激闘でしょうか。

7R、開始前に試合がストップ!もう、西田の右目は完全に塞がってしまっています。西田陣営の棄権なのでしょうか、それともレフェリーのストップなのでしょうか。

日本人同士の世界王座統一戦にふさわしい、なんとも素晴らしい大激闘でした。

中谷潤人、6R終了RTD勝利!!

西田凌佑は呆然、これは致し方ありません。西田は下馬評不利の中、本当に素晴らしい戦いを見せてくれました。まさかバチバチの打ち合いになろうとは思いませんでした。

退場する西田に対しても大きな拍手。本当に素晴らしかったです。

いやーこれはもう今年に入って何度も言いますが、FOTYクラスの戦いです。さて、中谷潤人、Who's Next。勝利者インタビューでは王座返上は発表されませんでしたが、彼にとってこれでバンタムを卒業、スーパーバンタム級での調整試合を経ての東京ドーム決戦に臨む、というのがベストでしょう。

次戦の発表を心待ちにしたいと思います。

 

 

 

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