信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

カネロ・アルバレスvsテレンス・クロフォード。過去のメガマッチに比し、ボクシング界に残すインパクトは如何ほどか。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

カネロvsクロフォードのプロモーションが始まりました。

試合が9/13(日本時間9/14)、メキシコ独立記念日の週に行われるこの戦いは、今年最大のビッグファイトの一つです。

二人の戦績を合わせると104勝2敗2分という超がつくほどのビッグファイトは、ラスベガスのアジレントスタジアムで行われるスタジアムファイト、そしてここ最近のカネロの試合を放映しているDAZNではなくNetflixの配信ということで、アンダーカードにも数多くのビッグマッチが組み込まれるはずです。

Netflixの加入者は全世界で3億人と言われており、この試合が追加料金なしで見られるとするならば、その内容はどうであれ視聴者数は「億」にとどくはずです。

ということで今回のブログはカネロvsクロフォードについて。

 

 

 

視聴者数が1億人を超えたと思われるファイト

大昔、まだボクシング界がPPVというシステムに気づかなかった時代。

この時代はまだ娯楽が今ほど多くない、そしてタイパを意識しなかった時代、ボクシングの視聴者数が1億人を超えたビッグファイトはそれなりにありました。

正しくデータを取れていない、ということもあるのでしょうが、調べてみると全世界での視聴者数最多の試合は1978年9月15日のモハメド・アリvsレオン・スピンクス2、アリがスピンクスにリベンジを果たし、3たび世界タイトルを獲得した一戦です。

ニューオーリンズで行われたこの試合は、全世界で無料放送されたらしく、推定視聴者数は20億人。当時の推定世界人口が42億5,000万人だそうなので、これはさすがに盛っているだろうと思うのですが、その半分でもすごい数字ですし、1/4でもすごい数字なのです。

ここ10年ほどで考えると、視聴者数が1億人を超えた(かもしれない)と思われるファイトは、フロイド・メイウェザーJr.vsマニー・パッキャオで、米国のPPV件数は約460万件、その他の多くの国では非PPVファイトで放送されたことから、全世界での視聴者数は1億人を超えた、と推測されています。(※あくまでも推測で、事実ではありません。)

両試合とも、ボクシングとしての本質である「最強を決める」ということではなく、たとえばヒーロー、モハメド・アリがボクシング史上初めて3度目のヘビー級タイトル獲得に挑戦する試合、であったり、数年にわたり待たされ続けたメイウェザーvsパッキャオがいよいよ戦う、という試合であったり、それは彼らの全盛期のファイトではなく、まるでボーナスステージのようなファイトです。

 

 

 

そして直近で視聴者数1億人を超えたと言われるファイト(?)は、昨年11月、Netflixで放映されたジェイク・ポールvsマイク・タイソン、ピーク時の同時視聴数は6500万、ライブで1億80万人が視聴した、と公式が発表しています。

これはただのエンタメファイトですが、マイク・タイソンのネームバリューがこの視聴者数を叩き出したボーナスステージですね。なので視聴者数を考えると、「歴史を作ったボクサーのボーナスステージ」というのがおそらく必要な条件なのかもしれません。

カネロvsクロフォードは1億人に届くか

カネロvsゴロフキンの第一戦はHBO(もはや懐かしい)によるPPV放送。カネロの試合で最もPPV売上を記録した、と言われるこの試合は、アメリカでのPPV件数は130万件。他国でもPPV放映され、全世界で視聴できる環境は整えられていたと思われますが、視聴者数は推定2,000万人(または3,000万人)と言われています。

当代随一の人気ボクサー、カネロを交えたリアルファイト、最強決定戦(と言っては語弊があるかもしれませんが)という純粋なボクシングの試合としては限界はこれぐらいで、あとはボクシングを普段見ない層にどれくらいリーチできるか、というのはカギとなりますね。

テレンス・クロフォードはオマハでは大人気ですが、全米的に見れば人気は低く、これまでクロフォードが出場したPPVファイトの中で最大の功績を上げたのはエロール・スペンスJr.戦で、PPV売上は70万件弱。最新のマドリモフ戦は10万件に満たない数とのことです。

 

 

 

カネロ、クロフォード、両者の視聴者数を考えると1億人には大きく届かなそう、というのが感想です。

ただし、今回はPPVファイトではなくNetflixの配信であり、追加料金なしで見られることは非常に大きく、ここはNetflixのプロモーション次第ということでしょう。通常Netflixを視聴する人たちであれば、多くのプロモーションをかけることで「時間があるから」「話題の試合を見てみよう」となるのは必然であり、それには如何にこの試合が魅力的な試合であるか、ということをライト層、もしくはボクシングを全く知らない層に届ける必要がありそうです。

スーパーミドル級

長くスーパーミドル級の頂点に君臨する、サウル「カネロ」アルバレス。2020年にWBC世界スーパーミドル級タイトルを獲得して依頼、もう5年が経とうとしており、4団体を統一したのが2021年11月の話ですから、もう4年近く。

この間、指名戦を行えずに一度は返上したIBFタイトルを除き、タイトルは一切動いておらず、そのIBFタイトルも史上稀に見るつまらない試合を経てカネロのもとに戻ってきています。

 

 

 

この間、カネロが戦った相手はスーパーミドル級で初戦となるゴロフキンとのトリロジー、ジョン・ライダー、ジャーメル・チャーロ、ムンギア、ベルランガ、そしてウィリアム・スカル。

スカルだけはカネロへの挑戦権を有していたIBF王者でしたが、そのスカルもIBF王座決定戦では大いに物議を醸す判定で勝利しており、結局カネロはこの階級でNo.1コンテンダーと戦わない4年間を過ごしています。

No.1コンテンダーとは、もう上の階級に行ってしまったデビッド・ベナビデス、つい先日印象的なノックアウトを決めたクリスチャン・ムビリ。ベナビデスはもう仕方がないこととして、ムビリはWBCの暫定王者になったのですから、少なくともこのクロフォード戦の次、カネロはムビリを迎える必要があります。(普通に考えれば)

ただ、それよりももしかするとこっちの方が早いかもしれない、というのが、オスレイス・イグレシアス。わずか13戦ながらも大きな評価を得ているキューバの至宝は、次戦が9/4、IBFの挑戦者決定戦になりそう、とのこと。これが決まり、勝利すれば、おそらく来年のシンコ・デ・マヨもしくは独立記念日にその権利を行使することが可能ではないかと思いますし、そうでなければまたカネロはIBFの挑戦者決定戦のタイトルを失ってしまう可能性があります。

 

 

 

そして最後にディエゴ・パチェコ、本当はムビリとのWBC暫定王座決定戦に臨むはずでしたが、パチェコ側はこれを回避しています。このチャンスに飛びつかなかったのは一歩後退、という感じではありますが、まだ弱冠24歳である彼は、もう少しキャリアを積んでも良いかもしれません。ムビリvsパチェコというのは非常に良いマッチアップですが、もう少し先でも問題なく、これはパチェコ陣営は勇気ある撤退と言えるかもしれません。

この戦いは、両者の市場価値がもっと高まった状態でやった方が良いかも。

カネロとクロフォード

数年前、第一報があった時は馬鹿にしていたこの試合ですが、いざ決まってみればこの試合はなかなかに楽しみな戦いです。

 

カネロ、クロフォードともにキャリアの晩年に差し掛かり、カネロにとっては「クロフォードはPFPに数えられるボクサーだが、階級差がある相手。勝って当たり前」という相手であり、クロフォードにとってカネロは「あまりにも大きく、これまでの完璧なキャリアの晩節を汚すかもしれない無謀な挑戦」です。

それぞれにリスクを取り、それでも大きな報酬を目指して戦う相手なのだから、周りが文句を言う必要はないでしょう。文句を言うとすれば、スーパーミドル級において何の実績もないクロフォードが、この4団体統一タイトルへの挑戦者となることぐらいです。

このことは「今さら」のことなので、時勢を考えると大した問題でもないのでしょう。

ともあれ9/13、日本時間9/14、この日は井上vsアフマダリエフとどん被りの日程です。

日本時間では昼にカネロvsクロフォード、夜に井上vsアフマダリエフとなると思うので、ここだけは丸一日、空けておかなければなりませんね。

 

 

 

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