信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プロスペクト紹介!】東京五輪奇跡の逆転ファイター/コロンビアの「エル・ティグレ」/ウズベキスタンの最高傑作、今後注目すべきボクサーをピックアップ!

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お盆がやってきました。お盆といってもやることはたくさんあって、結局お盆というのは休みなのか何なのかはわかりません。

普段の仕事と違い、お金を産まない「やるべきこと」だらけは果たして積極的休養と呼べるのか。世の中のアマチュアスポーツに携わる皆様、本当にお疲れさまです。

さて、こういう時は未来について語りましょう。

ということで今回のブログは、注目すべきプロスペクトたちにスポットを当てていきたいと思います。

 

 

 

東京五輪、奇跡の大逆転ファイター、元タイトルチャレンジャーを破ってキャリアを構築中!

エベルト・コンセイサン・ソウザ(ブラジル)の名を覚えているでしょうか。

読み方があっているのかはわかりません。彼は東京五輪に出場したボクサーで、Birth nameは「Hebert Wilian Carvalho Da Conceição Sousa」だそうです。

東京五輪当時の日本語表記はエベルト・ソウザ、ミドル級のゴールドメダリストです。

このボクサーは東京五輪では優勝候補ではなかったはずですが、決勝でオレサンドル・ヒズニャク(ウクライナ)に大きなリードを許しながらも、最終3ラウンド、カウンター一発で大逆転RSC勝利。オリンピックの歴史に残る大逆転勝利を得て、見事金メダルに輝きました。

これまで国際大会でのメダル経験こそあれど、金メダルは初めてだったソウザ。同じセカンドネームを持つロブソン・コンセイサン以来のボクシング競技における金メダリストで、史上2人目の栄光です。

↓この写真を覚えている方もいるはず。

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

そしてプロ入り後のソウザは、ブラジルを主戦場として戦っているという理由から日本まで情報が流れてこないですが、現在までで7勝(4KO)。2022年8月のデビューですから、3年間で7戦、というとさほど良いペースではありませんが、わずか6戦目の2024年6月、エスキバ・ファルカン(ブラジル)とのメダリスト対決を静止、ブラジル国内のスーパーミドル級タイトルを奪取しています。

ファルカンはご存知、2012年のロンドン五輪で村田諒太と決勝を争ったボクサーであり、ともすれば2016年のコンセイサンを抜いてブラジル人として初の金メダルを手にしそうだったボクサー。2023年7月にはヴィンセンツォ・グアルティエリ(ドイツ)とWBO世界ミドル級王座決定戦に臨み敗北した元タイトルチャレンジャーです。

このファルカンをしっかりとした形で退けたソウザは、前戦でようやくアメリカ進出。ProBoxTVの興行で、当時11勝6敗のロウディ・モンゴメリー(アメリカ)というボクサーに2RTKOに勝利しています。

エスキバ・ファルカンもロブソン・コンセイサンもそうでしたが、アメリカのプロモーターとコネクションのなさそうなブラジル人ボクサーは、プロ入り後、苦労しがちなように思います。ファルカンにしろコンセイサンにしろ、もっとマシなキャリアを築けたのではないかと思います。

 

 

 

このソウザもご多分に漏れず、良いキャリアを築いているとは言えませんが、ともかく、ファルカンを破ったというのは大きなこと。

プロ入り後はスーパーミドル級(〜168lbs)での試合ばかりですが、そのほとんどを160の前半で戦っており、ミドル級(〜160lbs)を見据えているのではないか、と思います。

スター不在のミドル級ですから、ここは台頭を期待したいものですね。

ちなみに余談ですが、東京五輪で歴史に名を残す大逆転負けを喫したヒズニャクは、2024年で金メダルを獲得しています。

ヒズニャクのスタイルこそプロでみたいですが、もう歳かもしれませんね。

コロンビアの「エル・ティグレ」はカナダでその牙を研ぐ

このブログで何度も話題にしている、Eye of the tiger Management(以下EOTTM)がマネジメントするジョン・オロビオ(コロンビア)。

コロンビアの貧しい地域で生まれた彼は、もともとサッカー選手を目指していましたが、モハメド・アリに感銘を受けてボクシングに転向すると、あっという間に頭角を現したそうです。

19歳でプロ転向、これはオリンピックを目指すも、彼にとってちょうど良い階級がなく、代表には選ばれなかったようです。

 

 

 

オロビオは、/かつてセルゲイ・コバレフをノックアウトして世界王者になったエレイデル・アルバレス(コロンビア)やWBC世界ブリッジャー級の初代王者であるオスカル・リバス(コロンビア)といった先輩たちのつてを頼ってカナダへ、名伯楽マーク・ラムゼイのもとでその実力を養ってきました。

多国籍なこのEOTTMで多くのチャンスに恵まれ、この2年半の間に14勝(12KO)無敗という戦績を残しています。そして9月にも試合が予定されているので、2年半で15戦、海を渡ってきたボクサーに、これほど数多くのチャンスを与えられるEOTTMは本当に素晴らしいと思います。

キャリアのほとんどをカナダで戦うジョン・オロビオ、たった1R(に満たない時間)を見ただけでもその強さが伝わります。

「Eye of the Tiger」の「El Tigre」(虎)、これは覚えておく必要があるボクサーだと思うのです。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

現在はWBCのコンチネンタル・アメリカ、スーパーライト級タイトルを獲るにいたったオロビオ。非常にシャープなパンチを持っているパンチャーで、特に速いラウンドでのノックアウトも多いですし、要注目です。

ESPNが撤退したことで、EOTTMのボクシング興行が世界的に配信される機会も減るのかもしれませんが、ここは是非とも放映してほしい興行ですね。

ジョン・オロビオ、覚えておいてください。

ウズベキスタン最高傑作はプロアマ両方でキャリアを築く

2023年のAIBA世界選手権、そして2024年のパリオリンピックで金メダルを獲得したアブドゥマリク・ハロコフ(ウズベキスタン)。その世界選手権とパリ五輪の間に、アジア大会(パリ五輪の予選会)も優勝していますが、その決勝戦では日本の原田周大を2RKOで一蹴しています。

ウズベキスタンには現在、バホディル・ジャロロフ、ハサンボーイ・ダスマトフといった優秀なボクサーたちが数多く存在しますが、このアブドゥマリク・ハロコフこそがウズベク史上最高傑作、と言えるボクサーなのかもしれません。

まだ25歳と若い彼は、非常に柔軟なボクシングで、長いリーチを活かして多彩なアングルから攻撃をします。まるで羽根が生えているかのようなステップワークと強いフィジカルを持っています。華奢に見えるにも関わらず、同時打ちでも原田の方がふっ飛ばされる、と原田が語るほどです。

このボクサーが非常にもったいないのが、メジャーのプロモーターと契約していない、ということです。

 

 

 

プロ・アマ同時並行で行っているハロコフは、今年6月にもアマチュアのトーナメントに出場、当然優勝しています。

プロ戦績は2勝(2KO)無敗というもので、今年2月を最後にリングに復帰していません。これは、誰かさっさと契約すべきボクサーです。

当然、プロとアマは競技自体が違うので、このアマのボクシングをそのままプロに持ってくるわけにもいかないでしょう。だからこそ、プロへの順応が必要であり、それにはプロ専任でやったほうが明らかに効率が良い。

アマチュアボクサーが「ヒーロー」であり続けるウズベキスタン。ムロジョン・アフマダリエフが井上尚弥に勝てば、そういう流れは変わるのでしょうか。

それは非常に難しい話だと思うので、ジャロロフやダスマトフに世界王者になってもらい、今以上にウズベキスタンでプロが盛り上がれば良いですね。やっぱりアマで実績を残したボクサーはプロで力試しをしてもらいたい、そんな思いでいます。

ということで今回は、まだおそらく日本のファンに馴染みの薄い、それでも非常に期待ができる3人のプロスペクトを紹介してみました。

メガファイトのような華やかな舞台は私も大好きですし、やっぱりボクサーたちはそれを目指して進むのだから、見る側にとっても楽しいものです。しかし、こういったプロスペクトたちがどのようなキャリアを築き、トップへと駆け上がっていくのか、をウォッチするのもまた楽しみの1つ。

彼らが次に上がる時を楽しみにしつつ、是非とも注目していただければと思います。

 

 

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