信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】8/16リヤド!モーゼス・イタウマvsディリアン・ホワイト!好試合のニック・ボールvsサム・グッドマン!堤駿斗はリヤドデビュー!

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リヤドシーズンのPPVファイト。

正直に言えば、これまでのリヤドのPPVと異なり、注目度はさほど高くないでしょう。PPVの売れ行き、というのはやや落ちるかもしれません。

それでも日本のボクシングファンにとって注目なのは、やはり堤駿斗の登場と、井上尚弥の対戦相手として話題となったニック・ボールとサム・グッドマン、話題がたくさんあるからです。

個人的に楽しみなのはモーゼス・イタウマvsディリアン・ホワイトで、イタウマはこの試合に勝利すればすでに世界挑戦資格あり、とみます。

ということで今回のブログは、イタウマvsホワイトをメインに据えた、リヤドシーズン興行の観戦記。

 

8/16(日本時間8/17)サウジアラビア・リヤド

オープニングファイトかと思っていた堤駿斗vsカイス・アシュファク。この試合はレイモンド・フォードvsエイブラハム・ノバ、フィリップ・フルゴビッチvsデビッド・アデレイに次いでPPVファイトの3戦目、セミセミ格でした。

ともに世界的知名度としては前2試合のボクサーたちと比べるべくもありませんが、大丈夫なのでしょうか。まあ、トゥルキの独裁政権で許されるものでしょう。

「RING」のアンバサダーである堤、トランクスにそのロゴを入れてのサウジデビュー。

初回からプレスをかけ気味の堤、アシュファクもサウスポースタンスからのリターン反応がなかなか良いボクサー。

スピードもあるテクニシャンタイプのボクサーですが、やはり怖さはあまりなく、2Rに入って堤はプレスを強めます。このラウンド終盤に堤は左のボディショット、押されたようにアシュファクはダウン。ダメージはないでしょう。

3R、堤が狙い済ました左のボディ、右のストレートをしっかりと当てはじめ、中盤に右のショートでこの試合2度目のダウンを奪取。その後チャージした堤はまたも右をヒットしてダウンを追加すると、その後ラッシュをかけてレフェリーストップ。

堤駿斗、3RTKO勝利。

解説もベリベリーグッドファイター、と言ってくれています。対戦相手の質はともかくとして、見事なリヤドシーズンデビューを飾りました。

WBA世界フェザー級タイトルマッチ

ニック「レッキング」ボール(イギリス)22勝(13KO)無敗1分

vs

サム・グッドマン(オーストラリア)20勝(8KO)無敗

さて、注目のニック・ボールとサム・グッドマン。フェザー級での初戦でタイトルマッチに恵まれたグッドマン、ボールの圧力に耐えられるか。それとも、そのスキルで空回りさせるのか。注目は初回です。

初回のゴング、まず攻め入るのはもちろんニック・ボール。グッドマンもリング中央でこらえ、リターンを返します。大きく攻め入るボールに対して、グッドマンはサイドに逃れます。やっぱり良いジャブと良い距離感を持っているグッドマン、ストレート系を力強く打ってボールを止めようと試みています。

力いっぱい攻めるボール、後半に強い右をヒットするとややダメージを受けた風に見えるグッドマン。ボールは上場の立ち上がりですが、思った以上にグッドマンはリング中央で踏みとどまっています。

 

2R、トリプルジャブ、3発目をボディに持っていくボール。グッドマンは左フックカウンター、これがヒット。グッドマンはやや慣れてきた感じがしますね。

3R、ボールの攻撃を絶妙にはずしてコンビネーションをリターンするグッドマン。やっぱり徐々に良くなってきています。

しかしショートの距離でボールの右を浴びたグッドマン、マウスピースを吐き出してしまいます。レフェリーは一旦中断したほうが良いですが、なかなか止めません。おいおいこれは危なくないか。

再開後にまたもショートの右をヒットしたボール、近い距離でのこのパンチはキーパンチとなり得ます。

4R、グッドマンはボールの圧力に怯まず、良いリターンを返していますね。グッドマンは良いフィジカルを持っています。ただややパワーレス感もあるか、ボールは動じません。終盤にはボールの右で足が揃うグッドマン。

5R、バランスを崩しながらもパワーパンチを振っていくボール、やはりこのどんな体制からでもパンチを出せるフィジカルは脅威。

6Rは若干手数を控えたようにみえるボールですが、後半、ショートのコンビネーションを披露。これでグッドマンは若干腰を落としたように見えました。

グッドマンはよく戦っていますが、耐久力の差がでてきたようにもみえます。

7R、ボールのパワフルな攻撃、グッドマンは見えているがガードを弾かれるようなイメージです。距離をとれば空転させることも可能なグッドマンですが、生来、気が強いのでしょう、踏ん張る場面も多い。しかしブロッキングは悪手に見えますね。

8R、グッドマンが足を使えば前に出ながらパワーパンチを放っていくニック・ボール、グッドマンが踏みとどまれば回転力のある連打を見舞います。

グッドマンは自分のパンチが通じている風に見えませんが、それでもリターンを返し、どこに勝機を見出しているのでしょうか。かなり難しい戦いになっていると思います。

9R、DAZNの途中採点はここまでドローです。個人的には序盤はどっちつかずでしたが、中盤以降はボールで良いような気がします。

おそらくグッドマンもビハインドの認識があるのではないでしょうか、自らジャブを打ち、踏ん張って攻めています。しかし印象的なのはこのグッドマンのジャブをかわしてアッパーでグッドマンの顔を跳ね上げるボールのほうにあります。

10R、このラウンドになってもボールの回転力は素晴らしいですね。グッドマンのパンチも当たってはいますが、ボールのバランスを崩すまでにも至りません。

11R、ガチガチに連打をまとめるボール、グッドマンもしっかりとそれを受け止め、リターンを返します。そのパンチはそれぞれ、まだまだしっかりとしており、ともに十分な練習量とスタミナを感じさせますね。

 

グッドマンも本当によく頑張っていますね。もしDAZNの採点通りであれば、グッドマンにも勝利するチャンスがあるのでしょう。

ラストラウンド、ボールが右目付近にカットでしょうか、グッドマンの良い右がヒット。ボールも低い姿勢からアッパーをヒットしますが、このラウンドはグッドマンも良いコンビネーションを見せています。

バチバチの打ち合いに身を投じるグッドマン、気持ちが強い。終盤、グッドマンがショートの右をヒットするとボールは若干動きが止まったように見えました。大逆転に望みをかけるグッドマンでしたが、遅きに失した、というイメージでしょうか。

判定は、117-111、118-110、115-113でニック・ボール。

差が開いているジャッジが2人、僅差が1人。まあ、難しいラウンドもありましたが、ボール勝利は固い、という内容だったと思います。

グッドマンはよく戦いましたが、やっぱりブロッキングが崩される、というパワー差、フィジカル差はいかんともしがたく、ただ、フェザー級、しかもニック・ボールを相手にこれであれば、スーパーバンタム級では強いフィジカルを持っている、ということなのでしょう。

今後の両者の戦いに期待しましょう。

 

モーゼス・イタウマ(イギリス)12勝(10KO)無敗

vs

ディリアン・ホワイト(イギリス)31勝(21KO)3敗

世代交代なるか、それともプロスペクトの壁となるのか。

言うまでもなくディリアン・ホワイトは強いボクサーで、わずかに3敗はジョシュア、ポヴェトキン、フューリー。ホワイトはここでその実力を試されます。

さて、注目のゴング!

まずリング中央、オーソドックスのホワイトとサウスポーのイタウマ、前手同士をちょんちょんとあわせるよくあるスタートです。

先にジャブで攻め入ったのはホワイト、その後イタウマもジャブを返します。

体格に勝るイタウマのジャブは届き、ホワイトのジャブに対してはイタウマが大きくバックステップ。

イタウマがジャブからのボディストレートで強い踏み込みを見せた後は遠い距離、イタウマのステップインと長いリーチに大きな警戒をするホワイト。

イタウマは速いですね。このスピードに相手が対応できない、というのが彼が速攻型のパンチャーである所以といったところでしょう。

中盤、ジャブからボディストレートをヒットしたイタウマ、そこからコンビネーション。ホワイトはちょっと見えていないか、体を折って目線を切ってしまっています。そしてこのコンビネーション、あまり強く当たっているようには見えませんでしたが、ダメージを負ったか、明らかに動きが鈍るホワイト!

ゆっくり下がったところでイタウマがワンツーアッパー、この左アッパーがちょうどダックしたホワイトに刺さると、よろよろと後退!ここを逃さないイタウマ、強いチャージ!もう明らかに足に来ているホワイト、イタウマが右を返すとダウン!!!

立ち上がったホワイトですが、下半身が安定せず、レフェリーがストップ!!!

なんと!!初回ノックアウト!

スピードのあるコンビネーション、ガードしていてもダメージを与えられるパワー、ベテランといえども全く歯が立ちませんでした。時期尚早の可能性がある、なんてとんでもない、強すぎるモーゼス・イタウマ。

試練の一戦となる可能性もありましたが、結局、イタウマにとって良い経験とはならなかった今回の一戦。より強い相手でなければ、このボクサーは止められません。

なんとまだ20歳、次も名のある相手とのファイトが期待されますね。ヘビー級は、今後どのようになっていくのか、目が離せません。

 

 

 

 

 

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