FODのフェニックスバトル。
Leminoのフェニックスバトルに比べて若干落ちるマッチアップという印象はありますが、ここ最近はダイヤモンドグローブも含めて良いマッチアップを作ってきています。
ただ、FODも値上げ。1320円とのことなので、約35%もの値上げです。
広告付きプランは980円とのことなので、実質は変わりませんが、とにかくこういう値上げは多くの配信プラットフォームを契約している身としてはじわじわきます。
ということでFODのプラン変更を忘れないようにしないといけません。
ということで今回のブログは、FODで配信されたフェニックスバトルの観戦記。

9/9(火)フェニックスバトル
龍王(角海老宝石)11勝(6KO)2敗1分
vs
木谷陸(KG大和)8勝(3KO)3敗
中井龍がリングネームを変更しての初戦。あの伝説の齊藤麗王(帝拳)戦以来の日本人相手の一戦です。対するは木谷陸、メキシコでプロデビューしてキャリアを積み、日本での初戦を迎えます。
木谷がいかほどのものかはまだわかりませんが、初戦で龍王というのはかなり強気なマッチメイクですね。
まず初回、両者リング中央に歩み寄ったあと、龍王はサークリング。木谷がグイグイとプレス、龍王を追っていきます。
少しでも距離が空くとまもなく距離を詰める木谷、中盤に右のフックをヒット、これで龍王はぐらり。ちょっと距離が詰まった時に危うい感じのする龍王、木谷は近くなれば力強いパンチを放っていきます。この距離が得意なのかもしれません。
2R、龍王のステップは良いですが、木谷のステップも良い。木谷は龍王に対して磁石がついているかのような追い方、全く休ませません。
龍王は木谷が入ってくるところにカウンターで対応、後半にはお互いに警戒心が働いてかやや見合う場面も。
3R、ジリジリとした間合いから一気に踏み込む木谷。右のボディアッパーが良い。
龍王が動けば木谷は距離を詰め、その勢いのままコンビネーションです。龍王はちょっと待ちすぎているイメージか。
4R、中盤に龍王が左目上をカット。即刻ドクターチェック、これはヒッティングによるもののようです。これは龍王、かなり厳しい戦いになります。
再開後、攻め入る木谷に対して龍王は強打で応戦、左をヒットして木谷を下がらせます。
5R、龍王が右をもらいつつも左をリターン、これはクリーンヒット。木谷の攻めに対して龍王は近い距離でのファイトを決めているようで、力強い打撃戦。
しかし龍王の傷が深かったか、ここでレフェリーが一旦試合を止めてドクターチェック。
龍王の傷を見たドクターは試合をストップ、木谷のTKO勝利。
腫れもかなりひどく、ストップは致し方ありません。
木谷陸、良い攻撃力を持っていますね。
OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ
石井武志(大橋)10勝(8KO)1敗
vs
ジェイク・アンパロ(フィリピン)16勝(4KO)7敗1分
日本人にとって、ミニマム級ほど世界が近い階級はありません。石井は現在4団体でランクイン、うち3団体は一桁で、WBAにいたっては4位、このWBAの正規タイトルが来週には日本に来る、となれば、次期世界挑戦者といっても過言ではありません。
アンパロは世界挑戦経験もありますが、前戦で北野武郎(大橋)に敗北しています。同門の石井からすれば、ジム内ダービーが迫ってきていることもあり、ここは勝ち方を問われる一戦。
初回のゴング。
開始と同時に鋭く攻め入ったのは石井。低く入ってボディ、その後も強いプレスでグイグイと攻めていきます。倒す気マンマン、この大橋ジムのミニマム級ではライバル心が生まれていることでしょう。
今更ですけど8oz、ミニマム級だと結構デカく見えますね。
アンパロは頭を上手く使い(物理的に)石井の突進を受け止めて強打をリターン。ただ、石井は全く怯むことはありません。
2R、ガードを固めてグイグイと攻める石井に対して、ちょっとアンパロは嫌がっているか。リズムをキープして長いジャブを放ち、右で石井をはねのけようとするアンパロ、右を打った後に頭を前に持っていって追撃を阻止しようとするあたりはさすがのキャリアです。
3R、距離を取りたいアンパロ、良いジャブ、そして右のボディも良い。石井はちょっとミスブローが多く、微妙にアンパロの方が距離が遠いからか手数が少し少ないか。
アンパロの回転力は大したもので、少々乱れたバランスからでもパンチを返してきます。
4R、近い距離でも立ち回りがなかなか上手いアンパロ。石井はとにかくガードの上からでもパンチを出していきたい。
アッパーが当たると踏んだアンパロはこのパンチを多様してきます。このアッパーの打ち終わりに石井の左フック、これは効果的です。
後半、石井の叩きつけるような右のオーバーハンド、このパンチをブロッキング関係なく打っていけると良いですね。
途中採点は38-38、39-37✗2、石井。
5R、ポイントを聞いてちょっと安心したか、石井が良い感じに脱力できた感じがします。近い距離でも若干のステップを使う等して力の抜けた良いパンチを繰り出し、後半には右をヒット、アンパロの顔面を弾きます。
その後も右フックをヒットした石井、良いペースになってきたか。
6R、石井の鋭いパンチがアンパロを襲います。しかしアンパロも非常に上体が柔らかく、結構な確率で石井の顔面へのパンチを外しています。
そうなると石井にとって大切なのはやはりボディですね。
7R、アンパロもちょっと疲れてきているか、それともダメージなのか、手数は減っています。ただ、アッパーのアングルはまだよく、侮ることはできません。
それでもアンパロが力いっぱい打つパンチが少々減っていることで、石井としてはやりやすくはなっているはず。
8R,ここにきてもボディの叩きあい。石井も基本通りしっかりジャブから入りますし、アンパロも良いジャブで石井を近づけさせないようにしていますが、近づいたらボディです。
まだアンパロのパンチにはキレがありますが、それでも疲労はあるでしょう。石井はまだまだバランスがよく、元気です。
ここまでの途中採点は78-74✗2、79-72で石井。
9R、アンパロは出てこないので、カウンター狙いでしょうか。倒さなければ勝てません。
石井はフィニッシュまで持っていけるか、という戦いで、上手くコンビネーションをコネクトしていますがアンパロはタフですね。
アンパロには3つのKO負けがありますが、うち2つのものはキャリア初期の棄権負け、実際に倒されたのは重岡銀次朗戦のみです。
ラストラウンド、石井はこれまで通り前に出ますが、アンパロもここは応戦。30秒が経とうかというところ、フィジカルで押して入った石井はアンパロをロープに押しやり、ワンツーからの左ボディ。これで膝をついたアンパロ、スリップで良いと思いましたが不運なダウン判定。
これはちょっと可哀想ですね。
ただ、ポイント的にはもうどうしようもないアンパロですから、最後倒しにいかなければいけません。
ただアンパロは前に出て強打を振るうことはできず、やはり石井が出てくるところに右をあわせるというスタイル。
石井は最後までしっかりと手を出し、終盤にはコンビネーションをヒットしてアンパロを下がらせます。しかしアンパロは打ち返すことでサバイブ、規定の10Rが終了。
判定は98-91✗2、99-90、3-0の判定で石井武志。
2〜4Rくらいは苦労したイメージですが、それ意外はしっかりと取り、勝ちきったイメージの石井武志。高田vs松本の勝者に挑戦が待望されるような試合内容ではなかったと思いますが、いずれにしろWBAの上位にランクされる石井としては次が世界挑戦でもおかしくありません。
大事な一戦を見事クリアした石井武志、次の戦いに期待しましょう。
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