今年も残すところあと3ヶ月。
11月、12月に興味深い試合は数あれど、やはり日本のボクシングファンの注目は軽量級にあります。
ということで今回のブログは、軽量級のニュースをピックアップ。

矢吹正道vsフェリックス・アルバラードはメキシコ?
既報によると、IBF世界フライ級タイトルマッチ、矢吹正道vsフェリックス・アルバラードの指名戦は、MPプロモーションがわずか3万ドル(日本円にして約450万円)で落札。矢吹の取り分は19,500ドルとなり、このニュースが話題になった際に矢吹は「この金額ではやらない。裏で話が進んでいる」ようなことをSNSに投稿したとか。
その後の続報はありませんでしたが、個人的には矢吹箱のタイトルを返上し、スーパーフライ級に狙いを定めるのではないか、と思っていました。
もしくは、王座統一戦の段取りがついたか、と。
いずれにしろ、日本国内のお金持ちプラットフォームが、矢吹を救ってくれるものだと思っていましたから、これはあまり良いニュースとは言えません。
しかしBoxingSceneによると、この矢吹vsアルバラードが予定通り行われることを確認したとのことです。
日程は11/22(日本時間11/23)、場所はメキシコのエルモシージョ。
フェリックス・アルバラードは危険な相手で、日本でやったとしても矢吹が楽勝とタカをくくることはできない強打者です。
慣れないメキシコで、というとかなり難しい防衛戦になってしまうのではないかと思います。今のアルバラードは、無敗プロスペクトだったトビアス・レイジェスを破って勢いにのっており、疑惑の判定でアンヘル・アヤラに判定負けを喫したときよりも状態として良いでしょう。
メキシコであろうが強さを見せつけてほしいところですね。
ウィリバルド・ガルシアvs寺地拳四朗の勝者は?
こちらは12月のリヤドシーズン、「ナイト・オブ・ザ・サムライ」で激突する予定のIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ、ウィリバルド・ガルシアvs寺地拳四朗についてのニュース。
ガチャガチャとしていて、強さが見えづらいウィリバルド・ガルシアについて、拳四朗がしっかり距離をとってボクシングできれば勝利は固い、と思っています。
ただ、このようなボクシングがきれいでないボクサーが実は相手のペースを乱すこともある、というのもまた事実で、拳四朗がスーパーフライ級初戦を迎えることも相まってこちらも楽勝ムードでは見れません。
まあまあ、ともあれ、この勝者にはやはりジェシー「バム」ロドリゲスとの対戦が待っている、と思っていました。
しかし、IBFとしては、指名挑戦者に待ってもらう状況となったわけで、この勝者には指名挑戦者、アンドリュー・モロニーとの防衛戦が指令される予定だとのこと。
確かに、ウィリバルド・ガルシアは王座決定戦での戴冠であり、本来であれば初防衛戦で指名挑戦者を迎えなければなりません。そこで、前王者とはいえども寺地拳四朗を挑戦者として迎える、というのは指名戦に厳密なIBFとしてはなかなか珍しい措置でもありますね。
これはトゥルキ・アラルシクのカネの力、以外にはないでしょう。
いずれにしろ、ウィリバルド・ガルシアvs寺地拳四朗の勝者には、IBFの指名戦、アンドリュー・モロニー戦がセットされる予定のようで、本来であれば次戦だったものをモロニーは正当な理由なく待たされてしまうのですから、これは仕方のないことかもしれません。
ということはバムと対戦が実現するのはどんなに早くても夏か、早くて秋ぐらい。
そこまでバムがこの階級にとどまり、4団体統一へのモチベーションをキープできるかどうか。
後はタイミングの問題ですね。
バムvsプーマでバムが勝った場合、という前提の話ではありますが、当然井岡一翔に2度も勝利をしているプーマを侮ることはできず、こちらもアップセットの可能性を秘めています。
この階級が盛り上がるのならば、バムにも拳四朗にも怪我なく快勝してもらい、そのまま王座統一戦が春に開催される、というのが理想ですが、果たして。
12月、カルロス・カニサレスが再びタイに!
これまた楽しいニュースではない、というイメージなのですが、WBC世界ライトフライ級王者、カルロス・カニサレスの初防衛戦が発表されました。
その相手は、元WBA世界ミニマム級王者のノックアウト・CPフレッシュマートで、日程は私の誕生日でもある12/4(ちなみに辰吉vs薬師寺が行われた日程で覚えておくと便利)、場所はなんとタイです。
カニサレスは昨年末、WBC世界ライトフライ級王座決定戦でパンヤ・プラダブスリと対戦。序盤は互角の展開で、中盤からカニサレスが抜け出しての判定勝利、と思いきや、手が上がったのはパンヤ・プラダブスリの方でした。
まあ、途中採点もあり、8Rの時点でかなりパンヤがリードしていた(とてもそうは見えませんでしたが)という事実もあったので、12R終了後の採点はよくてドローか、ぐらいの感じではありました。結局、タイではノックアウトしないと勝てないのです。
当然のことながら、この結果を重く見たWBCは再戦を指示、この再戦にノックアウトで勝利してカニサレスは王座を勝ち取りました。
↓観戦記
しかし、カニサレスは初防衛戦でタイに戻ってきます。
正気か。。。??
ノックアウト・CPフレッシュマートは、腐っても12度もの連続防衛に成功した元王者であり、敗北はわずかに1つ、オスカー・コラーゾに敗れたもののみ。
このボクサーをノックアウトする、ということは容易なことではありませんが、果たしてカニサレスにはその自信があるのでしょうか。
大きな報酬を得られる戦いなのか、完璧な自身があるのか。
いずれにしろ、タイという開催場所が相まって、こちらも一筋縄ではいかなそうな戦いですね。カニサレスの勝利を望みます。ぜひ日本で戦ってほしい。
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