10/10(金)18:00からチケット販売開始とのことだったので、それまでにはアンダーカードの情報が出ると思っていましたが、情報が出たのは前日でしたね。
とりあえず仕事の合間にチケットは確保、3連休の最終日という地方民にとっては微妙な日程ではありますが、平日じゃないだけありがたいですね。
ともあれ、アンダーカードは期待以上ではなかったものの、非常に興味深いファイトが予定されています。ということで今回のブログは、11/24(月)に開催されるPrime Video Boxing 14のアンダーカードについて。
↓メインの正式発表

11/24(月)18:00 トヨタアリーナ
IBF世界フェザー級挑戦者決定戦
中野幹士(帝拳)14勝(13KO)無敗
vs
ライース・アリーム(アメリカ)23勝(12KO)1敗
試合順は未定、としながらも、この試合がセミファイナルで良いでしょう。
IBF世界フェザー級王者は来日経験もあるアンジェロ・レオ(アメリカ)で、1位は空位、2位にオマール・トリニダード(アメリカ)、3位にアリーム、4位にブランドン・フィゲロア(アメリカ)ときて5位に中野幹士、となっています。
この階級までくると見事にアメリカ人だらけですね。
大激戦階級、と言っても過言ではないこのフェザー級において、アンジェロ・レオというボクサーは比較的狙い目の王者と言えますから、タイトルショットが確定されるこのIBFのエリミネーションバウトに勝利することは重要な意味を持ちます。
「95年組の最終兵器」という感じのする中野は、これまでの戦いで無類の強さを発揮しており、「マノス・デ・アセロ」(鉄の拳)の名に遜色のない活躍を見せています。ちなみに、本当は中野からチケットを買おうと思ったのですが、私は出遅れてしまったので即刻売り切れておりましたのでローチケで購入。
さてさて、この中野の挑戦者決定戦の相手はライース・アリームです。2023年にサム・グッドマン(オーストラリア)にスプリットの判定負けを喫していますが、それまでにはマイク・プラニア、エドゥアルド・バエス、ビック・パシージャス、アダム・ロペスといった強敵難敵に勝利しており、まぎれもないエリートと呼ばれるボクサーの一人。
グッドマン戦は初の米国国外でのファイトだったため、時差に苦労した、とのことですが、今回、米国外での2度目の試合となるとこの言い訳はもう通用しませんし、それなりの対策を打ってくるはずです。
ライース・アリームというコンテンダーは、米国でも広く知られているボクサーだからこそ、中野の強さを今一度米国民に知らしめるには絶好の相手。快勝を期待したいのと、IBF王者のレオであれば日本にまた来てくれるでしょうから、日本での初戴冠を期待したいですね。
これは楽しみな一戦です。
坪井智也(帝拳)2勝(1KO)無敗
vs
カルロス・クアドラス(メキシコ)44勝(28KO)5敗1分
そして坪井智也はなんとレジェンド、カルロス・クアドラスとです。かつてスーパーフライ級の4KINGSだったクアドラス、5敗していますがその相手はローマン・ゴンサレスにはじまり、エストラーダに2度、アローヨ、そしてバムと負けた相手はほぼ一流、その中でKO負けはエストラーダとの第二戦のみ。
前戦は5月なので、半年ぶりのリングということはほぼブランクなし、という状態。37歳となったクアドラスは、当然、全盛期から比べると力は落ちている、とは言えるのでしょうが、2023年には暫定ながらもWBC世界スーパーフライ級王者に返り咲いています。
さらに、クアドラスはWBCランキングで1位の位置につけていますから、坪井がこれに勝てば非常に大きい。帝拳の顔の効くWBCであれば、一気にトップコンテンダーの座も夢ではありません。
坪井はここに勝ってバムに挑戦、というのはタイミング的には難しいかもしれませんが、少なくともバムが返上すれば大きなチャンスが巡ってくるでしょうね。
いずれにしろ、Mr.ホンダは自分のところの選手同士を戦わせたがらない、ですが、今回はクアドラスから坪井へバトンを受け渡すための戦い。レジェンド、クアドラスにはこういう役割が必要でしょうから、坪井は是非ともそのバトンをしっかりと受け取ってほしいですね。
増田陸(帝拳)9勝(8KO)1敗
vs
ホセ・カルデロン(メキシコ)14勝(6KO)2敗
増田陸の世界初挑戦もあり得るか、と思ったタイミングでしたが、ここは世界タイトルマッチとはならず。
IBFはホセ・サラス・レイジェスとランディ・ギーケの間に王座決定戦をオーダーしており、その初防衛戦で増田陸が指名挑戦者として世界初挑戦を叶える、というストーリーに落ち着いたようです。
このレイジェスvsギーケについては、12月に行われるそうで、メキシコ、日本、米国のいずれかで開催とのこと。日本はないでしょうが。
増田の対戦相手は、ホセ・ミゲル・カルデロン・セルバンテス、このボクサーは元世界王者、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)からアップセット勝利を奪ったボクサーですね。
これが2024年11月の試合であり、サンティアゴは当時中谷戦で世界タイトルを失ったすぐあとの復帰戦であり、カルデロンは初の10回戦、初のタイトルショット(WBCラテンタイトル)だったわけですから、これはかなりのビッグアップセット。
その後、カルデロンは2勝23敗の選手と戦って勝利したのち、あのガラル・ヤファイを相手に良いところまでいった強豪、ゴハン・ロドリゲス(メキシコ)にも勝利しています。
まだ22歳と若く、おそらく自信をつけているのでしょうから、これは侮れない相手だと思います。前戦から一気に強くなっていても不思議ではありません。
さらに、増田はメジャー4団体すべてで1桁にランクインしているコンテンダーですから、カルデロンにとってはこの試合に勝てば世界タイトル挑戦のチャンスに一気に近づきます。
もちろん、増田陸の圧倒的な攻撃力の前に耐えられる、とは思いませんが、これはただの世界前哨戦と呼ぶにはなかなかの相手だと思います。
試合開始は?
さて、この他にも数試合のアンダーカードが追加され、試合開始は17:00とのことです。
いつも思うのですが、果たして夜にやる意味あるんでしょうか。。。連休の最終日だし、日中でよくないか??
地上波での放送というのがあればテレビ視聴率も気にしなければならないでしょうから、必然的に夜となるのはわかりますが、今の配信時代であればすぐに見逃し配信が可能なのだから、リアルタイムで見る必要はあまりないような。
このリアルタイム配信の数字、というのが重要なのでしょうか?ちょっと意味はわかりませんが、とにかく企業都合を優先して視聴者にやさしくないのはいつものこと。
当然、翌日も仕事で、興行が終わってから地方に帰るというのはもう公共交通機関はないので、車で行かねばなりませんね。まあ、当日は楽しみましょう!
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