信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】日本バンタム級王座決定戦、大橋哲朗vs梅津奨利!増田陸の後釜王者の決定と、伊藤千飛が躍動!!

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SAIKOU×LUSHの方はとてもじゃないですがしっかりした興行とは言いづらい事態が発生していたそうです。

メインイベントのWBAアジア・ライトヘビー級王座決定戦は、キルギス出身のディムロド・サティバルデイフが8kg以上ものウェイトオーバーで試合中止、そしてセミセミに出場予定だったハサンボーイ・ダスマトフも大幅な体重超過だそうです。

意味不明の日本人プロモーターが完全に舐められている、というだけならまあ良いのですが、なかなかのトンデモ興行ですね。

ともあれ、やっぱり小規模〜中規模興行というのは国内戦に限ります。

ということで今回のブログは、大阪、エディオンアリーナで開催されたREAL SPIRTSの観戦記。

 

 

 

10/25(土)エディオンアリーナ大阪

リカルド・スエノ(フィリピン)13勝(5KO)10敗4分

vs

伊藤千飛(真正)4勝(3KO)無敗

過去幾度かの来日を果たし、現IBF世界ライトフライ級王者、タノンサック・シムシー(タイ)にこそ初回TKO負けを喫していますが、桑原拓、山口仁也といった地域王者クラスのボクサーたちとはフルラウンド戦っている、リカルド・スエノ。

ネクスト王者と言われる伊藤にとってもなかなかの強敵と言えるでしょう。

初回のゴング、まずはリング中央での探り合いからスタート。先二ジャブをヒットしたのは伊藤の方で、ガッチリとガードを固めるスエノに対して早々に力のは入ったパンチも振っていきます。

やや伊藤のプレッシャーに押されるようにサークリングするスエノ、自ら攻め込んでも伊藤のリターンが飛んできて速くも突破口が見いだせなさそうな展開。

しかし後半に入ると腹をくくったのか、ぐいっと身体を入れて左右を強振、フィリピン人らしい攻撃を見せます。伊藤も強気に反撃、終盤に右のダブルをヒットしています。

 

 

 

2R、ガードをしっかりと掲げるスエノですが、構わず伊藤は強打を見舞います。このオーバーハンド気味の右、スエノはガードしても身体を流れてしまいます。

どっしりと構えてプレスをかけ、強打を打ち込んでいく伊藤、遠い距離から飛び込みの左フックを見舞うとこれでスエノがダウン!

立ち上がったスエノに対して攻める伊藤、スエノも連打で反撃しますが、その後伊藤がまたも強打でスエノを下がらせ、左のボディショットを放つとスエノがこのラウンド2度目のダウン。

カウント中にスエノ陣営が棄権、伊藤千飛の2RTKO勝利!

驚くほどパワフルですね。伊藤千飛。スエノは下の階級からあがってきた選手ではありますが、全くもって相手にならないほど、パワー差がありました。当然、技術差も。

 

 

 

日本バンタム級王座決定戦

大橋哲朗(真正)14勝(4KO)4敗1分

vs

梅津奨利(三谷大和)12勝(8KO)1敗2分

昨年、中川健太(三迫)に殊勲の勝利を挙げてWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座を獲得した大橋哲朗。しかし初防衛戦で川浦龍生(三迫)にそのタイトルを奪われています。再起2連勝で、増田陸(帝拳)が返上した王座を巡っての王座決定戦に出場です。

対戦相手は梅津奨利、2022年の全日本新人王で、非常にガッツのあるパンチャーですね。

初回のゴング、勢いよく飛び出した梅津、積極的にパンチを打ち込んでいきます。大橋は右ジャブを突いて梅津を遠ざけ、右フックでまわすといった技巧派らしい戦い方です。

中盤、梅津の右ボディストレートがヒット。サウスポーにとってはこの右ボディは嫌でしょう。その後梅津は良いリズムを刻み、右のダブルを出したり当たらずとも鋭い左フックを強振したりと非常にリラックスした雰囲気が伺えます。

ガードで大橋の左ストレートを受けてみる、等試しだした梅津、まっすぐの右ストレートが当たり始めているイメージです。

 

 

 

2R、大橋が鋭いジャブ。梅津はノーモーションの右で対抗。近づくと梅津の左右のフック、大橋は後手のボディアッパーです。

手数、アクションの多さ、ともに若干梅津でしょうか。お互いパンチは当たり始めています。

3R、梅津が体勢を低くしてインサイドに入ろうとする構え。しかしそこに大橋は左アッパーで迎撃。梅津が前進すると回そうとする大橋、それをさせまいとする梅津。パワーに勝る梅津の方が若干見栄えが良いように見えます。

4R、入ってくる梅津に対して大橋が引き続き左ボディアッパーで止めます。しかし1分が経過しようか、というところで、この左ボディアッパーを気にしなくなった梅津は、打たれてもそのまま打ち返し、距離を詰めます。

梅津も右のアッパー、これを顔面、ボディへと散らし、中盤にワンツーをヒット。そしてその後に右をヒットすると、身体をつかって大橋をロープに押し込み、ボディの乱打。徐々に回転力の上がっていく梅津!大橋はガードを固めて手が出ません!

嵐のような梅津のラッシュ!力尽きて倒れる大橋!!!

 

 

 

レフェリーはカウント無しでストップ!

梅津奨利、4RTKO勝利で日本王座を獲得!!!

日本王座初挑戦で、獲得。見事なボクシングでした、梅津奨利。

三谷大和ジムでは初の王者誕生とのこと、喜びを爆発させます。

もっと長いラウンドが続くと思われた良い攻防でしたが、梅津のパワーパンチが炸裂。一瞬のKOチャンスを逃すことなく、試合を決めてみせました。

ということで、REAL SPIRITSをディレイ視聴したあと、ABEMAでやっている10/25(土)SAIKOU×LUSH vol.2に移動。

WBアジア・スーパーフライ級タイトルマッチが終わっていました。すると「現地はライブ中」とのこと。

キルギスでもこんなことしてるのか。。。

カシメロvs亀田京之介まで55分とのこと。

タイパ、タイパと叫ばれているこのご時世、こんなんで良いのでしょうか。

あ、しかもダスマトフは体調不良により試合をキャンセルとのこと。もはや見る価値もなくなってしまいました。

 

 

 

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