信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】中野幹士vsライース・アリーム!「鉄の拳」、混沌のフェザー級へ殴り込み、勢力図を変えろ!

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いよいよあと1週間を切った、Prime Video Boxing 14。

メインイベントは那須川天心vs井上拓真、これが今月最も注目に値するファイトである、というのは自明の理ではありますが、それでもやはり、アンダーカード、じゃなかった、サポーティングカードの注目度合いもそれに比して、高い。

単発でメインを張れるアンダーカード(面倒なのでアンダーカードで良いでしょう)の数々は、やはり今の日本ボクシング界の充実ぶりを伺わせるものです。

ということで今回のブログは、那須川天心vs井上拓真をメインに据えたPrime Viceo Boxing 14、そのセミファイナルにセットされた中野幹士vsライース・アリームのプレビュー記事。

 

 

 

11/24(月・祝)Prime Video Boxing

IBF世界フェザー級挑戦者決定戦

中野幹士(帝拳)14勝(13KO)無敗

vs

ライース・アリーム(アメリカ)23勝(12KO)1敗

中野幹士がいよいよ世界へ、という一戦。

2018年に帝拳ジムからプロデビューした中野は、コロナ禍で大きなブランクをつくりましたが、同時期に帝拳ジムには同じぐらいの階級の元アマエリートが次々と入り、そこで切磋琢磨してきたと思われます。

帝拳ジム内のダービーを勝ち残った中野は、2024年9月にOPBF王座を初戴冠。彼のアマ実績から言えば、随分と待たされた感がありましたね。

帝拳といえばやはり慎重なマッチメイク、という感こそありますが、初防衛戦では英洸貴(カシミ)を3RKO、ラスベガスでもプエルトリカンを4Rでフィニッシュ、その倒しっぷりは多くのファンが期待するところです。

もっと早くに世界王者となっていてもおかしくはなかった、黄金世代、95年組のエースが、いよいよ世界挑戦者決定戦に出場で、この試合には期待しかありません。

一方でライース・アリームも比較的長く待たされた感のあるボクサーで、このボクサーは強敵です。

 

 

 

経歴を紐解くと、一応、WBA世界スーパー・バンタム級暫定王座を取得していますが、これは悪名高いWBAの王座乱立の頃(今もですが)のものだったので、その後消滅。このWBA王座戦は当時無敗のビック・バシージャス(アメリカ)を何度も何度も倒して11RTKO勝利したもので、評価されても良い戦いでしょう。

その後もエドゥアルド・バエス(メキシコ)、マイク・プラニア(フィリピン)といった強敵を退け、IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦でサム・グッドマン(オーストラリア)と対峙。この試合はアリーム優位と見られていたと思いますが、開催地オーストラリアということも影響したのか、グッドマンに判定負けを喫しています。これがこれまでで唯一の敗戦です。

その後2連勝で今度はフェザー級の挑戦者決定戦に出場です。

 

 

 

世界的評価と相性

世界的に見れば、戦ってきた相手はアリームの方が上、というのは認識しなければならないことですが、中野幹士というボクサーはまだ全くと言って良いほど底を見せておらず、これまでの最長ラウンドも8R。

「鉄の拳」と呼ばれるその拳は、その名の通り破壊力にすぐれ、どんな相手にしたって12Rは生き残るのが難しいのではないか、と感じます。

アリームは比較的ガードも甘く、アメリカンエリートっぽい顔をしながらアグレッシブに攻めてくるタイプのボクサーであり、中野の左は比較的早い段階で当たってしまうのではないか、と推察されます。

アリームはめちゃくちゃスピードがあるわけではありませんが、やや変速に入り込んでくる事があり、オーバーハンドのスイングも速いし、踏み込みのスピードも速い。しかし、やや大振りなそのスイングにきをつけて、中野が丁寧なボクシングをしたとするならば、入り際にショートを当てるのは十分に可能で、更にそれで試合が終わってしまう事も考えられます。

なのでどうしても、これは私自身が中野を贔屓に見てしまうこともあるのかもしれませんが、中野の負けは考えづらく、やはりここもノックアウトで片付けてくれるのではないか、と期待しています。

 

 

 

ただ、海外のオッズはそうではなく、それはこれまでのキャリアが大きく異なるというところなのでしょう。

現時点(11/15)のオッズは、中野が優位ながらも-120、アリーム+110とほとんど差がないという状態です。

海外的には互角と見られている、つまりはこの勝ち方次第で、世界中に中野幹士というボクサーの名前を売る絶好の機会とも言えますね。

大事なのはその次

もちろん、大事なのはこの次の試合です。

IBFの挑戦者決定戦ということで、ほぼ間違いなく次戦でタイトル挑戦が叶う、というのがIBFの良いところです。

 

 

 

IBF王者のアンジェロ・レオ(アメリカ)は、今年5月、日本で亀田和毅(TMK)の挑戦を受け、苦戦を強いられながらも初防衛に成功。次戦は来年2月、ホームカミングファイトでレラト・ドラミニ(南アフリカ)を相手に2度目の防衛戦に臨む予定とのこと。

これに勝てば次は中野(かアリーム)の挑戦を受けることになるわけですが、レオを日本に呼ぶ事については実績もあり、さほど難しい事ではないような気がします。これはドラミニについても同様で、もしドラミニが勝って新王者となったとしても、中野が順当に勝利した場合、日本で中野の世界タイトルマッチが開催されることはほぼ間違いないでしょう。

このレオvsドラミニは2/21、ニューメキシコとのことなので、5月の東京ドーム、というわけにいくのかいかないのか微妙なところですね。何でもかんでも東京ドーム!とか言い始めるのは悪い癖ですが、是非とも注目興行で戦ってもらいたいと思います。

 

 

 

混沌のフェザー級

混沌としているフェザー級、この階級には現在主役が不在です。

つい先日、アーノルド・ケガイ(ウクライナ)を退けて防衛を果たしたWBO王者、ラファエル・エスピノサ(メキシコ)が最強か、と個人的には思いますが、これはその体躯によるところも大きく、長く戦えばその分攻略法も見えてくるかもしれません。

同様に、WBA王者ニック・ボール(イギリス)についてはサム・グッドマンが善戦したように対策される可能性があり、IBF王者アンジェロ・レオはそもそも尖った能力を持つボクサーではありません。

そしてWBCはスティーブン・フルトン(アメリカ)、こちらはまもなくスーパーフェザー級に転級でしょうか。

オシャーキー・フォスター(アメリカ)に敗れたらフェザー級に戻ってくるんでしょうか?暫定王者、ブルース・カリントン(アメリカ)との対戦は見てみたい気もします。

 

 

 

このフェザー級の世界王者たちは、傍目に見る分には実力も拮抗しているように見え、誰と誰が戦っても面白そうな面々。しかし、王座統一を期待されるスターが不在のため、その王座統一戦は一向に進まず、皆、「井上尚弥待ち」みたいになっている状態です。

そこに中野幹士が名を連ねる事ができれば、これはまた日本のボクシング界にとって最高です。

今現在では中谷戦ほどの盛り上がりにはならないでしょうが、中野がここから1年〜2年の間で大きく評価を上げられる戦いをクリアすることができれば、中谷戦以上の盛り上がりを作ることも可能かもしれません。

中野には来年の前半にタイトルを獲得し、初防衛戦でも2度目の防衛戦でも良いので早々に王座統一戦を計画してほしい。きっとそのポテンシャルがあるボクサーだと思います。

日本ボクシングの中心地は、バンタムからスーパーバンタムへ、そして来年以降、フェザー級に移るのかもしれません。

とはいえ、フェザー級の世界王座というのは日本のボクサーたちにとって遠い頂。ここは中野にキメてもらいたい。まずはアリーム戦、勝利だけでなく好パフォーマンスを期待したい。

 

 

 

 



 

 

 

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