正式発表なのかはわかりませんが、いよいよ年末の井岡一翔の対戦相手が発表。
言わずとしれた大晦日興行、「いつもの」防衛戦でもなければ、「いつもの」ABEMAでもありませんが、いつもの大田区総合体育館です。
それでも今年も、日本のボクシング界を締めくくるのはやはり井岡一翔です。
ということで今回のブログは、大晦日興行について。

Kazuto Ioka Set For Bantamweight Debut Against Maikel Ordosgoitti On Dec. 31
12/31(木)大田区総合体育館
WBA世界バンタム級挑戦者決定戦
井岡一翔(志成)31勝(16KO)4敗1分
vs
マイケル・オルドスゴイッティ(ベネズエラ)15勝(14KO)1敗
長らく日本ボクシング界の「大将」であった井岡一翔は、「井上尚弥」が世に出てからも「副将」の座をキープ。しかしここ2戦でのフェルナンド・マルティネスに対しての連敗、中谷潤人の台頭も相まって、良い意味で「日本ボクシング界を背負って立たなくて良くなった」ボクサーです。
その技巧、緻密なボクシングは誰しもが認める所で、本来であればスーパーフライでも身体的にはキツい、と思われる中でのバンタム級挑戦というのは、まさに井岡一翔が求めるところ、という感じがしていて非常に応援のしがいがあります。
そもそも井岡家の悲願は3階級制覇であり、すでに井岡は4階級制覇王者。そして5階級目というのは、間違いなく自身が渇望したものであり、だからこそ好きなようにやってもらいたい。ファンのため、周りのためにはもう十分、あとは自分のやりたいようにやってもらいたい、というのが私の思うところです。
とかいいつつも、やはりこの対戦相手には不安を禁じえません。
マイケル・オルドスゴイッティ(と読むのかはわかりません。スペルは「Maikel Ordosgoitti」)というボクサーは、15勝中14つのKO勝利を収める新鋭で、デビューから12戦は連続KOを記録しているとのこと。
まだそこまでキャリアのあるボクサーではなく、強敵との試合というのはほとんど経験していない状態ですが、まだ24歳と若く、更に映像を見る限りでは非常に身長が高く、さらにリーチもあります。
細身に見える体から、ブンブンとパンチを振り回して築いた14つのノックアウト勝利。この半分、7つが初回KO勝利ということで、痩身ながらも速攻型のフィニッシャーであると言えます。
これは勢いがあって非常に怖いボクサーです。
しかも唯一の敗戦はフェザー級戦であり、この試合はWBCグランプリのROUND32で無敗の相手に喫したもの。その2ヶ月後には124lbsで復帰戦をして初回KO勝利を飾っていますから、バンタムといってもフェザーでも戦えるボクサーなのだと思います。
そんな身体的に大きくディスアドバンテージを持つ井岡一翔、復帰戦の相手としては非常に怖さのあるボクサーではないでしょうか。
これはもしかすると、マルティネスのパワーに屈してしまったがために選んだ相手、なのかもしれません。パワーと勢いのあるボクサー、しかも今回は高身長のボクサーを相手に、それを対策するための試合。
フィジカル面で劣る相手に、どのような技術を見せられるのか。
このオルドスゴイッティは経験としては持っていない方だと思いますが、大きなボクサーで、おそらく井岡が得意なタイプではないはずです。これから、自身よりも大きな相手と戦っていかなければいけない井岡にとっては、これ以上ないテストマッチなのかもしれませんね。
ともあれ、心配しつつもそのチャレンジを全力応援。今年の大晦日も非常に楽しみです。
ところで、です。
この試合はWBA世界バンタム級挑戦者決定戦、と報道されています。なぜにこの試合が?オルドスゴイッティって誰?っていうのはもちろんボクシングファンなら思う事で、志成ジムとWBAはどういう関係なのか、というのを疑うほど優遇されている、というのは事実ありますね。「挑戦者決定戦」の部分だけはやっぱり乗り切れない。
WBA世界ライトフライ級挑戦者決定戦
吉良大弥(志成)3勝(2KO)無敗
vs
イバン・ガルシア・バルデラス(メキシコ)13勝(5KO)4敗1分
はてさて、こちらもWBAの挑戦者決定戦です。
吉良大弥はわずか4戦目、そして22歳と若いですが、このバルデラスも24歳と若い。吉良はWBA2位、バルデラスはWBAランキング7位、と考えれば、井岡vsオルドスゴイッティよりは納得ができるでしょう。
このバルデラス、直近5戦で2勝2敗1分と奮いませんが、2024年7月、カルロス・カニサレスと良い試合をしたようです。
ちょっと映像を見ていないのでわかりませんが、これはなかなかの強敵と言えるのではないでしょうか。
カニサレスといえば12/4、ノックアウト・CPフレッシュマートを迎えての防衛戦を予定していましたが、渡航に制限がかかり、タイに乗り込む事はできず。結果的にノックアウトは別のボクサーと王座決定戦を戦うようになり、カニサレスは降格(暫定?休養)とのこと。色々と、なんと運のないボクサーでしょうか。
ともあれ話を戻すと、ここは当然、吉良大弥に期待しています。
アマチュア時代から国際大会でも活躍する等、その強さを見せつけてきた吉良、ここに勝てばWBA1位の指名挑戦者となり、高見亨介vsレネ・サンティアゴの勝者への指名挑戦権を得ます。うまく行けば、初タイトルでユニファイド王者になれるという特典付き。
高見vsサンティアゴが勝利すれば、もしかすると早々に階級を上げるかもしれません。そうなれば、吉良にとってはより王座が近くなる、という印象でしょうか。
まあ、この大晦日が終わった後のことを妄想しても仕方がありません。中野幹士のようなこともありますし。
ともかく吉良大弥の勝利を願いましょう。
アンダーカードと配信情報
アンダーカードには、嶋田淳也が登場。嶋田!?帝拳!!?って思いましたが、志成に移籍したようですね。仮に志成ジム興行がLeminoに移籍しても、さすがに帝拳ボクサーは出ないか。
他には馬場龍成も出場で、セミとメイン以外はすべて日本人対決。これは視聴のしがいがありそうです。
配信は、Lemino。Leminoはしょっちゅう止まったりして嫌なものですが、どうせ12月はABEMAもLeminoも契約しておくのだから、この際どっちでも関係ありません。
これにていよいよ出揃った年内のボクシング興行。
年末に向けて、色々と整えていきましょう。
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