信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

ボクシングファンの悲しい性。「メジャー4団体」というカオスの中で私たちが愛するもの。

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ボクシングはもっとも美しいスポーツであり、もっとも醜いエンターテイメントです。

この後半部分については、今更ながらにもううんざりしています。

ボクシングファンなら誰もが一度は、いや、毎日のように感じる「承認団体」への苛立ち。

「世界王者」という言葉のインフレは留まるところを知らず、かつてあったはずの権威は地に落ちたと言っても過言ではないでしょう。 それでも私たちがボクシングを見続ける理由、それはリング上の戦いが尊いからに他なりませんが、その輝きを享受する前に、まずはこの「腐った現状」を整理して吐き出しておきたいと思います。たまには毒を抜かないと、体に悪いですからね。

▼大昔に書いた記事▼

boxingcafe.hatenablog.com



 

 

最も古く、最も腐敗した団体

まずは、「安定」のクソっぷりを見せるWBAについて。

ここはもう、説明不要、殿堂入りの「クソ団体」と言って差し支えないでしょう。

王者の上に「スーパー王者」なるものを置き、さらに暫定王座を乱立させる。一つに減らすと言ったそばからまた増やすその姿勢には、ある種の清々しささえ感じます。

そのうち「スーパーウルトラ王者」とか作り出すんじゃないでしょうか。 そして、「挑戦者決定戦」と銘打たれた試合が、何の意味もなさない茶番であることにも、我々はもう疲れ果ててしまいました。

ここに関しては、「皆さんご存知の通り」で片付けても良いレベルの常習犯であるという認識で一致していると思います。

 

 

 

我々の大好きな緑のベルト

次に、権威を気取る「緑のベルト」、WBCの欺瞞について。

WBAと同じくらい、あるいは「権威があるふり」をしている分、こちらの方がタチが悪いかもしれません。

特に鼻につくのが、優遇するボクサーとそうでないボクサーの扱いの差です。カネロのような寵愛する選手、または主にメキシカンは、どれだけ防衛戦の期間が空いても「休養王者」などの名目で守られる一方、承認料未払いの場合は、たとえテレンス・クロフォードのような偉大な王者であっても、あっという間に剥奪するビジネスライクな非情さを見せつけます。

さらに、高らかに掲げる「WBCクリーン・プログラム」も形骸化しているように見えます。サブリエル・マティアスの件では、WADAの禁止リストに載っている物質が検出されたにも関わらず、「市場に禁止リストに載っている物質を含むサプリメントが大量に出回っているため」という理由でお咎めなしとなりました。

それなら、極論「何でもあり」になってしまうのではないでしょうか。 

順調に迷走ぶりを発揮するWBC、そういえばブリッジャー級ってどうなったの??

追記、WBCはテレンス・クロフォードを永久追放だそうですね。アタマ大丈夫か、スライマン。

更に追記、フルトンがウェイトオーバーでWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが成立せず。で、フォスターvsフルトンにWBC世界ライト級暫定王座がかかるとのこと。これはすごい!もう階級制辞めたら???

 

 

 

一見は良い、IBF

続いて、最も厳格な団体として知られるIBF。

確かにルールには厳しいですが、そのランキングは謎に包まれています。どこから湧いてきたのか分からない無名のボクサーが、いつの間にか挑戦者決定戦に出られるほどの順位にランクされている怪奇現象が多々見受けられます。

指名試合を厳格に強制する姿勢は、王座の私物化を防ぐ意味で評価できる反面、あまりに融通が利かなすぎて、「その試合、誰が見たいの?」というカードを強いる四角四面さがあります。

悪い意味で真面目すぎる、といったところでしょうか。

まあ、どうやったって不満は出るのでしょうけど。

WBA、WBCに比べれば当然良い方ではありますが、4団体王座を求めるボクサーにとってはなかなかの鬼門で、融通がきかなすぎるきらいがあります。

 

 

 

良いというか、ましというか、普通

そして、WBOです。 上記3団体の惨状を見ると、消去法でいけば最も「まとも」な団体、ということになります。 良くも悪くも普通、というところでしょうか。特筆すべき悪行が少ないだけで評価される現状自体が、ボクシング界がいかに異常な状態にあるかを物語っているように思えてなりません。唯一、普通の感覚で会話ができそうな団体ですね。

WBOへの批判、というと他が悪すぎて出てこないというのが現状ですから、すべての団体がWBOのような運用をすれば少なくとも我々はリング上の出来事に集中できるのかもしれません。

ましなんてとんでもない、良い団体ってことですね。

 

 

 

ボクシング界の革命とは

ボクシング界に革命を起こそうとしているのは那須川天心だけではありません。というか那須川天心は革命を起こせない。あくまでもボクシングの枠の中で戦っているので。

その枠を壊そうとしているのがトゥルキ・アラルシクとダナ・ホワイト。

既存の団体がダメなら、新興勢力であるTKOボクシングに期待すれば良いのでしょう。

ただ、私はそうは思いません。もしTKOが市場を独占することになれば、UFCのように選手たちのファイトマネーは管理・制限され、一攫千金の夢がなくなる恐れがあります。

アメリカンドリームがなくなれば、皆アメリカから出て戦うようになるかもしれませんし、もしTKOボクシングの覇権がヨーロッパやアメリカにまで及ぶのなら、皮肉にも、まだ「自由な市場」が残っている日本が、次のボクシングの中心地になる可能性すらあるのではないでしょうか。それはそれで、ガラパゴス化が進む懸念もあり、手放しでは喜べない事態です。

結論として、ボクシング界の運営側は、とにかくどうしようもない「掃き溜め」だということです。 しかし、これだけは言っておきたい。リングに上がるボクサーたちに罪はありません。彼らはこの理不尽で、矛盾だらけのシステムの中で、命を削って戦っています。 団体の愚行には中指を立てつつ、それでも私たちは、泥の中で輝く彼らの戦いを見続けていくのでしょう。文句を言いながらも見てしまう、それがボクシングファンの悲しい性なのかもしれません。

 

 

 

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