FUJI BOXING。
なんとまだ地上波でやってるんですね。
「地上波からボクシングは消えた」と思いこんでいましたが、深夜ながらもフジテレビだけはまだその牙城を守ってくれていたようです。
ただ、FODで見れる分、果たしてどれくらいの視聴率なのでしょうか。
今回のダイヤモンドグローブは、FODプレミアムで生配信、そして地上波では12/13 (土)27:15〜の放送のようです。
ともあれ、今回のブログは12/9(火)に行われたダイヤモンドグローブの観戦記。

12/9(火)ダイヤモンドグローブ
日本ユース・ウェルター級タイトルマッチ
磯谷大心(三迫)9勝(6KO)3敗
vs
山本諒真(DANGAN)5勝(5KO)2敗
20:00過ぎ、仕事を終えて視聴開始すると、ちょうど吉野修一郎の引退式でした。世界に挑んだ、ライト級。間違いなく国内最強を証明し、そのまま世界最強、ともすれば未来のPFPに挑んだ吉野は、見事なまでに弾き返されてしまいましたが、大和魂を見せてくれました。
2025年4月、ラストファイトはシロ・チョイというウズベキスタン人に11RTKO負け。このボクサーがいつか世界を獲ってくれることを願うのみですね。
さて、ユース戦。
初回のゴング、まずはリング中央でフェイントの掛け合いから磯谷が長いジャブ。山本は思い切って入ります。磯谷はスピードがある方ではなく、山本の方が全体的に速そうです。
ただ、若干磯谷の距離、でしょうか。しっかりとジャブを差し込み、同時打ちのカウンターを準備出来ているように見えます。
2R、引き続き磯谷のジャブ。山本が強くステップインすると、磯谷がバランスを崩してしまいそうなのが気になるところですが、後半、山本が入ろうとしたところに磯谷の右がクリーンヒット。ちょっとぐらりと来たように見える山本、しかしここは磯谷も行かず。
3R、磯谷、足が速い方でもないと思いますが、バックステップ良いですね。絶妙な距離感です。このラウンドは自ら攻めて右をヒット、頭を右に倒しながらの左フックもヒットしています。
山本は届かない、その上磯谷の右アッパーをリターンでもらっています。
4R、山本がさらにステップインを強めたか、ほんの少し、届き始めている気がします。ただ、大きなステップインはその分隙も大きくなります。しかしこの山本はタフ、中盤にはめげずに攻め続けた結果、近い距離で右をヒット。これで一瞬動きの止まった磯谷、ダメージはどうか。
右、左を単発ながらも思い切ってスイングする山本。磯谷はあくまでも冷静にジャブです。
5R、前手を小刻みに動かすフェイントからワンツーをヒットした磯谷、山本は腰を落として強くステップイン。山本はもう少し手数が欲しい。
磯谷は山本のは入り際に右アッパー、近い距離でも左フックをヒット。
6R、若干距離が近くなっているように見えますが、磯谷も打ち合い上等な雰囲気。しかしこの磯谷の持ち味はストレートの距離で戦える事でしょう、このラウンドも綺麗なワンツー。
後半、山本のワンツーに対して右のリターンの磯谷、これがミスして逆に山本に左がヒット。これは怖いですね。
7R、ポイント劣勢を意識してか、山本が早々にチャージ。しかしやはり当たるのは遠い距離からの磯谷のジャブです。
ラストラウンド、当然行かなければならないのは山本。強振して迫る山本、しかし磯谷のバックステップに届きません。
がむしゃらに攻める山本に対し、しっかりとステップを踏んでジャブ、カウンターのストレートを完遂した磯谷大心。ここでゴング。
判定は、77-75、79-73×2、磯谷大心。
磯谷大心、完勝でしたね。端正なルックスとそれに似合うボクシング。ただ、攻められてバランスを崩すところはまだまだ成長の余地があるでしょう。
日本ライトフライ級王座決定戦
川満俊輝(三迫)11勝(7KO)2敗
vs
野田賢史(金子)7勝(4KO)3敗
さて、非常に楽しみなメインイベント。前戦で現世界王者、高見亨介に6RTKO負けを喫した川満、復帰戦で王座決定戦に出場です。
この二人は2020年に戦い、バッチバチの打ち合いから川満が4RTKO勝利。野田にとっては初のタイトルとともにリベンジも果たせるという極めてモチベーションの高い試合でもあります。
さて、今回も好ファイト必至、注目のゴングです。
ゴングともに猛ダッシュの川満。野田はまわりながら迎え撃ちます。野田はよくジャブが出てコンビネーションも良い。
序盤から中盤にかけて、このジャブでなかなか自分の距離に持っていけない川満、しかし後半に入ると川満のプレスが奏功してきたか。
2R、ポンポンとジャブが出る野田、コンビネーションから距離が詰まると両の手でぐっと押し返し、巧い距離キープ。ちょっと野田のパンチが当たりはじめ、川満はダメージを負ったか、バランスを崩します。
とはいえ、野田としては行きすぎても危険、パンチが当たるからかその後は距離が縮まっています。
相変わらず野田のパンチはよく当たっていますが、この距離では川満のパンチも当たります。
徐々に乱打戦の様相、川満のエンジンはどんどんかかってきており、打たれても退きません。
3R、突進する川満、野田も押し返して応戦。頭がつくほどの距離での回転力は川満!野田はジャブこそ出るものの、相手を止めるような中間距離でのコンビネーションは出なくなっており、ちょっとコーナーに詰められる時間も増えてきています。
更に時間が進むと、かなりバランスを崩す場面も増えてきた野田。これは結構きついんじゃないでしょうか。野田のパンチも当たってはいますが、圧倒的に野田が消耗しているように見えます。
4R、野田がややどっしりと構え、覚悟を持って迎え撃つ構え。このラウンド序盤はよくコンビネーションが出ました。川満が入ってきた時の右アッパーも良いですが、それでも止まらない川満!川満は止まりません!そしておそらく何度もスリップがあり、ダメージを見て取ったのでしょう、川満のラッシュに対してレフェリーがストップ!
川満俊輝、4RTKO勝利!!
今回もアツい試合でした、川満俊輝。野田も初回の出だしは非常によく、あれが続けば川満危うし、と感じさせましたが、結果的には馬力に大きな差がありましたね。
川満は圧を強めて強引に流れを引き戻す、「漢」のボクシング。見事見事です。
やっぱりこのボクサーの試合は面白く、魅力的です。今後も非常に楽しみですね。
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