信太のボクシングカフェ

信太のボクシングカフェ

ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】ディエゴ・パチェコvsサッジョ!ガブ・フローレスvsジョー・コルディナ!カリフォルニアのMR興行、Aサイド達の明暗!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

国内外で多くの興行がある12/14(日)。

プラットフォームが多様化している現代においては、時間というものが有限であることもあり、視聴する側も選択をしなければなりません。

個人的な興味を考えると、なかなか国内ファイトに時間を回せないのが現実で、それは歯がゆい事ですが、10年前に比べれば嬉しい悲鳴です。

海外ではプラットフォームが減り、統合されていく中で、日本ではどんどん増えていく現状は何とかしてほしいものです。

さて、今回のブログはDAZNで放映されたディエゴ・パチェコvsケビン・レレ・サッジョの観戦記。

 

 

 

12/13(日本時間12/14)アメリカ・カリフォルニア

ガブリエル・フローレスJr.(アメリカ)27勝(8KO)2敗

vs

ジョー・コルディナ(イギリス)18勝(9KO)1敗

元王者、ジョー・コルディナが挑むアウェー戦。当然、コルディナにはブーイング、ガブ・フローレスは大きな歓声で迎えられます。

初回、プレスをかけるのはコルディナ。その動きは切れているように思います。敵地ということもあるのか、初回から激しく攻めるコルディナは早々にワンツーをヒット。フローレスはまわりながら対応、入ってくるコルディナにジャブカウンターを狙い、そこからコンビネーションにつなげています。

2Rもプレスをかけるコルディナ。激しい攻防を繰り広げた初回とは異なり、このラウンドは互いに決定打に欠けます。両者ともに後の先を制しようとするようなボクシングの中、警戒心が強く、互いに自身の打ち終わりを十分にケアしているというイメージ。

集中力がものを言う展開。

3R、動いては打ち、打っては動く。その中で同時打ちでカウンターを狙う、という展開が続きます。途切れる事が少ないこの攻防の中で、微妙なラウンドが続きます。観客がフローレスに味方する分、コルディナには分が悪いかもしれません。

 

 

 

4R、このハイペースのボクシングに、若干フローレスが落ちてきたようにも思います。コルディナの集中力は見事なもので、フローレスのリターンをスウェーで躱して右、かなり距離も把握してきたように見えます。

5R、コルディナの攻撃に対し、ブロッキングをしようという構えがみえるようになってきたフローレス。効果的なカウンターを準備できていないからか、コルディナはガードを落とし始めています。

しかし油断でもあったか、このラウンドはフローレスのワンツーが届き、近い距離でのフローレスの左もヒット。フローレスはいざというときに体を寄せてパンチを打たせないようにするのも巧い。

6R、コルディナは集中しなおしたか、良い右をヒット。大きくバランスを崩したフローレスはマットにグローブをタッチ、しかしこれはスリップ裁定。

しかしフローレスはダメージを受けているでしょう、コルディナはここから自信満々にプレス、フローレスはそのダメージを隠すかのように力強い4パンチコンビネーションで攻撃。

このラウンドは、コルディナがラビットパンチで減点。これまでも幾度か注意を受けていましたが、フローレスが体を寄せたところで頭を下げる分、ある程度は致し方ないような気もします。これはもったいない減点。

7R、若干エキサイトして見えるコルディナ。近い距離でフローレスのアッパーがヒットします。このラウンドはコルディナのジャブがよく当たっており、遠目の距離で戦えればもっと良いような気がしますが、コルディナは近づいていってしまいます。

近い距離で右を当てると、倍返しと言わんばかりに手数を返してくるフローレス、しかしここはコルディナのディフェンスに阻まれます。

8R、コルディナの右は届いていますが、ちょっと首を捻ってダメージを逃しているようにも感じるフローレス。しかし疲労もしていきているようなイメージで、下がっているというよりも下がらされているというイメージ。

後半、フローレスのカウンターショットがヒットしますが、コルディナは気にせず前進、やはりこのリングを支配しているのはコルディナのように感じます。

 

 

 

9R、コルディナのいきなりの右に対応しきれていないように見えるフローレス。このラウンドも先手を取るのはコルディナですが、フローレスの同時打ちのカウンターにもまだまだ怖さはありますね。

10R、近い距離で執拗にボディを叩くのはコルディナ。これまでもボディは叩いてきましたが、手応えがあるのでしょうか。

猛攻をかけるコルディナ、この試合を通してのことですが下がる気はさらさらなく、ねじ伏せようとしている感が伝わってきます。

左で顔を跳ね上げ、左右のボディを叩くコルディナ、フローレスは苦し紛れの連打、クリンチ、まだまだタイミングの良い一発は持っていますが、コルディナの覚悟のためにもう逆転は厳しそうに見えます。

11R、コルディナがチャージ。ボディを打って上に返し、フローレスはなんとかクリンチ。後半にもワンツーでフローレスの脳を揺らしたコルディナ、猛チャージ!レフェリーは謎で止めませんが、フローレスはもう限界を迎えています。

なぜか止めないレフェリー、強がるフローレス、このラウンドは終了ゴングを聞いています。

ラストラウンド、開始早々に4パンチコンビネーションのフローレス。まだ諦めてはいないようです。ぐいぐいと強気にプレスをかけるコルディナ、もう動きが緩慢になっているフローレス。フローレスは攻めなければなりませんが攻められず、コルディナのプレスに下がります。

最後は打ち合って試合終了。

 

 

 

判定は、117-110、116-112、114-113、3-0の判定でジョー・コルディナ。

フローレスがこの内容で勝利をアピールしていたというのは強がり以外の何者でもありませんが、114-113はほぼ異常、コルディナの完勝に見えました。

コルディナはこれで世界戦線に復帰ということで良いでしょう。勝利だけでなく、パフォーマンスも非常に良かったと思います。

しかし、このライト級は魑魅魍魎が跋扈するステージ。2階級制覇なるか、は、挑む王者によるのでしょう。

ディエゴ・パチェコ(アメリカ)24勝(18KO)無敗

vs

ケビン・レレ・サッジョ(フランス)26勝(23KO)無敗

無敗同士のスーパーミドル級対決!パチェコは強敵「と思われる」サッジョを相手に、世界王座を期待させる戦いを見せられるか。

ケビン・レレ・サッジョ、世界的には無名と言わざるを得ないボクサーですが、非常に怖さのあるファイターです。パチェコにとっては非常にハイリスク、かつ、相手の知名度においてローリターンというファイトです。

初回のゴング、サッジョはやはりハイガードからのプレス、パチェコは体躯を活かしてのジャブからスタート。

 

 

 

スタイル的に、序盤、パチェコにリードされるのはある程度仕方のないサッジョは、それでもしっかりとプレスをかけていきます。

ときにグッと入り込むサッジョですが、パチェコはクリンチ、あまりに近い距離で戦うことはパチェコにとって大きなリスクですから、この戦い方はもちろん正解でしょう。この戦い方は想定されたもの、サッジョはおそらく捕まえられても強引に行く、というのが立ててきた作戦なのでしょう。後半、強引に攻めての右オーバーハンドをヒットしています。

2R、良い距離をキープしてリードを出すパチェコ。今日も非常に冷静で、サッジョはなかなか当たる距離にいけない展開、サッジョのガードも固くクリーンヒットはないですが、この状態ではサッジョがポイントを奪うのは難しいかもしれません。

3R、中間距離でパチェコのコンビネーション。この距離はサッジョがパンチを出して当たる距離ではなく、サッジョはガードで耐えます。そこから一歩入った距離でパンチを出そうとするサッジョですが、ここまで入ると今度はパチェコも前にでてもみ合い。今度は両者にとって距離が近すぎ、効果的なパンチは打てなくなります。

これはパチェコ、やっぱり巧いですね。サッジョは飛び込みの左フックは良い、そして近い距離でのボディショットも良いので、このあたりに勝機を見出したい所です。

4R、サッジョはさらに圧を強めて前進。頭をパチェコの胸あたりに持ってきて、強引にパンチを放ちます。

 

 

 

これに対して嫌がる素振りを見せるパチェコ、まあ、これは嫌ですね。自分の顎下に相手の頭がある状況というのは、集中力を切らしてもおかしくありません。

5R、頭を振って攻め入るサッジョ、ジャブからのコンビネーションで迎え撃つパチェコ。ジャブからのアッパーが良いですね。

サッジョもパチェコのジャブの打ち終わりに右オーバーハンド、これは良いですがその後は続きません。

序盤よりももみ合いの展開がどんどん増えているかもしれません。これはサッジョのプレッシャーがきつくなり、パチェコが受け止めきれないということがあるのかもしれないですね。

6R、そろそろプレスが効いて展開が変わる、ということを体現したいサッジョですが、逆にパチェコはサッジョのプレスに慣れた雰囲気。近い距離になればサッジョのボディを叩き、サッジョは何も変えられない状態が続いています。

7R、押して行く、ということはできているサッジョは、ボディショットもそれなりに効果があると思うのですが、いかんせんアピール不足にも見えます。

しかしこのラウンド後半、吹っ切れたように手数を出し始めていますね。もう後がないと感じているのか、それとも何かしらパチェコに対しての手応えを感じているのか。

8R、もし、潮目が変わるとすればこのラウンドかもしれません。

サッジョは前ラウンドの続きと言わんばかりに手数を増やし、ガードの上を叩かれる事をかまわずチャージ。パワフルに追いかけ、これまでも何発か当たっている飛び込みの左フックをパチェコに見舞うと、パチェコはここでダウン!!

パチェコは決して打たれて強くないので、このパワーパンチャーの攻撃でダウンする可能性は十二分にありました!

もちろんここは行くサッジョ、アップセットを起こせるか!

 

 

 

パチェコはダメージがあるらしく、クリンチでしのぎ、体を寄せて被弾を回避。

しかし中盤にはサッジョの右を被弾、ぐらりとしたのはダメージか、それともバランスを崩しただけか。その後はジャブで距離を取ろうとするパチェコ、サッジョも内疲れか、タイミングを図っているか、序盤ほどは攻めきれずにラウンドが終了。

サッジョのビッグラウンド!パチェコは立て直せるか!?

9R、危険なパンチャー、サッジョが迫ります。パチェコはアッパー、ボディで止めようとしますが、サッジョの突進は止まりません。

サッジョを止めるのに最も効果的なのはやはりクリンチか。ラウンド後半にはサッジョの勢いはやや衰えを見せるので、ここからパチェコは挽回。サイドに回ってボディショットを放つ、等、やはりこのボクサーは仕掛けどころがよくわかっている、巧いボクサーですね。

10R、開始早々にサッジョはチャージ。ここに付き合ったパチェコ、打撃戦の中でサッジョの右を浴びています。おそらくダメージを負ったパチェコですが、下がりながらも迎え撃ち、当てられながらもパンチを返すという気持ちを見せています。

顎をぐっと引いて頭を下げて攻め入るサッジョ、突き放してコンビネーションを見舞うパチェコ、お互いにやりたいことが出来ている、というか、相手にやりたいことをさせてしまっている、とも言える状況です。

11R、チャンピオンシップラウンド、先に動いたのはパチェコ。このあたりの勝負勘も素晴らしいですね。

くっついてボディ乱打のサッジョ、一発一発のパワーはサッジョが勝っているように思いますが、連続的な攻撃ができているのはパチェコでしょうか。

おそらくどちらもかなり苦しい打撃戦、打てる距離でない時、パチェコは休んでいるようにも見えます。対してサッジョは常に全力、パチェコのクリンチを剥がすときにも力を使っています。

 

 

 

この差が出たのか、後半、パチェコがチャージ!これにサッジョはついてこれず、ガードでしのぎます。

ラストラウンド、ちょっとこの辺りはこれまでのキャリアの差がでたのか。12Rを戦った経験は1度しかないサッジョ、がむしゃらさ以外に持っているものが少なかったかもしれません。

ここにきて良く手が出るのはパチェコ、サッジョはタイミングの良いカウンターも持っていますが、序盤ほどの勢い、パワーは感じません。

最後は打ち合いに身を投じた両者、クリンチは多かったですが二人の意地がぶつかりあった、好ファイトでした。パチェコにとっても非常に良い経験となったと思いますし、サッジョについてもここからさらに武器を身につけるきっかけとなる試合となるかもしれません。

判定は、117-110、116-111、115-112、3-0でディエゴ・パチェコ。

序盤はパチェコ、中盤はスイングラウンドがありつつも若干サッジョ、そしてチャンピオンシップラウンドに入ったらパチェコ、というのが大方の見方でしょう。

パチェコはやはり爆発力こそないですが、堅実なボクシング。その中で、しっかりと強いコンビネーションを打ち込むこともできていたので、まずまずのパフォーマンスだったでしょう。

パチェコにとって、このサッジョはやはり難しい相手でしたね。サッジョはこの善戦によって、きっとまたオファーがあるはずです。

 

 

 

【宣伝】

日本で手に入りにくいボクシング用品のセレクトショップやってます。

ぜひ覗いてみてください。

<NEW ITEM COMING>FLYのニューグローブ、入荷しました!

 boxingcafe.base.shop

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ