今年も残り10日ほど、そして12/27まで残り1週間。
そう、いよいよ井上尚弥登場のNight of the SAMURAIです。
たこの興行は、LeminoでPPV配信。とのことだったのですが、DAZNでもPPV配信されるそうで、価格は同じ。
そしてDAZNのPPVサイトを見ると「この興行には日本語解説はつかない」との注意書き!最高じゃないですか。
ということで当然、DAZNのPPVを購入、ちゃんと歓声(たぶんいつもサウジ興行のように少ないのだろうけど)も聞きながら、パンチの音も聞きながら視聴できます。もうLeminoはDAZNに身売りしてほしいと思うぐらいです。
ということで今回のブログは、サウジアラビアで行われるRING興行、Night of the SAMURAIのプレビュー記事。

12/27(土)Night of the SAMURAI
世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
井上尚弥(大橋)31勝(27KO)無敗
vs
アラン・ピカソ(メキシコ)32勝(17KO)無敗1分
ここ最近の井上尚弥は、「仮想・那須川天心」、「仮想・アンソニー・オラスクアガ」として弟、拓真やジムメイトの桑原拓を鍛え上げる、というニュースが聞こえてきています。
当然、11/24、そして12/17の興行にも観戦に訪れている姿が見え、間もなく訪れる自身の試合への集中力、その力の使い方というのは前戦ムロジョン・アフマダリエフ戦と比べれば薄いと言わざるを得ません。
それが油断なのか、というとそうではないでしょうし、観戦に訪れているからといって練習時間を削っているものではない、ということは事実ですが、これは今までの動きを考えるとなかなか珍しい事ではないかと思います。
前戦、見事なまでに「正しい」アウトボックスを披露した井上尚弥は、今回ピカソをノックアウトすると宣言。「ボクシングは何が起こるかわからない」とは言われるものの、今回、そのアップセットの可能性は限りなく低い、というのは、全世界の人口99.9%が感じていると思います。
蓋を開けてみれば実はピカソは強かった、という展開はなくはありません。
ピカソはこれまでにダミアン・バスケス(アメリカ)をストップし、アザト・ホバニシャン(アルメニア)をシャットアウトするなどしっかりとした実績を作ってきているボクサーです。
但し、このブログでも何度も触れてきているように、井上尚弥を相手にアップセットを起こす可能性があるのは、やはり井上尚弥を倒すパワーを持っているボクサーに限られる、というのが正直なところ。
それを持っていたとしても、カルデナス戦であの痛烈なノックダウンから立ち上がって完全に試合をしてみせた姿を考えると、もはやそれだけでは足りないということも事実です。
それすら持っていないピカソは、どのように井上尚弥を攻略する糸口を見つけているのでしょうか。
本来であれば、一度は断ったこの井上戦を再開させる、というのは、よほどの自身がなければしないはずです。その自信というものが、カルデナスが倒せたのだから自分も、という短絡的な考え方であれば、戦う前から勝負は決しているようなもの。
だからこそ、ピカソには何かしら「モンスター・ハント」を可能にしうる秘策があるのではないか、いや、あってほしいと思います。
ピカソの勝機が限りなく0%に近い、と思われてしまうのは、前戦の大失態も大きな要因となっていると思います。
日本の亀田京之介という輩に苦しめられたピカソは、日本での評価はダダ下がり。おそらく、世界で最もピカソのことを軽視しているのは日本のボクシングファンではないでしょうか。
だからこそ、井上尚弥はその強さを見せつけなければならない、という余計なプレッシャーを感じてしまい、それがもしかしたらピカソの付け入る隙となり得るのかもしれません。
これは間違いなく結果論なのですが、結果的には、ピカソは亀田に苦戦したことで日本のボクシングファンから安心される存在となり、おそらく井上尚弥もMJ戦ほどの警戒心をもってリングに上がることは不可能となっています。
本人や陣営がどんなに「油断していない」と言い切り、仮にMJ戦以上のトレーニングを積んだとしても、この根底にあるピカソへの軽視という感情は消し去ることはできません。そこにのみ、勝機があるのかもしれません。いや、それでもないか。
これまで、スターが負けた試合というのは基本的には油断、モチベーションの低下からくるアップセット。「次」がある井上にとって、大きな油断はないはずですが、十分に気をつけて戦ってほしいものですね。
とはいえ、です。
どんなにそれを加味したとしても、井上の負けは全くもって考えられません。
これまでも強引に振ってパンチをもらったりすることもあった井上ですが、それでもピカソの勝ち筋は全くと言って良いほど見えません。
ここは当然、我々としては井上のノックアウト勝利、それも序盤、圧倒的な力をリヤドのリングで見せつけてほしいところです。
↓もう1年前のピカソの記事
中谷潤人(M.T)31勝(24KO)無敗
vs
セバスチャン・エルナンデス(メキシコ)20勝(16KO)無敗
メインイベントというのはもはや井上尚弥のお披露目式みたいなものなので、本当に興味深い一戦はこのセミファイナル、中谷潤人vsセバスチャン・エルナンデスです。
セバスチャン・エルナンデスは非常に良いボクサーで、かつ、強いフィジカル、強いハートを持っているマチズモあふれるファイター。
こちらも今年5月、アザト・ホバニシャンを判定で降しており、その試合内容もプレスをかけて超攻撃的に出ていって力でねじ伏せる、というような内容でした。もうすでにゲートキーパー化してしまったとはいえ、あの、ホバニシャンを、です。
ということでこのエルナンデスの突進力、連打力というのは非常に優れており、また、ガードも固い。頑強なフィジカルは間違いなくタフネスを売りにしているものであり、このエルナンデスとピカソが戦えば、と考えれば、エルナンデスが押し切ってしまうのではないか、と考えられます。
ピカソとエルナンデスを比べた場合、どちらが倒しづらいか、といえば間違いなくエルナンデスだと思います。
この難敵に加えて、中谷には(一応)スーパーバンタム級のデビューファイト、という事実があります。
普通に考えれば、未知の階級で、これまでその階級でフィジカルとパワーを武器に戦ってきた強敵、と戦うことを考えれば、かなり危険なファイトです。
そしてこれまた酷な話ですが、中谷潤人にとってもこの戦いは「どれほど良いパフォーマンスを見せてくれるのか」という見方で見られてしまう試合です。
その理由はもちろん、来年5月、東京ドームで井上尚弥戦が内定している、ということであり、それに対して、中谷には気負いも少々はあるでしょう。
冷静に見えてそうでもないこともある中谷、西田戦のあのファイトが気負いであったのか、それとも完璧な作戦遂行だったのか、はわかりません。今回も同様に近い距離で打ち合うのならば、西田戦よりもかなり危険なファイトになり得ます。
井上の敵は「油断」であり、中谷の敵は「気負い」。こんなふうに思えてなりませんね。
ともかく、このセバスチャン・エルナンデス、ハートもあって激闘を辞さない、個人的にも好きなタイプのボクサー。是非とも頑張ってもらいたいものです。
この試合の位置づけ
言うまでもなく、井上尚弥にとっても、中谷潤人にとっても、この試合は通過点です。
来年5月、2人が相まみえるための最終関門としての位置づけになっている、というのは全世界のボクシングファンが理解し、また、納得していること。
ピカソ、エルナンデスはそれを白紙にできるか。
中谷潤人が怪我なく快勝すれば、井上尚弥の試合後、リングに上がってフェイスオフなんていうこともあるかもしれません。
その場面を楽しみに、この興行を見たいと思います。
配信情報
この興行は日本時間にあわせて行われます。
配信日時は12/27(土)、Leminoでは17:00からの配信開始とのことです。(DAZNでは17:30なので、開始30分はいつも通りグダグダやるのでしょう。)
配信はDAZNとLeminoのPPV、価格は5,500円ですが、前日までは4,950円なので、実質4,950円ですね。
いや、ちょっと待て。
Leminoには小さな文字で、
※PPVチケット購入時には別途システム料330円(税込)をいただきます。
とあります。
これはケチ臭い!やはりDAZN一択です。
↓DAZNはこちら
↓一応Leminoはこちら(非推奨)
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