信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】仕切り直しのWBA世界フライ級暫定王座決定戦!ヤンキエル・リベラvsジョナサン・ゴンサレス!

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新年一発目のボクシング興行の視聴です。

場所はプエルトリコ、カリブ海に浮かぶ小さなボクシング大国。

ウィルフレド・ベニテス、ウィルフレド・ゴメス、フェリックス・トリニダード、ミゲール・コット、数多くの名王者たちを生み出したこの土壌は、今もまだ粛々と続いています。

プエルトリカンの最大のライバルはメキシカンで、プエルトリカンからすれば日本人のボクサーたちはカモに近いイメージ。

さて、軽量級も多いプエルトリコのボクシング、日本時間1/4(日)に行われたのは、ジェイク・ポール率いるMost Valuable Promotion興行です。この興行は女子ボクシングを主体としていますので、メインカードは女子ボクシングのみ。

そして我々ボクシングファンは、今回ばかりはそのメインカードではなく、アンダーカードに注目したでしょう。

ということで今回のブログは、プエルトリコのMVP興行、アンダーカードの観戦記。

 

 

 

1/3(日本時間1/4)プエルトリコ

メインイベントはプエルトリコのレジェンド、アマンダ・セラノが登場です。

そしてもちろん、アンダーカードにも多くのプエルトリカンたちが登場。

まず注目すべきは、スーパーフェザー級のプロスペクト、ヘンリー・レブロン(プエルトリコ)です。20勝(10KO)無敗という戦績を持つレブロン、前々戦でウィリアム・フォスターⅢを、前戦でクリストファー・ディアスを撃破と注目株ですが、アクティブではないところがもったいない。

この試合も13ヶ月ぶりのファイト、対戦相手のフアン・タピア(アメリカ)というボクサーはとにかくディフェンシブで、とにかく倒されないようにという姿勢が目立つボクサーでした。

時折激しく攻めてくる事はありますが、レブロンは常にプレスをかけてコンビネーションブローを打ち込んでいきます。

このコンビネーションが力強く、次々とパンチが出てくるスタイルは非常に良いですね。

あまりに力の差があり、タピアが痛めつけられていく中で、7R終盤、おそらくタピア陣営が棄権でしょうか。タピアも驚いていましたが、レフェリーがストップを宣言、ヘンリー・レブロン、7RTKO勝利を飾っています。

 

 

 

非常に強い連打が出るレブロンですが、KO率を見る限りは良いタイミングでは当たっていないのかも知れません。もっと倒せていてもおかしくないと思うほど、そのパンチはキレており、良いコンビネーションが出ています。パワーはあるはずです。

続いて登場はジャン・ポール・リベラ-ピサロ(プエルトリコ)。13勝(7KO)無敗のフェザー級です。対するはアルフレド・クルス(プエルトリコ)、プエルトリカン対決ですがAサイドはリベラ-ピサロ、Bサイドがクルスです。

リベラがプレスして、クルスは大きくサークリングしてジャブ、時折コンビネーションという展開。クルスこそが、よく日本のリングで登場する「憎き」プエルトリカンのスタイルですが、リベラは上手く追い詰めています。

足だけでは逃れきれないリベラは、早々にブロッキングしてのリターンに作戦変更。その後はどちらも使いながら、やはり巧い戦い方を披露しています。

どちらかというとリベラの方がパワーに優れ、アングルに優れ、クルスの消耗は凄まじいか。それでもクルスは時折良いカウンターショットを返してリベラをのけぞらします。

若干、クルスの方が消耗が激しそうで、やや余裕のあるのはリベラのように見えます。

8R、フルラウンドを戦い抜いての判定は、76-76、77-75×2、リベラ!

Bサイドのアルフレド・クルス、非常に気合が入っていましたね。ただ、最終8Rにはスリップも多く、限界以上を出していたのだと思います。

 

 

 

WBA世界フライ級暫定王座決定戦

ヤンキエル・リベラ(プエルトリコ)7勝(3KO)無敗1分

vs

ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)28勝(14KO)4敗1分

さて、この興行で最も注目ファイトは、こちらです。

昨年8月、WBA世界フライ級暫定王座決定戦がヤンキエル・リベラvsアンジェリーノ・コルドバで行われましたが、ここは決着がつかず。

コルドバをジョナサン・ゴンサレスに変更して、暫定王座戦の仕切り直しです。いらんけど。

まあ、暫定王者はいりませんが、WBAの挑戦者決定戦、ということにしておきましょう。

↓リベラvsコルドバのひどい戦いはこちら

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

さて、初回のゴング。

両者サウスポースタンスに構え、リング中央。フェイントからのジャブの差し合い、若干ジリジリと寄っていくのはリベラ。ですがゴンサレスのリターンが炸裂、早々にダメージを負ったか、リベラは足取りが怪しくなります。

持ち直したリベラでしたが、今度はゴンサレスがじりじりとプレス。ゴンサレスがカウンターを用意している分、リベラは思い切った攻めはできなさそうで、リベラが攻めようとするとゴンサレスが体を寄せていき、良い距離で攻めさせてはもらえません。やっぱりクリンチが多い戦いになりそうですね。

2R、リベラが攻撃的にダブルジャブ。ペースアップを図りますがゴンサレスも即刻対応。ジリジリと前に行くリベラ、ゴンサレスは後ろに下がりつつディフェンスからの対応、下がりきらずに3パンチコンビネーションから左のオーバーハンドをヒットしてダウンを奪取。

立ち上がったリベラですが、ダメージは明らか、ここは攻めるゴンサレス。

足に力が入っていなさそうなリベラに対し、ゴンサレスは強いワンツーで攻めます。ややダメージが落ち着いたか、終盤リベラはまたプレスをかけますが、ここでもゴンサレスのカウンターを浴びています。

3R、リベラはまたジリジリ攻めますが、ゴンサレスの小さなバックステップで届かず。ボンバ・ゴンサレス、距離感が良いですね。まずはディフェンスで組み立て、躱しきったところでリターン。そして、カウンター。

 

 

 

遠い距離、アングル、近い距離、ボディワーク、すべてを駆使して被弾を回避しており、リベラにとっては非常にキツい流れ。

4R、頭を動かしながらプレスのリベラ、このラウンドはしつこくしつこく追っていきます。遠い距離、中間距離では勝負にならないということでの作戦変更でしょう。

しかしおいそれと近寄らせてはくれないボンバ、距離感と体の使い方が巧いですね。

5R、リベラは更に回転力をあげて攻め込みます。頭をつけてボディの乱打、この近い距離で諦めない事が勝利を掴む第一歩でしょう。

ガチャガチャとしたボクシングはリベラの土俵か、ゴンサレスはクリンチと離際のカウンターショット、近い距離での回転力はリベラが上回るのでリベラはしつこくいきたい。

6R、前ラウンドで一本の道筋を見出せそうになったリベラですが、このラウンドは攻め込んではゴンサレスのクリンチに阻まれます。スイッチヒッターであるリベラはこのラウンド、スイッチを繰り返しつつ攻めています。ゴンサレスを体で押し込む事はできていても、効果的なクリーンヒットはともにありません。

7R、大きく動いて足を使い始めたゴンサレス。ポイントでおそらくビハインドのリベラは懸命な攻撃。試合序盤よりは盛り返してきているリベラですが、ゴンサレスのクリンチに阻まれがちなのは相変わらず。

 

 

 

8R、リベラが体で押し込んでチャージ。ゴンサレスはロープに釘付け、のち、コーナーに磔。ビッグヒットこそないですが、これはリベラに流れそう。。。と思いきや、ゴンサレスの左カウンターがヒットしてリベラの動きが一瞬止まります。

この押し合いにも退かないゴンサレス、後半には自らプレスをかけてもいます。

終盤、リベラが右を振った後、ゴンサレスが左をリターン!これでリベラは両手をマットにつきます。しかしこれはスリップ裁定、後頭部への打撃とみなされたようです。

いや、これはダウンで良いような。対戦を崩していたのはリベラで、あくまでもゴンサレスは左のフックを打ち、故意のラビットではなさそうです。

9R、リング中央、ゼロ距離での打ち合いからスタート。リベラからすると打ち合いにしか活路がなく、ゴンサレスもおそらく倒せると踏んでのチャージでしょう。

日本でもそうですが、同国人対決というのは非常にアツいのは世界の共通項です。

中盤、距離が空いたところでゴンサレスの左がヒット。やはり距離が空くとリベラにとって良くないですが、疲れもあるのかリベラは若干下がって自ら距離を空けてしまいますね。

10Rに入ると改めてプレスをかけるリベラ。ゴンサレスはステップワークでしのぎ、近づかれればクリンチ、という鉄壁のスタイル。

ただ、後半に入るとリベラがゴンサレスを押し込む場面が増えてきており、リベラは残りのラウンドでの大逆転へ望みをつなぎます。

 

 

 

11R、ステップインしたリベラに対して、ゴンサレスがアッパーカウンター。結局このラウンドもリベラはゴンサレスの足、ボディムーブ、そしてカウンターショットとクリンチに翻弄され、なかなか近づく事はできません。

ラストラウンド、いくしかないリベラ、とにかく被弾を避ければ勝てるゴンサレス。ジョナサン「ボンバ」ゴンサレスは、フィリーシェルのようなスタイルから左アッパーカウンターを準備、リベラが止まれば3パンチコンビネーションでエスケープ、近づかれればクリンチ、という動き。しつこく攻めるリベラですが、当然ここは届かず。

序盤からゴンサレスを削っていかなければ、ここまで来るとゴンサレスに勝つのは難しいでしょうね。

判定は、114-113、116-111、117-110、ジョナサン「ボンバ」ゴンサレス。

最初に114-113と発表された際、ゴンサレスは怒っていたようにも見えましたね。そりゃそうです、この試合内容で1ポイント差は理解に苦しみます。

おそらく、リベラに与えて良いラウンドは2〜4くらいだと思うので、他2人のジャッジが配信で視聴したファンと乖離がないでしょう。

ともあれ、自ら諦めた前戦での敗戦から見事に復帰、その強さ、やりづらさを遺憾無く発揮したジョナサン・ゴンサレス。

正直、大して評価をしていなかったですが、やっぱり巧く、このボクサーを攻略するのには一筋縄でいきそうにありませんね。

統一王者、リカルド・サンドバル、ゴンサレスと戦うのでしょうか。サンドバルはどちらかというと愚直に見えるので、もしかしたらやり込められてしまう可能性もありますね。

ちなみにこの試合は、おそらく東京五輪のオリンピアンであるヤンキエル・リベラを世界王者にしたい試合だったと思います。もっと言えば、前戦のアンジェリーノ・コルドバ戦でもそうです。

しかし2度にわたり、期待に応えられなかったリベラ、今後のキャリアは如何に。またチャンスを貰えるのでしょうか。

そして見事に大復活を果たしたといえるジョナサン・ゴンサレス。この日の勝利は、この興行の「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」というプライズを獲得し、25,000ドルのボーナスも出たそうです。

元王者ゴンサレスを世界戦線に改めて加えた今後のフライ級、非常に楽しみです。

 

 

 

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