年末年始の休暇ってあっという間ですよね。。。
年末はバタバタして過ぎ、年始は少しゆっくりできたでしょうか。昨日から仕事初めの方も多いでしょうが、もうすっかり日常ですね。
私は年末ギリギリまでバタバタして、1/2くらいには少し時間が空いたので少しずつ仕事を始めつつ、仕事初めに困らないような準備をしておりました。今年の正月は比較的ゆっくり出来た感がありますが、とりあえずここから8月ぐらいまでは忙しい予定です。
ボクシングは1月、スローマンスなので書くことも少ないですから、昨日までで2025年の振り返りを終え、ここからは今年の展望です。
ということで今回のブログは、今年、ブレイクスルーが訪れる可能性のあるボクサーたちをピックアップ。

モーゼス・イタウマ(イギリス)13勝(11KO)無敗/21歳
WBO世界ヘビー級1位を筆頭に、WBAでも1位、WBC4位、IBF14位と、主要4団体すべてにランクイン。
もはや「プロスペクト」と呼ぶのも憚られる位置にいますが、まだ弱冠21歳の若武者です。
前戦ではディリアン・ホワイトをまさかの初回TKOで降し、その存在感を強烈にアピールしています。2025年は5月、8月と10回戦を2度戦い、結果的には3ラウンドにも満たないリング登場でした。
このホワイト戦のノックアウト勝利で、もはやプロスペクトと呼べないどころかブレイクスルーも果たしているのでは、とも思うかもしれませんが、このヘビー級にはまだまだ倒すべき相手がわんさかいます。
年老いた、と言われても仕方のない年齢に入っているヘビー級ファイターたち、その一人ひとりを喰っていく、それは興行的に見てもイタウマ的に見ても非常に得のあることです。
例えばアンソニー・ジョシュア。すでに金儲けに走っているスーパースターにとって、残る相手はタイソン・フューリーのみ。結局フューリーは復帰するのかしないのか、2026年中に判断できないかもしれないので、ここでイタウマから引導を渡されるのも良いでしょう。
フューリーはおそらく復帰してイタウマとやる、なんていう頭の悪い事はしないと思いますが、デオンテイ・ワイルダーなら出てくる可能性があります。
他にも再浮上を狙うフィリップ・フルゴビッチ、ムラト・ガシエフ、オット・ワリン、数え上げればキリがないほど、イタウマと戦ってほしいボクサーは出てきます。
とはいえ、やはりイタウマとしてはさっさと上を目指したいでしょうから、ジョー・ジョイスやジョセフ・パーカー、ダニエル・デュボアやファビオ・ウォードリーといった元王者、王者との対戦をしたいでしょうし、やはりこのあたりのボクサーたちとのマッチアップを、2026年には期待したい。
彼らに勝利すれば、間違いなく「ニュースターの誕生」です。
盛り上がる英国ヘビー級、モーゼス・イタウマはどこまで行けるか。そして、オレクサンドル・ウシクにたどり着けるのか。今年、そのキャリアから目が離せません。
増田陸(帝拳)9勝(8KO)1敗/28歳
WBA4位、IBF6位、WBO5位、WBC5位、 日本が世界に誇るサムライは、バンタム級のトップコンテンダーとしての地位を完全に確立しました。
2024年、日本王座を獲得した増田は、2025年にそのタイトルを防衛して返上、6月、11月に調整試合を行っています。タイトル防衛戦は西のホープ、松本海聖戦(4RTKO勝利)で、その後のミシェル・バンケス戦 (初回KO勝利)で、疑いの余地はなく、世界タイトルへのGOサインが出たものと思っていました。
しかし前戦、ホセ・カルデロン戦は、負けはしませんでしたが危うくなるような試合で、5R、負傷判定勝利。
しかし各団体で好ランクにつけていること、2023年に堤聖也に敗れてから6連勝(うち5連続KO勝利)で評価を高めており、その評価はわずか一戦でひっくり返るようなものでもありません。
いずれにしろ、増田の左が当たった時が増田が王座初戴冠を成し得る時です。
2026年、バンタム級を取り巻く環境は非常に目まぐるしい。2026年前半に挑めるとするならばIBF王者のホセ「チャプリン」レイジェスかWBO王者クリスチャン・メディナとなりますが、おそらく増田のスタイルでレイジェスを捕まえるのはなかなか難しいかもしれません。となると、比較的距離の近いメディナが(危険もあるが)やや与し易い、とも言えますが、メディナはこれまで帝拳に幾度となく通い、那須川天心を「アミーゴ」とよんで戦いたがらないボクサーだから、ここを組むかどうかは疑問。2026年後半、堤へのリベンジマッチを目指すか、それとも井上拓真vs井岡一翔の勝者に挑むか。
誰に挑んでも一発の切れ味は浪漫があり、非常にヒリヒリする戦いになることは間違いありません。増田陸の動向を注視しましょう。
エミリアーノ・バルガス(アメリカ)15勝(13KO)無敗/21歳
WBO世界スーパーライト級7位。主要4団体では、WBOにのみランクインしていますが、これは2025年11月、ジョナサン・モントレルを破ってWBOラテンのタイトルを奪取したことと無関係ではないはずです。
フェルナンド・バルガスの息子、3兄弟の一番下、三男坊は最も才気に溢れ、また、カリスマ性を有しているボクサーとして人気です。今後、アメリカのボクシング界を背負って立つような存在になるべくトップランクに育てられているエミリアーノは、まだまだ世界タイトルを嘱望される状況ではないにも関わらず、トップランク興行のメインイベントにまで抜擢されています。
そのメインに抜擢された7月の興行で、WBO王者テオフィモ・ロペスへの挑戦をアピール。その後、WBOの下部タイトルを獲得してWBO一桁にランクしているから、本気ではあるのでしょう。
しかし友人関係にあるこのエミリアーノの挑戦を、テオフィモが受けることは余り考えられないこともまた事実。テオフィモ・ロペスは今月末(日本時間2/1)、シャクール・スティーブンソンとのビッグマッチを控えています。
さて、エミリアーノ・バルガス、2026年の期待は、よりレベルの高い相手とのステップアップファイトです。期待というか、エミリアーノはもうその位置に来ている、と言えると思います。
今年、下の階級の元王者、もしくはタイトルチャレンジャーといったボクサーと相まみえ、そこでエミリアーノは生き残れるかどうか。2世ボクサーがそのキャリア途中で沈んでいく姿は幾度も見てきましたが、果たしてエミリアーノ・バルガスがホンモノかどうか、というのは、2026年のマッチアップにかかっている、といっても過言ではありません。
現在プラットフォームを持たないトップランク、不安で仕方ありませんが、是非ともこの大仕事をきっちりと成し遂げてほしい。
ジャリル・ハケット(アメリカ)11勝(9KO)1敗/22歳
さてさて、お気づきでしょうか。基本的にここで紹介しているボクサーたちは、「KO率が高く」「倒そうという気持ちが強い」ボクサーたちです。
それに関して、このジャリル・ハケットというボクサーもまさにそのスタイルです。
これまで最高位でWBA世界ウェルター級14位にランクインした経験のあるハケットですが、2024年12月、初黒星を喫しています。その前にはコナー・ベンとも戦ったピーター・ドブソンにも勝利しており、実はこのボクサーは2025年の注目株、と思っていました。しかし2024年末に初黒星を喫した事で個人的な評価は大きく下がった、という経緯があるので、ここに来てようやく紹介できる喜びがあります。
一昨年末に初黒星を喫したハケットですが、この試合は減量が限界だった、との言い訳。
そんなことをすぐに信じられるほど純粋な精神を持ち合わせていない私ですが、2025年9月、初黒星から9ヶ月後、スーパーウェルター級で復帰したハケットのパフォーマンスは素晴らしかった。
当時無敗のプロスペクトだったイライジャ・バインズとの8回戦では、やや危ない場面もありつつも2Rと3Rにダウンを奪っての3RTKO勝利。そして2025年12月、復帰2戦目を初回KO勝利で片付けています。
やはり、一度敗北を喫し、それを糧に這い上がっていくボクサーたちは応援したくなります。
そしてスーパーウェルター級、といえば非常に面白い階級の一つ。
このハケットが2026年中に世界戦線に登ってくるということはないでしょうが、このスーパーウェルター級はコンテンダー同士の対戦というのも見どころの一つであり、ハケットには2026年、コンテンダーへの復帰を期待しているのです。
ほかにも今年注目のプロスペクトはわんさかいるので、また時間があればまとめてみたいと思います。
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