信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】What a Fight!石井渡士也vs池側純!年始早々国内FOTY候補の大激闘&大逆転!

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3連休が終わり、さすがに正月気分ではいられません。

成人を迎えた皆様おめでとうございます。

成人年齢は法的には18歳に引き下げられましたが、20歳での成人式って不思議なものですね。酒が飲める飲めないというのも関係しているのかもしれませんが、この経緯を知らない人たちにとってはなんだかややこしい。

ともあれ、私にとってはもう四半世紀以上前の成人式ですが、本日のフェニックスバトルに出場する若武者たちにとってはほんの数年前の出来事。今回のブログは、そんな若きボクサーたちがしのぎを削った1/13フェニックスバトルの観戦記。

 

 

 

1/13(火)フェニックスバトル

日本ユース・ライト級タイトルマッチ

岩本星弥(JBS)9勝(6KO)1敗

vs

橋本舞孔(DANGAN)6勝(3KO)1敗2分

2022年の東日本新人王、岩本は前戦でユースタイトルを獲得。その初防衛戦でDANGANジムの橋本を迎えます。

初回のゴング、様子見からスタートですが、まず橋本がサウスポースタンスから長いワンツー。

中盤、橋本がボディとアッパーを交えたコンビネーション、その後も長い左ストレートをヒット。岩本はワイルドに左右のフックを振り回し迫ります。

2R、橋本は良い距離感。岩本はちょっと力みのある左右を放っていきますが、橋本はボディムーブも良いですね。

中盤には岩本が思い切ったスイングで橋本を押し込み、後半に入ると橋本が遠い距離から長いストレートをヒットして譲らず。

これは互いの良い所が出ている好試合ですね。

3R、このラウンドも橋本が良いのではないでしょうか。遠い距離はもちろん、近い距離ではより距離を詰めて体をくっつけ、もしくはスムーズなボディムーブで岩本の強打を無効化しているようなイメージです。この流れは岩本にとってキツく、遠い距離では岩本の手数は減ってしまいます。

 

 

 

4R、岩本としては橋本に考えさせる時間を与えない、というのが肝要ではないでしょうか。中間距離で見合う時間は橋本にとってある種の休憩時間であり、これでは岩本は橋本を削る事ができません。

5R、近い距離の打撃戦、ここでも橋本のボディムーブが良い。さらに離れ際の左をヒットして良いボクシングを展開しますが、パワーは岩本か。一発当たればひっくり返されそうなパワーパンチをこまめなウィービングでかわしていますが、危うさもあります。

6R、岩本が前に出てくるところに橋本のボディショット。これはタイミングが良いですが、岩本を止めるまでには至りません。

このラウンドは比較的岩本のストレートが入っているような印象もあり、橋本の顔が幾度か跳ね上がります。迫力のある岩本のパンチですが、コツコツと当てているのは橋本か。

7R、橋本の長い左がヒット。そしてそうそうに近い距離、押し合い、揉み合いも含めてですが相変わらず強振の岩本に対して、橋本は離れ際や細かな距離の調整が良い。

ちょっと岩本の回転力も落ちているかもしれません。ここまで、やはりミスブローが多い。

ラストラウンド、橋本が右に左に動き、距離をキープ。長い距離から踏み込んでのワンツー、快調に飛ばします。

しかし中盤、岩本の右を被弾、そして岩本がボディを叩くと、ちょっと動きが止まったか。

 

 

 

ダメージがありそうな橋本ですが、ここで足を止めての打ち合い、ボディワークはまだ健在でボディにもリターン。リング中央、気持ちを前面に出して打ち合う両者!

橋本も強振!体ごとぶつけるような左がヒット、疲れているのは岩本のほうか!

ここでゴング、勝負は判定へ!

判定は、3者ともに77-75、橋本!!

見事見事なボクシングでした、橋本舞孔。本当によく気持ちを出して、強打者に対して向かっていきました。嬉しい勝利ですね。

今までの1敗、2分は後半追い上げられた、とのことなので、今日、一つ殻を破ったのかもしれません。今後も楽しみなボクサーですね。

 

 

 

日本スーパーバンタム級タイトルマッチ

石井渡士也(RE:BOOT)10勝(7KO)1敗2分

vs

池側純(角海老宝石)8勝(2KO)1敗3分

図らずも、トリロジーとなる日本スーパーバンタム級タイトルマッチ。

2人は2022年10月に8回戦でドロー、そして2024年10月、挑戦者決定戦で石井の判定勝利と、石井の1勝1分で3度目の対戦を迎えます。

挑戦者決定戦で勝利した石井はその後王座決定戦で福井勝也(帝拳)を降して日本王座を戴冠、初防衛戦で津川龍也(ミツキ)に5RTKO勝利して2度目の防衛戦を迎えます。

池側はドニー・ニエテス(フィリピン)戦で判定勝利、前戦は再び挑戦者決定戦に出場、細川兼伸(ワタナベ)戦では負傷ドローとなりましたが優勢点で挑戦権を獲得しています。

リマッチからのキャリアでいえば充実しているのは間違いなく石井の方。しかし、ほとんど互角の戦いを見せてきた両者は、今回もお互い厳しいファイトが予想されます。

その「差」は開いているのか、詰まっているのか、それとも逆転しているのか。

さて、注目のゴング。

 

 

 

すでに手の内がわかっている両者、17ラウンド目に突入。

まずはリードの差し合い、静かな立ち上がり。言うまでもなく石井は如何に入るか、池側は如何に長いところで勝負できるか。

池側が長い左ストレートのあと、左のアッパーカットをヒット。左ストレートからの右アッパー、後半にはコンパクトなコンビネーション、まずは池側が良いか。

2R、石井がプレスを強めます。しかし近い距離で池側がショーとの左アッパー!このアッパーが当たりますね。

しかし中盤、石井が左フック、やはりパワーは石井が上回ります。

池側もぐっと前でこらえて右ボディショット、そして左アッパー!ちょっと石井の動きが止まったように見えます。

後半は近接戦闘、やはりここは石井が的確か、しかし池側も体で押していきます。

3R、石井が右ボディを狙います。その後も接近戦で左右のボディを叩き、回転力の連打で池側を攻め立てます。池側もここは距離を潰す事で対応、被弾は覚悟でそのダメージをなるべく少なくする、という作戦でしょうか。

「前2戦と変えてきた」という事は簡単ですが、これはかなり勇気のあることで、確かに変えなければならないのは池側の方でしょう。

4R、石井の力強いボディでスタート。池側はこの距離ではキツいのでは。。。?と思った矢先、今度は池側の左アッパーがヒット!この距離はサウスポースタンスからアッパーを当てるには最適です。

ちょっとバッティングが怖い打撃戦、しかしこの近い距離で回転力があるのは石井の方です。

 

 

 

中盤、石井が強い左フックをヒットすると池側も左をヒット。ともに譲らないこの打撃戦、今日はどちらかが倒れそうな勢いです。

5R、池側の左のタイミングは良いですが、石井はこのタイミングにやや慣れてきたか。石井のコンパクトなパンチがコツコツと当たり始めており、池側は強い左を狙いますが的中率はさほど高くはありません。

石井としては、ガードの上からでも体に当てられるのはやりやすくなるのではないでしょうか。

後半、池側は大きく振り回す左、ここをしっかりとブロッキングした石井はここでも単発にならず、相手の強打に対しても自らのボクシングを貫いています。

6R、体で押していく池側。ここでもまだ、池側は近い距離で闘うようです。望みを託すのはやはり左のカウンターか、ストレート、アッパー、アングルを変えてのカウンターです。

前手を前に突き出して、石井の出鼻に左アッパーを狙う池側ですが、中盤、石井の右ストレートを被弾して若干足元がふらつきます。

石井はそれでも非常に冷静で、ここでボディから入る冷静さ。

ボディ、軽めの右、アッパー、様々なアングルでの上下の打ち分けを敢行する石井、しかし池側もコンビネーションで反撃をし始めています。

7R、石井がここで更にプレスを強めます。強いワンツー、近い距離ではボディから顔面。池側も近い距離でしっかりリターン、交互に攻撃を繰り出す打撃戦ですが、石井はまだ元気、池側は若干その場にとどまる事が多いか。

 

 

 

8R、またも石井の強烈なボディでスタート。ちょっと推す力が弱くなっているような池側、石井は倒す事を意識しているか、ちょっとスイングが大きくなっています。

石井は本当にパンチのアングルが良いですね。池側もまだ左カウンターに一撃必倒のキレを持っていますが、どうしても全体的に上回られているように見えます。

終盤、池側の左が幾度か石井にヒット、派手さはありますがこれが単発なのはもったいない。

9R、石井はここでも左右のボディショット。池側は左のアッパーカットに希望を託します。中盤に石井の4パンチコンビネーション!しかしその後池側の左ストレート!これで若干動きが止まったように見えた石井!そして池側の右アッパーがヒット!石井がダウン!!!

立ち上がった石井に対して、池側が左アッパーを強振!!!石井は仰向けにダウン!!!

レフェリーは試合をストップ!!!

池側純、9RTKO勝利!!!!!!

これはなんという試合!ここから池側が勝つとは全然思えませんでした。

一意専心、初志貫徹、とにかく「石井対策」としてアッパーカットを磨きに磨いてきた池側純は、本当に見事な勝利。自分を信じて自らのやってきたことを信じて、そして陣営を信じた素晴らしい勝利だったと思います。

これは本当に天晴、池側の執念こそがこの勝利を手繰り寄せたのだと思います。

 

 

 

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