信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

英国『Boxing News』選出、2026年に実現すべき5つの戦い。井上vs中谷、そしてオラスクアガvs矢吹。

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少し前になりますが、「5 fights we want to see boxing deliver in 2026」という記事が英国のBoxingNewsに掲載されました。

この5つの試合の中に日本人ボクサーの試合は2試合もあり、その一つは日本人対決です。

言うまでもなく、イギリスという国はボクシング大国。

国土の広いアメリカに対して、日本の2/3程度の国土であるイギリスは、アメリカのようなビジネスライクなボクシング界ではなく、特に自国の選手に対して非常に熱狂的な印象です。

たとえサウジアラビアであろうが、ラスベガスであろうが、自国の選手を応援するために大移動を行い、各地でイギリス流の観戦を行ってしまう、という事が多々あります。

アンソニー・ジョシュアが10万人の観客を集める事ができるのも、結局はこの移動しやすい大きさの国土、そして熱狂的な国民性があってこそ。

さて、今回のブログは、そんな英国ボクシング界が誇るボクシングメディア、「BoxingNews」の記事についての感想です。

5 fights we want to see boxing deliver in 2026 | Boxing News

 

 

 

「BoxingNews」について

まず最初に、このメディアについて触れておく必要があります。 『Boxing News』という名前を聞くと、私たち日本のファンは馴染み深い『Boxing News(BOXING BEATの編集部が運営)』や、インターネット掲示板から発展したという米国の『Boxing News 24』を思い浮かべるかもしれません。

しかし、今回このリストを発表したのは、それらとは一線を画す英国の『Boxing News』です。 1909年に創刊され、世界で最も長い歴史を持つボクシング専門誌の一つであり、リングマガジンと双璧をなす、「ボクシングのバイブル」とも称される硬派なメディアです。その歴史と権威ある英国メディアが選出した「2026年のドリームカード」5選の中に、なんと日本人が絡む試合が2つもランクインしました。

これは単なるニュースではなく、日本のボクシング界が世界基準、いや世界の中心に位置していることを示す事柄と言えるでしょう。

今回、このBoxing Newsが発表した、2026年に見たいカードは下記の5つ。

  1. 井上尚弥vs中谷潤人
  2. ジャロン・エニスvsバージル・オルティス
  3. ドミトリー・ビボルvsアルツール・ベテルビエフ3
  4. ハムザ・シーラズvsクリスチャン・ムビリ
  5. アンソニー・オラスクアガvs矢吹正道

 

 

世界最高峰の頂上決戦、井上尚弥vs中谷潤人

「まずは、ボクシング界で最も活気のある拠点の一つ、日本から」という紹介ではじまったリストアップ。5つのカードの筆頭として、この試合が選ばれたことに異論を挟む余地はありません。 スーパーバンタム級において4団体のベルトを束ね、P4Pキングの一人として君臨する井上尚弥。そして、その井上の首を狙う「ネクスト・モンスター」として、世界中がその実力を認めた中谷潤人。

英国メディアがこのカードを選出した理由は明確です。 それは、この試合が単なる「日本人同士のライバル対決」の枠を超え、現代ボクシング界における「最高傑作」を決める戦いだからです。 かつては「日本国内のビッグマッチ」として語られていたこのカードですが、今や世界中のファンや専門家がMandatory(義務)として開催を求めています。

井上尚弥という完成された王者に対し、規格外のリーチとボクシングIQを持つ中谷潤人が挑む構図。これは、スタイル的にも実績的にも、2026年のボクシング界で最も高貴で、最も質の高い戦いになることが約束されています。

2025年12月27日、サウジアラビアでのRING興行で、確かに一般層の認知としては「差」を広げたと言える両者。だからこそ、この試合の決着は読めなくなったとも言えます。

おそらくいつも以上に仕上げてくる井上尚弥と、過去最高を大きく上回って仕上げてくる中谷潤人。このマッチアップとその結末は、後世まで語り継がれるものになるでしょう。

 

 

 

世界が見つけた危険な遭遇:アンソニー・オラスクアガvs矢吹正道

そして、このリストの真骨頂とも言えるのが、もう一つの日本人対決(正確には日本のリングを主戦場とする王者同士の対決)の選出です。 IBF世界フライ級王者である矢吹正道と、WBO世界フライ級王者であり日本のファンから絶大な支持を受ける「プリンセサ」ことアンソニー・オラスクアガの激突です。

井上vs中谷が「技術の最高峰」であるなら、この矢吹vsオラスクアガは「スリルの最高峰」として選ばれたと言っていいでしょう。 矢吹の、相手を一撃でマットに沈める不条理なまでの強打。対するオラスクアガの、無尽蔵のスタミナと止まらない連打。 英国の記者は、日本の軽量級戦線の深層にある、この「危険な匂い」をしっかりと嗅ぎ取っています。

世界的な知名度で言えば、ヘビー級や米国のスター選手には及ばないかもしれません。それでも、ボクシングの本場である英国の「バイブル」がこのカードを指名したということは、彼らが純粋に「リング上の戦いの質」と「興奮」だけを基準に選んでいる証拠であり、そこにこの二人が選ばれたことは痛快です。

「年間最優秀ファイト候補の要素が全て揃っている」というコメントは、まさにこのファイトで我々ファンが得られるものを物語っています。

 

 

 

その他のファイト

ジャロン・エニスvsバージル・オルティスは確かに世界中が待ち望むファイトです。メジャーvsメジャー、勝ち方によってはP4Pランキングにも入ってくるかもしれません。

ビボルvsベテルビエフ3というのは、果たしてどれほどの需要があるかはわかりませんが、この2人は1勝1敗の関係で、是非とも決着戦をというのは理解ができます。初戦にしても2戦目にしてもクロスファイトでしたが、流れ的にはビボルに分があるのでしょう。

ただ、この戦いの実現には、間違いなく三度リヤドの力が必要です。

シーラズvsムビリ、これももちろん世界が注目するファイトではありますが、セレクトとしては「英国のBoxingNewsだから」という感は否めません。シーラズというボクサーへの期待、「クロフォード引退後」のスーパーミドル級の混沌を誰が抜け出すのか、2026年、この階級は大いに注目すべきですね。

ちなみにこのマッチアップで興味深い事は、シーラズvsパチェコではない、ということです。

個人的にはシーラズvsパチェコの方が興味深いファイトにも思えますが、もしかすると英国ではフランス国籍のムビリの方が、パチェコよりも評価が高いのかもしれませんね。

 

 

 

2026年もボクシングの中心地の一つは日本

「2026年に観たい5試合」のうち、実に40%にあたる2試合が日本関連のカードであるという事実。 これほどまでに日本のボクシング界が誇らしいと感じる瞬間はありません。

井上尚弥と中谷潤人の戦いには、張り詰めた緊張感と、一瞬のミスが命取りになる極限の技術戦を期待せずにはいられません。お互いが全盛期でぶつかり合う奇跡に、世界中が息を呑むことでしょう。

一方で、矢吹正道とアンソニー・オラスクアガの戦いには、瞬き厳禁のKO決着の予感が漂います。どちらが倒れてもおかしくない、魂と魂の削り合い。そこにはボクシングという競技が持つ根源的な熱狂があるはずです。

英国の歴史あるメディアが夢見るカードは、我々日本のファンが日々熱望しているカードと同じでした。 2026年、これらの試合が実現し、日本が世界の熱狂の中心地となる日を、心から待ちたいと思います。

 

 

 

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