信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ニック・ボールvsブランドン・フィゲロア、36分間の殴り合いを制するのは?アンダーでアンドリュー・ケインがバンタム級挑戦者決定戦!

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このブログがアップされるのは2/3(火)、節分です。

ということはその翌日は立春、もう春なわけですね。うそやろ。

まあ、ともあれ(日本時間では)2月は早々にビッグマッチからスタート、そこから1週間の間をあければ日本のボクシングファンにとって大変興味深いマッチアップがちらほらと。

特に今週末は英国リバプールで行われる興行は非常に注目で、フェザー級ではニック・ボールvsブランドン・フィゲロア、そしてそのアンダーカードでWBC世界バンタム級の挑戦者決定戦、アンドリュー・ケインが登場です。

非常にアグレッシブなボクサーが多い英国は、日本と同じく好ファイトの宝庫。

テオフィモvsシャクールも素晴らしかったですが、もっともっとエキサイティングな戦いが繰り広げられそうな週末です。

ということで今回のブログは、ボールvsフィゲロアをメインに据えたクイーンズベリー・プロモーション興行のプレビューです。

 

 

 

2/7(日本時間2/8)英国・リバプール

ニック・ボール(イギリス)23勝(13KO)無敗1分

vs

ブランドン・フィゲロア(アメリカ)26勝(19KO)2敗1分

ニック・ボールは、今まさにフェザー級で最も「関わりたくない」タイプのボクサーではないでしょうか。身長157cmという、フェザー級としては驚異的な小柄さを持ちながら、その中身はまさに「破壊の鉄球(レッキング・ボール)」です。

2024年6月にレイモンド・フォードからWBA世界フェザー級王座を奪取して以来、ロニー・リオス、TJ・ドヘニー、そして当時無敗だったサム・グッドマンといった難敵を次々と退けてきました。

彼のボクシングは非常にシンプルかつ、極めて実行困難なものです。

圧倒的な手数と前進、そして低い姿勢から飛び込むようなパンチ。

相手が距離を取ろうとしても、気がつけば懐に入り込まれ、近距離での乱打戦に引きずり込まれてしまいます。この「物理的な圧力」こそがボールの最大の武器であり、これまで対戦した長身選手たちも、その突進を止める術を見出せませんでした。今回も地元リバプールの熱狂を背に、その突進力はさらに加速しそうです。

また、ボールの特筆すべき点はその回復力とスタミナです。12ラウンドを通してフルスロットルで動き続け、インターバル中も椅子に座ることを拒むその姿勢は、対戦相手に絶望感を与えます。まさに「神が5フィート2インチの中に、10フィートの男の心臓を詰め込んだ」と形容されるに相応しい、驚異的なタフネスの持ち主と言えますね。

 

 

 

対するブランドン・フィゲロアもまた、階級の常識を覆すボクサーです。身長173cm(リーチは約184cm)という恵まれた体格を持ちながら、彼はあえてその利点を捨てて超至近距離でのインファイトを挑む「ハートブレイカー」です。スーパーバンタム級時代にはルイス・ネリのボディを叩き折って初黒星を付け、二階級制覇も成し遂げている実力者です。

フィゲロアの恐ろしさは、相手が疲弊するのを待つかのような、執拗なボディブローと無限の手数にあります。スイッチを織り交ぜながら、まるで覆いかぶさるようにパンチをまとめ上げるスタイルは、対戦相手の体力を文字通り削り取っていきます。一見、打たれすぎているようにも見えますが、そのタフネスと後半の伸びは驚異的。直近ではジョエト・ゴンサレスを相手に圧倒的な判定勝利を収め、再び世界王座の最前線に返り咲きました。

彼は今回、敵地リバプールに乗り込むことになりますが、「相手の街で戦う方が、より強い意志を示せる」と語るなど、精神的なタフさも折り紙付きです。ボールの圧力をどう受け流し、あるいはどう押し返すのか、彼の真価が問われる一戦となりそうです。

身長差16cm。普通ならアウトボクシングを想起する体格差ですが、この二人に限っては「どちらが先に相手の心を折るか」という凄惨な消耗戦が期待されます。どちらも「引く」という選択肢を辞書に持たないボクサー同士ですから、リング中央でのぶつかり合いは避けられないでしょう。

 

 

 

ボールはいつものように、弾丸のような踏み込みからフィゲロアの懐に入り、ショートパンチを叩き込もうとするはずです。対するフィゲロアは、そのボールの突進をあえて受け止め、長い腕を畳んでアッパーやボディで応戦する展開が予想されます。注目すべきは、フィゲロアがこの「小さな巨人」の圧力を正面から受け止めた際、どちらのフィジカルが勝るのかという点です。フィゲロアはリーチを活かしたジャブで突き放すことも可能ですが、彼自身の性格上、おそらく至近距離での打ち合いに応じるのではないでしょうか。

ボールがその回転力でフィゲロアのガードをこじ開けるのか、あるいはフィゲロアがボールの圧力に耐え抜き、後半にその「削り」を完成させるのか。至近距離でのヘッドバットやローブローといったアクシデントも懸念されるほどの密着戦になりそうですが、フェザー級屈指のタフガイ同士による、一歩も引かない削り合いが見られるのではないでしょうか。どちらのスタミナと意志が上回るのか、その一点に集約されるファイトになりそうです。もしフィゲロアがボールの突進を捌ききれず、懐で押し込まれる展開が続けば、リバプールの声援がボールを後押しし、判定は地元王者に傾くかもしれません。逆にフィゲロアがボディでボールの動きを止めれば、後半に劇的な幕切れが訪れる可能性も否定できません。

 

 

 

アンドリュー・ケイン(イギリス)14勝(12KO)1敗

vs

アレハンドロ・ゴンサレス(メキシコ)19勝(6KO)6敗3分

リバプール出身のアンドリュー・ケインは、地元ファンの大きな期待を背負うハードパンチャーです。

戦績が示す通り、その拳にはバンタム級離れした破壊力が秘められています。2023年に一度は苦杯をなめ、怪我によるブランクもありましたが、復帰後は破竹の勢いで勝利を重ね、

前戦では元王者のチャーリー・エドワーズから殊勲の勝利を挙げました。

彼のスタイルは、まさに「キラー」。好戦的で、常にノックアウトを狙う姿勢は、見ていて非常にスリリングです。現在はWBCランキングで1位に位置しており、世界への階段を確実に登り始めています。地元リバプールでの大一番ということで、モチベーションも最高潮に達していることでしょう。彼にとっては、この試合をクリアして早期の世界挑戦を実現させたいところです。

メキシコから乗り込むアレハンドロ・ゴンサレスは、一見すると6敗という数字が目につきますが、これがいかにも「メキシカンの底力」を感じさせるボクサーです。

現在はWBCインターナショナル・シルバー王座を保持しており、格上の相手に対しても物怖じしない不屈の精神を持っています。

 

 

 

ゴンサレスは非常にタフで、技術的にも洗練された典型的なメキシカンスタイルを持っています。ガードを固めてじりじりと距離を詰め、相手の隙を逃さない勝負強さがあります。直近の試合でも、粘り強いボクシングで勝ち星を拾っており、決して戦績だけで判断してはいけないタイプと言えます。敵地リバプールという完全アウェイの環境においても、彼が臆することはないでしょう。むしろ、大物喰いを狙って虎視眈々とチャンスを伺っているはずです。

この試合は、WBC世界バンタム級王座への「ファイナル・エリミネーター」として承認されています。

つまり、勝者は現王者(現在は井上拓真)への指名挑戦権を手にすることになります。現在のバンタム級は日本人王者が君臨する「日本のお家芸」とも言える階級ですから、この試合の行方は我々にとっても無視できないものです。

展開としては、ケインがその強打を武器に序盤からプレッシャーをかけ、ゴンサレスがそれをいなしながらカウンターを狙う形になると思われます。ケインにとっては、ゴンサレスのしぶといボクシングをどう攻略し、自慢のハードパンチをクリーンヒットさせるかが鍵です。一方でゴンサレスは、序盤の猛攻を凌ぎきれば、後半にケインが疲れたところで一気に逆転するシナリオを描いているはずです。ケインのパンチ力がメキシカンのタフネスを貫くのか、それともゴンサレスが泥臭く判定に持ち込むのか。

 

 

 

日本のファンにとっても、この試合の勝者が井上拓真らの持つベルトに挑む可能性があるため、非常に興味深い一戦です。特にケインのパンチ力は驚異的で、もし彼が勝ち上がれば、日本人王者にとっても非常に厄介な挑戦者になることは間違いありません。リバプールの熱狂的な空気の中、ケインが爆発力を見せるのか、それともメキシカンの意地がそれを飲み込むのか。バンタム級の勢力図を占う重要なサバイバルマッチになりそうです。

放送・配信

この興行は、DAZNにて生配信が予定されています。メインイベントのボールvsフィゲロアはもちろん、このバンタム級挑戦者決定戦も含め、非常に密度の高いカードが揃っています。

放映時間は日本時間2/8(日)AM4:00から。メインイベントはおそらく6:00か7:00頃でしょうか。DAZNglobalの料金の範囲内(1,000円ぐらいでしたっけ)で見れますから、これは見逃せませんね。

 

 

 

 

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