信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】2/10ダイヤモンドグローブ!川浦龍生vs韓亮昊、長尾朋範vs富岡浩介のダブルWBOアジア戦!フライ、スーパーフライの国内戦線、如何に!?

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ここ最近は豪華カードを提供してくれるダイヤモンドグローブ。

今や唯一、地上波で放映される興行です。

地上波の興行は、関東ローカルながらもTVerなどでも放映されているらしいので、最も一般層に訴求できる興行なのかもしれません。

とはいえ、地上波放送(及びTVer)はフルファイトではなかったりのようなので、果たして視聴数はいかほどなのでしょうか。

ともあれ、FODは全試合生配信、世の中的には当然ながらも、フジテレビがボクシングというコンテンツを未だ見捨てない意義は大きい。是非、このダイヤモンドグローブで戦っているボクサーが世界戦へたどり着いてくれる事を願います。

さて、ということで今回のブログは、2/10に行われたダイヤモンドグローブの観戦記。

 

 

 

2/10(火)ダイナミックグローブ

WBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチ

長尾朋範(フラッシュ赤羽)11勝(6KO)2敗2分

vs

富岡浩介(RE:BOOT)10勝(8KO)4敗

デビューしたての頃、すぐにチャンピオンになるだろうと思った富岡浩介ですが、もうデビューから7年目を迎えています。それでもまだ23歳というのは若く、揉みに揉まれて初のタイトル戦にたどり着いたというイメージ。

ここ数戦は絶好調をキープしており、苗村修悟(SRS)、湊義生(JM加古川)、マーク・ビセレス(駿河男児)を連破。

王者長尾も好調で、昨年4月、小田切駿平(RST)を破って王座に就き、初防衛戦で村上勝也(名古屋大橋)を撃破しています。

さて、注目のゴング。

長尾が遠くから踏み込んでボディストレート。そこから一気に入っていきます。富岡はリズムをとりながもややプレス、長尾が出てきたところに左カウンターを狙います。

富岡の左アッパーから右フック、良いですね。長尾は大きく頭を振る分、良い距離でのストレートはちょっと当たりづらいかもしれません。

ガチャガチャとしたボクシングに引き込みたい長尾、お世辞にもきれいなボクシングとは言えませんが、これはやりづらいボクシングですね。

2R、変則的な動きで攻め入る長尾。富岡は非常に長いジャブ。

遠い距離からジャブを当てておきたい富岡、ガチャガチャと入って自分のボクシングに巻き込みたい長尾。

中盤、富岡がプレス、長尾は大きくリングを使います。そこから一気に攻めますが、ちょっと頭が気になりますね。サウスポー×オーソドックスだとなおさらです。

そして長尾がぐっとステップインしたところに富岡の左カウンター!長尾はダウン!

 

 

 

足よりも顔面が先になってしまっているところに、カウンターをもらってしまいました。ドンピシャな距離ではありませんでしたから、ダメージはさほどでもないでしょう。ただもちろん、序盤でのこのビハインドは長尾にとってかなり痛い。

3R、さっきのカウンターでちょっと入るづらくなったか、長尾はサークリング。ぐっと入るというよりもぐいっと入る、または相手のパンチを躱して入る、という感じを試しているように見えます。

中間距離では手が出ない長尾、富岡が良い距離をキープしているように見えますし、頭がよく動いて当てづらい長尾に対して決して深追いしないイメージです。冷静に、上手く戦っていますね。

4R、ここも良い距離をキープして、ジャブ、ボディストレートを放つ富岡。長尾は近づけたと思ったら富岡にクリンチされ、ちょっと上手くいきません。

その後も入り際に富岡のショートの左カウンター、入ろうとするところにコンビネーション、富岡は長尾の変則にやりやすくはないながらも、やはり上手く戦っています。

5R、荒々しい長尾のアタック、富岡はジャブを多用しながらも左ボディ。この長尾のガチャガチャとしたボクシングは後半に入ってから真価を発揮するのでしょうが、それまでにもらいすぎかもしれません。

6R、良い距離での富岡の左ストレート。しかし長尾は止まりません。そこからインサイドに入るところまでは良いですが、その後が続かないのが惜しいところ。

とにかくこの試合のレフェリーは大変です。ローブロー、バッティング、ホールディング、注意すしなければならないことがとにかく多い。

これだけ中断しなければならない状態が続くと、ボクサー2人はもちろん、レフェリーも観客も集中力を試されますね。

 

 

 

7R、おそらく後がない長尾、とにかくグイグイと攻めていきます。ただ、的中率といえばそんなによくはなく、パンチは出すもののナックルが富岡に届く事はほとんどないように見えます。

そんな中でも長尾の右オーバーハンドは富岡にとっても気をつけなければならないパンチでしょうか。

8R、頭を下げての変則的なステップインの長尾、バッティングによる減点。もはやポイントが絶望的、というのはすでにわかっているでしょうから、長尾は倒しに行かなければなりません。

この長尾のプレスは、前半よりも富岡には効いているようにみえ、長尾は右をヒット。しかし富岡は退かず、そのプレスをしっかりと受け止めての左。

9R、ものすごい気迫で追いかけていく長尾。富岡の左の打ち終わりに右をヒットした長尾、果たしてこの気迫は残り2ラウンドで届くか。

中盤にも渾身の右オーバーハンドをヒットした長尾、後半に入ってから長尾が押してはきているように見えますが、それでも富岡はまだま元気で、そのリズムが狂う事はありません。

ラストラウンド、右に左に大きくステップを踏む富岡。完全にエスケープモードです。

こうなると調子に乗るのは長尾の方で、その動きは自由度が増し、富岡にカウンターや先手がないことを良いことに、ガンガン手数を出していきます。

しかし、ディフェンス主体となった富岡を崩す事は容易ではなく、時折右の良いパンチを当てますが、無情の終了のゴング。

 

 

 

判定は、95-93×2、98-90、3-0で富岡。

ポイントは意外と競っていたイメージですね。

長尾朋範は、富岡浩介にとっては得意ではないタイプだったと思いますが、かつてなかった力強さを携え、そして非常に冷静な試合運び、後リングインタビュー、大人になったなぁと感慨深い。

今後の防衛ロードに期待しましょう。

WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ

川浦龍生(三迫)14勝(9KO)2敗

vs

韓亮昊(六島)5勝(3KO)無敗

世界挑戦目前の川浦龍生が新鋭にしてすでに世界ランカーの韓亮昊を迎える、WBOアジアパシフィックタイトルマッチ。

川浦としてはもう順番待ちの状態なのだから、WBOアジアのタイトルは返上してバムの返上待ち、でも良いかも知れません。

しかし、この相手を迎えることには、気概を感じさせるものですね。

一方でここから勝負が続く六島ジムの韓。ここでの勝利は川浦の地位に一気に成り代わるものですから、これはモチベーションが高いでしょう。

 

 

 

大注目のタイトルショット、ゴング。

まず鋭いジャブを突いていくのは韓。サウスポー同士、お互いの右ジャブに対して左クロス。ジャブからの左のボディ、お互いにパンチセレクトも似通っています。

このアジアのタイトルマッチも10Rになったから、なのか、さほど様子見もなくともに手数を出していきます。互いにボックスというよりもファイトする勢いで、ここでよりアグレッシブに攻めるのは韓の方でしょうか。

2R、韓が細かくジャブ、押し込むようなジャブから左のストレート。どんどんパンチが出て良いですね。

川浦の手数は若干控えめか、それでもブロッキングでしっかりと構え、クリーンヒットは許しません。

手数こそ少ない川浦ですが、差し込むようなジャブ、アングルを変えたアッパー、これは韓にヒットしているように見えます。

3R、韓が細かなパンチで前進。川浦はやはりブロッキングを主としてさほど手数は多くないものの、じっくりと見ているという印象。

中盤、韓が攻めたところに川浦のショートの左カウンター!一瞬膝が折れた韓ですが、ここは耐えます。しかしここを逃す川浦ではなく、ここで一気にギアを上げてチャージ!

クリンチに逃げる韓、引き離されたあとにも川浦の攻勢は続き、ここでヘッドハントにならずに右のボディショットを決める当たりはさすがのもの。

後半にはいったところでも川浦は左のストレートを決め、ここでも韓は膝が折れます!しかし倒れません!

やや強引目に打っていく川浦、しかし韓も気持ちを見せて耐え抜いてゴング!!

 

 

 

4R、よく倒れなかった、韓。ここで川浦が倒そうと雑に来れば韓にも逆転のチャンスが訪れそうなものですが、川浦は当然、至って冷静。

またブロッキングを大事に、丁寧にジャブを突き、相手のペースに惑わされることなく、自分のリズムをキープしています。この冷静さよ。

やっぱりこのボクサーは師匠のもとを離れたとしてもアンタッチャブル2世であり、その影を見てしまいますね。

韓もこのラウンド後半には回復してきたか、強い左を打って攻め入ります。素晴らしい気持ちの強さです。

5R、韓のジャブがやはりよく出ます。良いリズムが出てきたような感じです。そこから連打で詰めていく韓、川浦はやはり手数は少なめで、韓が出てくるところに時折カウンター。

軽めの韓と、強いカウンターの川浦。このラウンドは韓が川浦をロープに詰める場面も幾度かあり、韓の回復具合がわかります。

6R、ここでリズムをとった川浦。韓は変わらずプレス。韓が左ストレートを出そうというところで、左カウンターを狙う川浦。かなり危ないタイミングで左が交錯します。

チェンジオブペース、この川浦の判断はどう出るか。

 

 

 

7R、川浦がテンポをずらした技ありワンツー、これをヒットしたところから川浦がチャージ。お互いに被弾を許さない中間距離での攻防、そこから後半に右ボディ、左ボディをヒットした川浦。

8R、韓がアグレッシブに出ていきます。若干、ポイントでのビハインドを感じているのでしょうか。いずれにしろ、ドローであればタイトルは取れません。

川浦はこれをしっかりとブロッキング、しかしやはり近い距離で手が出ないところがもったいない。川浦はやはり左カウンター狙い、ここにきて気迫に勝るのは韓か。と思ったら終盤、川浦も強いパンチとコンビネーションで反撃。

9R、韓がガツガツきます。プッシュしながらのプレス、そして手数。距離が若干あけば川浦の強いパンチが出ますが、接近戦では韓の手数が良い。

韓亮昊、素晴らしいまでの闘志。これはもう捲っているかもしれません。

10R、ラストラウンド勝負か、という中で、韓がチャージ。近い距離でも手を出したい川浦ですが、やはり手は出ません。

このガツガツとした戦い方は、川浦の良さを潰すことに特化しているのかもしれません。

いつしか川浦のパンチの的中率は大きく下がっており、韓のパンチは当たるようになっています。しかし距離があいたところに襲うのは川浦のワンツーで、これが韓のガードの間隙を縫ってヒットしているように見えます。

 

 

 

最後の最後まで気持ちを見せた韓亮昊、川浦も王者の意地、距離を開けてのワンツーショット。

スキルフルなボクサー同士の、闘志あふれるタフファイト!終了のゴング。

判定は、97-93川浦、96-94韓、96-94川浦!!!

川浦龍生、見事防衛!しかし韓も本当に頑張りました。

スマートなボクサー同士のアツいファイトは、韓の株を上げ、川浦に伸びしろを感じさせました。

川浦はもうそろそろ返上でも良いと思います。おそらく、次か、もしくはその次には大きなチャンスがやってくるのではないでしょうか。

次戦も楽しみにしましょう。

 

 

 

 

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