さてさて、2/15(日)は西田凌佑のIBF世界スーパーバンタム級の挑戦者決定戦です。
私は、というと、大会があったのでやや忙しめの土日(というか金曜日から)を過ごし、20:00すぎからようやく視聴開始です。
ということで今回のブログは、U-NEXT BOXING特別編、六島ジム興行の観戦記。

2月15日 大阪・You Will be the Champion
OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦
山﨑海斗(六島)11勝(6KO)1敗
vs
中川麦茶(一力)32勝(20KO)11敗3分
初回からプレスをかけるのは山﨑。中盤、右のオーバーハンドをヒット。中川も山﨑が入ってくるところに左フックカウンターをヒットして譲らず。
2R、山﨑はダブルジャブ、ワンツーと攻め入りますが、懐が深い中川に距離で外される場面が目立ちます。中川は遠い距離からでも左ボディが打てていますね。
後半にはちょっと届きはじめたか、中川も時にしっかりと迎え撃っています。
3R、山﨑のパンチのつなぎが良くなっているのと、波状攻撃をしかけられているので、中川にパンチが届きはじめているようなイメージ。
4R、ジャブからの右ボディを山﨑がヒット、しかし中川も大きな左アッパーで反撃。その後も中川の右オーバーハンドが比較的効果的に見えますね。
5R、中川も大きく回る事を止め、足を止めての打撃戦の展開。後半、山﨑のパンチで中川が大きくバランスを崩す場面、ちょっと見栄えが悪いように見えます。
6R、ボディ中心に攻める山﨑、中川は顔面に長いジャブ、強い右。7Rも非常に丁寧に攻める山﨑ですが、中川のパンチは単発ながらも非常に派手。
8R、手数が多いのは山﨑、しかし顔面にはなかなか届かず、ボディのあとが続きません。ふとした時に出す中川のジャブは山﨑を捉え、手数は少ないながらも的中率は高い。終盤にはショートの右をヒットした中川、ちょっと中川が抜け出してきたイメージ。
9R、プレスを強める山﨑。ちょっとビハインドを感じているか、強いワンツーで攻め込みます。対して中川はリングを大きく使ってカウンター狙いです。
ラストラウンド、山﨑がダブルジャブでステップインしたところに中川の右。しかし山﨑のジャブも届くようになってきており、中川は疲れが見えるか。
ちょっと距離で外せなくなってきているようにみえる中川に、山﨑は中盤にも右をヒット。
最後の最後までプレスを掛け続けた山﨑、サークリングしながらカウンターを狙い続けた中川、ナイスファイトです。
判定は、97-93山﨑、96-94中川、95-95、ドロー。
3者3様のドロー。お互いに自分のボクシングを貫いたものの、どちらも決定的な場面に欠けてしまいましたね。
OPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦
ジュン・ミンホ(韓国)19勝(5KO)5敗2分
vs
仲里周磨(オキナワ)15勝(8KO)3敗4分
初回、まずはジャブの差し合いですがジュンの長い左がポンポン出てきますね。仲里もボディジャブ、距離が近くなった時のカウンター。
2R、バッティングでの中断後、仲里の右オーバーハンドが届いています。頭を倒しながら打つこの右オーバーハンドは、ちょっとあってィングの危険性はありそうですね。
3R、このラウンドも仲里の頭を左に倒しながらの右がヒット、しかし中盤、ジュンが右を囮として強い左フックをヒットしています。
4R、上体のウィービングでフェイントをかけ、鋭いステップインの仲里。右から入るパターンが良い仲里、そこから左のボディを返します。
5R、距離が詰まった時、ジュンが左フックをヒット。この状況でジュンの攻撃で終わらせる事は、仲里にとってあまりよくありません。
後半、中間距離のフェイントのかけあいから仲里の左フックがヒット!大きくぐらついたジュン、追いかける仲里!ジュンは逃げながら、そのままダウン!
再開後、ジュンはクリンチに逃げてラウンドが終了。
6R、ジュンのダメージどうか、というところですが、大きく動いているところを見ればダメージは大きくは残っていなさそうです。
仲里も無理に倒しに行く事はせず冷静で、ここまでよく当たっている右を主として攻めています。
7R、開始早々にバッティング。ここで仲里が耳の上あたりでしょうか、出血。これはバッティングなので、後がなくなるのはジュンの方。
やや攻撃的に出てくるジュン、ここを仲里はしっかりと外しています。
8R、ここも相打ち気味のタイミングで左フックが交錯、打ち勝ったのは仲里の方か。後半にも仲里は左ボディ、右クロスを積極的に繰り出してジュンを下がらせる場面を作っています。
9R、ジュンが手数を増やしています。仲里はしっかりと距離をキープしつつ、右ボディストレート。仲里は後半に入ろうかというところでパンチをまとめています。ポイントはもう大丈夫だと思いますが、結構危ないタイミングはいくつかあるので、一発に注意しなければなりません。
ラストラウンド、仲里は左フックのカウンター、そして右クロスもヒット。この2つのパンチは、この試合のキーポイントですね。
後半にも右のボディをヒットした仲里、最後まで倒しにいって試合が終了。
判定は、96-93、98-91、98-91、3-0の判定で仲里。
お見事な勝利でしたね、仲里周磨。しっかりとダウンを奪っての完勝、ジュンもよく頑張りました。
IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦
西田凌佑(六島)10勝(2KO)1敗
vs
ブライアン・メルカド(メキシコ)32勝(26KO)1敗
さて、いよいよメインイベントです。
スーパーバンタム級初戦を迎える西田凌佑、相手は強敵ブライアン・メルカドです。
さて、注目のゴング。
まずはジャブの差し合い。西田はどっしりとした構えから右ジャブ、相手が出てくるとすっとバックステップ。
メルカドは若干頭を振りながら、バタバタとした攻め。このボクサーはどちらかというと序盤から調子よく来るタイプではないこともあり、ここは西田がしっかりと対応し、相手を空転させています。
2R、バッティングで西田の左まぶたをカット。これは嫌なところですね。スロー映像が流れますが、メルカドのおでこが当たっています。
再開後、メルカドが思い切って右を振ってきます。これはかなり危険な右です。
しかし西田はここで踏みとどまって打ち返し、ショートの左。そしてショートの左ボディアッパー。
これはかなり危険な距離ですが、西田も肚を決めたのでしょう、いつ止められても良いように、序盤のポイントが大事になってくる事がわかってのことなのだと思います。
近い距離でも西田が上手い。左のカウンター、右フックのカウンター、近い距離ながらも絶妙な距離感で良いボクシングをしています。
3R、西田の長い左がヒット。メルカドはやはりサウスポーはあまり得意ではないかもしれませんね。西田の左に反応出来ているようには見えません。
ただ、西田も出血により左目が見えづらくなってしまっているかもしれず、左は出しづらい状況とはいえます。
後半、西田が左のオーバーハンドをヒット、その後、西田はその左をボディに持っていきます。これは上手い。
4R、西田の非常に多彩な左がメルカドに次々にヒット。メルカドは荒々しくパンチを放ってはきますが、西田は距離で外し、ブロッキングで外し、カウンターを決めます。
西田が前で戦っているのは、メルカドのパンチに脅威を感じていないということなのでしょう。中谷戦でもそうでしたが、西田は非常に打たれ強いですね。
5R、メルカドはワイルドに振ってきます。ただ、回転力があるわけではなく、一発一発を溜めて振ってくるので、西田にとっては非常にやりやすいかもしれません。
中盤、西田のボディショット。これはかなり嫌がったメルカドはガードが下がり、そこに西田が顔面へ返します。
かなりボディが効いているように見えるメルカド、それでも右ストレートをねじ込んできます。
この接近戦の中、西田はブロッキングだけでなくポジションを変え、さらにメルカドのパンチに対して同時打ちでカウンターショット。これはすごい。
6R、メルカドは西田の攻撃に対してリターン、しかし反応は遅れているように見えます。
西田はまだまだボディ中心に攻め、次々とコンビネーションを繰り出しています。
面白いほど入る西田の左ボディ、メルカドも非常にハートが強いですね。
7R、ここは頭をつけての超接近戦。この身体をつかっての押し合いでも、西田の左右のボディが有効か、西田は押される事もありませんし、一発一発を力強く打つメルカドに対し、強弱、アングル、自由自在に打つ西田。
というところで、西田のカットの具合をドクターがチェック。
これで試合が終了。
傷はかなり深そう、さらに広いですね。これは致し方ありません。
負傷判定ということで、判定は69-64×3、西田凌佑。
完璧なボクシングでしたね、西田凌佑。離れても打ち合っても、全てで上回ってみせました。
ブライアン・メルカド、ガンガンくるタイプではなかったですが、一発の強さはありそうでした。しかしこの危険な相手に、一歩も退くことなく、本当に安心して見ていられました。
これでIBFの挑戦権を獲得、井上尚弥vs中谷潤人の勝者への挑戦権を獲得しました。
さて、挑む王者は誰になるのか。今後のスーパーバンタム級、どうなるか楽しみです。
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