3連休は3連勤で、前の週の土日も青森で大会があったので、なかなか身体を休める時間が取れません。
実はまだマリオ・バリオスvsライアン・ガルシアの興行は見れていないし、同日にあった英国興行(ウッドvsウォーリントン)も見れていません。
今、ボクシングの試合を見れば最後まで見ることも不可能そう、寝てしまいそうです。
ボクシングニュースもほとんど追いかけてないですが、スーパーフライ級では若干気になるニュースがいくつかあったので、今回のブログはスーパーフライ級についての諸々。

IBF世界スーパーフライ級タイトルは入札へ
ウィリバルド・ガルシアとアンドリュー・モロニーによるIBF世界スーパーフライ級指名試合の交渉。これが合意に至らず、ついに入札へと持ち越されることになりました。
正直なところ、ガルシア陣営としては、もっと美味しい「果実」を求めていたはずです。
その筆頭は、やはりジェシー「バム」ロドリゲスとの王座統一戦。
高額な報酬が約束されるビッグマッチへ即刻いきたかった、というのが透けて見えますが、指名試合の義務からは逃れられませんでした。
ここでふと思うのは、昨年12月リヤドでの出来事。
あの時、拳四朗と戦っておけば、名声も報酬も、そして今の停滞した状況もすべてクリアになっていたのではないか。
朝ごはん食べれてたそうなので、多少無理してでもリングにあがっておけば、大きな報酬を手に入れられていた、とともに、もしあそこで拳四朗にすることができていれば、より大きな報酬でバムと闘う事ができていたかもしれません。仮に結局モロニーと闘う事になろうとも、少なくとも、ダイレクトでモロニーと闘うよりは、良い報酬を手に入れられていたのではないか、と思います。
これはガルシアが望んだ結果なのでしょうか。それとも何か判断ミス、計算ミスをした結果なのでしょうか。
そして、この停滞状態が、スーパーフライ級の主役であるバム・ロドリゲスをバンタム級へと押し上げる決定打になりそうです。
バム不在のリング。空位となる3つの王座
バムがこの階級を去れば、主要3団体の王座が一気に空位となる突然の空白地帯。
しかし、これは停滞していた挑戦者たちにとっては、まさに「天の助け」とも言える地殻変動です。
ここで俄然、注目すべきはWBC世界スーパーフライ級王座。 現在、ランキング1位には坪井智也、2位には寺地拳四朗が名を連ねています。この顔ぶれを見て、興奮しない日本のボクシングファンはいないでしょう。
アマチュアで圧倒的なキャリアを積み、プロでもその卓越したスキルを証明し続けている坪井。対するは、ライトフライ級、フライ級で統一王者に輝き、さらに3階級制覇を狙う拳四朗。
もしこの両者による王座決定戦が実現するならば、それは日本ボクシング界が誇る「最高峰の技術戦」になります。
坪井智也はプロになってまだ試されていない部分も多い。しかし、アマチュアのスタイルをそのまま持ってきたようなそのスタイルは、十分すぎるほどにプロボクサーたちに通用していると言えます。
それでも、相手はあの寺地拳四朗です。
拳四朗はパワーも保持していますが、その真骨頂はやはりステップワークと距離感にあり、当然、このようなボクサーと坪井はまだプロで当たったことはありません。
両者が、それぞれ別の場所で積み上げてきたキャリアと、そこで培ったスキル。これがぶつかるファイトは、世界広しと言えどもなかなか見られるものでもありません。
楽しみでもあり、両者ともに負けてほしくない、さらにはどんな展開になるのかも想像がつかない、またまたどちらを応援するか迷うファイトですね。
WBAの混沌と、暫定王者ヒメネスの立ち位置
一方、WBAの動向は、いつものことながら不透明な空気が漂っています。
暫定王者にデビッド・ヒメネスがいる以上、彼が正規王者に昇格、あるいは決定戦の片翼を担うのが筋でしょう。ヒメネスは非常にタフで実力のあるボクサーですから、ここが順当に中心となってほしいところですが、これがWBAだけにわかりません。
ヒメネスが無視されたとしても、驚くことはないでしょう。
もしヒメネスが出場する上で、決定戦になるのであれば、対戦相手はトップコンテンダーの地位にいるジョン「スクラッピー」ラミレスが妥当でしょうか。
両者は以前戦っており、再戦という形であればストーリーも作りやすい。
ただ、WBAの2位には、あのローマン「チョコラティート」ゴンサレスが居座っています。レジェンドに白羽の矢が立つ可能性もゼロではありませんが、半引退状態のロマゴンが決定戦に二つ返事で出てくるかは、また別の話になりそうです。
WBO。川浦龍生の挑戦と三迫ジムの激動
そしてWBO。ここも日本勢にとって非常に重要な局面を迎えています。 1位には強豪ホセリート・ベラスケスが控えていますが、2位につけているのは川浦龍生です。
川浦の前戦、韓亮昊との一戦はまさに薄氷の勝利といえるものでした。
内容を見れば苦戦と言わざるを得ませんが、あの日の韓亮昊は非常に粘り強く、タフで、気持ちが非常に強かった。
その一戦に賭ける思いの強い韓亮昊に対し、最後まで集中力を切らさず勝ち切ったという事実は、川浦を精神的に一段上のステージへ引き上げたはずです。
もちろんあの大激戦を乗り越えたからこそ、世界へのチャンスを掴む資格がある。そう思わせてくれるだけの熱量がありました。
もし、この「ベラスケスvs川浦」というWBO決定戦と、「坪井vs寺地」というWBC決定戦が、同じプロモーション、同じ興行で実現するようなことがあれば……。
三迫ジムは文字通りの「えらい騒ぎ」になるでしょう。
もしかすると近く、三迫ジムは勝負の1日を迎える事になるのかもしれません。
1〜2ヶ月後の「回答」を待つ
スーパーフライ級は、かつての「四天王」たちが築き上げた華やかな時代を経て、バム・ロドリゲスという一人の天才による統治時代を過ごしてきました。
そのバムが階級を上げようとしている今。再びこの階級に「日本人が中心となる」新時代が到来しようとしています。 ウィリバルド・ガルシアの入札の行方、バムの階級転向、そして日本勢による決定戦。
パズルのピースがピタリとはまるのは、おそらくここ1〜2ヶ月のうちでしょう。 そのあと、我々が見るのは「日本勢による王座独占」という、夢のような景色かもしれません。
そこに王手をかけるのは、坪井智也か、寺地拳四朗か、それとも川浦龍生か、はたまた。。。
ともあれ、このスーパーフライ級の世界戦線は1〜2ヶ月のうちに動くのではないでしょうか。
注視していきましょう。
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