信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!!DAZNの一人勝ちが加速!トップランクがDAZN配信にジョイン!!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

ついに来ましたね。

日本時間3/18、ボクシング界隈では大きなニュースが飛び込んできました。

ボブ・アラムのトップランク・ボクシングが、DAZNとのマルチイヤー契約を締結した、という報道です。

リング・マガジンが最初に報じ、Boxing SceneやFront Office Sportsなど複数の媒体が追って確認。そして日本時間3/18にトップランクから正式発表、近々第一弾の興行が発表されるとのことです。

このニュース、個人的にはめちゃくちゃ嬉しい。

なぜなら、この約8ヶ月間のトップランクの状況を見ていると、「世界最高レベルのボクサーたちが、十分な舞台で戦えていない」という感覚がずっとあったからです。

ということで今回のブログは、このトップランク×DAZNについて。

 



ESPN時代の終わり、そして空白の8ヶ月

まずは、ここまでの経緯を整理しておきましょう。

トップランクは2017年から約8年間、ESPNおよびESPN+との独占放映権契約のもとで興行を行ってきました。年間80〜90億円相当と言われるその契約は、最大年間54試合を放映するというものだったそうです。

アメリカのボクシングファンにとって、「週末の夜にESPNをつけるとトップランクの試合がある」というのが当たり前の光景でした。

しかしその8年契約が、2025年7月をもって終了。

最後となったカードは、2025年7月26日にマディソン・スクエア・ガーデン・シアターで行われた興行で、メインはザンダー・ザヤスの初戴冠でした。

↓観戦記

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

 

そして、その後。

ESPNのボクシングからの撤退という、大きな放映権パートナーを失ったトップランクは、TubiやPluto TV、Roku、VizioといったFAST(無料の広告付きストリーミング)チャンネルを立ち上げ、そこで試合を流すという形で何とか興行を継続してきました。

さらにはTOP RANK classicsといった独自の無料チャンネルも立ち上げ、ここ数興行を配信しています。

かつて年間30〜50試合以上を組んでいたプロモーターが、フリーの配信チャンネルで細々と——というのは、やはりスターボクサーを多く抱えるトップランクにとって、決して本来の姿ではなかったはずです。興行の数は、目に見えて減っていました。

契約交渉では、NBAやNFLでおなじみのWarner Bros./Discovery(WBD)やNetflixなどとも交渉があったとされていますが、WBDはZuffa Boxingとの絡みや企業売却問題で不透明感が漂い、Netflexは「ビッグイベントの単発配信」スタイルを貫く方針。結局のところ、ボクシングのプロモーターとの長期的なパートナーシップという観点では、DAZNが最もフィットする相手だったということでしょう。

 

 

 

ボクシング界最大のプラットフォームへ

さて、そのDAZNというプラットフォームについてですが、現状をおさらいしておきましょう。

まずマッチルーム・ボクシング。エディ・ハーンが率いるこの老舗プロモーションは、DAZNとの歩みを共にしてきたと言っても過言ではなく、2026年2月には2031年まで延長する5年間の新契約を発表。DAZNにとって最重要パートナーです。

続いてクイーンズベリー・プロモーション。フランク・ウォーレン率いるこちらは、長年TNTスポーツ(旧BT Sport)での放映が続いていましたが、2025年4月にDAZNへ移行。イギリスのトップボクサーたちをDAZNで見られるようになったのは、日本のファンにとっても大きなニュースでした。

そしてゴールデンボーイ・プロモーション。オスカー・デラホーヤが率いるこちらは、DAZNがサービス開始した2018年からのパートナー。初期から一緒に歩んできた、いわば「同期」のような存在です。

さらにはリヤドシーズン。トゥルキ・アラルシクの影響下にある各種ビッグマッチも、DAZNをメインプラットフォームとして活用してきました。

そこへ今回、トップランクが加わります。

正直、これでDAZNの一人勝ちはほぼ確定、という状態になってきました。

 

 

 

PBCとAmazon Prime Video、そしてZuffa BoxingとParamount+という組み合わせが残りますが、ボクシング界の主要プロモーションのほぼすべてがDAZNに集結したと言っていい状況です。あとジェイク・ポールとNetFlixか。

契約の規模感としては、年間8〜10興行、1興行あたりの放映権料は100〜125万ドル程度とのこと。ESPNとの契約が年間総額8000〜9000万ドルだったことを考えると大幅なダウンですが、はっきり言ってシェアを奪われている現状と、ここ最近はほぼ放映権料がアテにならなかった事実を考えると、悪い話ではないでしょう。

初興行は2026年の5〜6月ごろとも報じられており、いよいよです。

DAZNで見られるようになるトップランクのボクサーたち

個人的にはずっと心配していたものの、多くのボクシングファンにとって大事なのは、結局、で、誰が見られるの?ではないでしょうか。

トップランクといえば、やはりそのスターボクサーたちのラインナップ。というか、そのスターを育てる手腕。

 

 

 

今後DAZNで見られるようになるボクサーたちを、ピックアップしていきましょう。

ザンダー・ザヤス(プエルトリコ) 2025年7月のESPN最終興行でWBO世界スーパーウェルター級王座を初戴冠。23歳の若きチャンピオンは、トップランクが自信を持って送り出す「顔」の一人です。リングの中での落ち着き、左ジャブの精度、そして全体的な完成度の高さは、同世代の中でも群を抜いています。今後はDAZNの舞台でより多くのファンの目に触れ、その名を広める絶好の機会を得ることになります。

ブルース・カリントン(アメリカ) 2021年東京五輪のフェザー級アメリカ代表。プロでも超高速でキャリアを積み上げている、リアル・プロスペクト。そのスピードと技術は、見る者を唸らせます。まだ無敗で駆け上がるこのボクサーが、DAZNの舞台でどこまで成長するか。個人的にも最注目の一人です。

キーショーン・デービス(アメリカ) 同じく東京五輪銀メダリスト。ライト級でプロキャリアを積む中、その攻撃力とスター性は折り紙付き。ESPNで定期的に露出できていた頃の勢いが、DAZNでも戻ってくるでしょう。大舞台で輝くタイプのボクサーだけに、プラットフォームの安定は本当に大事でした。

エミリアーノ・バルガス(メキシコ) あのフェルナンド・バルガスの息子。スーパーフェザー級の有望株として、じわじわと注目を集めているボクサーです。「息子」という肩書を超えた実力を証明する舞台を、DAZNで得ることになります。

その他にも、エマニュエル・ナバレッテ(最近は苦しいが)、オシャキー・フォスター、ラファエル・エスピノサ、ブライアン・ノーマンJr.、ジャレッド・アンダーソン、そしてリチャード・トレスJr.やアブドゥラ・メイソン……と、錚々たる顔ぶれが揃っています。

 

 

 

これだけのボクサーたちが、MAZNの中でマッチルームやクイーンズベリーの選手たちと同じプラットフォームに乗るわけです。クロスプロモーションの可能性が一気に広がります。

生き延びた(と思われる)トップランク〜老舗復活は、アメリカのボクシングを救うか〜

1966年設立のトップランク。

創設者のボブ・アラムは現在94歳。半世紀以上にわたってボクシング界の「最前線」に立ち続けてきたこの老人が、まだこうして大きなディールを実現させているというのは、それだけで感慨深いものがあります。

今回の空白期間、トップランクはスタッフの削減や、一部ボクサーとの契約の自然消滅という、非常に苦しい局面を経験したと思われます。

ただ、だからこそとも言えるのかもしれません。

「ESPNという潤沢な資金の中で、試合数を増やすことを求められ、必ずしも最良のマッチアップが実現できなかった」——そんな側面もあったとされるESPN時代に対して、年間8〜10興行という「少数(興行)精鋭」への転換は、むしろ老舗プロモーションのリセットとして機能する可能性がある。

 

 

 

実際、今後はトップランクが自主興行を行う際に、DAZNの他プロモーション(マッチルームやクイーンズベリー)との選手がアンダーカードに登場したり、逆にトップランクの選手が相手側のカードに乗ったりする柔軟性も期待できます。DAZNというプラットフォームを共有することで、マッチメイクの選択肢が飛躍的に広がるわけです。

そして、残ったPBCについて触れておかなければなりません。

PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオン)は、現状Amazon Prime Video 放映にて試合を行っていますが、今回のトップランク移籍により、アメリカの主要プロモーションの中でDAZNに乗っていない大手プロモーションはPBCだけ、という状況になりました。

Amazon Prime Videoだとどうしても数が賄えず、トップランク以上にボクサーたちのPBC離れが進んでいるのは、本当に由々しき事態。それでなくとも、PBCは自分たちの庭でしか戦わないボクサーだらけなのですから。

Zuffa Boxingの参入でさらに競合が増える中、PBCがどう動くか——これはこれで今後の大きな注目点です。

ともあれ、トップランクがきちんとしたプラットフォームを得て復活の狼煙を上げることは、アメリカのボクシング界全体にとってポジティブなことだと私は思っています。老舗の存在感が戻ることで、アメリカのボクシングシーンに生気を戻してくれると信じたい。

ということで、今回のブログはトップランク×DAZNについてでした。

ボクシングファンにとってDAZNは言わずもがなのプラットフォームですが、今後はザヤス、キャリントン、キーショーン・デービスといったトップランクのスター選手たちがより頻繁に登場するようになります。

 

 

 

世界の主要興行を追いかけるならDAZNは事実上必須、というのは変わらず。むしろ今回のことで、DAZNの重要性はさらに高まりました。

まだ加入していない方は、ぜひ。

ボクシングを見るなら、DAZNです。

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