信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

SAIKOU LUSH 興行中止騒動についての所感。

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

ここ一週間ほど、ボクシング界を騒がせていたニュース。

本来であれば本日、明日に予定されていたSAIKOULUSH興行の中止、および来月6/6(土)に予定されている矢吹正道vsレネ・カリストをメインに据えたSAIKOULUSH興行の開催も危ぶまれている、というニュース。

この事がおおよその解決をみたそうなので、このゴタゴタ劇についての個人的な感想です。

 

 

 

LUSHのボクシング参入

2023年10月、佐野遥渉をメインイベントに据えて興行を開始した、というのが最初だと思います。当時は「LUSH BOMU」という興行で、音楽とかグルメとかの融合を謳い、TravelTVでの配信。

vol.2として2024年3月に矢吹正道vsケビン・ビバスというカードを組み、vol.3には3150FIGHTとコラボ。この「LUSH BOMU」単体の興行はvol.4まで開催されていますね。

そして2024年8月、3150×LUSHBOMU vol.1として3150と正式に融合、興行名はその後SAIKOULUSHと変更になりましたが、今に至ります。

亀田興毅氏がマッチメイク、資金面や演出をLUSH社、という棲み分けで運営していたようですが、マッチメイクは良いですが、音楽が邪魔すぎて、「行きたいけど行けない」そんな興行というイメージでした。

これについては同意見というボクシングファンも多いのではないでしょうか。

この取り組みを応援したいけれど、応援できない。

音楽と融合することで新規ファンの取り込みを画策したようですが、盛りを過ぎ、かつ、問題を起こしたミュージシャンや、誰も知らないようなミュージシャンを呼んでもボクシングの底辺拡大には繋がらない事は明白でした。

 

 

 

迷走

看板選手である佐野遥渉が日本タイトルの挑戦権をかけた最強挑戦者決定戦に出場しようとしたところ、ジムの「会長不在」という当たり前の理由により出場できず。

これに「SAIKOULUSHのボス」なる訳のわからない人物が噛みついていましたが、そのようなルールなのであれば出場出来ないことは致し方ないでしょう。

WBAの暫定戦が日本国内では認められないこと、日本で世界タイトル戦に挑戦する場合は地域タイトルを獲得した経緯があること、ボクシングファンなら当然知っているルールのほかに細かなルールがあり、こういった表に出ないルールがあるとしても、決まっているのならば守らなければならないし、変更すべき正当な理由がある場合は正当な手続きを踏んで変えていかなければなりません。

ちなみに、日本のジムは「名前貸し」とかも禁止されていたと思いますから、結構厳密で、このことはボクサーを守る事、ボクシング界を守る事につながっていると私は理解しています。

と、話が逸れましたが、このことを契機として、だったと思いますが、LUSH社はキルギスに活路を求めるようになりました。

当時はなぜキルギス?と思っていましたが、LUSH社はキルギスと関係があるとの話が今回の報道の色々で出ましたね。この辺は面倒なので割愛させていただきますが、ともかくこのキルギス興行は観客の入りが当然ながらひどく、持続可能性を全くもって感じさせないものでした。

結局、この興行は対キルギスへの「アピール」のためだけに行われた興行なのかもしれません。

いずれにしても、この「SAIKOULUSHのボス」の登場以降、この興行は完全に「応援されない」側にまわってしまったのかもしれません。

 

 

 

胡散臭いから問題の顕現

おそらく誰もが胡散臭いと思っていたLUSH社でしたが、それが顕現したのは4月に予定されていた興行の「延期」の報道でした。

SAIKOULUSHは、4月17日〜4月19日に3DAYSで予定されていた興行を延期。もう興行開催を2週間前に控えた状態でした。

「国際情勢の悪化」という理由を明示していましたが、そんな訳ないというツッコミは各所から届いており、かつ、LUSH社の資金難との噂が同時多発的に様々なところで見かけるようになりました。

この「国際情勢の悪化」という嘘は早々に明白となり、特段国際情勢に変化のみられなかった4月中旬、5月23日、5月24日に開催決定の報。なるほど、カネの算段がついたのだな、というのはファン全員が思ったことだと思います。

そこにきて、興行の1週間前の「中止」決定報道。

これらはもともと怪しかったのである程度の覚悟はしていましたが、6/6(土)の矢吹正道の防衛戦を含む興行も開催が危ぶまれている、という声明も出ました。

5/23(土)現時点での情報では、6/6に予定されていた矢吹正道vsレネ・カリスト、ウィリバルド・ガルシアvsアンドリュー・モロニー、あと個人的にはどうでも良いルイス・ネリvsジョンリエル・カシメロ等、全試合が予定通り行われる、との報。

これは配信を買って出たABEMA側の要望、とのことなので、もはやこのタイミングでは呑まないわけにもいかないでしょう。

JBCの管轄を離れたキルギス興行の延期、中止に関しては、何も罰則の規定がないかもしれませんが、この興行を飛ばした場合、亀田氏のプロモーターライセンスは無期限休止となる可能性があります。

亀田氏については「借金してでもやってください」としか、我々ファンから贈る言葉はありません。

 

 

 

個人的感想

この流れで、最もクソであるのは「LUSH」であることは間違いありません。

結局のところ、この会社は(少なくともこれまでは)出すカネはあったとしても、ボクシングへの愛はなかったのだと思います。

ちなみに、「愛」というのは、「お互いを見つめ合う事ではなく、お互いに同じ方向を見つめる事」と、サン=テグジュペリが言っています。会社で言えばいわゆるVision、これに本気で取り組もうという意志がなかったのでしょう。

そしてそれと同様に、そんなクソをパートナーとして、しかも唯一のパートナーとして選んでしまった亀田興毅氏にも、大きな非があると思います。

その知名度から、良くも悪くも目立つ亀田氏は、もっとやり方があったはずです。

端的に言えばリスクヘッジが足りなかった、責任感がなかった、ということだと思います。

もし事前にLUSHの資金難を察する事ができていれば、もっと早くにABEMAに相談するとか、他からスポンサーを探すとか、色々できたはずです。

結局、いろいろなことが勃発してから動く、ということは誰にでもできることで、おそらく多くの興行の中で様々な事が起こっている(今回のような資金ショートも含め)と思われますが、それらを顧客に見せてはいけない。

個人的には、亀田氏がここからどう頑張ろうとも、(今回の興行に関して、という意味では)挽回は不可能だと思います。

6/6の興行が無事に開催されたとしても、2つの興行の中止という事実は残るし、各出場選手に不安な思いを抱かせたという事は消えません。

そして信頼関係という面において、建設は一生、破壊は一瞬、亀田興毅氏はここで一気に各方面からの信頼を失ったと言えます。

 

 

 

LUSHが匙を投げた今

LUSHというクソ会社が匙を投げた今、矢面に立たされるのは亀田興毅氏。

ここから亀田氏がやるべきことは、まず6/6(土)の興行を「なにごともなかったかのように」開催することです。

無駄な謝罪の時間等は興行中には絶対にやめてほしい。邪魔だから。謝罪するのであれば、5/25(月)と言われている正式発表時で良い。

そして、本来であれば4月に開催される予定だった試合に出場予定だった選手で、かつ、6/6の興行に出場しない選手たちへの謝罪と補償です。

補償は本来ないものかもしれませんが、今後、亀田氏がボクシングに携わっていくのであれば、絶対に必要なことだと思います。

選手たちは試合に向けて、海外の選手であればトレーナーに費用を払っているかもしれませんし、国内の選手もトレーニングに費用をかけて準備しています。それは、ファイトマネーというアテがあるからです。

具体的には、本来支払うはずだったファイトマネーの◯%を用意する、というのが妥当でしょう。

「次の舞台を用意する」という約束は、また不義理に終わってしまう可能性があるのでやらない方が良い。本当に誠実さを見せるとすれば、間違いなく報酬が良いでしょう。

それが何%であっても、個人的にはこれで「プラマイゼロに近い」との判断ができるかもしれません。できないかもしれませんけど。

ところで、今回の件で思いました。

ボクサー個人は、「個人事業主」であることを自覚し、自ら道を決めていかなければならない時代だと思います。

亀田氏の掲げる理想である「ボクサーがチケットを売らなくて良い」を実現する必要は、個人的には全くないと思っていて、むしろボクサーはチケットを売ってくれ、と思います。ファイトマネーはあった方が良いですが、ただのフルコミッションの営業だと思えば別段問題にならないし、もし、苦手意識があり、かつ、トレーニングにもっと時間を割きたいのであれば、外注を検討すれば良い。

プロモーションをジムがしなければならない、みたいな話も聞きますが、それも個人でセルフプロモーションをやったほうが良いでしょう。その方が、おそらくその後の人生においてプラスになるからです。

ジムとしては、そこそこお金をかけて選手を育てているのではないかと思いますから、それをマネジメント料としてもらうイメージで。いずれにしても、現行制度であれば、ジムが儲からなければ選手は育ちません。

別にSNSでというわけではないですが、それが苦手であれば誰かに任せれば良いだけ。

何も難しい事はありません。というか、ボクサーのSNS代行とかチケット販売代行とかのサービスがあっても良いかもしれません。

暴論かなあ。

いずれにしても、今回、亀田氏とLUSHに「騙された」(という表現をあえて使います)ボクサーたちは、「ついていく人を間違えた」という勉強料だと思ったほうがプラスに捉えられるかもしれませんね。

 

 

 

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