DAZNが燃えている。らしい。
月額表記を安く見せて年間契約を促すというアコギなことをやっていたらしいですね。
まあ、フットボールに全く興味のない私にとってはどうでも良い事で、ワールドカップが始まったことも全く知りませんでした。そういやどこでやってるんですかね。それも興味ない。今の時代、全員が同じ情報を共有する、ということは非常に難しいですね。
野球のWBCしかり、今回のワールドカップしかり、いつ始まっていつ終わったのかも全くわかりません。
なのでこれからもきっと私の取る情報はごくごく一部で、限られたものであることを認識して生きていかなければならないかもしれません。
さてさて、妙な前置きになりましたが、今回のブログは、WBA世界フライ級タイトルマッチ、ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)vsエイブラハム・ペレス(アメリカ)の観戦記。

6/14(日本時間6/15)アメリカ・ミシガン
WBA世界フライ級暫定タイトルマッチ
ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)29勝(14KO)4敗1分
vs
エイブラハム・ペレス(アメリカ)14勝(7KO)無敗
日本でもお馴染み、ジョナサン「ボンバ」ゴンサレス。前戦でヤンキエル・リベラ(プエルトリコ)を破ってWBA暫定王座を獲得しています。
この試合はリベラに王座を取らせるための試合でしたが、大方の予想に反してボンバが王座を獲得、その暫定王座の初防衛戦に臨みます。暫定王座の初防衛戦、という言葉がもはやパワーワードではなくなるほど、世界は狂っていますね。
さて、エイブラハム・ペレス。
こちらは見たことも聞いたこともありませんでしたが、前戦でエスネス・ドミンゴ(フィリピン)をフルマークの3-0で破っています。
キャリアを遡ってみても、その他に世に聞こえた強豪はいませんが、無敗というのは何かを持っているボクサーかもしれません。
ニックネームは「ハンマー」、しかしKO率を見る限りは規格外のパンチャーというわけではなさそうですね。
さて、ゴング。
まずはオーソドックスのペレスとサウスポーのゴンサレス、リードの差し合いです。ペレスは比較的長めの距離で闘うボクサーらしく、長いリード、ゴンサレスのは入り際の大きい左フック。ステップワークは非常に軽やかですね。
ボンバ・ゴンサレスはもともと大きな方ではないから、本来であればリーチと体格に勝るペレスが当てやすく思いますが、ボンバは結構強く振っていってペレスを下がらせる事が多い。ボンバの引き出しは多く、相手が出てこないと見るや自ら攻めて攻勢を印象づけていますね。
2R、強い踏み込みで攻めるボンバ、こうした時、ボンバはかなり大振りです。ハンドスピードは速いですが、ペレスに回されることも多い。そこから右をヒットされてバランスを崩す場面も。
3R、ペレスのカウンターが機能してきているように見えます。ボンバの入り際をしっかりと狙っているイメージです。
しかしボンバも負けておらず、近い距離で体を預けながらの強いボディショット。基本的にプレスをかけ続けるのはボンバ、微妙なラウンド続きですが、このプレスはボンバ優位に働くのかもしれません。
4R、今度はペレスがややプレス、ゴンサレスがカウンター狙いの展開。ペレスはともすればこっちの方が良いのでは?
後半になるとまたゴンサレスが出てきて、左右のボディショット。
ともに速く、また、巧いですが、少しずつ、互いに被弾は増えてきています。
5R、かなり後ろ荷重で、プレスをかけつつもカウンターを備えるボンバ。ペレスはジャブを飛ばしてボンバに手を出させて、そこにカウンター。
これが単発で終わらないところは素晴らしいですが、ボンバの足さばきに捕まえる事ができません。
6R、ここでも攻勢をかけるのはペレス。ボンバは後ろ荷重のフィリースタイル、ここでペレスが手数を出すとそのうちの数発はボンバに届いています。
中盤、ペレスは逆ワンツーをヒットして明らかな優勢を印象づけ、その後も思いっきり強くパンチを振るっています。
このエイブラハム・ペレス、打ち終わりのケアがすごいですね。ただ、ボンバも長い左フックをヒットする等しています。
7R、半分を過ぎたこのラウンド、ボンバが一気にチャージ!強烈なフック、アッパーを放ち、ペレスを攻め立てます!
ここでペレスもカウンターをショット、そして回転力のあるコンビネーションを的確にヒットしています。
ボンバは力強いパンチを振るっていき、どちらかというと下がるのはペレスの方でしょうか。ただ、的確性はペレスにあります。
二人とも力強いパンチを放っていきますね。ともにテクニカルなボクサーですが、このパンチの魅せ方は非常に上手い。会場に空席が目立ち、盛り上がる雰囲気ではないのは非常に惜しい。
8R、このラウンドも荒々しくも力強いパンチで先手をとるボンバ。しかし迎え撃つペレスのパンチも回転力があり、タイミングがよく、よく当たっています。
これはジャッジ泣かせの試合ですね。
やや落ち着いた中盤を経て、後半はペレスがプレス。ただいずれにしても、下がっている方も下がりっぱなしにならず、打ち合うところは打ち合います。
ここまで全体で見れば、パンチの派手さはゴンサレス、的確性はややペレスにあるような気がしています。
9R、ペレスがストレートを主体に攻めます。ペレスが右をボディに持っていけばゴンサレスはそこにカウンター、ゴンサレスがペレスの顔面を大きなフックで弾き、ロープに詰めればその状態からペレスはフックアッパーでカウンターをとってそこから抜け出す。
アクションの多い素晴らしいファイト。に比して、会場の静かなこと。
ちょっとペレスが疲れてきたように見えます。ゴンサレスはおそらくうまい具合に休んでいるのでしょう、見た感じは変わりません。
10R、ところで、いつもいらん時にパンチスタッツ出るのに、このファイトは出ませんね。この興行はサリタプロモーション、プロモーターによって違うのでしょうか。それとも、カネの問題か。この試合こそ、欲しい。
このラウンドも前半はグイグイとプレスをかけるゴンサレス、打っては下がるペレス。
このラウンドにきてもパワフルなのはゴンサレスの方、ペレスはコンビネーションこそ出ますが、ちょっと的中率は下がっているような気がします。
11R、リング中央でがっぷり四つ、から押していくのはやっぱりボンバ・ゴンサレス。体は小さいですがフィジカルパワーは上か、ペレスはどうしても下がりながらの戦いを強いられるため、見栄えが良いとは言えません。
強打をつなぐボンバ、疲労なのか、それともダメージなのか、ペレルはコンビネーションが少なくなっており、未だそのパンチは力強いものの、明らかに的中率は下がっています。
ラストラウンド、ペレスの右を外して左を放つボンバ。これは当たりませんでしたが、その後も嵐のように攻め立てます。
後半は結構ボンバが抜け出しているように見えますね。
まだ体のキレも十分なゴンサレスは、中盤、ペレスをロープに詰めて連打。ペレスも負けじとパンチを返し、クリンチを駆使していますが、この見栄えはなかなかひっくり返せるものではないような気がします。
最後までパワーパンチを振るっていくボンバ・ゴンサレス、ペレスも時にクリンチをながらも非常に良く頑張りました。
判定は、115-113ゴンサレス、115-113ペレス、そして115-113、ペレス!!!
2-1のスプリット判定で、エイブラハム・ペレス!!
うーん、意外と悔しそうではないゴンサレス、意外と嬉しそうにしないペレス。
かなり難しいジャッジだとは思いましたが、ゴンサレスの勝利かなと思いました。特に後半の印象が強かったので。
ともあれ、エイブラハム・ペレス、素晴らしいファイトでした。
スキルがあり、ハートのあるボクサーですね。
統一王者、リカルド・サンドバルが試合をしておらずもうすぐ1年。このフライ級、今後どうなっていくのでしょうか。
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