さて、本日6/19(金)。
かねてから噂のあったU-NEXT BOXING 6の記者会見。
正式発表となったのはトリプルタイトルマッチ。
祝日なので、行きやすい興行はありがたいですね。とはいえ、私自身は7/19-7/20は名古屋で仕事が入っているので、行けませんが。
ということで今回のブログは、正式発表されたU-NEXT BOXING.6について。

7/20(月・祝)U-NEXT BOXING
WBA世界バンタム級王座決定戦
増田陸(帝拳)10勝(9KO)1敗
vs
比嘉大吾(志成)21勝(19KO)3敗3分
まずもって会見がはじまったすぐ後、帝拳・浜田代表が言及したWBA世界バンタム級。事前に資料が配られている、とのことですが、言い訳から入らなければならないほど、風当たりは強いと感じているのかもしれません。
増田陸というボクサーに対する帝拳の期待は非常に大きく、前戦でレジェンドをしっかりと降した増田にタイトルショットのチャンスを用意してあげる、というのは、帝拳としては当然のこと。
そして、興行という観点からみればタイトルの有無はチケットの売上や視聴数にも直結するでしょうし、増田本人のモチベーションとしても違うはずです。
もはやWBAの所業に、いちいち憤っていても仕方がない、ということは、ボクシングファンなら誰しもわかっていることでしょう。
堤が可哀想、ということは誰にでもできますが、タイトルがかかるかからないに関わらず、純粋にこのファイトを楽しむしかありません。
そう、増田陸に、比嘉大吾です。
この比嘉大吾も4連続タイトル挑戦という、すでにとんでもないある種の偉業です。
間違いなく、エキサイティングな試合になります。
おそらく増田がプレッシャーをかけていき、比嘉はとにかく足をつかって増田の強打をもらわないように努めるはずです。
しかし、チャンスに見せるその闘争心は素晴らしく、当然、試合は面白い。
増田と比嘉は若干距離が異なる、というところも見どころで、懐に入っての回転力は比嘉の方が上、しかしながらその距離にいくには、あの左を外さなければいけない、という過酷な道。
しかしながら、比嘉の築いてきたキャリアは伊達ではなく、増田の経験では考えられないような事態が起こる可能性もあります。
サウスポーvsオーソドックスは頭が当たりやすい、とも言いますが、増田はややアップライト気味で、比嘉はウィービングして入っていくでしょうから、もし、バッティングトラブルが起こった場合、不利になるのは増田。
これは非常に興味深い試合ですね。
先日、バムがWBA世界バンタム級レギュラー王座を獲り、王座統一戦を目指しているから、スーパー王座に上がるのか、それとも返上するのか、という感じでしょうが、ともかくこの戦いは、WBAの王座がかかっている、かかってないは関係なく、楽しんだもの勝ちだと思います。
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦
寺地拳四朗(BMB)25勝(16KO)2敗
vs
イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)32勝(12KO)5敗2分
ウィリバルド「ブッフェ」ガルシアとのいざこざから、もう半年。
前戦からはもう1年も空いてしまいました。
寺地拳四朗、イズ、バック。3階級制覇を目指し、イスラエル・ゴンサレスとの王座決定戦に臨みます。
拳四朗はスーパーフライ級初戦、対するイスラエル・ゴンサレスは長くスーパーフライ級で戦ってきた強豪です。
ゴンサレスは過去にローマン・ゴンサレスに(当時で言えば)善戦という評価を得、その後バムともフルラウンドを経験しています。
それ以前には石田匠との挑戦者決定戦に勝利するなどしており、間違いなく強敵です。
2度目の来日でどのようなボクシングを見せるのか、非常に楽しみですね。
ライトフライ級では大きい方だった拳四朗ですが、スーパーフライ級までくると体格の利はありません。
今回もゴンサレスの方が身長で3cm高く(BoxRecより)、果たしてその得意のジャブがどれほど機能するか。
出入りのスピード、というのが大きな鍵になりそうですね。
果たしてかつてのような前後ステップで、ゴンサレスを翻弄できるか。まさかインサイドで闘う事はないでしょうから、この「出入り」の部分で、ブランクがあり、かつ、もう決して若くはない拳四朗が、どれほどのパフォーマンスが発揮できるか。
もし衰えをみせようものなら厳しい戦いになるかもしれませんが、ここは当然、拳四朗の3階級制覇を応援しましょう。
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
岩田翔吉(帝拳)16勝(13KO)2敗
vs
エリック・バディージョ(メキシコ)18勝(8KO)無敗
さて、岩田翔吉も登場です。
対戦相手は、エリック・バディージョ、無敗のメキシカンです。
あまり見たことはないボクサーでしたが、前戦でエルウィン・ソト、その前にヘラルド・サパタをしっかりとした形で降していますね。
戦績通りの強豪、といって間違いはないのでしょう。
サパタの映像をチラ見すると、コンビネーションが非常にスムーズです。非常にスピードがある、というわけではないですが、力感なくスムーズに出るコンビネーションは、とても滑らかで、出どころがわかりづらそうです。
バックステップで距離をつくる事も得意そうですが、大きくバックステップすることはなさそうで、すぐに反撃に転じるあたりはやや好戦的なタイプと言えそうです。
なので、岩田にとっては、相性の悪い相手とは言えないので、強敵を相手に評価を上げるチャンス、とも言えます。
少なくとも、ジョナサン・ゴンサレスや、レネ・サンティアゴといったリングを大きく使うボクサーたちのようなボクシングはしないはずです。
岩田に求められるのは、おそらく先手。バディージョをリズムにのせない、というのは一つ重要なことだと思うので、大振りが少なくなった岩田は、ここでコンパクトなパンチと手数で攻め立てていけば、良いボクシングができるのではないでしょうか。
そしてバディージョが出てきそうな時には、得意の飛び込みのフックで抑える、とか。
もうちょっとバディージョの映像を見てみなければわかりませんが、「岩田が不利」とは個人的には思いません。
ここは岩田、良いパフォーマンスを見せてもらいたいですね。
色々言いたい人はいる
まあともあれ、WBAがどうだとか、比嘉が3戦連続勝利していないのにまた世界タイトルマッチだとか、拳四朗も前戦敗北からのタイトル戦だとか、色々言いたい人はいるのでしょう。
しかしながら、私は比嘉が言ったことがすべてであると思います。
社長が言ったことをやる、というだけ。プロモーターが作ったチャンスに、選手たちは乗っかっただけ。
そしてプロモーターたちは、たとえどんな手を使おうとも、自身の選手に良い思いをさせたいだけ、です。
それぞれがそれぞれの仕事をして、そこにWBAの金儲け主義が重なっただけです。
だからクソ本郷のような質問は、この会見にはいりません。というか、本郷はこの世にいりません。
ボクシングファンは、というか、やっぱりスポーツにしろエンターテイメントにしろ仕事にしろ政治にしろ、どんなことでも清濁というものはあるわけで、濁の部分が大きくなって歯止めが効かなくなったら、破滅するんだからもういいじゃないか、と思います。
結果、ボクシングがなくなってしまったとしても、致し方のない事です。
ということで私は「今」だけを楽しむので、色々文句を言わないようにいたします。
いずれにしても、今回の興行は非常に素晴らしいマッチアップ。
増田を応援しているファンも、比嘉を応援しているファンも、安心してみていられる戦いではないですし、それは拳四朗にしても岩田にしても同様です。
ということで、当日は会場もしくはU-NEXTで、この興行を楽しみましょう。色々考えずに。
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