信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】4/26のPXBは4大日本タイトル戦!メインは宇津木秀vs仲里周磨!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

4月は日本でのアマプラ興行、そして先日のタンクvsガルシアの世界的メガマッチと盛りだくさん。

これでもホッと一息、とはいかず、次に控えるのは国内の大注目興行、フェニックスバトルです。

大橋ジム主催のフェニックスバトルながらも、大橋ジムから出場するのはデビュー戦のボクサーのみ、その他は4大タイトルマッチとして他ジムのボクサーがこぞって登場する興行。こんなにも内容の濃い興行を開催できる力は素晴らしいですね。

「自前興行のメインには自分のジムの選手を」と考えているとなし得ない興行。

ということで今回のブログは、4/26(水)に行われるフェニックスバトルのプレビュー記事。

 

4/26(水)フェニックスバトル

決戦の地は、日本ボクシング界の聖地、後楽園ホール。

月の前半ではなく、後半に行われるこのフェニックスバトルの配信は、これまでdTVとひかりTV、そしてABEMA.TVが行ってきましたが、今回からはNTTdocomoの新サービス、Leminoに統一されています。どうやら無料で見られるようですね。

さて、ところでこの興行の内容は濃すぎる。ちょっとド平日で用事もあって東京にもいけませんが、もしこの内容で万が一、後楽園ホールが埋められなかった時の絶望感たるや恐ろしい。そうではないことを願います。

 

日本ライト級タイトルマッチ

宇津木秀(ワタナベ)12勝(10KO)無敗

vs

仲里周磨(オキナワ)12勝(7KO)2敗3分

4つの日本タイトル戦の中で、メインを張るのはライト級の絶対王者、宇津木秀。

2021年7月に中井龍(角海老宝石)に大苦戦してやや評価を落としたかと思われた宇津木は、2022年2月の鈴木雅弘(角海老宝石)戦での覚醒したようなボクシングで日本王座を戴冠。

その後は富岡樹(角海老宝石)、ジロリアン陸(フラッシュ赤羽)を相手にKO防衛を果たし、目下3連続KO勝利中、その安定したボクシングで評価はうなぎのぼりの状態です。

以前よりもほんの少し前で闘う様になった宇津木は、よりエキサイティング。もともとKO率の高いボクサーではありましたが、今やどのような相手でも後半には捕まえてしまうのではないか、という期待を抱かせるボクサーで、きっと世界で戦えるボクサーだと信じています。

 

対して仲里は、前戦で鯉渕健(横浜光)との大激闘を制し、日本王座への指名挑戦権を獲得したボクサー。これまでの2敗というのは三代大訓(当時ワタナベ)、吉野修一郎(三迫)とどちらも大手ジムの国内強豪であり、国内ライト級トップグループの実力を誇るボクサーです。

やはりどこか父・仲里繁を彷彿とさせるスタイル(特に左フック)は、我々のようなオールドファンにも応援者が多いことは想像に難くありません。

ただ、やはりこれまでの実績を考えると、仲里の勝ち目は薄い、と言わざるを得ません。

それだけ、王者宇津木は充実していると思います。

国内ですでに圧倒的な実力を持つ宇津木ですが、先に世界に挑んだ中谷正義、吉野修一郎はその壁に真正面から挑み、阻まれました。

 

次は自分、との思いも強いでしょうし、同門だった三代大訓が横浜光ジムへ移籍を決めたことも、ライバルが増えたという意味においてモチベーションにつながっているはず。

ちなみに別の話ですが、三代大訓(横浜光)は夏にWBOアジア・パシフィックの王座決定戦に出場予定だったとか。今回の敗戦によりその試合は消滅してしまったそうですが、このWBOアジアのランキングは1位三代に続いて2位が宇津木。つまりはもしかするとそういう試合が組まれる予定だったのか。。。とか思うと、感情が追いつきません。

ともあれ、中谷、吉野は世界の壁に跳ね返され、三代が途中で躓いてしまったのだから、次の日本のライト級を託すのは宇津木秀。ここは是非とも王者としての貫禄を示してほしいところです。

 

日本スーパーライト級王座決定戦

アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)16勝(11KO)9敗2分

vs

藤田炎村(三迫)9勝(7KO)1敗

このセミファイナルが、最もアツい試合になるかもしれません。

ブラジル出身のアオキ・クリスチャーノはもう随分長くランキングに名前を連ねています。日本タイトルへの挑戦も、2016年、2022年に続く3度目の正直。

しかし、2016年のタイトル挑戦のときとは違い、ここ数戦のアオキは非常に充実しているように感じます。

 

前戦は日本&WBOアジア・パシフィックタイトルへ挑んだ平岡アンディ(大橋)戦でしたが、その奮闘は大いに光るものでしたし、あの強振には平岡もかなり嫌がっているように見えました。

そしてその平岡戦前には近藤明広(一力)を退けてもいるし、その前にはタフな木村文祐(JM加古川)を5Rでストップしてもいます。

そんな絶好調のアオキと戦うのが藤田炎村ですが、このボクサーがまた面白い。

早稲田大学→リクルート勤務という道のりを辿るエリートですが、ボクサーとしてはほぼ叩き上げ。早稲田大学でボクシングを始めた藤田はその派手な試合で新人王トーナメントで早々に注目され、全日本新人王決定戦でも倒し倒されの試合。この全日本新人王決定戦で初黒星を喫するも、その後4連勝でこの位置まで登ってきました。

 

しかも前戦は湯場海樹(ワタナベ)を4RTKO、その前は富岡樹(角海老宝石)をスプリットの判定で降すという2戦連続のアップセット勝利。

特に富岡戦では富岡の戦略(前に出て戦ったこと)にもびっくりしましたが、本当に驚きましたね。

当然、こちらも絶好調と言えると思います。

それぞれの過去を見ると、やはり「今が一番強い次期」と言えるボクサー同士。

そしてお互い強振するタイプのパンチャー同士の一戦であり、この試合はある種の我慢比べが展開されるはず。

相当デンジャラスで、相当エキサイティングな一戦、これは瞬き厳禁ですね。

 

日本ウェルター級王座決定戦

重田裕紀(ワタナベ)8勝(5KO)2敗2分

vs

坂井祥紀(横浜光)26勝(14KO)13敗2分

メキシコでキャリアを築いた坂井は、日本へ戻ってきてから6戦目を戦っており、これが7戦目。その6戦のうち2戦が小原、豊嶋とのタイトルマッチですが、残り4戦のうち2戦がこの重田との対戦です。

初戦は2020年8月、日本での初試合として重田と対戦した坂井はゴリゴリのフィジカルボクシングで勝利。そして再戦は日本タイトルへの挑戦権をかけた挑戦者決定戦で、これが2022年10月の話です。

この時、ドローではありましたが坂井が挑戦権を獲得したという形にはなっているものの、ダウンを奪われる大苦闘でもありました。

 

そこから見えるのは、重田の成長なのかもしれないし、坂井に歴戦の疲れが見えているのかもしれません。

3度目のタイトルアタックとなる坂井は、この試合が、これまでで最もチャンスがある試合と言えそうで、タイトル初挑戦となる重田にとっても、未知の相手ではない分、攻略方法はしっかりと頭の中にあるはずです。

重田が坂井を乗り越えるか、それとも坂井が返り討ちか。

ポイントとしては、やはり今回が10回戦であること。前戦、後半の猛追を見せた坂井が優位と考えるのが妥当性があろうかと思います。が、1戦目から2戦目の間の重田の成長も著しかったこと、そしてこの場合の再戦は、おそらくこれまで敗者だったほうがやりやすい事、諸々を考えるとやはり互角かもしれません。

 

日本ミニマム級王座決定戦

高田勇仁(ライオンズ)10勝(5KO)8敗3分

vs

長谷部守里(三迫)9勝(3KO)6敗

「戦績」というものは、ある種強さの基準ともなろうものですが、現在のこの両者にとってはあまり意味のないものかもしれません。

ふたりは2016年4月、東日本新人王トーナメントの初戦で戦い、その時は長谷部が4RTKOで勝利しているそうです。

そこから月日が経って、丸7年。

高田は勝ち負けを繰り返して少しずつキャリアを積み、2019年7月の勝利でA級ボクサーの仲間入りを果たしました。

 

しかしその後、勝ち星に恵まれず6戦して4敗2分、じつに3年もの間、未勝利。

その期間に地力を養った高田は、2022年7月、3度目の対戦となった伊佐春輔(川崎新田)戦で初回41秒TKO勝利という衝撃的ノックアウト勝利を挙げます。

当時の伊佐はというと、森且貴(大橋)にユースタイトルを奪われたものの、好勝負を演じており、非常に期待の高い若武者でもありました。

番狂わせと言って良い勝利を挙げた高田は、続いて森且貴にもTKO勝利、日本ランキングを獲得。

ここからは早く、早々に上位にランクされた高田は、小浦翼(E&Jカシアス)との日本ミニマム級王座決定戦に出場することになりました。

しかしこの試合(当初2月に予定)は小浦が脱水症状により救急搬送、試合中止。

代わってセットされたのが、長谷部との王座決定戦です。

 

長谷部も勝ちと負けを交互に繰り返してきたボクサーですが、前戦で当時無敗の金谷勇利(金子)との大激闘を経て日本ランキングへ復帰、このチャンスを得ています。

ともに今、非常に勢いのあるボクサー同士、更には好戦的なボクサー同士ですから、非常にキビキビとした攻防が期待できますね。

ミニマム級らしい、展開の早いボクシング、これは好試合となりそうです。

 

放送・配信

さて、前段でも触れましたが、この興行はdocomoの新サービス、Lemino(レミノ)でライブ配信。配信日時の欄には4/26 開場 17:15 / 開演 17:30と書いてあります。いや配信開始時間を書けよ。まあ、17:30ということなのでしょう。

ちなみにLeminoは意外と親切で、見逃し配信期間も載っています。見逃し配信期間は4/26 23:00〜5/10 23:55の間、とのことで、これは非常にありがたい情報ですね。もしリアタイ視聴に間に合わなくても、当日の23:00まで情報遮断すれば新たな気持で見れるわけです。

まあ、あとは追っかけ再生が可能かどうか、というところですが、それは難しそうかな。。。

とにかく、無料なので皆さんアプリをダウンロードしてみましょう!

lemino.docomo.ne.jp

 

 

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