信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングのおもしろさを、たくさんの皆さんに伝えたくてブログを始めました。アマチュアボクシングを教えてるので、練習方法や基本なども書いていきます。

直前!ワイルダーvsフューリーII!!好試合に期待!!!

デオンテイ・ワイルダーとタイソン・フューリー

いよいよ!2月22日(日本時間2月23日)は、WBC世界ヘビー級タイトルマッチ、デオンテイ・ワイルダー対タイソン・フューリーの一戦です!!

両者は2018年12月1日に対戦し、三者三様のドローになりました。(ワイルダーがタイトルを防衛)

今回の試合で、決着をつけるべくして臨みます!

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“ブロンズボンバー”デオンテイ・ワイルダー

ワイルダーがボクシングを始めたのは、20歳のときだそうです。現在、日本においてもキッズの時代からボクシングに慣れ親しんだボクサーがチャンピオンになっていることを考えると、非常に遅いスタートです。

マチュアボクサーとして頭角を表したワイルダー、2008年の北京オリンピックに出場する、アメリカ代表になります。北京オリンピックで銅メダルを獲得したワイルダーは、北京オリンピック、ボクシング競技でのアメリカ唯一のメダリストの肩書を引っさげて、プロに転向します。

プロ転向後は、持ち前の強打が火を吹き、連戦して連勝、そしてKOの山を築きます。

そして2015年1月17日、いよいよWBC世界ヘビー級タイトルマッチに挑みます。

王者はバーメイン・スタイバーン、26戦24勝(21KO)1敗1分の戦績。ワイルダーは当時、32戦32勝(32KO)無敗。

当時のアメリカは、ヘビー級のタイトルを失って久しく、ワイルダーの双肩にはアメリカ国民の期待がのしかかっていました。モハメド・アリマイク・タイソン等々、数え上げればキリがないアメリカのヘビー級チャンピオン達。しかし、2007年にシャノン・ブリッグスがヘビー級の王座から陥落して以降、その日までアメリカにタイトルがもたらされることはありませんでした。

 当時のワイルダーのもつパーフェクトレコードは、どのようなものか。

まず、実力者との対決という点では疑問が残ります。そして、タフネスにも疑問。(不用意にパンチをもらい、序盤にダウンを喫した試合もありました。)更に、スタミナも不明。(フルラウンドを闘い抜いたことがない)

しかし、その不安を払拭するファイトで、ワイルダーはほぼフルマークの判定でスタイバーンからタイトルを奪取。

そしてこれまでに10度の防衛をクリアしてきています。

 王者になってからも勿論KOを量産。王者になる前、試されていない部分があるとされてきたワイルダーでしたが、この防衛戦の中で前王者スタイバーンを1RKOで返り討ちにしたり、ルイス・オルティス第1戦ではダウン寸前まで追い込まれる等、試練を経験しながらも最終的にはKO勝利するなど、ヘビー級史上最高のパンチャーと呼ぶ人もでてきたほどです。

特に、ルイス・オルティス第2戦では、明らかにポイントがオルティスに流れている中、自らのパンチを信頼し、一発を狙い、最終的には一発で試合をひっくり返すというスリリングな内容。ヘビー級らしい理不尽な一発は、観客を熱狂させ、デオンテイ・ワイルダーという不世出のパンチャーを再認識させられた試合でした。

“ジプシー・キング”タイソン・フューリー

ジプシー(移動民族)の家系に生まれたフューリーは、早産で生まれた時はわずか1ポンド(約454g)だったそうです。「タイソン」という名前は、あの“アイアン”マイク・タイソンにちなんでつけられた名前ということで、それを知ったマイク・タイソンはこの試合、タイソン・フューリーを支持しています。

12歳でボクシングをはじめ、ワイルダー同様、北京オリンピックの出場を目指していましたが、こちらは叶わず。プロ転向を決意します。

こちらも連戦連勝、勝ち星には一階級下(クルーザー級)の元王者、ティーブ・カニンガムや、実力者デレック・チゾラなどが含まれています。

そして2015年11月28日、WBAスーパー、WBOIBF統一世界ヘビー級王者、ウラディミール・クリチコに挑戦します。

クリチコは、在位10年近くで17度の防衛をした安定王者。現在のカザフスタン出身(国籍はウクライナ)ですが、ドイツを主戦場にし、兄、ビタリとともに2000年代のヘビー級を牛耳っていた存在です。安定感があるだけに、リスクを好まず、「つまらないヘビー級」と揶揄されることもありました。その分、難攻不落の王者だったのです。

クリチコは、打たれ脆い一面がありましたが、パワー、テクニック、ボクシングセンスとどれをとっても一級品です。そのクリチコに、一発のラッキーパンチを狙うのではなく、テクニックで勝負したフューリー。

果たしてその結果は、フューリーの明白な判定勝利!!見事、アップセットを起こし、統一世界王者の座に君臨することになりました!

この試合は、実はものすごくつまらないものでした。あまりにもファイトしない。フューリーは(今は見慣れてしまいましたが)奇妙にも見えるステップワーク、手打ちのようなジャブを出し、クリチコはほとんど手が出ない。。。

ヘビー級というのは特別な階級で、テクニックやスピードをパワーが凌駕する、そんなボクシング。しかし、フューリーはそれを覆し、フューリーなりのボクシングをして戴冠。クリチコは、そのフューリーのスピードについていける若さがなく、自分よりも大きい相手への対処方法がなかった。

統一王者となったフューリーでしたが、もともと精神的には不安定なところがあったのでしょう、その後は設定されたクリチコ戦を延期につぐ延期、躁鬱病であることの公表、コカインの陽性反応、とまさにボクシングの歴史を変えたチャンピオンは、ボクシング以外のところでの話題が多くなります。
結局、各団体の王座を返上し、ヘビー級は統一されていたタイトルが分かれ、戦国時代に突入することになります。フューリーの功績としては、クリチコ政権を打倒し、ヘビー級が世界的に盛り上がるきっかけを作ってくれたことでしょう。その後、アンソニー・ジョシュアがクリチコに引導を渡し、クリチコは引退しています。

ワイルダーvsフューリー第1戦

さて、タイソン・フューリーはすったもんだがありまして、2018年6月9日に3RTKOで復帰。その後、デオンタイ・ワイルダー戦を迎えます。

 この試合は両者ともに持ち味を出した、好試合でした。

 ステップワークからフェイント、両手を後ろにやる等のトリッキーな動きを見せるフューリー。ワイルダーはジャブからワンツーなどを豪快に振るう。

ワイルダーの右強打はフューリーのボディーワークに阻まれ、空を切りますが、ジャブは割りと当たっている印象。

それ以上に、フューリーが詰めるべきところを詰め、軽いながらもコンビネーションを繰り出していきます。

9Rにワイルダーがダウンを奪いますが、その後はフューリーが反撃するというクロスゲーム

最終ラウンド、ワイルダーの豪打が爆発、これで終わったと思わせるようなノックダウン!しかしそこから立ち上がったフューリー、判定へともつれこみます。

そして前述の三者三様のドローで、ワイルダーが8度目の防衛に成功しました。

この試合の後、ワイルダーは9度目の防衛戦を1RKO勝利で、10度目の防衛戦(ルイス・オルティスとの第2戦)を7RKO 勝利で飾っています。

そして、フューリーはというと、2019年9月にオット・ワリンに判定勝利。3Rに右目尻から大出血も、その苦難を乗り越えての価値ある判定勝利でした。その後、プロレスでもデビュー(笑)し、総合格闘技デビューもほのめかしています。

ワイルダーvsフューリーの展開予想

前回の対戦から、何か引き出しが増えたか?というとそんなことはないと思います。両者ともにそれぞれのボクシングはおおよそ完成されていて、闘い方をチェンジしてくるとは考えづらいです。当てたモン勝ちのボクシングを展開するワイルダーと、さばき、はぐらかし、騙し、コンビネーションを当てるフューリー。

なので、展開としても前回同様だと思うのですが、13R目に入る、ということは、距離が前回よりも近くなる可能性がでてきます。今までの闘いで、おおよそ相手の出方はわかっているので、より近い距離で自分のパンチを当てようとするような気がするのです。

距離が近くなると、パンチはあたりやすくなると思いますが、ここで、よりパンチのあるワイルダー有利か、というと一概にはいえません。フューリーは上体がやわらかく、目も良いので、近距離でもパンチを外せます。その上、スピードも回転も早いので、ワイルダーのパンチよりも近距離で速く届く可能性があります。

ワイルダーの強打がクリーンヒットすれば、フューリーはダウンするでしょう。しかし、フューリーのコンビネーションで、前試合でもワイルダーは効かされていました。この辺りは互角な気がします。

あとは、相手への対応方法をどれくらい考えられるか、という、本人だけでなく陣営同士の頭脳勝負ということにもなってきそうです。ワイルダーは、スタイバーン、オルティスと再戦経験がありますが、両再戦ともに、1戦目よりもより良い勝ち方をしています。このあたりが、ワイルダーがただの力押しのパンチャーではなく、頭のキレるKOパンチャーだと証明しているような気がします。

結果予想、ではなくて期待

結果の予想ではなくて、期待です。

ワイルダーに、フューリーを倒してもらいたいです。

やはり、ヘビー級はワイルダーのようなボクサーに頂点にいてもらいたい。フューリーも決して嫌いというわけではありませんが、ボクシングとしておもしろいのはワイルダー。人としておもしろいのはフューリーで、ものすごくボクシングを盛り上げてくれているのもわかります。

ただ、フューリーは相手によって試合がものすごくつまらなくなる可能性が多いにある選手(クリチコ戦など)なので、やはりワイルダーの豪快なKOが見たい、というのが正直な気持ちです。ちなみに情報によると、この第2戦が終わった後、敗者が第3戦を要求できる、という権利を持つことが決まっているそうです。ビジネスとして仕方のないことかもしれませんが、その3戦目も楽しみになるような内容だったらいいな、と思います。

さあ、ここまで来たら後は楽しむだけです!

試合内容だけでなく、ふたりの入場コスチュームやトランクスも大注目!!

我らがwowowさんで、23日12:00からの生中継!!!楽しみです!!!

職業人として大切なことは、全てボクシングが教えてくれた。【其ノ壱】

「全て」は言いすぎたかもしれませんけど。

サラリーマン生活ももうすぐ20年です。今日はちょっと趣向を変えて、自分が思っている事をお伝えしてみようと思います。

私は主に接客をしたり、営業をしたり、という立場の人間です。

転職経験は結構ありますし、失敗も苦労もたくさんしてきたつもりです。

成功体験とかそういうのではなく、ボクシングは私の人生を常に助けてきてくれました。

まず、前提として、仕事をする、ということは人との関わりを持つ事、ということだと思っています。それは、私が「お客様」と呼ばれる方々と話をすることが、生業だからかもしれませんが。

コミュニケーション能力は低い方です。

私はどちらかというとシャイです。ネアカかネクラかと言われれば、ネクラです。

気遣いもあまりできませんし、そんな必要もないと思っています。

しゃべりたくない人とはしゃべらないですし、誰といても沈黙も怖くないので、無理に会話を探そうともしません。

ボクシングの話は大好きで、誰かがボクシングの話題を振ってくれたら止まりません。ボクシングのことなら勝手にしゃべりはじめます。

そんな自分勝手な私ですが、接客や、上司、同僚といる事務所の中で気をつけている事が一つだけあります。

それは、目の前の人が今、喜んでいるかどうか、を確認することです。

接客をしていれば、目の前のお客様。

上司の指示を仰ぐ、例えば叱責を受けている時でもその上司。

部下や後輩と話している時は、その子たち。

媚びへつらい、道化を装って、その人たちを喜ばせようとする訳ではありません。

あくまでも確認することです。

そして、必要があれば、目の前の人が喜ぶ事をします。

目の前の人が喜ぶ事を常にやっているのは、疲れるからです。だから、必要があれば。

つまり、ボクシング同様に。

ボクシングは1対1のスポーツです。相手と向かい合い、リズムをとり、まずは様子見のジャブを放ちます。もしくはフェイントをいれます。色々な崩し方を試した上で、もしダメージを与えるようなパンチが当たれば、ラッシュをかけるタイミングかもしれません。それも、確認作業が必要です。

常にラッシュはかけられません。ファイティング原田ではないからです。だから、組み立てとタイミングが大切です。

相手のことをよく見て、相手のことをよく考えて、タイミングよくコンビネーション(=相手の喜ぶこと)を打ち込む。ただラッシュするだけでは当たりません。

 

ボクシングでは、なるべく瞬きをせず、相手をしっかりと見ます。

相手の一挙手一投足を見逃さず、自らのチャンスになりそうなタイミングを測ります。

限りあるこちらのスタミナのことも考えて、自分のペースで、タイミングを測ります。

そしていざという時、勝負をかけるのです。それには相手の観察が欠かせません。

ボクシングは1対1のスポーツなので、相手の事をじっくりと見ます。

仕事も基本は1対1と捉える。

10人の部下がいたら、1対1を1Rずつ、合計10Rだと思えばいいんだと思います。

ご夫婦のお客様を相手にしていても、2人のスパーリングパートナーとスパーリングをすると思えばいいと思います。

ビジネスも、ボクシング同様に常に1対1です。

また、関わる人も色々です。

ある人は、◯◯さん、という名前で、たまたま立場がお客様。ある人は、△△さん、という名前で、たまたま自分の会社の上司、という立場。

「お客様」という立場の人には、親切丁寧に、接します。

「部下、後輩」という立場の人には、少し横柄になるかもしれませんが、なるべく成長を促すような接し方をします。

「上司」という立場の人には、その人の意図を読み解こうという努力をします。

それぞれの立場の人と接するとき、自分たちも対応を変えざるを得ません。しかし、無理をしても仕方ありません。「自分にできること」しかできないので、お客様だから、上司だからと下手に出るわけではなく、部下だから後輩だからと横柄に接していいわけでもありません。

全ては対人の関係にあるので、相対するそれぞれの立場の人たちにとって、自分が役にたつように接し、自分の成長にもつなげていくべきだと思います。

ボクシングでは。

例えばスパーリング。初めてやる相手、おそらく同等の力を持っている相手とは、全力でやると思います。

そこで大切なのは、自分のボクシング。つまりは自らの力に自信を持ちすぎず、また、持たなさすぎず、客観的に自分のできることできないことを理解した上で、自分らしく闘う。

後輩だとどうでしょう。こっちは左だけでやる、とか、カウンターのタイミングの練習をする、とか、ある程度余裕を持ってこちら側の練習になることを考えながらやる。更に、彼らに考える機会を与えるようなスパーリングにならないでしょうか。

間違いなく格上の相手には、ダメ元で、それでもなんとか一矢報いようと、いろいろなことを試すでしょう。リスクを承知で、時に強引に、向かっていくと思います。

相手のことは勿論、自分のことも客観的に分析した上で、自分にできる最善の策を取る。スパーリングの練習であれば、尚の事。

真剣にボクシングに打ち込めば。

真剣にボクシングに打ち込む事で、人のことをしっかりと見る事ができるようになると思っています。そして、相手の嫌がることを探すのがボクシングだとすると、反転すると相手が好むことをしてあげられるビジネスマンになれるのではないか、と思うのです。

ボクシングをやっていた当時は、当然自分のためにやっていて、社会に出て役に立つ事があるなんて思いもしませんでした。

しかし、思い返してみれば、学生時代、人にあまり興味をもてなかった自分が、目の前の人(対戦相手)の考えを推察するようになったのは、ボクシングをやっていたからだと思います。

「この人のコンビネーションは必ずジャブから入るな」というのは、「この人はいつもミルクティーを飲んでいるな」というのと一緒です。まず観察していると、その人の嗜好や、パターンがわかります。

ビジネスにおいて、目の前の人の考え方を汲み取り、的確な対応をする。

ということは、

ボクシングにおいて、対戦相手の考えを読み取り、的確な防御、攻撃をする。

ということと同義です。

ビジネスマンとしても、ボクサーとしても、相手をよく見る事は大切だと思います。

相手のことをしっかり理解した上で、相手に合わせたボクシングをするのか、それとも自分を貫いて、自分に合わない人を淘汰していくのか。

どの世界でも、最小単位は1対1。

セコンドや応援してくれる人がいても、闘うのは現実的に闘うのは自分自身。

ビジネスの世界でも、それは同じ。誰かが何とかしてくれないのが世の中。

 そう考えると、私は改めて思うのです。「ボクシング最高!」って。

〜其ノ弐に続く〜かもしれないけど続かないかもしれない。。。

今年、最も飛躍が期待されるボクサーのひとり、勅使河原弘晶。

昨年の防衛戦(12/12)のあと、自ら「世界」と口に出した勅使河原

昨年の川島翔平(真正)を迎えた防衛戦の前戦である大森将平戦(Woz)を12RTKOでクリアした勅使河原弘昌(輪島功一スポーツ)。

その時から、すでに世界へ打って出る資格は有していたと思います。

大森将平は世界に2度挑んだ元日本王者で、2度の敗北は世界戦でマーロン・タパレス(フィリピン)に喫した2敗のみ。当時は世界チャンピオンにしか敗けていない。

その大森を相手に、自分の理想の距離でボクシングを展開した勅使河原は素晴らしかったです。

そして昨年の防衛戦、2019年12月12日には、川島翔平(真生)を5Rでノックアウト。その後のインタビューで、「来年(2020年)は世界チャンピオンになります。」と明言しました。

勅使河原弘昌というボクサーは、非常に魅力的なボクサーです。

ちなみに、書こうと思ったきっかけは、先日、中野ブロードウェイのgo-rockさんに初めてお邪魔して、フリーペーパー「WIN」をいただけたことと、今月のボクシングマガジンでの特集記事を読んだからです。タイミングが同じ時期に、大好きなボクサーが特集されていると自分のことのように嬉しいですね!

その生い立ち、幼少期も含めてなのですが、そこは様々なインタビュー記事や前述の「WIN」等でも確認できるので、今回は信太からみた、リング上の「勅使河原弘昌」の魅力について書いていきたいと思います。

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私が勅使河原弘昌ファンになったきっかけ

てっしー(勅使河原弘昌の愛称)の大ファンになったのは、2017年に行われた、現OPBF東洋太平洋バンタム級王者、ハードパンチャーの栗原慶太(一力)との試合でした。

※当時はノンタイトル

その数試合前から、動画で追いかけてファンになっていたのですが、栗原慶太との一戦は本当に痺れました。

ほぼノーガードという程の低いガードから、鋭いステップインで大振りの左右を打ち込む。およそアマあがりのボクサーにはない、野性的な闘い方です。

しかし、ただただ打つだけではなく、フェイントや駆け引きも駆使して、自らチャンスと思ったら一回転するくらいの勢いでぶん回す!トレードマークの金髪や、派手なトランクス、個性的な入場もあいまって、非常に華のあるボクサーですね!

マッチメイクも強敵とばかりで、本当に見たい試合を見せてくれているのですが、1番は強敵相手に一歩もひるまない、そのハートの強さが武器です!!

てっしーは、ガードが低く、ジャブを打つと顎が上がることもあり、フックを強振しすぎてバランスを崩すこともしばしば。とても「綺麗なボクシング」とは言えず、アマチュアボクシングを指導している私としては、仮に自分の教え子がそうであれば、矯正しようとすると思います。

しかし、のびのびとリングでかけまわり、それでも色々と考えてパンチを繰り出しているであろうてっしーを見ると、本当に楽しそうにボクシングをしているように見えます。それが、きっとてっしーの魅力なのでしょう。

輪島功一スポーツジム、初のベルト

輪島功一スポーツジムは、これまでチャンピオンに恵まれていませんでした。

ジム初のベルトをもたらしたのは、2017年10月12日、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者となった勅使河原弘昌。栗原戦の次戦でした。

ここまで、新人王の決勝戦で敗け、下克上を狙った赤穂亮戦(横浜光)戦で互角に渡り合いながらも判定に泣いた、てっしーが、ようやくチャンピオンベルトを手にしたのです!

初防衛戦のあと、2度目の防衛戦では2度、世界に挑んだ帝里木下(千里馬神戸)をTKOで破ります。

このころには、フジテレビでのTV放送もあったと思うのですが、勿論私は見れず。ボクシングファンしか見ない深夜の放送なら、なんとかネットで生配信してもらえないものでしょうか。。。

その王座を返上し、1階級上げてOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑戦し、見事5RTKOで獲得。

初防衛戦で期待のルーキー、入口裕貴エスペランサスポーツ)に5RTKOで完勝、2度目の防衛戦は前述の世界挑戦経験者、大森将平に決まりました。

世界への切符、大森将平戦。

2019年8月8日、この日、私は後楽園ホールへ行きました。てっしーにとって、今後を占う大切な一戦になる、それを見届けようと思ったからです。

チケットは、お世話になっているSRSジムさんにお願いしたものなので、席は青コーナー側。近くに大森将平の応援団がいましたが、強い気持ちをもって、てっしーを応援しようと臨みました。

開場少し前にホールにつき、エレベーターを降りたところで並びます。

前に並んでいる父子は、てっしーからチケットを買った模様。

封筒には手書きで、「勅使河原弘昌」という文字と、感謝のメッセージが書いてあるのが見えました。

ああ、こうやってファンを大切にしてくれるボクサーなんだ、そう思うとてっしーからチケットを買っていない私も幸せな気持ちになりました。

前座では応援していたSRSジムの選手も無事に勝利、6回戦への昇格を決めます。

予定されていた6試合のうち、2試合が中止になるという興行でしたが、セミに昇格した有岡康輔(三迫)vs鈴木雅弘(ワールドスポーツ)も激闘で盛り上げます。(鈴木の2RKO勝利)日本タイトルの防衛戦が流れてしまった堀川謙一(三迫)と、拳志朗(BMB)のスパーリングのあと、いよいよてっしーの登場です!

序盤からてっしーワールド全開、大森はやりにくそうです。

てっしーもなかなか踏み込みにくい状態が続き、序盤、全体的に両者の手数は控えめ。それでも、緊張感の漂うラウンドが続きます。

徐々にてっしーの右ストレートが当たりだし、ポイントを奪取。

中盤に入ると、てっしーは抜群の距離感を発揮し、試合を支配し始めます。6Rには大森がゴングに救われる場面も。

8回終了時の採点では、てっしー有利。ポイント差は結構開いているので、大森には後がない状況。

この回以降、打って出る大森でしたが、逆にてっしーの反撃を浴び、窮地に立たされる場面も。

最終12回、てっしーが大爆発!連打をまとめて、レフェリーストップ!!

判定でも勝利はゆるぎなかったと思いますが、実力者・大森将平を見事詰め切ってのTKO勝利!!倒すべきところで倒しきる、これがスーパースターですね!!

群雄割拠のスーパーバンタム

群雄割拠のスーパーバンタム、2020年2月現在の王者はこちら。

WBAスーパー、IBF

ムラドジャン・アフマダリエウズベキスタン

WBAレギュラー

ブランドン・フィゲロアアメリカ)

WBC

レイ・バルガス(メキシコ)

WBO

エマニュエル・ナバレッテ(メキシコ)

IBF暫定

岩佐亮介(日・セレス)

アフマダリエは先月、統一王者ダニエル・ローマン(アメリカ)に勝って王者になったばかり。ほぼ互角の戦いでしたが、穴のないローマンに勝った強い王者です。

フィゲロアは若く、KO率も高い勢いのある王者で、暫定王者獲得後、正規王者に昇格。先日は体重超過の挑戦者フリオ・セハ(メキシコ)を下しました。

バルガスは長身で、試合はあまりおもしろくない、と言われますがやりにくい王者で、亀田和毅との団体内統一戦を制しています。

ナバレッテはアズマー・ネルソンの再来といわれたアイザック・ドグボエ(ガーナ)を2度にわたり退けた、評価の高いチャンピオンです。

そして日本の岩佐亮介は、暫定という肩書ながら、マーロン・タパレス(フィリピン)を海外でKOした、センスあふれるサウスポー。

激戦区のスーパーバンタム級には、チーズのようなチャンピオンはいません。どの王者に挑んだとしても、厳しい戦いになるかもしれません。

しかし、きっとてっしーなら、どの王者に挑んでも、アツくなる試合を見せてくれますし、タイトルを獲ってくれると思います!日本で挑むなら、万難を排してぜひ現地観戦したい!!

その日を、楽しみに待ち続けます!!!

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2019年1月度の表彰を受けるてっしー。ダントツオシャレ。

 追記

中野ブロードウェイgo-rockさんが発行されている、フリーペーパー「WIN」をいただきに行ったのが発行日である2/14。ちょうど13日、14日にわたってボクシング観戦に行っていた私は、予定を変更して14日にgo-rockさんに行かせていただきました!

そしてくじを引き。。。

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当たりました!!!てっしーサイン入りのキーホルダー!!!!しかも1番!

この場を借りて御礼申し上げます!ありがとうございます!!

go-rockさん!「WIN」作成、頑張ってください!そしてボクシングファンが喜ぶ企画を、これからも期待してます(^^)v

 

「WIN」、取材の臨場感があってとてもおもしろいです!

↓ go-rockさんへの行き方はコチラ

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