信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

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【観戦記】ティム・チューvsデニス・ホーガン!オーストラリアはコロナもなんのその。

このウィークデイに大注目、オーストラリアでスター候補、ティム・チューと世界挑戦経験者、デニス・ホーガンの一戦が行われました。

オーストラリアは良いですね、映像を見る限りたくさんのお客さんが入っています。相変わらず、オーストラリアではコロナの脅威は少ないのでしょうか。

私の住む地域では、感染が増加傾向にあり、もう誰がなってもおかしくない状況。もうこれ以上騒ぎ立てるのは止めにしてもらいたいですね。結局妻からのボクシング生観戦のお許しは出ないままです。

脱線しましたが、このティム・チューの人気たるや凄まじいです。

この盛り上がりは、最近は映像でもなかなか見られません。オーストラリアならではかもしれませんね。

さて、本日はこのチューvsホーガンの観戦記です。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

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3/31(水)(日本時間同日)オーストラリア

WBOグローバル・スーパーウェルター級タイトルマッチ

ティム・チュー(オーストラリア)17戦全勝(13KO)

vs

デニス・ホーガン(アイルランド)32戦28勝(7KO)3敗1分

チューとしては前々戦の

初回、プレスをかけるチュー、サークリングするホーガン。落ち着いているのはチューの方かもしれません。

ガードをきっちりと上げて、ジリジリと歩いてプレスをかけるチュー、そのプレッシャーは歴戦のホーガンにとっても相当なものでしょう。

ホーガンはやや慌てているようにせわしなく動き、近づかれればクリンチ。ホーガンにとっては正しい戦い方に見えますが、チューのプレッシャーが強く、どこかで腹を据えて攻め込まなければ、ホーガンはクリーンヒットを奪えないかもしれません。

 

2R、少し落ち着いたか、ホーガンは得意のジャブが出始めます。ホーガンはジャブをつけばリズムが出てきますね。

ホーガンがジャブから右のオーバーハンド!浅くヒットしましたが、この後にバッティング、この右オーバーかバッティングかわかりませんが、チューの左まぶたから出血。

それでもまったく慌てる様子もないチューは切れたまぶたを気にすることなくしっかりと見開いた目でホーガンを捉え、更にプレスをかけていきます。

手数は少ないですが、身体の圧だけでホーガンを追い詰めていきます。

距離が近すぎてもみ合いになる場面もありますが、チューのフィジカルの強さは半端ない。あまりもみ合うと、疲れてしまうのはホーガンでしょう。

チューは傷が開かないよう、もみ合いとなった時のパンチだけでなく、バッティングにも気をつけたい。

3R、モーガンは調子がかなり出てきましたね。ジャブが良く出て、やや大振りとなってしまうチューを捌けているように見えます。

 

チューが踏み込めばクリンチで凌ぎ、離れたタイミングも見逃さずパンチを出す。ホーガンはチューに対してベストな闘い方を選択しています。これはチューにとって大きな試練になるかもしれません。

チューはガードで強引に近づき、力いっぱいパンチを放っていきます。ホーガンの体重の載った右オーバーハンドも気にせず、ロープにつまったホーガンを捉えたチュー、上下のコンビネーションを放ってホーガンは少し効いたか?

身体をくの字に折り曲げ、クリンチに逃げたところでゴング。

4R、チューのプレスがより強くなります。変わらず中間距離での手数はまだ少ないものの、パワージャブでホーガンを吹き飛ばします。

ホーガンが組み付けば、離れ際に左フック、その後もプレスを賭け続けホーガンを逃しません。

ただ、チューの出血はかなりひどいですね。。。

コンビネーションでホーガンを後退させたチュー。終盤には素晴らしい左ボディを何度もヒット、ホーガンはボディが効いています!

最終盤、またも左ボディをヒットしたチューですが、このラウンドもここでゴング。ただ、フィニッシュは近いかもしれません。

 

5R、最後の力を振り絞ってか、ここで前に出て明らかに手数を増やすホーガン!ここがホーガンの勇敢さです。

しかしチューは素晴らしいワンツーから左ボディ。距離を取ったホーガンはジャブをついて立て直そうとしますが、チューが近づいて左アッパー!

チューの踏み込んだ角度的に、ホーガンは左ボディを警戒していたかもしれません。

立ち上がったホーガンに、チューは冷静に詰めます。しかし、ホーガンは身体を寄せ、近い距離でチューのパンチを殺したり、距離を取って追撃を阻止。試合巧者ホーガンを捕まえきるのは並大抵のことではありません。

それでもプレスを全く弱める事なく、クリンチされては振りほどき、距離を取られてはにじり寄ってパンチを出すチュー。

熱くもならず、冷静に上下へ打ち分け、非常にマイペースな詰め方で左ボディ、左アッパー、そして右ストレートを決め、防戦一方となったホーガンを陣営が救い出しました。

 

ティム・チュー、5RTKO勝利!

パンチのパワーに優れ、フィジカルの強いティム・チュー。もみ合いの展開となれば、ともすればホーガンのキャリアにごまかされるかとも思いましたが、意に介しませんでしたね。

ホーガンは、足を使ってサークリングから得意のジャブを打ち、近づいてはクリンチ、というのが唯一の勝ち筋だと思われ、まさにそれを実行しようとはしていたものの、それでも尚、チューの勢いを止められずにいました。

チューの踏み込みのスピード自体はそんなに速くないので、もう少し、遠い距離で戦えればよかったのですが。

チューのジリジリとにじり寄っていくようなプレスは、相対したボクサーにしかわからない強さがあるのでしょうね。そしてパンチを出して、ガードの上に当たってもびくともしない身体の強さを持っている事も脅威。

 

そしてパンチの強さ、今日はパンチのアングルにも秀でている事を見せてくれました。ボディを叩き、効かせたところで上へのアッパーでダウンを奪いましたが、あのアッパーは本当に素晴らしかったです。

終わってみれば圧勝という内容でした。

ただ、ホーガンも意地を見せてくれたと思います。

やはりチューに対しても果敢に挑み、おそらくあの豪打で叩かれた腹はかなり効いていたと思いますが、自分から試合を投げるようなことはしませんでした。(陣営が救ってくれたというのもあると思いますが)

ただ、これまでの歴戦のダメージも馬鹿にはできません。36歳、もうグローブを吊るしても良い頃合いかもしれませんね。。。

 

ともあれ、あのハイメ・ムンギアが倒せなかった(というかホーガン勝利でもおかしくなかった)デニス・ホーガンを倒した事は大きい。

ティム・チュー、これからの活躍に更に期待が高まります。プレビュー記事でも書きましたが、まずはブライアン・カルロス・カスターノ(アルゼンチン)に挑んでもらいたいな、と思います。

カスターノは近接戦闘が得意な、回転力のあるファイターです。チューとはきっと噛み合い、素晴らしい激闘となることでしょう。

そして勝ったボクサーが最強王者、チャーロに挑む。

そんな事が、ここ1、2年のうちに起こりそうなスーパーウェルター級、目が離せません。

 

 

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