信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【観戦記】フジボクシング視聴、佐川遼vs小坂烈!そして注目のアンダーカードの放送は。。。

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月イチのフジボクシング。

改めて、地方民でもこの放映が見られるようになって本当にありがたい。

三迫ジム興行のダイヤモンドグローブ、大橋ジム興行のフェニックスバトル、このふたつの興行のいずれかが毎月放映されています。

不満を言うとすると1時間番組で、ほとんどメインの試合しか流れない事、でしょうか。

 

こういったご時世なので、地上波放送の枠は1時間でも良いので、配信ではアンダーカードで流してもらいたいですね。

さて、今回のブログでは、少々時間が経ってしまいましたが、10/14に行われたダイヤモンドグローブ、フジボクシングを視聴しての観戦記です。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

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58.0kg契約8回戦

佐川遼(三迫)10勝(5KO)2敗

vs

小坂烈(サンライズ)9勝(4KO)6敗

前日本フェザー級王者、佐川遼は前戦で丸田陽七太を相手に王座陥落、そこからの再起戦です。対戦相手の小坂烈とは、2017年の日本ユース・フェザー級トーナメントで戦い敗れており、リベンジ戦ともなる今回の一戦。

その敗戦から積み上げてきた実績は、佐川の方が圧倒的に上。

再浮上を目指す佐川にとっては敗けられない一戦ですが、小坂も現在連敗中とこれ以上敗戦を重ねるわけにはいかない状態です。

さて、ゴング。

中間距離でのジャブの差し合いから、佐川が右で先行。得意の右を当てるためにジャブ、そして長い距離でのフックを巧く使っています。

 

後半、上下へ右ストレートを散らす佐川、ともに落ち着いた立ち上がりながら、ここは佐川が優勢でしょうか。

2R、小坂が少しプレスをかけ始めています。小坂の右オーバーハンドが浅いながらもヒット。佐川は小さくサークリングしつつ、ジャブも上下に、ストレートも上下に打ち、フックやアッパーも良く、様々なパンチを打っていきます。

2分頃に佐川の右がクリーンヒット、その後も右ボディをヒットする等、上手いですね。

3R、攻勢を強める佐川、その分やや距離が近くなります。距離が近くなれば小坂のフック、アッパーがヒット、佐川も負けじと右をヒット。

ジャブの距離から一歩入った、互いのパンチがしっかりと当たる距離でのきれいな打撃戦!ともに顔が跳ね上がるシーンがあります。

4R、小坂がプレスを強めます。しかしここで佐川のジャブが冴え始めます。幾度も小坂の顔を跳ね上げるこのジャブは非常に美しいですね。

しかしまた小坂もまた素晴らしい。中盤に右をヒットさせ、佐川は鼻から出血。その後も連打の時間をつくりながらも、ここまで一度のクリンチもないクリーンファイト。

5R、このラウンドもまた、ともにクリーンヒットを奪い合う展開。小坂のジャブで佐川の顔は跳ね上がりますが、佐川は強いボディをヒット。

 

互いに譲らないシーソーゲーム、顔面のダメージを見るとやや小坂の方がありそうです。

6R、佐川はディフェンスが非常にしっかりしています。そして今日は本当にジャブが良い。

小坂は非常に愚直に前進、佐川はステップワークとブロッキングでパンチと前進を外し、左のダブル右のダブルとパンチを繰り出します。

ラスト30秒で更にプレスを強めた小坂。意地を感じます。

7R、佐川のリズムが非常に良い感じ。小坂は顔面が腫れてきており、ダメージを感じさせます。ラウンド中盤以降、中間距離での打ち合いの中で佐川のクリーンヒットが上回ります。

小坂の左眼は非常に大きく腫れ、かなり視界にも制限がかかっているのではないでしょうか。佐川は非常に冷静、中間距離での攻防をキープし、自分のパンチがいくら当たっても熱くならず、クールにパンチをコネクトしていきます。

 

ラストラウンド、変わらず良いリズムの佐川。やはり小坂の反応は序盤に比べて良くありません。佐川はリズムに乗って小坂のパンチを本当によく見切り、右アッパーで顔を跳ね上げ、そこから右ストレートをクリーンヒット!

この右で大きくぐらついた小坂、それを詰めようとした佐川を制止したレフェリーは、そのまま試合をストップ!

佐川遼、最終回TKO勝利!!

お見事な勝利でしたね。

小坂のパンチを見切り、もらっているように見えても芯を外していたのか、顔はキレイなものでした。序盤、シーソーゲームの展開でしたが、後半に地力の差でしっかりと抜け出して見せた佐川。

これは今後につながる勝利ですね。

小坂はアップセットならず、残念。ただ、やはりランカークラスの力はあると思うので、負けは込んでしまったものの、まだ若く、期待出来るボクサーですね。

 

日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦

中川兼玄(三迫)10勝(5KO)6敗

vs

長谷川慎之介(ワールドスポーツ)13勝(9KO)2敗1分

個人的にはメインよりも注目していた一戦でしたが、残念ながらハイライトでの放送。ほんの少しでも放送されただけでも有り難いとしておきます。

初回に長谷川の左フックが中川の顔面を捉えたところから、ハイライトで流れただけでも大激闘だったことがわかりますね。。。

5Rには中川のボディで長谷川が後退、その後顔面への右ストレートで長谷川がダウン。このダウンから起き上がって、残り2分近くの時間をパンチを出すことでサバイブした長谷川の意地はまた素晴らしい。

 

そのすぐ後の6R、7Rの長谷川のボディ連打、そして8Rのラッシュシーン、両者ともにフラフラになりながらもノーガードで打ち合う姿は、こんな数分のハイライトでも本当に見応え十分。

勝者は2-1のスプリットデシジョンで中川の勝利。

とにかく中川の勢いは凄まじいですね。これで日本スーパーフェザー級王者、坂晃典(仲里)への挑戦権を獲得、来年のチャンピオンカーニバルで王者に挑むことになります。

敗れた長谷川ですが、やはりこのボクサーのハートの強さは凄まじいものがあります。これでランクは少々落ちる事になるのかもしれませんが、きっとランキング上位には残るはずです。まだまだチャンスはありそうですので、がんばってもらいたいですね。

 

中井龍(角海老宝石)vs保坂剛(三迫)のサウスポー対決も、非常にレベルが高く、好試合が見て取れるものですね。ともに速く、強い両者の一戦も、意地と意地がぶつかりあう接戦だったようです。

中井龍の3-0、ユナニマス・デシジョンでの勝利。

磯谷大心(輪島スポーツ)のデビュー戦は、しっかりと入場から流れます。輪島功一の孫、さすがの注目度。お祖父さんと違い、スラッとした若者ですね。

磯谷はかなり距離が長いですね。4回戦らしいフレッシュさもあり、いいですね。1分たたないくらいで右ストレートでダウンを奪った磯谷、再開後はボディジャブで攻め込んだあと、沈み込んだ状態から右を顔面に放ち、ここでレフェリーがストップ。

 

恵まれた体躯を持つ磯谷、デビュー戦とは思えない落ち着きでしたね。

技術的にはまだまだ、まだまだ学ぶところはもちろん多いと思いますが、今後も成長を楽しみにしたいものです。

見ながら書いているんですが、なんだか忙しい記事になりましたね笑

今回はハイライトでもなんとなく試合の内容がわかりましたね。正直、生観戦というのは地方民にとってハードルが高く、往復の交通費、時間を考えるとおいそれとは行けません。

配信等でボクシングを見せてくれる今の環境はありがたい。でも折角撮っているなら全部見せてもらいたいですよね。これは言い続けると思います笑

 

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