信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】PXB!平岡アンディvsラガンベイ!アンダーは松本圭佑、中垣龍汰朗、重里侃太朗!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

本日は9/9(金)。

ということは翌日は矢吹正道vsタノンサック・シムシーが行われるGREEN DREAM。

信じて待っていましたが、残念ながら三重テレビ以外での視聴方法はなさそうですね。。

↓プレビュー記事

boxingcafe.hatenablog.com

 

こういうコンテンツを埋もれさせるのはもったいないので、後日でも良いのでどこかで見られうようにしてほしいものですね。

ともあれ、来週もウィークデイからボクシングは盛ん。

来週末はカネロvsGGG3の世界が注目する興行があり、日本でも3150FIGHT SURVIVALと題した日本フェザー級タイトルマッチが開催されます。日程がずれているので本当に安心して見られますね。

さて、その週末の前、9/13(火)にも注目興行、フェニックスバトルです!!

毎度のように楽しませてくれる、フェニックスバトル。今回のラインナップもまた、興味深いものですね。ということで今回のブログでは、9/13に行われるフェニックスバトルのプレビューです。

 

9/13(火)フェニックスバトル

WBOアジアパシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ

平岡アンディ(大橋)20勝(15KO)無敗

vs

アルビン・ラガンベイ(フィリピン)13勝(11KO)5敗1分

平岡アンディは、2021年9月に獲得したアジアタイトルの3度目の防衛戦。今回はフィリピン人が対戦相手、ということであり、日本タイトルは懸けられません。

幼い頃から父・ジャスティスに薫陶を受けてきた平岡アンディのボクシングは、非常に安心感の高いものです。比較的ディフェンシブな、アメリカナイズドされたボクシングですが、そのKO率は極めて高く、ハードパンチも併せ持つボクサー。

古くはジュニア・ウェルター級と言われたこの激戦階級で、世界へ届くか、というのがこのボクサーの焦点です。

なので、当然ここで負けるわけにはいきません。

 

タイトルを獲得した佐々木尽(八王子中屋)戦では、ウェイトオーバーした相手をしっかりと躱しきり、11RTKO勝利。初防衛戦となるアオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)戦では前半完璧な組み立てを見せるも後半に入ってやや失速、これは減量の影響があったようですが(試合直後、脱水症状で病院に搬送)。これもまた素晴らしいカウンターで10RTKO。続く2度目の防衛戦は変則ファイター・赤岩俊(マナベ)を寄せ付けず、余裕を持ちすぎたほどの戦い方で6RTKO勝利。

ここまで、タイトル戦の3度のKO勝利を含む、6連続KO勝利を記録しています。

今回のチャレンジャーは、アルビン・ラガンベイ。日本にも何度か来日しているボクサーです。

2017年の初来日時に斎藤一貴(角海老宝石)に4RTKO負けも、2度目の来日となる2018年4月、WBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチでは、当時の王者小原圭太(三迫)にまさかの 2RKO勝利。

 

世界を窺う小原に対して、素晴らしいアップセットをおこしました。

再戦では3RTKO負けを喫するも、日本人のボクシングファンには大きなインパクトを残しましたね。

思い切り降ってくるタイプのフィリピン人ファイターであり、怖さのあるボクサーです。

小原との再戦で敗戦したラガンベイは、再起戦で引き分け、その後2連敗とスランプに入りますが、同国人との対決で復活し、現在4連勝中と調子を上げてきています。

現在のラガンベイがどれくらいの強さを誇っているのか、はよくわかりませんが、ラガンベイはブンブン振り回して少しはチャンスが出てくるのかもしれません。平岡はあまりにも強いプレッシャーを嫌がる傾向にあります。ただ、それを12ラウンズに渡り続けられるかどうか、というところと、KO負けの多いラガンベイはあまり打たれ強いとは言えないので、おそらくは序盤から平岡のカウンターをもらってしまうとフルラウンド戦い抜くのは厳しいでしょう。

なので、基本的にはここは平岡アンディに圧倒してもらいたい試合であり、そうなるべき一戦だと思います。

前戦のように相手をなめたところを見せずに、きっちりと仕留めてもらいたい。

勝敗云々よりも、そのパフォーマンスにこそ、期待をしたい。

 

フェザー級8回戦

松本圭佑(大橋)5勝(5KO)無敗

vs

石田凌太(角海老宝石)11勝(6KO)3敗

大橋ホープ、松本圭佑のプロ6戦目。

2020年8月のプロデビュー戦では初回開始早々にダウンを奪われ(結果は松本の4RTKO勝利)、デビュー2戦目ではベジータ石川(折尾)に開始早々に左オーバーハンドを当てられる、という立ち上がり(結果は松本の初回TKO勝利)で、大いに不安な船出を迎えた松本。

しかし、3戦目以降は安定感がぐっと増し、攻撃すればその素晴らしい攻撃力は目をみはるものがあり、ディフェンスにおいては強いフィジカルを示しています。

おそらく自信もついており、勢いがある、というのはこういう事をいうのでしょう、という状態。現在は日本フェザー級ランキング9位にランクイン、キャリアを積み重ねてまずは日本タイトル狙いという所でしょうか。

 

対するは元日本ランカー、石田凌太。

前戦、2022年2月の試合では渡邉海(ライオンズ)に初回33秒TKO負け。ただ、これは本人も非常に不本意な所があるでしょうね。

渡邉の長い右を喰らい、たしかに効かされてしまったという事実はありましたが、まだまだあそこから回復して戦えたかもしれません。

いっそのこと、あそこで一度倒れていれば、また違った展開になったかもしれませんね。

「早すぎるストップはない」とは言うものの、選手の未来を奪ってしまうようなストップはどうかと思う。ちなみに、この試合のレフェリーは、私が思うにいつもストップのタイミングが非常に微妙で、そのストップの声がけや割って入るという行為も、上手いとは言えません。

ともあれ、前戦で本領を発揮できなかった石田は、この試合に期するものがあるはずです。

現在の勢いを考えると、松本優位は動きません。

ただ、石田にとってはまさに人生を左右する一戦となり得、そのモチベーションの高さはアップセットを可能にするのかもしれません。松本は、そんな石田の気持ちごと、倒し切る事ができるか。

 

53.0kg契約8回戦

中垣龍汰朗(大橋)2勝(2KO)無敗2分

vs

吉田京太郎(ワタナベ)2勝無敗

松本圭佑と同じ日にプロデビューを果たした、かつてのライバル中垣龍汰朗。

中垣は松本とは異なり、プロデビュー戦、デビュー2戦目を危なげなくKO勝利しています。しかし、続く3戦目での花田歩夢(神拳阪神)との日本ユース・スーパーフライ級王座決定戦ではドロー。これは素晴らしい名勝負であり、好試合が多いユース・タイトルマッチの中でも、指折りの技術戦であり、好試合となりました。

若くて強くて上手いボクサーたちの台頭は、ボクシング界の未来を感じさせるものでした。

これから、という中垣でしたが、その次の一戦では近藤冬真(蟹江)とのスーパーフライ級戦でもドロー。しかも、この試合はおそらく近藤頌利を推す声が多いのではないか、という試合内容。それほど、近藤のプレスはきつかったと思います。

2戦連続ドローということで、2021年1月以来、勝ち星から遠ざかっています。更にいうと、A級未勝利、となっている中垣。ここは良い勝ち方をしたいでしょうね。

 

対して吉田京太郎、こちらもB級デビューのボクサーで、ここまで2戦して2勝、今戦がA級初戦となります。

絶妙に距離を作って長いジャブを打ち、はいってくる所に右カウンター、そしてコンビネーションへとつなげていくボクサーファイターですね。

比較的バランスの良い、技術力に長けたボクサーだと思いますが、このテのタイプは中垣も不得意とは思わないような気がします。

アマチュアボクシングでしっかりとした実績を残してきた中垣にとっては、逆に言うと戦いやすいタイプにも見えますね。おそらく中垣にとってのアキレス腱は、それこそ近藤のようにこれでもかというほど突き抜けたプレスを持ったボクサーのように思います。

なので、ここは中垣にしっかりとした勝利を手にしてもらいたい、というところです。

 

スーパーフライ級8回戦

重里侃太朗(仲里)4勝(2KO)無敗

vs

ダンリック・スマボン(フィリピン)12勝(9KO)2敗

さて、重里侃太朗(じゅうりかんたろう)。プロ4戦、ですが、その中身は非常に濃い。濃すぎます。

プロデビュー戦こそどこの馬の骨ともわからないインドネシア人(当時5戦して未勝利)のボクサーでしたが、その後、東大河(平仲)、近藤冬真(蟹江)、そして前戦では黒田雅之(当時川崎新田)という戦歴。

そのすべてに勝利した重里は、現在日本スーパーフライ級15位というランキングを獲得しています。もっと上でも良いくらい。

黒田戦に続きフェニックスバトル登場となる重里、今後も登場する可能性がありますね。ということは、のちのち、中垣vs重里なんていうのもあり得るのかもしれません。

 

今回の対戦相手、ダンリック・スマボンに関しては何も調べていませんが、フィリピンというお国柄から思い切りの良いボクサーが連想され、その勝数に対するKO率を見て、確信めいたものに変わりますね。

14戦して12勝、このうち9つのKO勝利、そしてたった2敗というのは、非常に恐ろしい戦績でもあります。しかも、この選手はすでに12Rを戦ったボクサーで、WBAアジアのベルトへの挑戦経験があるようですね。(結果は12Rスプリットの判定負け)

「期待できるフィリピン人」と、「世界挑戦経験者を破ったホープ」の一戦は、非常に興味深いですし、このスマボンについては謎で、これもまた楽しみです。

その他6回戦が2試合、4回戦を1試合を予定しています。

 

【放送・配信】

この興行は、毎月放送されるフジテレビのボクシング番組、「フジボクシング」での放映が決まっています。偶数月はダイヤモンドグローブ、奇数月はフェニックスバトルで分け合っている放送枠ですね。

そしてこのフジボクシング、以前は録画放送でしたが、今現在はFODプレミアムで生配信をしてくれています。(その後、フジテレビで編集版を録画放送、FODでもその編集版を配信)

FODの配信ページは、前日にならなければ出てきませんのでご注意ください。

日時は9/13(火)17:50〜と思われます。(興行開始時間)

↓FODプレミアムはこちらから

 

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