信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】ダイヤモンドグローブは佐川vs久保、晝田vsぬき!アンダーも要注目!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

4/9(土)には日本ボクシング界史上最大のイベントを控えますが、早々に翌週のダイヤモンドグローブもやってきます。しかもこれはFODプレミアムで生配信、もし時間に間に合わなかったとしてもすぐにアーカイブが見れるFODプレミアムは素晴らしい。

今回のダイヤモンドグローブのメインは、本来であれば日本ウェルター級タイトルマッチ、小原佳太(三迫)vs永野祐樹(帝拳)で行われる予定でした。

しかし、小原が練習中の負傷により辞退、繰り上げでセミファイナルだった試合がメインイベントとなってしまいました。これは残念。

ただ、幸いにも、セミファイナルで予定されていた一戦は元日本王者vs元世界王者という垂涎のサバイバルマッチ。この試合が元々メインでも全くおかしくないほどのマッチアップだったため、落胆も少なくて済みました。

FODプレミアムで全試合生中継してくれるダイヤモンドグローブ、さすがに良いカードが揃っています。

ということで今回は、4/12(火)に行われるダイヤモンドグローブのプレビュー記事です。

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FODプレミアム

4/12(火)ダイヤモンドグローブ

フェザー級8回戦

佐川遼(三迫)11勝(6KO)2敗

vs

久保隼(真正)15勝(10KO)2敗

もともとセミファイナルだったカードが、メインに繰り上がり。それでもメインとなっても、全く遜色のないカードというのがこの興行の層の厚さを物語っていますね。

前日本フェザー級王者、佐川遼は2016年にB級デビュー。大きく名を上げたのは2018年9月、元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者で、世界挑戦経験者の松本亮(大橋)を3RTKOで破った一戦です。

当時の世界王者、ダニエル・ローマン(アメリカ)への挑戦に失敗したとはいえ、フルラウンドを戦い抜いた松本を相手に、3RTKOでの勝利は、当時非常に驚きましたね。

その後、難敵阿部麗也(KG大和)に競り勝って日本フェザー級王者となり、2度の防衛。

3度目の防衛戦で現日本王者、丸田陽七太(森岡)を迎え、7RTKO負けで王座陥落となりました。その後、小坂烈(サンライズ)を相手に再起、今回の一戦を迎えます。

対して久保隼、こちらもB級デビュー。2015年にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦で戴冠、このタイトルを2度防衛したのち、WBA世界スーパーバンタム級王者のネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)にアタック、11RTKO勝利で世界初戴冠を果たしました。

しかしそのタイトルは初防衛戦でダニエル・ローマンに奪われることになります。

この頃のローマンは、まだ陽の目を見る前、というイメージでしたが、この久保戦、松本戦で非常にエネルギッシュな姿を見せ、日本でも一気にメジャーなボクサーになりましたね。

その後、久保は大沢宏晋(当時ロマンサジャパン)との国内サバイバルを生き残り、2階級制覇を狙って当時のWBA世界フェザー級王者のシュ・ツァン(中国)に挑戦。しかし、シュの圧倒的な手数に押され、6RTKO負けで返り討ちに。

ここは進退を問われる程の敗北だったかと思いますが、再起、前戦では佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)を相手に3RTKOの快勝、復活を印象づけました。

どちらも中距離あたりからの奥手のストレートを得意とするパンチャーであり、得意な距離は近そうです。サウスポー、久保の方がやや遠いかと思いますが、佐川の方がパンチのキレに秀でている印象です。

どちらも打たれて強い、とは言い難く、佐川にしろ久保にしろ、2敗の敗北はともにストップ負け。つまりは、どちらがよりベストなパンチを先に当てるか、という戦いとなり、先に当てた方が優位に試合を進められる可能性が大きそうです。

そうなってくると、大切なことはポジション取りと、前の手。どちがかがファイタースタイルに変貌する、ということはあまり想像できないので、中間距離でのテクニカルな攻防、美しいボクシングが見れそうです。

個人的には佐川の右ストレートが好きなので、佐川を応援します。

女子スーパーフライ級8回戦

晝田瑞希(三迫)1勝無敗

vs

ぬきてるみ(井岡弘樹)12勝(8KO)4敗

元トップアマ、晝田のプロ2戦目です。

細かなステップワークから抜群の距離感、そして非常にスピーディで回転力のあるコンビネーションを持つ晝田は、アマ時代に全日本選手権で優勝経験を持つ日本王者です。

東京オリンピック日本代表候補の権利をかけた「BoxOff」で入江聖奈と対戦、互角の戦いを繰り広げながら2-3の判定に泣き、プロ転向。

2021年10月、山家七恵(中野サイトウ)を判定で降し、プロデビューを飾っています。

この山家は当時4勝(2KO)無敗の戦績で、日本ランク2位だったボクサー。間違いなく、国内トップの部類。その山家に対して、ほとんど何もさせずに完勝した姿は、「新たな女子ボクシング界」の幕開けとも言える一戦だったと思います。

日本女子のアマチュアボクシングのレベルは非常に高く、それは昨年の東京オリンピックを見ても明らかです。その世界トップレベルのアマチュアボクサーたちが、プロ転向してきたならば、その勢力図は一変してもおかしくはありません。

その口火となりそうなこの晝田は、その素晴らしいボクシングのパフォーマンスだけではなく、出で立ち、入場、全てが要注目のボクサーです。今回中継するFODは、その辺りもしっかりと流してくれるので非常に楽しみです。

そんな素晴らしいボクサーである晝田は、マッチメイクも強気です。

デビュー戦で山家、というのも大概ですが、デビュー2戦目では、OPBF東洋太平洋女子スーパーフライ級王者で、世界挑戦経験者でもあるぬきてるみ。

12勝中8KOという、女子としてはかなり高いKO率を誇るプレッシャーファイターです。

世界に2度挑み、2度にわたってマリアナ・フアレス(メキシコ)に退けられたぬきですが、前戦では佐山万里菜(ワタナベ)をパワーで押し切り、勝利しています。

試合展開は明らかで、ぬきがプレスをかけ、晝田がそれをステップワークで捌きつつ、ヒットアンドアウェイ、カウンターという展開になりそうです。

ぬきはパワーもありますが、踏み込みも鋭い。

晝田はステップも素晴らしいですが、パンチの回転力にも優れます。

いずれにしろ、日本女子ボクシング界において、トップレベルの戦いが見られそうです。

ボクシングでも、それ以外でも、大いに女子ボクシング界に旋風を巻き起こしてもらいたいと思う晝田瑞希、そのパフォーマンスに期待したい。

その他のアンダーカード

メインが飛んでしまったのは非常に残念ながら、新たにメインとなった佐川vs久保も、セミファイナルとなった晝田vsぬきも、素晴らしい好カードで全くの不満が残らなかったというのは奇跡に近い出来事ですね。

そしてそのほかのアンダーカードにも、注目ボクサーが登場です。

第3試合に登場するのは、磯谷大心(輪島功一スポーツ)。元世界王者、輪島功一氏のお孫さんで、デビュー時から大きな注目を集めていましたね。

2021年10月のプロデビュー戦では、強い右ストレートをヒットし、初回KO勝利を手にした1勝1KOの磯谷。プロ第二戦では、花形ジムの細谷洸太(1勝1KO)との4回戦に臨みます。

そして第4試合、こちらはプロデビュー戦ながらB級デビューのため6回戦のリング。

東洋大卒、アマ77勝15敗という実績を持つ渡来美響(三迫)と、元拓殖大学、アマ30勝16敗という柴田尊文(グリーンツダ)が戦います。

デビュー戦となるのは渡来の方で、柴田は2021年8月にプロデビューし、すでに2戦(2勝)をこなしています。前戦は2020年度の東日本新人王、兒玉麗司(全日本新人王決定戦は棄権)を相手にスプリットの判定勝利を収めています。

ともにアマで実績を積み上げたもの同士、ハイレベルな攻防が期待できます。

放送・配信

このダイヤモンドグローブの興行は、FODプレミアムでライブ配信。

このFODプレミアムは有料で、月額980円かかりますが、毎月、主に第二火曜日のダイヤモンドグローブ、もしくはフェニックスバトルをライブ配信してくれます。しかも、すぐにアーカイブが残って、フルタイム視聴できるというスグレモノです。

FODプレミアム

4/7現在、まだこのライブ視聴ページはできていませんが、運営に問い合わせたところ「前日にライブ視聴ページができる」とのことです。とりあえずライブ配信はあるようですので、ご安心を。

お金を払えない、無料で見たい、という方は、フジテレビで録画放送(関東ローカル)、及びFOD(無料の方)でも見れます。

フジテレビの録画放送は4/16(土)か4/17(日)の深夜となる予定で、その翌日、4/18(月)の15:00以降、FODで無料配信が開始されます。(このFOD無料配信のものは編集版なので、メインはフルラウンド、その他は編集版となります。)

せっかくなので、見れる人はライブで見ましょう!

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