日曜日はできれば観戦記を書いていたい。
が、生配信される試合もなく、寂しい思いをしている10/2。
西部日本新人王と中日本新人王の対抗戦はBoxingRaiseで録画配信されますが、その日に同じ会場で行われる「MUGRN挑」興行の配信はなし。なぜ。。。
この日のメイン、リドワン・オイコラvs福永輝はかなり気になる試合だと思いますが。。。
なんて考えつつ、ボクモバを何となしに開いていると、嬉しいニュース。
なんと、これまでWBAランキングからはなぜか見向きもされなかった次期世界王者候補、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)がWBA3位に突如ランクイン!!!
特に前月に試合をしているわけでもないユーリ阿久井の、しかも上位のランクインには、何かしらの大きな力を感じざるを得ません。
ということで、大きな期待を抱きつつ、今日はその考察(妄想に近い)です!!
出典:【ボクシング】ユーリ阿久井政悟、スピードスター、桑原拓を最終回に沈める | BBMスポーツ | ベースボール・マガジン社
↑私的ベストバウト
突然のランクインの意味合い
あまり気をつけて見てはいませんが、この「突如のランクイン」という理由において、最も考えられることが一つだけあります。
それは、「世界への挑戦が決まった」ということです。
当然、世界王者の防衛戦の相手は、その団体のランカーでなければいけません。
しかし、世界戦線の中には、ランキングに入っていないボクサーを相手に「防衛戦」が発表されることが稀にあり、その場合、試合までの間にいつの間にやらランキングに入る、ということがあるのです。要は、「体裁を整える」ということなのですが。
これまでもこのブログでは、ユーリ阿久井については「世界挑戦資格十分」としてきたわけで、いつ決まってもおかしくない、という状況。実際、先月までのランキングにおいてもユーリ阿久井は、WBAを除く3団体において一桁のランキングを持っていました。
ただ一つの懸念としては、ユーリ阿久井の所属する倉敷守安ジムは、典型的な地方ジムであり、何の後ろ盾も持たないジム、つまりはマッチメイク力に関しては強くはない、ということでした。
それでも、過去、岡山でウルフ時光の世界挑戦を叶える等、非常に頑張っていたイメージはありますので、不可能ではない、とは思っていましたが。
WBA王者挑戦へのフラグか?
ということで、これはWBA王者への挑戦へのフラグか??と、一人で思いっきりざわついたわけです。
ランキングというものは、ある程度の操作が可能、というのは周知の事実かと思いますが、ここでいきなりのランクイン、しかも上位というのは絶対に何かがあります。(あってくれ、と願う。)
前述のとおり、ユーリ阿久井はその他の各団体でも上位に位置しており、なぜWBAランキングだけ入っていないのか謎に思っていましたので、いきなりの3位でも個人的には全然納得です。
なのでこのタイミングで突然の3位、という説明のつかない事象は、世界挑戦へのフラグなのではないか、と思ってしまうわけです。
そして、さらに希望にちかい推察ですが、このWBAランキングへのいきなりの上位加入、というのは、ある方の御力が関わっていそうな感じもしています。
それは、大橋秀行会長。
大橋会長は、大橋ジム興行に出てくれた選手をまた興行に呼ぶ、ということを続けています。
自ジムの選手でなくとも、湊義生(JM加古川)、石井渡士也(REBOOT.IBA)、橋詰将義(角海老宝石)などは良い例で、そしてこのユーリ阿久井政悟も、フェニックスバトルにおいて自ジムの桑原拓と激闘を演じた経験があるボクサーです。
だから、もしやこれはユーリ阿久井の世界挑戦のフラグであり、ともすれば12月に開催される大橋ジムの手掛ける興行への出場、というのが裏にあるのではないか(そうあって欲しい)、と願うわけです。
WBA世界フライ級王者
WBA世界フライ級王者は、アルテム・ダラキアン(ウクライナ)。21勝(15KO)無敗という戦績を誇る王者です。
非常にKO率の高い王者で、もちろんパワーもありますが、その特徴は特異なステップワークにあります。
ウクライナという出身国、ウシクやロマチェンコと同年代、これをそのまま形にしたようなボクシングであり、ウシクやロマチェンコと比べても階級の中ではパワーがある方で(ウシクやロマは今、適正階級で戦っていないため)、まさにオーソドックスにしたロマチェンコ、というものに非常に近いボクサー。
ノーガードのスタイルから、タイミングよくパンチを繰り出し、クリンチワーク等の技術にも非常に優れる、非常に強い王者です。
ステップワークを駆使して長い距離で戦うことを基本としますが、その際のパンチは非常に軌道が読みづらく、卓越したステップワークのために捕まえづらい。
近づけばクリンチで凌ぎ、このクリンチも非常に技術があるために、近づいてもダラキアンにパンチを当てることは難しい。
難攻不落の王者であり、その防衛戦の頻度としては非常にマイペースなこと、そして母国ウクライナからほとんど出ないことから、世界的知名度は低く、超強いという一番厄介な王者です。
このフライ級で言えば、現在中谷潤人と双璧をなす、強い王者と言えると思われます。
私の期待!!!!
ユーリ阿久井は、少し前までWBOランキングで2位でした。
このことは、中谷潤人(M.T)返上後の決定戦に出場できるのではないか、という期待を抱かせる出来事でした。
しかし、下の階級から上がってきた加納陸(大成)がWBOアジアパシフィック王者となったことで、ユーリ阿久井を抜いて2位に浮上、これははっきり言って納得がいきません。
ともあれ、そうなってしまったので、世界挑戦は遠のいてしまったかと思っていたわけです。つまり挑戦者決定戦のチャンスを待つか、指名挑戦権を手に入れるまで粘るしかない、と思っていたのです。
しかし、ここにきて突然のWBA3位というのはめちゃくちゃテンションが上がります。
もしかすると、これは井上尚弥vsポール・バトラーのアンダーカードに組み込まれる可能性が高いのではないか、と期待しています。
井上尚弥vsポール・バトラー、12/13という日程でほぼ決定の噂から、正式発表はまだありません。
おそらくこれはアンダーカードが定まらないということだと感じています。
セミに井上拓真からのメインに井上尚弥、という流れは、トレーナーである慎吾さんの負担も大きくなってしまうので、セミファイナルに何か目玉を持ってこなければいけません。
それが、世界タイトルマッチならば最高でしょう。
ということで、私の期待はこのアルテム・ダラキアンvsユーリ阿久井政悟のWBA世界フライ級タイトルマッチが、この4団体統一戦のセミファイナル!!という大ニュースが流れることを期待しています!!
ダラキアンの現在
さて、あまり情報のない王者、アルテム・ダラキアン。
名前が売れてなくて強い、というのはもう対戦相手として最悪ですね。
そんなダラキアンですが、調べてみるとWBAから8/1の日付でトップコンテンダー、デビッド・ヒメネス(コスタリカ)との指名戦をオーダーされています。
その指名戦の期限は8/30とのことですが、その後の情報が見つけられませんでした。
その後、無事に合意されたのか、入札されて日程が決まっているのか、どうなっているのでしょうか。それとも、結局この入札はなかった事になっているのか。(だれか教えて)
もし、これがなしのつぶてとなっているようなら、上記のように12/13のアンダーカードに組み込まれる可能性は高くなると思います。
と、ちなみにこういうただの妄想記事を書くと、その翌日とか翌々日あたりに正式発表、私の期待は叶わず。。。ということが多いのですが。
まもなく正式発表のあるアマゾンプライムビデオプレゼンツ・Live Boxing 第4弾の発表を、楽しみに待ちましょう。
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