信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

世界で最も権威のある「The Ring」。リングマガジン認定王者の存在意義とは。

10月の最初の週末は海外ボクシングで注目興行がありません。

秋から冬にかけてのビッグマッチに向けての嵐の前の静けさ、と思いたいですね。

ビッグマッチといえばテレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJrの正式発表はまだでしょうか。11/19という噂でしたが、ここにきて12月とか1月と囁かれるようにもなりました。

花束を投げただとかエキシで当てただとか、そんな話題はどうでも良いからボクシングが見たい。

そういえばエキシといえばリッキー・ハットンvsマルコ・アントニオ・バレラというエキシビジョンマッチもやるらしいですね。体重差はどれくらいになるのでしょうか。

まあ、そんなこんなで比較的やることがない週末のお供に、リングマガジンのサイトを調べて漁ってみます。

 

リングマガジンとは

リングマガジンというのは、正式名所は「The Ring」、和訳ではリング誌ともされるボクシングでもっとも古い媒体です。

創刊は1922年、とのことなので、今年で100周年。

創刊当初はボクシングのほか、プロレスも扱っていたようで、だからこそこの「The Ring」という名前なのですね。

徐々にボクシング専門誌へと移行していったこのリングマガジンは、自らを「The Bible of Boxing」と呼び、それが広まったこととこの業界の第一人者であることから、現在も「最も権威のある媒体」とされています。

途中、休刊も経験したり、現在はオスカー・デ・ラ・ホーヤが代表を務めるゴールデンボーイ・プロモーション傘下に入っている等、順風満帆ではありませんでしたし、実際現在も雑誌という部分においては売上がどれほど立っているかというと疑問です。

それでも、この情報過多の時代において、ボクシングという競技から全くブレず、一貫していることは評価に値するし、やはり信頼のおける媒体ではないかと思っています。

リングマガジンの王者たち

↑こちらはタイソン・フューリーのベルト。非常に古風で良い。

 

1922年の創刊当初から、リングマガジン王者を認定し、ベルトを授与しているリングマガジン。この階級で最も強い王者だとリングマガジンが認める王者を選定し、(大部分はリングマガジンの認定する上位ランカーたちが戦えば、勝ったほうに与えています。)ベルトを授与するというこの制度は、現在階級にひとりでなくなった世界王者たちにとっても、最強の証明として認知されていると思われます。

ちなみに、このリングマガジンの初代の認定王者はあのジャック・デンプシー、そして第二代はあのパンチョ・ビラというから驚きです。

↓パンチョ・ビラはアジア人初の世界王者

boxingcafe.hatenablog.com

 

 

そして現在のリングマガジン王者は以下の通り。(9/30現在)

ヘビー級 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)

クルーザー級 ジャイ・オペタイア(オーストラリア)

ライトヘビー級 空位

スーパーミドル級 サウル・アルバレス(メキシコ)

ミドル級 空位

スーパーウェルター級 ジャーメル・チャーロ(アメリカ)

ウェルター級 空位

スーパーライト級 ジョシュ・テイラー(イギリス)

ライト級 デビン・ヘイニー(アメリカ)

スーパーフェザー級 シャクール・スティーブンソン(アメリカ)

フェザー級 空位

スーパーバンタム級 空位

バンタム級 井上尚弥(大橋)

スーパーフライ級 ファン・フランシス・エストラーダ(メキシコ)

フライ級 空位

ライトフライ級 京口紘人(ワタナベ)

ミニマム級 空位

ということで、17階級中7階級が空位となっており、この中にまだシャクールの名前があることから、実質的には8階級が空位となるはずです。

 

おそらく多くの方が聞き慣れないジャイ・オペタイアに関しては、元々リングマガジン王者だったマイリス・ブリエディス(ラトビア)をアップセットで撃破したことで王者として認定されています。そしてつい昨日(日本時間で9/30)、シドニーのナイトクラブで放尿し、かけつけた警察官に逮捕されたというニュース。(記事を書いているときに飛び込んできました笑)なかなかのやつですね笑。すでに仮釈放済み、ということですのでご心配なく。

これまでの日本人リングマガジン王者

リングマガジン王者、というのは一つのステータス。

遠い昔、かつて世界タイトルが一つだった時代は、その世界タイトルを獲った多くのボクサー(全員ではない)はリングマガジンからも王座に認定されていました。現代は、タイトル認定団体が複数あるがために、各団体の王者たちの中からリングマガジン王者が決まることが多いです。

 

さて、日本で最も最初にリングマガジン王者となったのは、言うまでもなく白井義男。

続いてはフライ級時代のファイティング原田、そして海老原博幸となっています。

バンタム級時代のファイティング原田はもちろん、柴田国明、輪島功一も2度にわたって王者となり(世界王座は3度獲得)、沼田義明、小林寛、工藤政志と立て続けに階級最強の称号を得ています。具志堅用高の名前がないのは日本のボクシングファンとしては意外ですね。

1980年代には上原康恒、大熊正二、小林光二が王者となりますが、90年代に一度この制度は廃止され、制度再開は2002年の事だったそうです。

 

1990年代、2000年代はリングマガジン王者は日本から出ておらず、日本人がこの王座を手に入れたのは2012年、五十嵐俊幸。これは五十嵐が王座を奪ったソニーボーイ・ハロが王座を持っていたということでしょう。

その後、八重樫東、田口良一がこのリングマガジンベルトを巻き、バンタム級では山中慎介が長くこのベルトを保持していました。

そして現在は京口紘人と井上尚弥、ふたりのボクサーがこのリングマガジンベルトを手にしています。

空位の王座は誰の手に

さて、リングマガジンの王座には空位の階級も多いのが現状です。

これは、リングマガジンが独自に設定しているランキングの1位と2位の選手が戦い、その勝者が王者となる、ということを原則としているからです。

 

そのほか、3位〜5位の選手にもチャンスがあり、仮に1位か2位の選手が3〜5位の選手と戦った場合も勝者がリングマガジン王者に認定される、という決まりもあるようです。

なので、例えばライトヘビー級だと1位のドミトリー・ビボル、または2位のアルツール・ベテルビエフがリングマガジン王者となるには、3位のヒルベルト・ラミレス、4位のカラム・スミス、5位のマーカス・ブラウンに勝利しなければいけません。

上記の決まりがあるようですが、2021年12月に2位のベテルビエフが5位のブラウンを退けた時に、リングマガジン王者となっていてもおかしくはありませんでしたが、そうはなりませんでした。1位のビボルが3位のヒルベルト・ラミレスを次回の防衛戦で迎えますが、この試合にリングマガジンベルトが賭けられる、という話は今の所ないはずです。(但し、これは可能性としてはこの後、でてきてもおかしくないかもしれません。)

つまり、これは納得性のある王座だと言うことができるのではないでしょうか。

↓リングマガジンのランキングはこちらから

www.ringtv.com

 

個人的には、このランキングは非常に信用しています。

各団体の世界ランキングは政治色が非常に強いものですが、このリングマガジンランキングは比較的公平。そして現在、インターネットの普及により、アメリカに住む人たちもローカルで闘うボクサーたちの映像をチェックしやすく、より公平になっているのだと思います。

各階級、数百〜数千人に及ぶボクサーたちの、10人の傑物と、その頂点に君臨する王者。

今後のボクシングライフの参考に、PFPランキングだけでなく、各階級のリングマガジンランキングをチェックすることをおすすめします。

 

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