信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

Pick Up News!2つの「対戦合意」!ダラキアンvsユーリ阿久井政悟!!シャクール・スティーブンソンvsフランク・マーティン!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

入札の予定日は9/8(日本時間9/9)。

その直前となる日本時間9/6(水)、アルテム・ダラキアン(ウクライナ)vsユーリ阿久井政悟(倉敷守安)によるWBA世界フライ級タイトルマッチは、合意に至ったというニュース。

これは非常に嬉しいニュース。

「合意に至った」ということはつまり、両者が対戦に同意したということです。(小泉進次郎構文)

ダラキアンをプロモートするユニオン・ボクシング、ユーリ阿久井のバックアップをする帝拳プロモーション。

 

この力関係で言えば、Amazonプライムビデオを放送網に持つ日本屈指のプロモーター、帝拳プロモーションがこの興行権を得た、と考えるのが得心のいくことではないでしょうか。

ということで今回のブログは、このユーリ阿久井の世界初挑戦と、その他にも出てきた注目試合についてのニュースをピックアップ。

日時、会場は未定

WBAが発表したニュースはこちら。リングマガジン、ボクシングシーン等のメディアでは扱われず。フライ級なので仕方ないですね。

www.wbaboxing.com

 

ともあれ、ここには詳しい経緯は書いておらず、とにかく入札は回避され、対戦合意に至った、とのこと。

アルテム・ダラキアン(ウクライナ)は基本的に自国を出たくないタイプのボクサーではあるものの、現在の不安定なウクライナ情勢のため、前戦はイギリスでの防衛戦でした。

2018年2月、ブライアン・ビロリア(アメリカ)との王座決定戦を制し、WBAフライ級王者となったダラキアンは、これまで6度の防衛、在位5年半にもなる超安定王者です。

6度の防衛戦のうち4つのKO勝利を収めており、通算戦績は22勝(15KO)無敗という素晴らしいキャリアを持つ王者。この王者は、非アクティブなところで評価は定まらないですが、間違いなくフライ級最強最有力候補。

パワーと柔らかさを兼ね備えた非常に柔軟なボクシングは、付け入る隙がありそうで非常に少ないボクシングですね。

ただ、この「変則」を攻略するのが伝統的な、基本に忠実と言われるボクシング。

ナジーム・ハメドが唯一負けた相手がマルコ・アントニオ・バレラだったように、つまりはそういうことなのです。

 

かつては速攻型のパンチャーという認識をされていましたが、非常にオーセンティックなボクシングをするユーリ阿久井。駆け引き、組み立てを覚えたユーリ阿久井は、ダラキアン攻略にうってつけだと思っています。

そしてこのブログで何度も書いてはきましたが、私はウルフ時光氏が世界に挑んだ頃からずっと倉敷守安ジムを応援している身です。この悲願を達成してほしい。

それにはやはり、開催地というのは非常に大切です。

ユーリ阿久井はこれまで敵地で戦ったことこそあれど、海外での試合経験はありません。

この大切な試合においては、是非とも日本開催でお願いしたい。

ダラキアンがルイス・コンセプシオン(パナマ)と戦った時の入札価格は約3,000万。Amazonプライムビデオ・ライブボクシング興行に組み込むのであれば、十二分に出せる金額のはず。是非とも年内、Amazonプライムビデオプレゼンツ・ライブボクシング第6弾興行としての開催を望むのです。

 

アメリカでも注目ファイトが対戦合意!

そして同日、シャクール・スティーブンソン(アメリカ)vsフランク・マーティン(アメリカ)というライト級超注目ファイトが対戦合意のニュース。

シャクール・スティーブンソンは吉野修一郎(三迫)を破ってWBC世界ライト級の挑戦権を獲得。そうでなくともWBOが自動的にトップコンテンダーなので、世界ライト級4団体統一王者、デビン・ヘイニー(アメリカ)への挑戦権を持っていました。

ヘイニーへの熱烈ラブコールをしていましたが、ヘイニーは結局スーパーライト級でレジス・プログレイスへの挑戦へ。(そういえば対戦合意のステータスから進展がありませんね。)

これにより謎のWBC采配が発動、ヘイニーが休養王者となり、WBCはシャクールvsワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)というマッチアップで王座決定戦をオーダー。しかしここでロマチェンコはシャクール戦を回避、WBCの次期挑戦者となっていたフランク・マーティンに白羽の矢がたった、という形になっていました。

交渉の期限は9/5(日本時間9/6)、つまり本日だったわけで、こちらは入札前に折り合いがつくとは思っていませんでした。

 

なぜなら、シャクールをプロモートするトップランクと、マーティンをサポートするTGBプロモーションは昔からの犬猿の仲、だからです。

しかし最近のボクシング界は何だかおかしい、というかスポーツとして正常に戻っているのか、プロモーターの垣根を超えてマッチアップすることが度々ありますね。今回はTGBが譲歩した形、というかおそらくマーティンの意見を通した、という形なのでしょう、シャクールを擁するトップランクのプラットフォームであるESPNでの放送が決まったようです。つまりは、土俵はトップランク・ボクシング。

さすがにシャクールというスーパースターを相手に入札で勝てないと悟ったのか、入札で行うよりもより良い条件を引き出せた、ということなのでしょう。

いずれにしろ、このシャクール・スティーブンソンvsフランク・マーティンは、大注目の一戦です。

シャクールの強さはボクシングファンにはよく知られたことで、最近は技巧に加えて力強さを増しているようにも感じます。しかしフランク・マーティンも侮れないボクサーで、ピタっと動きを止めたかと思うと高速コンビネーション、非常にセンスあふれるボクシングをします。前戦はアルテム・ハルニチュアン(ドイツ)に勝利していますが、圧巻のパフォーマンスはその前戦、ミシェル・リベラ(ドミニカ共和国)戦。

 

非常に評価の高い「サルサ・角刈り」もとい「サルサ・アリ」に付け入る隙を与えないほぼフルマークの完勝は、世界を(は言い過ぎですが、少なくとも私を)震撼させました。

シャクールが負ける、とは想像できないまでも、マーティンはもしかすると見せ場をつくる、くらいはできるかもしれません。

そしてこのアフロ・アメリカン同士の戦いにおいて興味深いことは、シャクールがクロフォードと仲良しで、マーティンはエロール・スペンスJr.にプロモートされているボクサー(そのサポートにTGB)。

つまりはマーティンにとってはリベンジマッチのようなもの、とも言えますね。

フランク・マーティンの意地に期待したい。

 

 

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