信太のボクシングカフェ

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ボクシングが大好きです。大好きなボクシングをたくさんの人に見てもらいたくて、その楽しさを伝えていきたいと思います。

【プレビュー】TBプロモーション第二弾!ヌルスルタンvs竹迫、ラミドvs岩佐!勝てば天国、負ければ地獄のマッチアップ!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

4/15(土)は2興行、4/16(日)は4興行。

堰を切ったようにあっという間に興行数が増える、国内ボクシング春の陣。

ひとまず国内のビッグイベントは終わりましたが、まだまだこれからです。

そして国内興行ではありませんが、国内興行のようなもの、というのが韓国仁川で行われる、TBプロモーションの第二弾興行。

第一弾では、メインイベントの結果こそあのような形に終わりましたが、興行前から興行後の話題性は抜群で、非常に期待を抱かせるものでした。

そんな「ガチ路線」興行、勝てば天国負ければ地獄のマッチアップは引き続き、今回も非常に興味深い試合が続きます。

ということで今回のブログは、4/15(土)に韓国で行われる、TBプロモーション第二弾興行のプレビュー記事です。

 

4/15(土)韓国・仁川

WBOインターナショナル・ミドル級タイトルマッチ

メイリン・ヌルスルタン(カザフスタン)18勝(10KO)無敗

vs

竹迫司登(ワールドスポーツ)15勝(14KO)無敗1分

世界上位ランカーであり、WBOインターナショナル王者であるメイリン・ヌルスルタン。はっきり言って、TBプロモーションがこのボクサーとの契約を発表するまで、ヌルスルタンのことをよく知っている日本のファンは少なかったでしょう。

私も名前すら知りませんでした。

しかしその出自が明らかになると、現WBO世界ミドル級王者、ジャニベック・アリムハヌリ(カザフスタン)のライバルであることは明白で、結果的にはほんの少しの差でアリムハヌリが上回り、五輪への切符を手にした、という間柄。

かいつまんで試合を見た限りでは、どちらかというとテクニシャンタイプのボクサー、ただ、やはり中央アジアのボクサーらしくそのフィジカルは強靭であり、当然プレッシャーも強い。(ボクシングが)凶悪な雰囲気のアリムハヌリとは少し違い、(ボクシング自体は)やや柔らかめの印象を持つボクサーですね。

世界王座に直結するWBOインターナショナルの王座を保持していますが、上の王座にはアリムハヌリがおり、中央アジアは同国人対決を簡単には組まないイメージがあるので、おそらく他の王座を狙っているはず。

 

このヌルスルタンと契約したTBプロモーションが白羽の矢を立てたのは、当然、竹迫司登。

竹迫司登は、日本だけでなく東アジアでは頭1つ2つ、3つ4つ抜けた存在で、間違いなく東アジアでは最強。

2015年にB級デビュー、破竹の快進撃でプロ8戦目には当時の王者、西田光(当時川崎新田)をわずか92秒で降し、日本王者に。その後、なかなか挑戦者が現れない中で2度目の防衛戦では加藤収二(当時中野サイトウ)に大苦闘のドローも、再戦でリベンジ。

その後は圧巻の強さをみせてOPBF王座を獲り、軽々と防衛を果たしています。

現在の肩書は日本王座を返上しているためにOPBF東洋太平洋ミドル級王者。ただ、この試合に勝利すれば、この肩書はもはや不要でしょう。

竹迫は、歴代の日本のミドル級を見返してみても、間違いなくトップ10には入る本格派。この竹迫がこの段階でつまずくようならば、やはりミドル級は日本人にとって夢のまた夢、のまた夢のまた夢、くらいの距離感になってしまいます。

 

今、ミドル級の世界王座というのは以前よりも少し近く感じます。

それは間違いなく村田諒太(帝拳)がその距離を縮めてくれたから、というわけですが、この竹迫司登こそが村田諒太の後継であるべきボクサーです。

アマチュアボクシング時代、村田の最後の相手はこの竹迫でした。

国内で圧倒的無敵を誇っても、国内最強とならなかったのは今まで村田がいたからです。

おそらくその敗戦からも大きな糧を得たであろう竹迫司登、ここに勝てば大きく道が開けます。

ハードパンチを持っているためか、対戦相手がなかなか見つからず、日本王座の防衛戦にすら苦労する始末、これまでの鬱屈ぶりは想像に難くありません。

このボクシングキャリアを、自らの拳でぶち破れるのか。

ここは本当に期待したいところですね。

 

フェザー級8回戦

ジャフェスリー・ラミド(アメリカ)10勝(4KO)無敗

vs

岩佐亮佑(セレス)28勝(18KO)4敗

セミファイナルはまたものすごいマッチアップ、ラミドvs岩佐。

ジャフェスリー・ラミドというボクサーは、現在23歳という若さではありますが、10代の頃からPFPキング時代のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)のスパーリングパートナーであり、そして今はPFPキングの一角である井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーを務める次世代ホープ。

とにかく軽快に動き、非常に距離感がよく、継ぎ目のほとんどない速さのコンビネーションを放つボクサーで、緩急のつけ具合もまた素晴らしい。

こう見ると怪物クラスのボクサーではありますが、キャリア10戦は名のある相手はおらず、つい前戦でようやく8回戦のリングに上がったばかり、世界的に見ればまだグリーンボーイです。(ちなみに前戦は初回KO勝利なので、これまでの最長ラウンドは6R)

 

ロマチェンコの、井上尚弥のスパーリングパートナーで、それらのパートナーにずっと呼ばれ続けているし、更に続けられている、ということからしか実力が測れない、と言ってもよく、たとえばそういったスパーリングでの実績がなければ、間違いなく岩佐勝利の予想が立つはず。

しかし、前述のようにPFPを相手にスパーリングが成立している、(それも長く)というボクサーであること、既に関係者の評価が高い事を考えると岩佐にとって非常に危険な相手であり、更にラミドは世界ランクも持っていないため、ハイリスクでローリターンな相手と言っても良いでしょう。

そんな戦いに挑む岩佐亮佑は、ほぼ間違いなく、この試合でキャリアを閉じてしまうのでしょう。

もし、ラミドに勝って次が世界戦、という流れになればわからないのでしょうが、果たして岩佐がこの恐るべきノーランカー・ラミドに勝利することで世界戦が確約されるか、というと否。

個人的には、岩佐を応援したいところではありますが、やはり未来のあるラミドの方に気持ちが傾いてしまうのも仕方のないところだと思います。

ラミドにとっては、ここに勝てば下位ながらも世界ランクが手に入り、元世界王者に勝利したという箔がつく一戦。果たして、岩佐が今、どれくらいの力を残しているかは前戦だけでは測りかねます。

未来の怪物か、それともベテランの意地か。

私は、申し訳ないことではありますが、岩佐の最後をしっかりと見届けるつもりで見たいと思います。

 

ライト級8回戦

ジュン・ミンホ(韓国)14勝(4KO)4敗2分

vs

三代大訓(横浜光)12勝(4KO)無敗1分

ライト級ウォーズ、結果的に生き残ってしまった三代大訓。横浜光ジムに移籍して心機一転、初戦を迎えます。

対戦相手はジュン・ミンホ、このボクサーは前戦で平岡アンディ(大橋)に敗れたボクサーですね。

ミンホは意外と鋭く、しっかりと3発目までパンチを返すボクサーですから、三代にとってもあまり戦いやすい相手とは言えません。

三代はこのあと、「大事な試合」を控えているそうです。

ここは完勝で、次につなげてもらいたいですね。

日本のライト級、次に世界に挑むのは、この三代か、それとも宇津木か。

もしくは、この両者の対決があるのでしょうか。(それはそれで切ない)

ともあれ、ここは怪我なく完勝を。

 

放送・配信

この興行で予定されていた、アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)vs白石聖(志成)は試合中止。理由はオラスクアガの世界挑戦によるもの、ということはボクシングファンであれば皆知っていることです。

白石には申し訳なかったですが、あの日のアマプラ興行を超大満足に変えたのは、このオラスクアガのがんばりがあってこそですね。

さてさて、このTBプロモーションの興行は、前回はWOWOWでした。

しかし、今回はWOWOWではなく、U-NEXTが生配信。

ほぼ間違いなくもともと生配信はあったはずですが、発表されるのは超ギリギリ。

やっぱりプラットフォームはギリギリまで引っ張るのでしょうか?あんまりファンに優しくない業界ですね。

「ないわけない」と思っていた生配信が発表され、一安心。

 

U-NEXTでの放送は、4/15(土)13:30の配信開始だそうです。結果的に、U-NEXTとAbema.TVに集約されてきたかな?U-NEXTはアーカイブがすぐには上がらないから嫌ですが、致し方ありません。(私はこの日、おそらく見れません)

↓U-NEXTはこちらから

そういえば今回のリングアナウンサーはEXILEのひと、らしい。本物のボクシングを、ということであれば、本物のリングアナウンサーにお願いしてもらいたい。

はっきり言って芸能人は、邪魔です。(誰だかよく知らないし。)マッチメイク自体は本物ですが、その他も本物を追求してほしいですね。EXILEのひとはさすがにボクシング界からしたら偽物でしょう。

 

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