4/15(土)は国内興行がふたつ、お隣の韓国で興行が1つ。
2つの国内興行は真正ジム主催のREAL SPIRITSなので、いつもどおり真正ジムのYoutubeチャンネル、BOXING REALで生配信です。
↓Youtubeチャンネルはこちらから
https://www.youtube.com/@BOXINGREAL/featured
そして同日、U-NEXTではTBプロモーションの第二弾興行。
↓プレビュー記事
明けて4/16(日)は大阪でグリーンツダジム主催のCRASH BOXING、六島ジム主催のYou will be the Champion、大成ジム主催の三田から世界へと盛りだくさん、これがすべて関西。東西で分かれるならまだしも、全て関西のジム主催というのはもうちょっと分けないと集客も大変じゃないでしょうか。
と、まあ関西では3つの興行がひしめき合いますが、やはり一番の注目は、東京初進出の3150FIGHT。これに関西のボクシングファンも来ると思うと、もはや関西のボクシングファンで家にいる人いないんじゃないか(そんなわけはない)。
ということで今回のブログでは、4/16(日)に代々木競技場第二体育館で行われる、3150FIGHTのプレビュー記事。
4/16(日)3150FIGHT
サブタイトルに〜東京を殴りにいこうか!〜とあるように、今回のハーフタイムショーにはASKAがでる、とのこと。ちなみにチャゲアスというのはドンピシャ世代ですが、全く嬉しくもなんともないし、これが新たなファンを獲得できる施策なのか、と問われると流石にそうは思いませんね。(そういえばT-BOLANもドンピシャ世代だった。)まあ、気を取り直して。
WBC世界ミニマム級暫定王座決定戦
重岡優大(ワタナベ)6勝(4KO)無敗
vs
ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)18勝(6KO)2敗
当初、WBC世界ミニマム級王者のパンヤ・プラダブスリ(タイ)が日本に来る、ということで話題となった重岡優大の世界初挑戦は、パンヤがインフルエンザに罹患、残念ながら中止に。
しかしここで諦めなかった亀田ファウンダーは、見事ウィルフレド・メンデスのスケジュールを獲得し、WBCに暫定王座戦と認めさせる事でW世界戦は挙行の運びとなりました。
いやはや、本当に素晴らしい。
パンヤがインフルエンザに罹患してからの行動の早さ、そしてその代役の質、どれをとっても文句のつけどころがありませんね。
「名前も知らない相手を倒して得る暫定王座」ほど無価値な世界王座はありませんが、今回は代役とはいえ既に王者として来日経験のあるウィルフレド・メンデス。これは嬉しい。
「技巧派」の元王者、ウィルフレド・メンデス。数日前の急遽の代役、更には相手は重岡優大。メンデスの勝利の絵は、重岡の強さを知っている我々からはなかなか思い浮かべる事ができません。
しかも、ワタナベ陣営としては既に谷口がメンデスを研究しつくしているはずです。
おそらく、重岡がプレスをかけてメンデスが下がりながら対応する、という展開になるはずで、谷口はメンデスを前に出させて対応する、という具合に駆け引きも使いましたが、重岡はそのまま押し切ってしまうのではないか、と思われます。
と、まあ、試合のプレビューといえばそれぐらいで終わってしまうのですが、本当に試合まで1週間ほどしかない状況の中で、来日してこのチャンスを掴んでくれたメンデスには感謝してもしきれません。これぞ漢。
メンデスは前戦の谷口戦でも、コロナ隔離があったり、ジャッジを外国から呼べないためにジャッジ全員が日本人だったり、と不利を被ってしまったボクサー。
今回は、準備期間一週間、普通に考えれば体重を作るだけで大変で、いや、作れないと思います。
そんな中、返り咲きのチャンスとはいえ来日してくれたウィルフレド・メンデス。その勇姿を、我々の記憶と瞳に焼き付けなければいけません。
ちなみに唯一の懸念事項は、弟よりも何倍もオラオラ色の強い兄・優大が、ちゃんとメンデスにリスペクトを持って戦ってくれるかどうか。(試合前の振る舞いは大目に見ますが)試合後の重岡優大の振る舞いによっては、もしかしたら重岡優大をこの先、応援しないかもしれません。
IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦
レネ・マーク・クアルト(フィリピン)21勝(12KO)3敗2分
vs
重岡銀次朗(ワタナベ)8勝(6KO)無敗1NC
世にも珍しい、W暫定王座決定戦となった今回の興行。
重岡銀次朗ももともとは正規王者であるダニエル・バラダレス(メキシコ)との再戦を目論んでいたわけですが、バラダレスは前戦の銀次朗戦で左耳鼓膜穿孔になったという診断書を提出、再戦をキャンセル。
結局のところ、バラダレスは試合途中で銀次朗の右で左耳の鼓膜を負傷、それに耐えきれず(自分からいった)バッティングのせいにして試合をNCに持っていき、結果的にタイトルをメキシコに持ち帰ったということになりますが、既に後の祭り。さすがにいかに銀次朗の首が太く、強かろうとも、バラダレスが最も固い骨と言われている頭蓋骨を当てて、鼓膜が破れるなんてことは物理的に不可能でしょう。
そもそも今後、このダニエル・バラダレスはどうするつもりなのでしょうか。
まあ、置いておいて、今回の銀次朗の決定戦の相手はレネ・マーク・クアルト、元IBF世界ミニマム級王者です。
はっきり言ってバラダレスよりも良いボクサーで、このクアルトがバラダレスに負けたなんて信じられません。(試合は見ていません)
クアルトは同国人のペドロ・タデュラン(フィリピン)を破ってIBF王座を戴冠、再戦でも退けて初防衛、2度目の防衛戦でバラダレスに敗れています。
ただ、このバラダレス戦はクアルトにとって敵地である、メキシコで行われているのもミソかもしれません。
レネ・マーク・クアルトは、非常に力強いパンチを打つミニマム級。
自ら仕掛けるというよりはどちらかというと相手に合わせるタイプらしく、下がりながら闘う事もできるボクサーですね。
なので、この試合は、重岡銀次朗が先にしかけ、クアルトは下がりつつ途中でビッグパンチを振ってくる、というのが大筋の試合となるのではないでしょうか。
力強いフィリピン人にありがちな、パワーパンチをスピード豊かに振ってくるタイプのボクサーで、おそらく回転力はあまりありません。
技術においてもパワーにおいても銀次朗が上回ってはいそうです。
クアルトが銀次朗に対してもしっかりとパンチを振っていくようなら、打撃戦の展開も考えられ、非常に盛り上がる試合になるかもしれません。
いずれにしろ、重岡兄弟による「兄弟同時暫定王座初戴冠」というたぶん世界にも例のない偉業は、4月16日。
刮目して、見ましょう。
アンダーカード
試合順はよくわかりませんが、但馬ミツロ(KWORLD3)も登場。本当に対戦相手が見つからないのか、それとも本当にこの路線でいくのか、今回の相手もヘビー級ボクサーではありません。クルーザー級のボクサーです。しかも前戦ではKO負けをしているようなボクサー、8回戦である意味は全くないでしょう。
キャリアが必要であれば、負け越していても良いからせめてヘビー級ボクサーと戦わせるべきだと思います。
その他には中川麦茶(一力)vsロビン・ラングレス(フィリピン)。ラングレスは大湾琉斗(志成)とも闘ったボクサーで、なかなかタフな相手。しかし中川は復帰後絶好調、ここではつまずかないはずです。
奈良井翼(RK蒲田)も出場で、9勝(3KO)3敗のタイ人と。
3150FIGHTには皆でたがっている、ときいた事がありますが、だったらやはり日本人同士の対決が見たいですね。ファイトマネーが良いのであれば、リスクのあるマッチアップが見たいものです。
放送・配信
この興行は、ABEMA.TVで生配信。
とにかくいつも試合数の多い3150FIGHT、これは評価の指標が視聴数だから、ということのようですね。何が指標となっており、それをクリアするために何が必要か、というのを考えられているのは素晴らしい事です。だからASKAなのかな。たまたまABEMAの中をザッピングしていたら、大好きなASKAがでていて、そこでスワイプの手を止める。。。なんてことはなさそうですがw
ともあれ、この興行は4/16(日)14:00〜無料で生配信。
メインが何時になるのかはよくわかりませんので、私は終わってからゆっくりと視聴しようと思います。
ABEMAプレミアムに加入しておけば、途中から追っかけ再生もできますし、見逃し配信もすぐに見れるので、非常に快適です。ということで、皆さんも是非ABEMAプレミアムに。
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